-
裏切られた未来:インターネットの30年
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2111-1 C0036 発行:2024年4月10日 四六判並製 216頁 ●内容紹介● 誹謗中傷、陰謀論、いいね!競争、正義中毒… なぜ、こうなった? 「私たちのありようは、ネットやSNSによって激しく変わった。情報への向き合い方も。中身は容れ物によって変わる。壊れかけている公益的な社会資本=コモンとしての公共情報を取り戻すために、本書を薦める」 推薦・金平茂紀(ジャーナリスト) 発足当時にあった“自由なつながりへの希望”は、なぜ裏切られてしまったのか? 私たちはインターネットで本当に「賢く」なったのか? ウェブの誕生からの30余年を鳥瞰し、その光と影を検証する ●目次● 第Ⅰ章 インターネットの黎明期に語られた明るい将来 第Ⅱ章 犯罪、誹謗中傷に利用される現実 第Ⅲ章 匿名の書き込みが非難を加速させているのか 第Ⅳ章 個人の発信で社会を動かす影響力 第Ⅴ章 フェイクニュースに蝕まれる世界 第Ⅵ章 楽観論を覆したインターネットの打撃 ●著者紹介● 川本裕司(かわもと・ひろし) ジャーナリスト。1959年、大阪府生まれ。京都大教育学部卒。1981年、朝日新聞社入社。学芸部、社会部記者、編集委員(メディア担当)などを務め、2023年に退社。単著に「変容するNHK」(花伝社)、「テレビが映し出した平成という時代」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、「ニューメディア『誤算』の構造」(リベルタ出版)。共著に「新聞と戦争」(朝日新聞出版、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞)、「原発とメディア2」(朝日新聞出版、科学ジャーナリズム大賞)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
ウクライナ戦争をどうみるか:「情報リテラシー」の視点から読み解くロシア・ウクライナの実態
¥1,870
ISBN978-4-7634-2057-2 C0036 発行:2023年4月5日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● ほんとうにロシアだけが悪なのか? ウクライナ戦争がはじまった理由、そして「なぜいまだに停戦することができないのか」を、西側諸国の視点から距離を置きつつ多角的・総合的に解説。フェイクニュースのはびこる「情報戦」としてのウクライナ戦争に光を当て、「情報リテラシー」の視点からこの戦争の真相=「米・NATO代理戦争」の姿、そして「第三次世界大戦」の可能性を占う。 意図的な誤報=「ディスインフォメーション」に騙されないために ●目次● 第1章 情報リテラシーをめぐる基本構造 第2章 二〇一四年春にはじまった? ウクライナ戦争 第3章 ウクライナ側の情報に頼りすぎるな 第4章 なぜ停戦できないのか 第5章 だまされないための対策 ●著者紹介● 塩原俊彦(しおばら・としひこ) 1956年生まれ。評論家。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士。朝日新聞モスクワ特派員、高知大学准教授を経て今に至る。著書に、『ロシアの軍需産業』『「軍事大国」ロシアの虚実』(岩波書店)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局)、『ウクライナ・ゲート』『プーチン3.0』『ウクライナ3.0』『復讐としてのウクライナ戦争』(社会評論社)など多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
泡沫十年:時の流れを切り取る眼差し
¥1,980
ISBN978-4-7634-2021-3 C0036 発行:2022年8月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● 日本が壊れていったこの十年(2013-2022)、 私たちはどのような時代に向き合ってきたのか? 現代日本が抱える多くの構造的問題に対し何ら根本的な対策を取らず、泡のように過ぎ去ったこの十年間を、後世にどのような「歴史」として語り継いでいけるだろうか。新聞コラムが対峙してきた、危機の時代を読み解く。 平和を守る政治はどこへ── 「現代と過去の対話」から浮かび上がる現在地 ●目次● 1章 安倍さん、やってみなはれ アベノミクス 高橋是清の挫折に学べ 安倍首相 祖父の「柔」も兼ね備えよ 日銀総裁の物差し 権力にすり寄れば自滅 役人の使い方 政党は具体的な方針示せ A級戦犯合祀 安倍首相なら元に戻せる 吉田茂の先見 政治家こそ歴史を学べ 秘密保護法案 自由の「外堀」埋めさせぬ 言論の使命 読者の信頼に応えてこそ 朝河貫一 色あせぬ100年前の警句 治安維持法 怪物になった歴史 言論の自由 縛ろうとするものとの闘い 言論と憲政 「神様」を訴追した時代 言論人の覚悟 報道機関が守るべきもの 政治と金融 アベノミクスに始末つけよ 政治の志 「眼前の利益」と「将来の福利」 2章 新旧蔵相の対立 求むアベノミクスの好敵手 財政と樫の木 罪障を払おうとした男 福島の空 不条理と闘った先人 人間爆弾「桜花」 彼らが愛した国なのか 巣鴨プリズンの碑 いま永久平和への一歩を 核廃絶、託した「伝言」 オバマさん、広島に来て 二つの敗戦国 学び損ねた「過去の克服」 数字の威力 実相を見抜く眼力、必要 湛山の改憲論 悲劇に寄り添い掲げた大志 鎮守の森のお社 誰のための番人か 矛と盾 再び軍備に頼る空しさ 悲劇の石碑 涙の祈りを忘れない 沖縄と本土の不条理 戦没新聞人の碑からの叫び 神の不思議な力 引き裂かれた世界をつなぐ 残された言葉 日本人は変わったのか 第3章 長寿の魔性 兜の緒をほどく時 自由・人権と国家 不都合な真実に牙むく権力 蛮ちゃんの夢 万里の空を駆け抜けた大志 自衛隊の使命 それは憲法を守った行動か 「圧政撲滅」の闘い 権力に声を上げるとき 「文章経国」 新聞人2人の志と生き様 ペンを銃に換えて 戦争に聖域はなかった 核戦争になる前に 被爆校舎で首脳会談を 人間宣言72年 権力者に利用させぬ誓い 足尾と福島と 文明の光、克服できぬ影 官僚とは 「国民のため」か「己のため」か 米軍機が脅かす命 武力で幸せ守れるのか 老宰相、最期の言葉 託された世代の立つ地平は 「国防婦人会」の教訓 再びお国に踊らされぬよう 無知が生む敵意 国をさいなみ滅ぼす魔物 第4章 万博が問うもの 先達の志、そして我々は いずも「空母」化 「人類に不幸」自覚なき転換 兵事係と自衛官募集 また市町村に担わせるのか ペンの責務 多様な意見を交わす広場に 天皇と首相 孤高に寄り添う者として 戦争は必要なのか 諜報に半生捧げた男の疑問 教師の役割とは 戦禍を越え問い続けた信頼 日本暗転の峠 正論が憎悪され抹殺された時代 権力監視 幕末 記者を志した若者、その後 盧溝橋とホルムズ海峡 外地部隊、泥沼に落ちた教訓 第5章 無策こそ国難 東條を退陣させた正論 二つの「二・二六」 官僚は誰のために体を張るか 牙むく欲望のツケ 石牟礼さんなら何を語る 権力と新聞 不都合な実相こそ恐れずに 真の保守とは 侵略の歴史、逃げたらあかん 危機の宰相 立ち向かえぬなら退陣やむなし 2人の官房長官 表紙は変わった、中身はどうか 日本きっての国際人 新渡戸が売国奴と呼ばれた日 100年前の災厄 世界史すら変えたパンデミック 危機と新聞 報道の使命、放棄はもう許されない コロナ禍と五輪 終える至難に立ち向かうとき 黒部の太陽 電力に欠かせぬ顧客の信頼 コロナ禍の五輪 転げ落ちる石、首相は傍観者か 借金大国・日本 渋沢の「入るを量る」、今こそ 国家と危機 チャーチルにみる指導者の条件 令和の「所得倍増」 展望あやふや、民は奮い立たず 真珠湾から特攻へ 人への尊厳欠いた参謀の戦後 福島復興の手がかり それぞれの大平山を登ろう 小さな独自紙幣 ウクライナ、自由求めた証し ロシアの友たちへ 国を閉ざさず、共に生きる道を ウクライナ侵攻の今こそ知りたい 忘れられた憲法草案要綱の中身 ●著者紹介● 駒野 剛(こまの・つよし) 1958年生まれ。 1982年上智大学文学部史学科卒。 同年朝日新聞社に入り、水戸、青森支局を経て、87年から東京経済部。90年から大阪経済部に移り「イトマン事件」などを担当。93年東京経済部に戻り、金融担当、大蔵省(現財務省)担当キャップ、経済部次長。その後、論説委員(経済担当)、「素粒子」担当、編集委員などを務めた。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
「八月ジャーナリズム」と戦後日本:戦争の記憶はどう作られてきたのか
¥2,200
発行:2021年7月5日 四六判並製 288頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「週刊金曜日」(2021年12月10日 1357号) 「中國新聞」(2021年10月27日 ※著者インタビュー)「河北新報」「山形新聞「新潟日報」「神戸新聞」「徳島新聞」「愛媛新聞」(2021年8月22日) 「京都新聞」「信濃毎日新聞」 「北海道新聞」「岩手日報」「神奈川新聞」「下野新聞」「中國新聞」「琉球新報」(2021年8月15日) 「秋田魁新報」「北國新聞」「高知新聞」「沖縄タイムス」(2021年8月14日) 「図書新聞」(2021年8月14日 第3508号) 「週刊読書人」(2021年8月13日 第3402号) ●書評・紹介記事掲載情報● 「北海道新聞」(2021年8月15日) ●内容紹介● 日本人の戦争記憶を形成した“夏のテレビの戦争特番” 「八月ジャーナリズム」は何を伝え、何を伝えなかったのか もはや風物詩と揶揄される向きもある、毎年八月の戦争特番。 戦後日本の戦争観や歴史認識を反映し、同時にそれらの形成にも影響を及ぼしてきた「八月ジャーナリズム」の歴史的展開とその功罪を検証し、今後の可能性と課題、展望を示す。 交錯する「被害」と「加害」──戦後日本の自意識を探る ●目次● 序 章 「八月ジャーナリズム」とテレビ 第1章 「八月ジャーナリズム」の形成:終戦~一九五〇年代 第2章 テレビ時代の「八月ジャーナリズム」:一九六〇~七〇年代 第3章 アジアからの眼差し、アジアへの視点:一九七〇年代 第4章 冷戦下の「反核・平和主義」と「加害」の前景化:一九八〇年代 第5章 「加害の語り」の時代:一九九〇年代 第6章 内向化する「八月ジャーナリズム」:〇〇年代~一〇年代 終 章 「八月ジャーナリズム」の行方 ●著者紹介● 米倉 律(よねくら・りつ) 1968年愛媛県生まれ。日本大学法学部教授。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、NHK広島放送局、報道局ディレクター、NHK放送文化研究所主任研究員、日本大学法学部准教授などを経て、2019年から現職。専門は、映像ジャーナリズム論、メディア史。 著書に『新放送論』(共編著、学文社)、『ローカルテレビの60年』(共編著、森話社)、『メディアの地域貢献』(共著、一藝社)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
「共感報道」の時代:涙が変える新しいジャーナリズムの可能性
¥1,650
発行:2018年6月19日 四六判並製188頁 ●内容紹介● 「客観報道」「調査報道」に次ぐ“第3の報道” 時代が求めた新たな報道のパラダイム なぜ、報道人は号泣したのか 東日本大震災、御岳山噴火、熊本地震……そこには響き合う心があった 時代と報道の深層に迫った意欲作 ●目次● 第1章 報道人の号泣 第2章 現場でもがく 第3章 冷たい取材 第4章 熱い取材 第5章 熱くて冷たい取材 第6章 御嶽山噴火と報道人 第7章 遺族 第8章 涙の復権 第9章 大きな可能性 第10章 共感報道の特徴 ●著者紹介● 谷 俊宏(たに・としひろ) ジャーナリスト、マスメディア研究者。神奈川県出身。早稲田大学政治経済学部卒。1984年、共同通信社に入社。大阪社会部、岡山・盛岡・広島・ロサンゼルス各支局、本社文化・外信両部などを経て2015年退社。 論文に「報道記者が取材対象者に『共感』を覚える意味について」「『地方の王国』を清浄化するために」「日本軍に置き去りにされた“アジア人労務者”」など。大正大学大学院で仏教学、武蔵野大学大学院で臨床心理学を学ぶ。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
権力vs市民的自由:表現の自由とメディアを問う
¥2,750
発行:2018年3月17日 四六判並製288頁 ●内容紹介● 権力による市民的自由の圧迫 表現の自由はどうなる? メディアのあり方と人々の価値観がともに多様化するなか、ジャーナリズムに問われているものは何か。 表現・メディアの自由研究の第一人者、田島泰彦と、彼に薫陶を受けた研究者たちによる、メディア研究の最前線。 ●目次● 第Ⅰ部 表現規制立法とメディア 第1章 特定秘密保護法とメディア──取材・報道規定(22条)を中心に 田島泰彦 第Ⅱ部 表現の自由の現代的動向と諸相 第2章 反論権をめぐる国際的動向と日本の課題 韓永學 第3章 韓国におけるゲーム審議制度に関する一考察──2016年改正「ゲーム法」からみる自主審議制度の問題を中心に 千命載 第4章 表現の自由と「政治的中立性」 城野一憲 第5章 わいせつ規制と思考の自由──わいせつ物単純所持規制を題材に 森口千弘 第Ⅲ部 変質する権力とメディア 第6章 米大統領選とメディア──フェイクニュースとマスメディアの信頼性の考察を中心に 大塚一美 第7章 安倍政権下におけるNHKニュースに関する考察──「ニュース7」の加計学園問題報道を中心に 浮田 哲 第8章 地域の情報流通における県域ラジオの可能性をめぐる一考察 石井育子 ●編者紹介● 韓 永學(はん・よんはく) 1971年生。上智大学大学院新聞学専攻博士後期課程修了。博士(新聞学)。現在、北海学園大学法学部教授。専門はメディア倫理法制。著書に『報道被害と反論権』(明石書店、2005年)、『韓国の言論法』(日本評論社、2010年)など。 大塚一美(おおつか・かずみ) 1977年生。上智大学大学院新聞学専攻博士後期課程修了。博士(新聞学)。山梨学院大学等非常勤講師。専門は情報法、メディア倫理法制。『調査報道ジャーナリズムの挑戦』(花田達朗・別府三奈子と共著、旬報社、2016年)。 浮田 哲(うきた・てつ) 1959年生。上智大学大学院新聞学専攻博士後期課程単位取得退学。羽衣国際大学教授。専門は放送論、メディア論。共著本として『表現の自由とメディア』(日本評論社)、『市民が広げる議会公開』(現代人文社)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
物言えぬ恐怖の時代がやってくる:共謀罪とメディア
¥1,100
発行:2017年6月15日 A5判ブックレット 96頁 ●内容紹介● 共謀罪の対象となる277の犯罪項目 「著作権法違反」がなぜ対象に入っているのか? メディアの立場から世紀の悪法を斬る! ●目次● 第1章 共謀罪はなぜ問題なのか(村井敏邦×田島泰彦) 第2章 統制と監視に向かう日本と共謀罪(田島泰彦) 第3章 メディアの忖度と共謀罪(服部孝章) 第4章 雑誌と共謀罪(田近正樹) 第5章 スノーデン証言から共謀罪を考える(小笠原みどり) 記録 出版労働組合と共謀罪(平川修一) コラム1 マスメディアの二極化と共謀罪(在京マスメディア編集者) コラム2 共謀罪と著作権(前田能成) 【資料編Ⅰ 法律関係資料】 【資料編Ⅱ アピール・声明等】 ●著者紹介● 田島泰彦(たじま・やすひこ) 上智大学文学部新聞学科教授、憲法・メディア法専攻。1999年より上智大学文学部新聞学科教授。専門は憲法、情報メディア法。『この国に言論の自由はあるのか』(岩波書店)、『調査報道がジャーナリズムを変える』(花伝社)ほか著書多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
新聞の凋落と「押し紙」
¥1,650
発行 2017年5月25日 四六判並製 192頁 ●内容紹介● 凋落の一途をたどる新聞 長年のタブー「押し紙」を直視しないかぎり、 新聞に明日はない 新聞販売のビジネスモデルに根深く組み込まれた「押し紙」。 部数と広告収入が激減するいま、販売店にすべての矛盾を押しつける構造は、すでに限界に達している―― 「押し紙」問題は最終局面へ ●目次● 第1章 新聞の発行部数が急落している2つの要因 第2章 新聞広告の傾向分析にみる新聞の凋落 第3章 新聞凋落期のメディアコントロール 第4章 「押し紙」問題とは何か? 第5章 「押し紙」の古くて新しい定義 第6章 「押し紙」の歴史と実態 第7章 軽減税率をめぐる議論 第8章 新聞業界が消費税軽減税率にこだわる本当の理由 第9章 新聞凋落の下で進む政界との癒着 ●著者紹介● 黒薮哲哉(くろやぶ・てつや) 1958年、兵庫県生まれ。フリージャーナリスト。ウェブサイト「MEDIA KOKUSYO」の主宰者。1992年、「説教ゲーム(改題「バイクに乗ったコロンブス」)」でノンフィクション朝日ジャーナル大賞「旅・異文化」テーマ賞を受賞。1998年、「ある新聞奨学生の死」で週刊金曜日ルポルタージュ大賞「報告文学賞」を受賞。 著書に、『ぼくは負けない』(民衆社)、『バイクに乗ったコロンブス』(現代企画室)、『新聞ジャーナリズムの「正義」を問う』、『経営の暴走』(リム出版新社)、『新聞があぶない』、『崩壊する新聞』、『新聞の危機と偽装部数』、『あぶない! あなたのそばの携帯基地局』、『ルポ 最後の公害、電磁波に苦しむ人々』(花伝社)、共著に『ダイオキシン汚染報道』(リム出版新社)、『鉱山の息』(金港堂)などがある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
報道危機の時代:報道の正義、社会の正義 PART 2
¥1,870
発行 2015年9月15日 四六判並製 276頁 ●内容紹介● 権力による露骨なマスコミ支配 報道は試練のとき 正しい報道とは何か? 第一線記者たちはどう考えているか…… 犯罪をおかした少年の実名報道は正しいか 戦争報道に公正な視点はありえるか マー君の高額契約を手放しで喜ぶ報道でよいのか 学生たちとの論議の中から生まれた本 ●目次● Ⅰ 暴力と非寛容の時代に 第1章 ナショナリズムとどう向き合うか 第2章 戦争報道に正義はあるか 第3章 若者に戦争責任はあるか Ⅱ たしかな報道のために 第4章 実名報道の根拠は何か 第5章 情報源明示はなぜ必要か 第6章 世論調査は信用できるか 第7章 内緒話(オフレコ)をなぜ書くか Ⅲ 記者の足元が問われる 第8章 マー君の高額契約は正当か 第9章 日常の性差別をどう正すか 第10章 記者クラブは必要か ●著者紹介● 阪井 宏(さかい・ひろし) 1956年神奈川県生まれ。県立鎌倉高校、慶応大学法学部卒。1980年に北海道新聞入社。記者として札幌、釧路、旭川、東京などで勤務。2011年3月に早期退社。同4月から北星学園大学教授。1999年から1年間、英オックスフォード大グリーンカレッジフェロー。