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まだ見たきものあり:父の帝都東京日記
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2156-2 C0095 発行:2025年1月25日 四六判並製 352頁 ●内容紹介● 大東京での刺激的な日々と、暗い時代への足音 昭和2年3月、菜の花輝く筑後平野を飛び出してまる一昼夜、17歳の茂は東京駅の雑踏に降り立った。働き出した逓信省では分からないことだらけだが、何でも見てやるばい、と銀座や浅草を闊歩する日々。やがて働きながら法政大学に通い、高等文官司法科試験に向けて勉強を開始。治安維持法、昭和恐慌、労働争議……大きく揺れる時代をまっすぐに見つめ、克明に記録した青春ダイアリー。 ●目次● 1927(昭和2)年 逓信省簡易保険局 1928(昭和3)年 法政大学高等師範部 国語・漢文科 1929(昭和4)年 治安維持法 1930(昭和5)年 昭和恐慌 1931(昭和6)年 軍事教練 1932(昭和7)年 法政大学法文学部 1933(昭和8)年 高等文官司法科試験 1934(昭和9)年 「大学は出たけれど……」 ●著者紹介● 永尾広久(ながお・ひろひさ) 1948年 福岡県大牟田市に生まれる 1967年 福岡県立三池高校卒業 1972年 東京大学法学部卒業 1974年 弁護士登録(横浜弁護士会) 2001年 福岡県弁護士会会長 2002年 日本弁護士連合会副会長 現在 不知火合同法律事務所(大牟田市) 著書 『税務署なんか怖くない』(花伝社) 『カード破産から立ち直る法』(花伝社) 『がんばれ弁護士会』(花伝社) 『モノカキ日弁連副会長の日刊メルマガ』(花伝社) 『星よ、おまえは知っているね』(花伝社) 『八路軍とともに──満州に残留した日本人の物語』(花伝社) 福岡県弁護士会のホームページの「弁護士会の読書」コーナーに毎日1冊の書評をアップしている。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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忘れられた古典を翻訳する:セオドア・ドライサー『アメリカの悲劇』の新たなる発見
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2155-5 C0098 発行:2025年1月25日 四六判上製 140頁 ●内容紹介● アメリカ文学の金字塔に、もう一度息を吹き込む 小林秀雄や谷崎潤一郎らも注目した小説『アメリカの悲劇』。「死刑制度」「中絶の権利」「宗教二世」などを描いたこの先駆的名作は、今や忘れられつつあった。 百年の時を経て新訳に取り組んだドライサー研究の第一人者が、研究者として再発見した〈メッセージ性〉と、翻訳家として格闘したその〈難解さ〉を語る。 海外文学を研究/翻訳する時の〈落とし穴〉とは——? ●著者紹介● 村山淳彦(むらやま・きよひこ) 東京都立大学名誉教授。1944年、北海道生まれ。最終学歴は東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。國學院大學、一橋大学、東京都立大学、東洋大学で教職に就く。国際ドライサー協会顧問。 おもな著訳書に『セオドア・ドライサー論──アメリカと悲劇』(南雲堂、1987年、日米友好基金アメリカ研究図書賞受賞)、キース・ニューリン編『セオドア・ドライサー事典』(雄松堂出版、2007年)、『エドガー・アラン・ポーの復讐』(未來社、2014年)、『ドライサーを読み返せ──甦るアメリカ文学の巨人』(花伝社、2022年)、ドライサー『シスター・キャリー』(岩波書店、1997年)、ドライサー『アメリカの悲劇』上下(花伝社、2024年)、クーパー『モヒカン族最後の戦士』(小鳥遊書房、2024年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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アメリカの悲劇(下)
¥3,300
ISBN 978-4-7634-2144-9 C3021 発行:2024年11月25日 A5判上製 568頁 ●内容紹介● 「おれはほんとに救われたのだろうか。人生ってこんなにもあっけないものなのか」 実際の事件をもとに、ドライサーが描き出した〈ゆがんだ社会構造〉と〈人間のこころの弱さ〉。刊行から100年が経つ今、快楽を追い求め倫理を失いゆく青年の物語は、わたしたちに何を語りかけるのか。 資本主義社会の欺瞞を描く、不朽の名作 ●目次● 第二部(続き) 第三部 訳者あとがき ●著者紹介● 【作者紹介】 セオドア・ドライサー(Theodore Dreiser) 1871年、米国インディアナ州の田舎町でカトリック系ドイツ人移民の貧しい家庭に生まれる。新聞記者見習いを経てジャーナリストとして身を立てた後、1900年に小説『シスター・キャリー』を発表したが、世に認められず、挫折感から鬱病となる。雌伏10年、作家として再起を果した後は、小説のみならず、旅行記、自伝、エッセー、戯曲、社会評論など多方面で活発に執筆し、1920年代、1930年代には米国社会のオピニオンリーダーとみなされるまでになる。1945年、死去。 【訳者紹介】 村山淳彦(むらやま・きよひこ) 東京都立大学名誉教授。1944年、北海道生まれ。最終学歴は東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。國學院大學、一橋大学、東京都立大学、東洋大学で教職に就く。国際ドライサー協会顧問。 おもな著訳書に『セオドア・ドライサー論──アメリカと悲劇』(南雲堂、1987年、日米友好基金アメリカ研究図書賞受賞)、『エドガー・アラン・ポーの復讐』(未來社、2014年)、『ドライサーを読み返せ──甦るアメリカ文学の巨人』(花伝社、2022年)、ドライサー『シスター・キャリー』(岩波書店、1997年)、キース・ニューリン編『セオドア・ドライサー事典』(雄松堂出版、2007年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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アメリカの悲劇(上)
¥3,300
ISBN 978-4-7634-2136-4 C0097 発行:2024年9月25日 A5判上製 568頁 ●内容紹介● アメリカ現代文学の先駆的傑作、待望の新訳! 夢を求めてアメリカ社会の中で生き抜こうとした青年……。貧困と差別、性の在り方、資本家と労働者、宗教の役割、陪審制度と死刑問題、新聞の役割など、現代に繋がるアメリカ社会の断面を浮き彫りにしながら、その中に生きる人々の苦闘を描く。 ●目次● 第一部 第二部 ●著者紹介● 【作者紹介】 セオドア・ドライサー(Theodore Dreiser) 1871年、米国インディアナ州の田舎町でカトリック系ドイツ人移民の貧しい家庭に生まれる。新聞記者見習いを経てジャーナリストとして身を立てた後、1900年に小説『シスター・キャリー』を発表したが、世に認められず、挫折感から鬱病となる。雌伏10年、作家として再起を果した後は、小説のみならず、旅行記、自伝、エッセー、戯曲、社会評論など多方面で活発に執筆し、1920年代、1930年代には米国社会のオピニオンリーダーとみなされるまでになる。1945年、死去。 【訳者紹介】 村山淳彦(むらやま・きよひこ) 東京都立大学名誉教授。1944年、北海道生まれ。最終学歴は東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。國學院大學、一橋大学、東京都立大学、東洋大学で教職に就く。国際ドライサー協会顧問。 おもな著訳書に『セオドア・ドライサー論──アメリカと悲劇』(南雲堂、1987年、日米友好基金アメリカ研究図書賞受賞)、『エドガー・アラン・ポーの復讐』(未來社、2014年)、『ドライサーを読み返せ──甦るアメリカ文学の巨人』(花伝社、2022年)、ドライサー『シスター・キャリー』(岩波書店、1997年)、キース・ニューリン編『セオドア・ドライサー事典』(雄松堂出版、2007年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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藍子
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2128-9 C0093 発行:2024年8月15日 四六判並製 430頁 ●内容紹介● 高校生の目から見た 日本共産党「50年問題」分裂時代 1951年、京都。電柱に貼られた民主青年団のステッカーが16歳の 藍子の胸を波立たせた。イールズ声明反対、文化祭、朝鮮戦争、 文学クラブ、メーデー、旗作り、山村工作隊、レポ活動……。 時代と社会にスパークした藍子の青春物語。 ●目次● 第一章 藍子 第二章 文化祭前後 第三章 明日 第四章 レポ 第五章 藍子の旗 第六章 一九五二年 藍子・最終章 70年後の藍子〜あとがきに変えて ●著者紹介● 草川八重子(くさかわ・やえこ) 1934年 京都市右京区で誕生 1953年 京都市立西京高校卒業 1953年 全電通大阪天満支部書記として就職 1990年 内田百閒生誕百年記念 第一回 岡山・吉備国文学賞最優秀賞 著書に『女の水脈』(毎日新聞社 1983年)、『少女の季節』(沖積舎 1989年)、『風の伝言』(かもがわ出版 1990年)、『海を抱く』(新日本出版社)1992年、『奔馬河上肇の妻』(角川書店 1996年)、『山の慟哭』(未来工房 1998年)、『お月さまはお空のバナナ』(未来工房 1999年)、『空飛ぶおばあさん』(本の泉社 2000年)、『ある巨木──蔡東隆ものがたり』(かもがわ出版 2001年)、『黄色いコスモス』(花伝社 2023年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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昭和の銀行員 第2巻 システム開発篇:1971─1977年
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2117-3 C0095 発行:2024年5月25日 四六判並製 368頁 ●内容紹介● 昭和の銀行で最先端の開発を 昭和46年4月、不動産銀行本店に異動した武田は、新設された事務管理部オンライン班に着任。不銀全店のシステム化を練る議論の熱き日々。業務を分析し、処理の手順を起こし、プログラム設計書をつくるクリエイティブワーク。新方式の外国為替計理で海外店システムを開発した武田は、ニューヨーク支店開設支援のためアメリカへ旅立った──。 『日債銀破綻の原罪』の著者が描く。 コンピュータ黎明期、システム開発に 奮闘する銀行員たちの群像劇。 ●目次● 第2巻 システム開発篇◆目次 第三章 オンラインシステム開発 第四章 ニューヨーク支店システム開発 第二巻終章 総合オンラインシステム苦難の船出 ●著者紹介● 上杉幸彦(うえすぎ・ゆきひこ) 1943年生まれ、東京大学経済学部卒業。 1965年、日本不動産銀行(1977年、日本債券信用銀行に行名変更)入行。 1971年、事務管理部配属、総合オンラインシステム、海外店システム、外国業務システムの開発に従事。 1988年、個人業務部長。 1994年、日債銀総合システム常務取締役。 1998年、同社退任。 著書 『日債銀破綻の原罪(上、下)』(東銀座出版社、1999年、筆名:田代恭介) 『青いシュプール』(東銀座出版社、2003年、筆名:田代恭介) 『昭和の銀行員 第1巻 支店遍歴篇』(花伝社、2023年) 文芸誌『白桃』同人 ホームページ 百名山登頂記他 http://home.p00.itscom.net/tashiro/ ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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黄色いコスモス
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2094-7 C0093 発行:2023年12月20日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 内田百閒生誕百年記念 第一回 岡山・吉備の国文学賞 短編部門最優秀賞受賞 雪子が天使のように清らかで愛らしく、この可憐な幼女の短い生を描くことで、強い帆船の文学となり得ている。 瀬戸内寂聴(作家) ●目次● 黄色いコスモス 青い椅子 海の墓標 サファイアの海 タイケンビル 雀 風車 ガーネットさん 青い花 三月の雪 手 テンポラリー・マザー ●著者紹介● 草川八重子(くさかわ・やえこ) 1934年 京都市右京区で誕生 1953年 京都市立西京高校卒業 1953年 全電通大阪天満支部書記として就職 著書に『女の水脈』(毎日新聞社)1983年、『少女の季節』(沖積舎)1989年、『風の伝言』(かもがわ出版)1990年、『海を抱く』(新日本出版社)1992年、『奔馬河上肇の妻』(角川書店)1996年、『山の慟哭』(未来工房)1998年、『お月さまはお空のバナナ』(未来工房)1999年、『空飛ぶおばあさん』(本の泉社)2000年、『ある巨木──蔡東隆ものがたり』(かもがわ出版)2001年 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net