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北大院生協議会史:大学院生の苦闘と成長の軌跡
¥3,520
ISBN 978-4-7634-2125-8 C0036 発行:2024年9月5日 A5判並製 348頁 ●内容紹介● 「高等教育の拡大・多様化」の初期に、 大学院生は何に悩み、どう手を取り合ってきたのか 戦後の高等教育の民主化の一環としての「新制大学院制度」のもとで、生活・研究条件の改善、研究の自主的、創造的発展を求め、院生協議会を組織し、大学当局・部局と粘り強い交渉を重ねた運動の軌跡を辿る。 大学院制度の未来を見据えて編まれた 貴重な本邦初の院協運動史、ついに刊行 ●目次● 目次 執筆者一覧 まえがき 第Ⅰ部 北大院史(通史) 第Ⅱ部 各研究科と個別分野における北大院協の活動 第Ⅲ部 北大院協と私(個人回想録) 第Ⅳ部 資料・年表・文献一覧 あとがき 【編集後記】 執筆者一覧 ●著者紹介● (編集委員) 佐々木忠、岡孝雄、小坂直人、佐久間亨、高田純、手島繁一、羽田貴史、平田文男、明神勲、山口博教 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ほんきの保育を本気でめざす!:笑顔・素直・挑戦から生まれる「信頼される保育者」
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2107-4 C3037 発行:2024年3月25日 A5判並製 176頁 ●内容紹介● 保育を楽しむ保育者に! 保育の世界で輝くためのエッセンスがたっぷり詰まった、“ほんきの”1冊。 現場で活躍するには? 他の先生や保護者とうまくやれるかな? 「遊び」の時間、どうすればいい? 推薦・汐見稔幸先生(東京大学名誉教授) 「子どもが何かに凝りだした時に、先生がどのようにそれを受け止め、 子どもたちに伝えるかというのは、その子の一生を決めるほど大事なことです」 推薦・豊永せつ子先生(社会福祉法人五豊会理事長・園長) 「保育士の仕事は、子どもを師として選ぶことです。一人ひとりの子どもが何を求めているのか、何に興味や関心があるのかを観察してみてください」 ●目次● 序章 本気の保育を目指して 第1部 これから求められていく保育者と保育者養成のあり方 第1章 新しい時代に求められる保育 第2部 本気の保育を目指して学ぶ 第2章 笑顔──柔らかに人として学ぶ 第3章 素直──保育者の心と心のふれあいを学ぶ 第4章 挑戦──本気で遊ぶ、子どもから学ぶ 第3部 本気の保育を実現する 第5章 探究──子どもの力を信じる 第6章 協働──繋がりを活かすチーム園 第7章 連携──地域とともにあり、地域とともに歩む 終章 「信頼される保育者」 ●著者紹介● 久米 隼(くめ・はやと) 埼玉純真短期大学こども学科専任講師。専攻は社会福祉学、非営利活動論(NPO、ボランティア等)。立教大学大学院博士課程前期課程修了(Master of Business Administration in Social Design Studies.)。大学院在学中から行政施策事業に取り組み、実践研究のため特定非営利活動(NPO)法人の専従職員(管理職)等として非営利組織の運営に携わる。その後、大学附属機関専門職(専任)、講師や指導補助(非常勤)等を経て、現職。社会的活動として和光市教育委員会社会教育委員会(議長)や、認定特定非営利活動法人児童虐待防止全国ネットワーク(理事)、特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会(理事)等にも取り組む。著書に『これだけは理解しておきたいボランティアの基礎』(単著、日本橋出版、2021)や『モヤモヤのボランティア学:私・他者・社会の交差点に立つアクティブラーニング』(共著、昭和堂、2023)などがある。 藤田利久(ふじた・としひさ) 埼玉純真短期大学学長・こども学科教授。専門は教育学。慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻修士課程修了。大日本印刷株式会社、福島女子短期大学(現:福島学院大学)講師・助教授、産業能率短期大学助教授、川口短期大学教授を経て、2007年より現職。主に教育原理・保育者のための社会人基礎講座等の授業を担当。社会的活動として、埼玉県私立短期大学協会(副会長)や、実務技能検定協会(理事)、羽生市の委員会メンバーなどとして活動。著書に『グループワークで学ぶオフィス英語』(共著、西文社、2001)、『ワーク指導の実践事例40』(共著、西文社、2007)、『信頼される保育者のためのコミュニケーションスキル』(共著、西文社、2016)など。学会発表には『教育職を目指す学生にビジネス実務教育が重要』(2007、秘書サービス接遇教育学会)、『効果的授業方法の試案─教育原理での取り組み─』(2007、全国保育士協議会第46回研究大会)などがある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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高校無償化問題が問いかけるもの:朝鮮学校物語2
¥1,320
ISBN978-4-7634-2050-3 C0036 発行:2023年3月4日 A5判ブックレット 192頁 ●内容紹介● この国には、朝鮮学校がある。 不当に「高校無償化」から除外された朝鮮学校。 たたかいを通じて見えてきた、政治と教育の関係、日本社会の差別構造といった課題、そして地域での連帯という可能性。 歴史と文化に裏付けられ、地域の多様性を支える「もうひとつの学校」のために、私たちは何ができるのか? すべての子どもたちの「学ぶ権利」が守られる日まで── ●目次● 第1章 高校無償化から排除された朝鮮学校 第2章 審判を受けるべき者は誰か──東京訴訟が問うたもの 第3章 新たな線引きに抗して 第4章 それぞれの朝鮮学校物語 第5章 朝鮮学校問題の現在地 ●著者紹介● 朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会記録編集委員会 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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エミールのために:いま求められる教育理念
¥1,870
ISBN978-4-7634-2044-2 C0037 発行:2023年1月10日 四六判並製 272頁 ●内容紹介● 地球温暖化、核戦争、パンデミック─── 困難な時代のなかで、私たち教員は 日本の教育現場に何ができるのか? 教育行政への圧力、職務の多忙化など、近年疲弊する教育現場。 ファシズムに植民地支配など、教育が「死にゆく」原因となった日本の「負」の歴史を省みながら、『エミール』をはじめルソーの教育古典の精神に立ち返り、 危機の時代に教壇に立つ「私たちの教育理念」を考える。 教員生活40年、残したい言葉 ●目次● はじめに 第一章 私の教員時代 第二章 強まる「日の丸・君が代」の強制と植民地支配の実態 第三章 日本の近現代史における教育と社会 第四章 探訪! 教育理念の歴史 第五章 現代の危機 第六章 未来への展望 ヤスパースを手掛かりに ●著者紹介● 千葉 章(ちば・あきら) 1949年生まれ。1975年、東京藝術大学大学院壁画科修了。1975年~2010年、神奈川県立高等学校の美術教員として勤務。1986年~2014年、神奈川県高等学校教職員組合の分会総会や職場において、職場新聞「エミール」を配布する。2010年~2013年、神奈川県立高等学校の美術非常勤講師として勤務。2013年~2015年、フリースクールでボランティア。 2021年、みなとみらいギャラリーで油絵個展。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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フォルケホイスコーレのすすめ:デンマークの「大人の学校」に学ぶ
¥1,980
ISBN978-4-7634-2025-1 C0037 発行:2022年9月25日 A5判並製 192頁 ●内容紹介● 今、あらためて注目を浴びるデンマークの“学び直しの場” 「幸福の国」デンマークを根源から支えるフォルケホイスコーレ。その歴史からデンマークにおける位置づけ、日本への導入を目指した実践的取り組みなどを、多彩な執筆陣が紹介。 ◎試験も成績もナシ ◎いつでも誰でも入学可能 ◎学生と教員、年齢と国籍を越えた全寮制の共同生活 大学進学/就職前、キャリアの転機、リタイア後… ふと人生で寄り道したくなった時、そこにフォルケホイスコーレがある! 徹底した対話重視の生活が育む、「現代社会を生き抜く力」 ●目次● 第1章 なんでフォルケホイスコーレに行こうと思ったの? 第2章 フォルケホイスコーレとデンマーク社会 第3章 デンマークから考える「日本」 第4章 共に暮らし共に学ぶ、実践の現場から 第5章 日本流のフォルケホイスコーレを! ●著者紹介● 矢野拓洋(やの・たくみ) 1988年生まれ。東京都立大学大学院都市政策科学域博士後期課程/一般社団法人IFAS共同代表/ジャパン・ホイスコーレDay準備委員会委員長/デモクラシーフェスティバルジャパン開催委員会共同代表。 2013年、バース大学大学院建築・土木工学部建築工学:環境デザイン専攻修士課程修了。2014年から2017年までデンマークの建築設計事務所、研究機関に勤務しながらデンマーク社会についての理解を深める。著書に『タクティカル・アーバニズム』(2021)、『北欧の教育最前線』(2021)。 松浦早希(まつうら・さき) 1991年生まれ。中学校教員/兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了(学校教育学)。 神戸女子大学在籍中、デンマーク体操部の活動の一つであるオレロップ・ホイスコーレ(Gymnastikhøjskolen i Ollerup)での短期研修をきっかけに、デンマークの体操観に魅了されて同校に留学。留学中にデンマークの社会制度や教育制度に興味を持ち、帰国後は大学院で研究し始める。民間のフィットネスクラブ勤務や大学助手を経て、現在は神戸市内の公立中学校に勤務しながら、デンマークの教育や体操について研究を行っている。 松永圭世(まつなが・かよ) 1993年生まれ。会社員/九州大学人間環境学府修士課程。 九州大学教育学部に在籍中、社会教育学を学ぶ傍ら、アメリカ、スウェーデン、デンマークに留学。各地でキャリア観に関する調査を行う。現在は大学生のキャリア支援に携わりつつ、北欧を度々訪れ、ワークライフバランスや教育、キャリアに関する視察やインタビューを続けている。大学院では対話と価値観の自覚について研究中。 真庭伸悟(まにわ・しんご) 1996年生まれ。会社員。 東京大学教育学部に在籍中、教育が社会に与える影響に関心を持ち、3年間休学。愛媛県松野町にて教育とまちづくりをテーマに2年間地域おこし協力隊として活動。半年間デンマークのブランビア・ホイスコーレ(Brandbjerg Højskole)に留学。 一般社団法人IFAS デンマーク発祥の成人教育機関であるフォルケホイスコーレを中心としたデンマークの概念を日本に広めるため、2015年に設立。2018年に法人化。デンマークのフォルケホイスコーレに関する情報を日本語で発信しているのに加え、ホイスコーレに関する講演、研究、ホイスコーレの要素を取り入れたワークショップや教育プログラムの企画運営をしている。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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恵那の戦後教育運動と現代:『石田和男教育著作集』を読む
¥1,870
発行:2021年5月25日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 70年間に及ぶ膨大な実践と記録 石田和男の教育実践と思想、その現代的意味を読み解く 戦後民主主義教育運動の大きな流れのなかで、生活綴方教育の可能性を探求し、独創的な運動を組み立てた石田和男と恵那の教育運動。 「子どもをつかむ」思想、子どもの「生活実感」へのこだわり、「生活綴方の精神」、「地域に根差す」ことの意味、「魂の技師としての教師」論──数々の実践の教育学的な意味を探る。 現代の教育現場によみがえる、石田和男の実践と理論 ●目次● 序 章 恵那の戦後教育運動の展開と戦後日本の教育学 第一章 戦後の生活綴方教育運動の出発──石田和男『ありの子学級実践記』によせて 第二章 恵那勤評反対闘争の特質――恵那勤評闘争と恵那教育会議(一九五七—六二年) 第三章 「子どもをつかむ」思想と方法の展開──「地肌の教育」から生活綴方の再興へ 第四章 「生活実感」と科学の統一という視点──石田の学力、科学、表現、生活概念について 第五章 恵那と石田和男の生活綴方のとらえ方──書くことの意味、自分を基盤とした思考、生活の再構成 第六章 坂元忠芳の教育学の展開と恵那の教育実践 ●著者紹介● 佐貫浩(さぬき・ひろし) 1946 年、兵庫県丹波篠山市生まれ、法政大学名誉教授。 教育科学研究会常任委員、雑誌『教育』編集委員、平和・国際教育研究会代表。 専攻領域 教育政策論/平和教育学/社会科教育/教育課程論 主要著書 『道徳性の教育をどう進めるか──道徳の「教科化」批判』(新日本出版社、2015 年)、『18 歳選挙権時代の主権者教育を創る──憲法を自分の力に』(佐貫浩監修・教育科学研究会編、新日本出版社、2016 年)、『現代をどうとらえ、どう生きるか──民主主義、道徳、政治と教育』(新科学出版社、2016 年)、『学力・人格と教育実践──変革的な主体性をはぐくむ』(大月書店、2019 年)、『「知識基盤社会」論批判──学力・教育の未来像』(花伝社、2020年)他。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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小中一貫教育の実証的検証:心理学による子ども意識調査と教育学による一貫校分析
¥2,200
発行:2021年3月25日 A5判並製 200頁 ●内容紹介● 小中一貫教育は、子どもたちにどんな影響をおよぼしたのか? 新自由主義的教育改革の目玉政策として導入され、全国に広がった小中一貫校制度。 一貫校と非一貫校の調査研究結果の比較、心理学と教育学の科学的観点から導き出された、学校環境と子どもたちの発達の関係とは── 小中一貫教育20年の「成果」を検証した画期的研究、その集大成 ●目次● 第Ⅰ部 調査研究グループの研究成果のまとめ 第1章 小中一貫教育科研の調査研究は何を明らかにしたのか 都筑 学 第2章 第1期(2013~14 年度)における調査結果 都筑 学 第3章 第2期(2015~17 年度)における調査結果 岡田有司 第4章 第3期(2018~19年度)における調査結果 金子泰之 第5章 X市における一貫校と非一貫校との比較 髙坂康雅 第6章 児童生徒を対象とした大規模調査が明らかにしたこと 岡田有司 第7章 発達心理学は調査結果から何が言えるのか 都筑 学 第8章 子どもの発達段階の節目を保障できる小中一貫教育とは 金子泰之 第9章 本研究の意義と今後の課題 髙坂康雅 第Ⅱ部 教育学からみた小中一貫教育 第1章 小中一貫校の20 年──「平成の学制大改革」から「地方創生」へ 山本由美 第2章 東京・品川区の施設一体型小中一貫校(義務教育学校)の教育の批判的検証 佐貫 浩 第3章 呉市小中一貫教育がもたらしたもの──「栄光」の陰に貫く上位下達の学校管理 梅原利夫 第4章 小中一貫教育の問題点、矛盾、現実── 〈座談会〉研究から見えてきたもの 梅原利夫、金馬国晴、佐貫 浩、富樫千紘、山本由美 ●著者紹介● 【編著者】 梅原利夫(うめはら・としお) 和光大学名誉教授、民主教育研究所代表。専攻は教育課程論。最近著は、『新学習指導要領を主体的につかむ』(新日本出版社、2018)、『続 人間を探す旅』(自費出版、2018)。 都筑 学(つづき・まなぶ) 中央大学文学部教授。博士(教育学)。専門は発達心理学。単著に『小学校から中学校への学校移行と時間的展望──縦断的調査にもとづく検討』(ナカニシヤ出版、2008)、『希望の心理学』(ミネルヴァ書房、2004)、『今を生きる若者の人間的成長』(中央大学出版部、2011)など。 山本由美(やまもと・ゆみ) 和光大学現代人間学部教授。専門は教育行政学。著書に『学力テスト体制とは何か』(単著、2009)『教育改革はアメリカの失敗を追いかける』(単著、2014、ともに花伝社)、『小中一貫・学校統廃合を止める──市民が学校を守った』(共編著、新日本出版社、2019)など。 【著者】 岡田有司(おかだ・ゆうじ) 東京都立大学大学教育センター准教授。専門は教育心理学、発達心理学。著書に『中学生の学校適応─適応の支えの理解』(単著、ナカニシヤ出版、2015)、『共生社会へ――大学における障害学生支援を考える』(共編著、東北大学出版会、2020)など。 金子泰之(かねこ・やすゆき) 静岡大学教職センター講師。博士(心理学)。専門は教育心理学、発達心理学。主な著書に、『中学生の学校適応と生徒指導に関する研究』(ナカニシヤ出版)がある。 髙坂康雅(こうさか・やすまさ) 和光大学現代人間学部教授。博士(心理学)。専門は青年心理学。著書に『ノードとしての青年期』(編著、ナカニシヤ出版)、『恋愛心理学特論』(単著、福村出版)、『レクチャー青年心理学 学んでほしい・教えてほしい15のテーマ』(編著、風間書房)など。 佐貫 浩(さぬき・ひろし) 法政大学名誉教授。教育行政学、道徳教育論、教育課程論等専攻。著書に『現代をどうとらえどう生きるか』(新科学出版、2016)、『学力・人格と教育実践』(大月書店、2019)、『「知識基盤社会」論批判』(花伝社、2020)他。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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学校と教師を壊す「働き方改革」:学校に変形労働時間制はいらない
¥1,100
発行:2020年10月5日 A5判ブックレット 100頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「週刊読書人」(2020年10月16日) ●内容紹介● 教員不足と多忙化で疲弊する教育現場 現実を踏まえない「働き方改革」=1年単位の変形労働時間制導入の問題点とは 学校崩壊を防ぐために、いまできること── ●目次● 第1章 学校に変形労働時間制が導入されたら 白神優理子(弁護士) 第2章 教員のなり手が減っている 氏岡真弓(朝日新聞編集委員) 第3章 今の学校には、クラスに「教師」がいない 佐々木仁(神奈川県相模原市公立小学校教諭) 第4章 教員養成の現場から 大貫耕一(東京学芸大学非常勤講師、元東京都公立小学校教諭) 第5章 教員の変形労働時間制と地方からの抵抗 鈴木大裕(教育研究者、土佐町議会議員) ●著者紹介● 大貫耕一(おおぬき・こういち)編者および第4章担当 1952年東京都生まれ。1975年、東京学芸大学教育学部初等教育教員養成課程卒業。2000年、東京学芸大学大学院修士課程保健体育専攻保健体育講座修了。2013年、東京都公立小学校教諭退職。2020年現在、和光大学現代人間学部心理教育学科非常勤講師、東京学芸大学教育学部心理教育学科非常勤講師。 〈主な著書〉 『新絵で見る水泳指導のポイント①低学年、②高学年』単著、日本標準社、1995年 『教師と子どもが創る体育・健康教育の教育課程試案』共著、創文企画、2003年 『子どもと教師でつくる教育課程試案』共著、日本標準社、2007年 『教科の本質と授業』共著、日本標準社、2009年 『スポーツの主人公を育てる体育・保健の授業づくり』共著、創文企画、2018年 『新みんなが輝く体育1 小学校低学年体育の授業』共著、創文企画、2019年 白神優理子(しらが・ゆりこ)第1章担当 弁護士。神奈川県海老名市生まれ。八王子合同法律事務所所属。日本労働弁護団、過労死弁護団、自由法曹団などに所属し、労働・過労死事件・行政事件など多数担当。憲法・労働法制などの講師活動に多数取り組む。 著書『弁護士白神優理子が語る日本国憲法は希望』(平和文化社)。 氏岡真弓(うじおか・まゆみ)第2章担当 朝日新聞編集委員。1984年、朝日新聞社入社。学級崩壊やいじめ、不登校のほか、学力、格差と貧困、教員の多忙化、部活動、大学入試改革などを取材。 主な著書(共著)に『学級崩壊』(1999年)、『いま、先生は』(2011年)、『権力の「背信」──「森友・加計学園問題」スクープの現場』(2018年)。 佐々木仁(ささき・ひとし)第3章担当 神奈川県公立小学校教諭。 主な著書に『教師にやりがいをみいだしたいあなたへ』(共著、ルック、2010年)、『そのまま授業にいかせる生活科』(共著、合同出版、2012年)。 鈴木大裕(すずき・だいゆう)第5章担当 教育研究者・土佐町議会議員。執筆・講演活動を続けながら、高知県の過疎地で教育による町おこしに取り組んでいる。 主な著書に『崩壊するアメリカの公教育:日本への警告』(岩波書店、2016年)、『「ゼロトレランス」で学校はどうなる』(共著、花伝社、2017年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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「知識基盤社会」論批判:学力・教育の未来像
¥2,200
発行:2020年3月5日 四六判並製 268頁 ●内容紹介● AIとロボット時代の未来像「知識基盤社会」は 本当にすべての人間を豊かにするのか? 「労働」ではなく「知」が価値を生み出すという「知識基盤社会」。 グローバル資本が求める生産力の高度化のみによって描かれる社会に対し、私たちはいま、何を示すことができるのか。 過度に競争的・恫喝的な未来像に抗し、すべての人間がかけがえのない存在として把握される社会を探求する。 教育現場における新自由主義改革の背後にある未来像を、根源から問い直す ●内容紹介● 序章 「知識基盤社会」論への教育学からの問い 第1章 「知識基盤社会」とはなにか──「知識資本主義」論の検討 第2章 グローバルな経済競争と「知識基盤社会」──グローバル資本の戦略と労働力要求の変化 第3章 知識は価値を生み出すか──人間の労働とグローバル資本主義の論理 第4章 労働の権利と生存権保障──新自由主義と雇用の変貌、破壊 第5章 AI・ロボットと労働の未来 第6章 社会を作る知と政治的公共性の世界──「人材」形成と「主権者」形成の二つの教育目的をめぐって 第7章 「知識基盤社会」と学力──知識基盤社会、「society 5.0」社会、ロボット、AIと教育の未来 あとがき ●著者紹介● 佐貫浩(さぬき・ひろし)SANUKI Hiroshi 1946年、兵庫県篠山市生まれ、法政大学名誉教授。教育科学研究会常任委員、雑誌『教育』編集委員、平和・国際教育研究会代表。 専攻領域 教育政策論/平和教育学/社会科教育/教育課程論 主要著書 『道徳性の教育をどう進めるか──道徳の「教科化」批判』新日本出版社、2015年。 『18歳選挙権時代の主権者教育をつくる――憲法を自分の力に』佐貫浩監修・教育科学研究会編、新日本出版社、2016年 『現代をどうとらえ、どう生きるか――民主主義、道徳、政治と教育』新科学出版社、2016年 『学力・人格と教育実践――変革的な主体性をはぐくむ』大月書店、2019年 他。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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若者保守化のリアル:「普通がいい」というラディカルな夢
¥2,200
発行:2019年12月10日 A5判並製 328頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「月刊東京」(2020年12月 通巻419号) 「西日本新聞」(2020年2月29日) 「ダイヤモンド・オンライン」著者インタビュー(2020年2月29日配信) ●内容紹介● 壊れゆく日本社会を生き延びる若者たちの変化 高い生活満足度と生のミニマリズム化、財界・政府支配層が期待する「グローバル競争を勝ち抜く優秀な人材」に反する現実主義、求められるのは「さりげなく」笑ってみせられる力……。 「それなりに生きていければ私は大丈夫」 若者をかつてない“安定志向”に向かわせる「生きづらさ」の実相 ラディカルな保守志向が現実政治に対する批判へと転回する契機はどこにあるのか? ●書評・紹介記事情報● 「西日本新聞」(2020年2月29日) ●目次● 序章――社会の壊れ方・人間の壊され方 第1章 いまを生きる若者たち──右肩下がりの社会の中で 第2章 社会の変容と若者たち 第3章 日本的青年期の崩壊──状況は根本的に変化した 第4章 若者たちは右傾化したか──若者と政治 終章 私にとっての戦後、そして若者たちへのメッセージ おわりに――若者の「これから」をどうみるか ●著者紹介● 中西新太郎(なかにし・しんたろう) 1948年生まれ。鹿児島大学教育学部勤務を経て、1990年~2014年、横浜市立大学勤務。現在、関東学院大学教授、横浜市立大学名誉教授。現代日本社会論・文化社会学専攻。主な編著書に、『若者は社会を変えられるか』(かもがわ出版2019)、『人が人の中で生きてゆくこと』(はるか書房2015)、『「問題」としての青少年』(大月書店2012)、『シャカイ系の想像力』(岩波書店2011)、『ノンエリート青年の社会空間』(編著・大月書店2009)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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現代イギリス教育改革と学校評価の研究:新自由主義国家における行政統制の分析
¥3,300
発行:2019年2月20日 A5判並製 304頁 ●内容紹介● ドラスティックに変容するイギリスの教育 教育改革はどのような結果を及ぼしているか。 新自由主義的統治の新たな司令塔として、 イギリス教育水準局の四半世紀を批判的に分析した初めての書。 サッチャー以後、キャメロン連立政権に至るまで、全経過と結果を詳細に分析。 アカデミー化やフリースクール化という展開に至る公教育の劇的変化、 露呈しつつある「行政責任のジレンマ」……。イギリス教育改革から何を読み取るか? ●目次● 序章 本書の課題と検討の視覚 第一章 新自由主義による行政統制の改革 第二章 保守党政権期(1980-90年代)における教育改革と学校評価 第三章 1990年台における教育水準局査察の実態と教育の統制の転換 第四章 労働党政権期(1997-2010年)における教育改革と学校評価 第五章 保守・自民連立政権期(2010-15年)における教育改革と学校評価 終章 イギリスにおける新自由主義教育改革と教育水準局査察 ●著者紹介● 久保木匡介(くぼききょうすけ) 長野大学環境ツーリズム学部教授。1972年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。東洋大学非常勤講師、長野大学産業社会学部専任講師を経て、2015年より現職。専攻は行政学、地方自治論。 ・主な業績 『国別行政改革事情』(共著、早稲田大学出版部、1998年) 『地方自治構造改革とニュー・パブリック・マネジメント』(共著、東京自治問題研究所、2004年) 『コレーク行政学』(共著、成文堂、2007年) 『新自由主義教育改革 その理論・実態と対抗軸』(共著、大月書店、2009年) 『東京から問う地域主権改革』(共著、東京自治問題研究所、2012年) 『ダイバーシティ時代の行政学 多様化社会における政策・制度研究』(共著、早稲田大学出版部、2016年) 「英国の学校評価システム NPM型行政統制の構造と陥穽」日本行政学会編『年報行政研究51』(ぎょうせい、2016年) 『学校が消える? 公共施設の縮小に立ち向かう』(共著、旬報社、2018年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ちょっと待った!その言葉
¥1,650
発行:2018年8月17日 四六判並製256頁 ●内容紹介● めまぐるしく“常識”が変わる時代 あなたのその言葉、本当に大丈夫? 多文化・多言語社会、高齢社会、男性支配社会…… 政治家の失言から使い慣れたあの言葉 言語学者がやさしく描く、言葉が映しだす現代日本 言葉から日本が見えてくる ●目次● はじめに 第Ⅰ部 多文化社会 日本人と外国人/人種による分類/料理に見る多文化 第Ⅱ部 多言語社会 日本語と異言語の共存/日本語の多様性 第Ⅲ部 高齢社会 老いの捉え方/弱者としての高齢者 第Ⅳ部 男性支配社会 女性は例外/女は容姿・男は内面/女の役割・男の役割/漢字とジェンダー/家族とジェンダー/結婚観の変化 おわりに ●著者紹介● 安井二美子(やすい・ふみこ) 1950年生まれ。立教大学社会学部卒。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。専門は中国語学、日中対照言語学。立教大学、東京大学、法政大学などで約20年間非常勤講師を務める。現在、日中対照言語学会理事。著書『彦根ことばとその周辺』(サンライズ出版)、『中国語類義語のニュアンス』『どうちがう?中国語類義語のニュアンス』(共著、東方書店)、『中日辞典第一版』(本文執筆・校閲、小学館)他。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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保育を深めるための心理学
¥1,980
発行:2018年3月2日 A5判並製256頁 ●内容紹介● 新「保育所保育指針」(平成30年施行)に完全対応 保育士資格試験「保育の心理学」に対応した練習問題、 基礎理論、保育の現場、発達臨床や、キャリアデザインについて現場で役立つコラム・トピックスを豊富に収録! 保育者養成校のテキストとしても活用できる! ――保育にかかわるすべての人に ●目次● 第1章 子どもを育む 第2章 胎児期からはじまる育ち 第3章 子どもの発達を読み解く 第4章 環境をとらえる 第5章 生きる力を育む保育 第6章 自他の気づくとき 第7章 他者とのかかわり 第8章 思いやりの心を育む 第9章 ことばを育む 第10章 「数・量・形」を育む 第11章 保育の実際と発達援助 第12章 「子どもの姿」を記録する 第13章 障害のある子どもと向き合う 第14章 保育者のありかた 練習問題 ●著者紹介● ・鈴木 敏昭 四国大学 全学共通教育センター ・村上 涼 江戸川大学 メディアコミュニケーション学部 こどもコミュニケーション学科 ・松鹿 光 帝京科学大学 教育人間科学部 幼児保育学科 ・加藤 孝士 四国大学 生活科学部 児童学科 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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「ゼロトレランス」 で学校はどうなる
¥1,100
発行:2017年10月25日 A5判ブックレット 120頁 ●内容紹介● アメリカから輸入された教育破壊の ゼロトレランス(無寛容)政策を 学校から追いだそう ささいなことから「別室指導」や警察沙汰に追い込まれる生徒たち。 広島県、新潟県など全国で多発する生徒の自殺案件から警鐘を鳴らす。 ●目次● Ⅰ部 ゼロトレランスとはなにか 1章 日本におけるゼロトレランス政策 世取山洋介 Ⅱ部 広島県福山市のゼロトレランス実態 2章 広島県福山市におけるゼロトレランスに基づく学校教育の全体像 小野方資 3章 生徒指導規程は学校と教育をどこへ導くのか 小林克己 Ⅲ部 ゼロトレランス理論の誕生と教育現場への導入──対抗の可能性はどこにあるか 4章 アメリカのゼロトレランスと学習スタンダード──教育の市場化と特権化 鈴木大裕 5章 心理臨床から考えるゼロトレランス──子ども・青年の発達はどうなるのか? そして私たちにできることは? 横湯園子 参考資料 いじめ、体罰に思うこと──暴力の文化から平和の文化へ 堀尾輝久 ●著者紹介● 横湯園子(よこゆ・そのこ) 前中央大学教授、元北海道大学教授。心理臨床家。国立国府台病院児童精神科病棟児対象の治療的教育に携わり、千葉県市川市教育センター指導主事(教育相談)などを歴任。専門領域は、教育臨床心理学。 世取山洋介(よとりやま・ようすけ) 新潟大学教育学部准教授、Defence for Children International日本支部事務局長。著書に『君の味方だ! 子どもの権利条約』(ほるぷ出版)、『新自由主義教育改革』(大月書店)などがある。 鈴木大裕(すずき・だいゆう) 教育研究者/NPO法人SOMA副代表理事。16歳で米ニューハンプシャー州の全寮制高校に留学。コールゲート大学、スタンフォード大学教育大学院(修士)卒。帰国後は千葉県の公立中学校の英語教諭として勤務。著書に『崩壊するアメリカの公教育:日本への警告』(岩波書店)。 小野方資(おの・まさよし)福山市立大学教育学部准教授。専攻は教育制度論、教育法学。著書に『各種学校の歴史的研究』(共著、東京大学出版会)、論文に「教育政策形成における『エビデンス』と政治」『教育学研究』第82巻第2号、2015年などがある。 小林克己(こばやし・かつみ)全広島教職員組合福山支部、中学校教諭 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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石田和男教育著作集(全4巻セット・特製函入り)
¥19,800
発行 2017年5月25日 全4巻、A5判上製 各巻416頁 ●内容紹介● 恵那の地に展開された地域に根ざす戦後教育史 ●推薦● 大田 堯(東京大学名誉教授) 「戦後の教育実践を代表する無着成恭の『やまびこ学校』と並んで、石田和男の実践は、このほかに世に知られないすぐれた実践家の数あることを前提としたうえでのことだが、お二人の『生活綴方』が象徴する実践を、私流儀で、せめて戦後の平和賞、教育賞、ないし名誉として知られる日本無形文化財として捧げたい。あらゆる党派を超えて、私がこの本を多くの人々に読んでいただきたいゆえんである。」 堀尾輝久(東京大学名誉教) 「著作集に凝縮された石田さんの教育実践と思索の跡を学びことを通して、私たち自身の実践の質と教育の思想を問い直すことが求められている。」 ●目次● 第1巻「生活綴方教育の出発」 第2巻「運動方針の転換」 第3巻「子どもをつかむ実践と思想」 第4巻「時代と人間教師の探究」 ●著者紹介● 編集委員会: 坂元忠芳(東京都立大学名誉教授) 片岡洋子(千葉大学教授) 佐藤隆(都留文科大学教授) 佐貫浩(法政大学名誉教授) 田中孝彦(教育思想・臨床教育学) 森田道雄(福島大学名誉教授) 山沢智樹(首都大学東京院生) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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反転授業 世界史リーディングス:歴史の流れをつかむ12章
¥1,650
発行 2017年4月25日 A5判並製 192頁 ●内容紹介● まずは流れと基本を押さえる ──限られた時間で効果的に学びを深める「反転授業」へようこそ 時代の空気を感じ、出来事の因果関係を学ぶ ──覚えるだけの世界史を卒業して、この一冊で壮大な歴史の扉を開こう! ・ もう一度世界史を勉強し直したい社会人 ・ 世界史の教員/教員志望の学生 ・ 世界史の苦手意識を克服したい受験生 *「世界史B」に対応 ●目次● 第1章 古代文明の形成 第2章 中国の古代 第3章 中国の中世・近世 第4章 インド・東南アジア・イスラム世界 第5章 中世のヨーロッパ 第6章 欧州の近世 第7章 市民革命と産業革命 第8章 19世紀の欧州と世界 第9章 帝国主義と被植民地 第10章 第一次世界大戦 第11章 全体主義と植民地の民族運動 第12章 第二次世界大戦後の世界 ●著者紹介● 上野昌之(うえの・まさゆき) 東京都生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科、早稲田大学大学院教育学研究科、日本大学大学院総合社会情報研究科修了。博士(総合社会文化)。 東京都立高等学校にて社会科・地理歴史・公民科教諭を務め、現在、首都大学東京、日本大学、日本女子大学、早稲田大学などで講師を務める。 専門は歴史教育、多文化共生教育、教職教育。
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学校を取り戻せ:シカゴ、足立、貧困と教育改革の中の子どもたち
¥1,100
発行 2016年8月15日 A5判ブックレット 100頁 ●内容紹介● 学校統廃合、学力テスト体制など上からの 教育改革に抗して、保護者・市民と共闘し 現場の発言力を高める大きな成果を収めたシカゴ教員組合サラ・チェンバース氏の講演をもとに、 教育を地域の手に取り戻す実践的な方法を学ぶ 崩壊寸前教育の最前線に立つ教育者が見据える 行く末と在り方 ●目次● 第Ⅰ部 サラ・チェンバース先生講演 第Ⅱ部 足立区では今、子どもたちは 第Ⅲ部 サラ先生の講演を受けて教師、市民は ●著者紹介● 堀尾輝久(ほりお・てるひさ) 東京大学名誉教授。著書に『教育入門』(岩波新書) 横湯園子(よこゆ・そのこ) 元中央大学教授。足立区いじめ調査委員会委員長 山本由美(やまもと・ゆみ) 和光大学教授。著書に『ベストスクール』(花伝社)
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未来を切り拓く世界史教育の探求
¥2,420
発行 2016年8月20日 A5判並製 304頁 ●内容紹介● グローバル化と多民族・多文化共生のいま、必要な世界史とは? 知識詰め込み型の授業から脱却し、生徒が主体的に発信・行動できる能力を習得するために。 2022年度の新科目「歴史総合」の導入を前に、世界史と日本史を結びつけ、東アジアの歴史を重視し生徒自身が能動的に学ぶ世界史の授業例を多数掲載 経験から導き出した、生徒が主体的に学ぶための 道筋となる必携の教育メソッド ●目次● 第Ⅰ部 学び合う世界史の授業ß 第Ⅱ部 東アジア関係史の構築をめざして 第Ⅲ部 世界史認識を問い直す ●著者紹介● 米山宏史(よねやま・ひろふみ) 1960年、新潟県生まれ。専修大学文学部人文学科史学コース卒業、横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程社会科教育専攻史学専修修了。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程史学専攻単位取得退学。現在、法政大学中学高等学校教諭、歴史教育者協議会本部常任委員、歴史学研究会会員。 著書『世界史から見た日本の歴史38話』(共著、歴史教育者協議会編、2000年、文英堂)、『東アジア世界と日本』(共著、歴史教育者協議会編、2004年、青木書店)、『図説 激闘ローマ戦記』(共著、学研、2007年)他多数
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ふたつの憲法を生きる:教育学者が次世代と語る戦後
¥1,650
発行 2016年2月5日 四六判並製 224頁 ●内容紹介● 民主教育理論を牽引した著者が初めて語る 知られざる戦後史と教育のゆくえ 再来年には兵隊にいくのかと思っていた。 灯火管制がなくなり「こんなに明るかったか」と驚いた敗戦の日。 その後にやってきたのは、手のひらを返した大人たちへの不信感だった。 ●目次● 第一章 敗戦前後の私 —— 戦争責任への考察 第二章 戦争と知識人 第三章 新しい憲法の下で —— 学ぶことと働くことの統合 第四章 教育とは儚い方がいい 〈解 題〉 牧柾名——人と学問 世取山 洋介 ●著者紹介● 牧 柾名(まき まさな) 1929 年東京都生まれ。東京大学教育学部卒業。教育行政学。静岡大学教授、東京大学教授を経て、元東京大学教授。子どもの人権埼玉ネット代表委員、川崎市子ども権利条例検討連絡会議副座長などを歴任。単著に『教育権』(新日本出版社)、『教師の教育権』(青木書店)、『国民の教育権』(青木書店)、『学校と子どもの人権』(新日本出版社)、『教育権と教育の自由』(新日本出版社)、『かがやけ子どもの権利』(新日本出版社)、『牧柾名教育学著作集(全10巻)』(エムティ出版)、『自分を生きる』(新日本出版社)ほか編著書多数。
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教育改革はアメリカの失敗を追いかける:学力テスト、小中一貫、学校統廃合の全体像
¥1,760
発行 2015年7月25日 四六判並製240頁 ●内容紹介● これでよいのか? 日本の教育改革 崖っぷちの〈教育の機会均等〉 鍵をにぎるのは地域社会と教師の共同 ●目次● はじめに 第Ⅰ部 新自由主義教育改革の全体像 第1章 新自由主義教育改革とは何か 第2章 安倍政権が進める新自由主義教育改革 第3章 グローバリゼーションと道徳教育 第4章 崩壊が進むアメリカ新自由主義教育改革 ――シカゴ市の学力テスト拒否と学校統廃合反対運動―― 第Ⅱ部 学制改革の突破口 第5章 チャータースクールと公設民営学校 第6章 小中一貫校とは何か 終章 対抗軸はどこにあるか ●著者紹介● 山本由美(やまもと・ゆみ) 和光大学現代人間学部教授。専攻・教育行政学・教育法学。〈主な著書〉『ベストスクール――アメリカの教育はいま』花伝社、2002年。『学力テスト体制とは何か』花伝社、2009年。〈共著〉『学校統廃合に負けない』花伝社、2005年。『地域が子どもを守る』ケイ・アイ・メディア、2007年。