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戦争の世紀は終わらなかった:前田哲男、「非核の抑止力」を語る

¥1,980 税込

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ISBN 978-4-7634-2185-2
C0031
発行:2025年8月15日
四六判並製  256頁


●内容紹介●
推薦・前川喜平(元文部科学事務次官)
「戦争の世紀を生き、戦争の現実を見つめ続け、日本と世界の安全保障を考え抜いたジャーナリストが、絞り出すように語る平和構築への希望。戦争が不可避だという宿命論は解にはなりえないとの信念の下、国連という最後の砦を冷笑するのではなく、いかに救い出すかを考える。それは、国連憲章の『6章半』、『人間の安全保障』と『共通の安全保障』、そしてヒロシマ・ナガサキが訴える『非核の抑止力』の可能性だ。世界中で武力が振り回され、核の脅威が高まり、力による支配がまかり通る今こそ読まれるべき1冊である。」

“核による破局”の迫る世界へ――
戦後80年を同時代として生き、「専守防衛」「非核」のリアリズムを追求し続ける軍事ジャーナリストの「結論」。安全保障政策大転換の今、「世界共滅」を回避するには?

日本本土空襲が幼時の記憶。南太平洋の核実験問題、総力戦と「戦略爆撃」の歴史、自衛隊と日米同盟の変容を第一線で凝視してきた現代史の証言者、その思想と想像力の航跡。


●目次●
第1章 海の向こうの戦争が、敗れた国に谺する
第2章 ただならぬ凶兆──原潜と原子力空母の港で
第3章 核の海としての太平洋
第4章 総力戦の時代と戦略爆撃の思想
第5章 自衛隊が生まれた時と場所
第6章 国連は人類を天国に連れていくためにつくられたのではない
終章 地球沸騰・災害の時代の「実力組織」


●著者紹介●
前田哲男(まえだ・てつお)
一九三八年生まれ。長崎放送記者を経て一九七一年よりフリー・ジャーナリスト。軍事・核問題、平和構築研究で在野の第一人者として活躍。『武力で日本は守れるか』(高文研、 一九八四)、『核戦争シミュレーション』(筑摩書房、一九八六)、『戦略爆撃の思想』(朝日新聞社、一九八八年/社会思想社、一九九七/凱風社、二〇〇六)、『「ぼくたちの軍隊」──武装した日本を考える』(岩波ジュニア新書、一九八八)、『非核太平洋 被爆太平洋――新編 棄民の群島』(筑摩書房、一九九一)、『PKO──その創造的可能性』(岩波ブックレット、一九九一)、『自衛隊をどうするか』(岩波新書、一九九二)、『戦争と平和──戦争放棄と常備軍廃止への道』(ほるぷ出版、一九九三)、『カンボジアPKO従軍記』(毎日新聞社、一九九三)、『自衛隊の歴史』(ちくま学芸文庫、一九九四)、『在日米軍基地の収支決算』(筑摩書房、二〇〇〇)ほか多数。編著に『岩波小辞典 現代の戦争』(岩波書店、二〇〇二)、『〈沖縄〉基地問題を知る事典』(吉川弘文館、二〇一三)、『自衛隊の変貌と平和憲法』(現代人文社、二〇一九)など。


堀切和雅(ほりきり・かずまさ )
一九六〇年生まれ。一九八四年岩波書店入社。『世界』『ジュニア新書』『へるめす』編集部を経る。平行して劇団「月夜果実店」主宰。二〇〇〇年、岩波書店退社。著書に『三〇代が読んだ「わだつみ」』(築地書館、一九九三)、『「30代後半」という病気』(築地書館、二〇〇〇)、『「ゼロ成長」幸福論』(角川書店、二〇〇一)、『不適切なオトナ』(講談社、二〇〇二)、『娘よ、ゆっくり大きくなりなさい──ミトコンドリア病の子と生きる』(集英社新書 二〇〇六)、『なぜ友は死に 俺は生きたのか ─戦中派たちが歩んだ戦後─』(新潮社、二〇一〇)、『演劇に何ができるのか?』(妹尾伸子、嶽本あゆ美との共著、アルファベータブックス、二〇一七)、『岩波書店の時代から──近代思想の終着点で』(大塚信一との共著、筑摩選書、二〇二四)ほか。


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