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HSP研究への招待:発達、性格、臨床心理学の領域から
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2103-6 C3011 発行:2024年2月20日 A5判並製 192頁 ●内容紹介● 「とても繊細な人」の、より適切な理解のために 環境感受性が相対的に高い人=HSP(Highly Sensitive Person)。心理学者8名が、発達心理学/パーソナリティ心理学/臨床心理学の各領域から、その最新の研究動向を包括的にまとめ、解説を試みる。HSP研究の現在地がわかる、関係者必読の一冊。 心理学者はHSPをこう捉える──! 30年の心理学研究を総括した、本邦初となるHSPの学術研究書 ●目次● 序章 環境感受性を研究する 第1部 発達心理学からみた環境感受性の研究 第1章 人生早期の経験に対する差次感受性とその発達的帰結 第2章 発達における環境感受性の役割 第3章 良くも悪くも学校環境から影響を受けやすい子どもたち 第2部 パーソナリティ心理学からみた環境感受性の研究 第4章 環境感受性とパーソナリティ特性 第5章 環境感受性と心身の健康 第6章 感覚処理感受性と年齢 第3部 臨床心理学からみた環境感受性の研究 第7章 感受性に対する心理支援:回復を支える視点 第8章 HSPの基礎・臨床アセスメント 第9章 感覚処理感受性と共感 ●著者紹介● 飯村周平(いいむら・しゅうへい) 1991年生まれ。茨城県出身。2019年、中央大学大学院博士後期課程修了。博士(心理学)。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学)を経て、2022年より創価大学教育学部専任講師。専門は発達心理学。研究テーマは、思春期・青年期の環境感受性。心理学者によるHSP情報サイト「Japan Sensitivity Research」企画・運営者。 主な論文に、 Iimura, S. & Kibe, C. (2020). Highly sensitive adolescent benefits in positive school transitions: Evidence for vantage sensitivity in Japanese high-schoolers. Developmental Psychology, 56(8), 1565-1581. など。 主著に、『HSPの心理学――科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」』(金子書房、2022年、単著)、『繊細すぎるHSPのための 子育てお悩み相談室』(マイナビ出版、2022年、監修)。『HSPブームの功罪を問う』(岩波書店、2023年、単著)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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自閉症の子どもたちと〝恐怖の世界〟:これで自閉症がわかる!
¥1,650
発行:2019年12月20日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 自閉症児をとりまく〝恐怖の世界〟とは? ・自閉症当事者の自伝にあふれる「恐怖」「怖い」の正体 ・抱っこを嫌がるのには理由があった! ・自閉症の子どもが恐怖を抱える原因と仕組みがわかる 恐怖症の克服で重度の自閉症の子どもでも 言葉が増える!偏食が治る!問題行動が減る! ●目次● 【第1部】 自閉症の原因が解り、予防法が解る 第1章 自閉症の5つの謎 第2章 自閉症の原因 第3章 赤ちゃんも刷り込みを行っているのか? 第4章 細菌学の興隆と新生児室の普及 第5章 自閉症予防の5カ条 【第2部】 自閉症の正しい理解と効果的な支援 第6章 自閉症の正しい理解 第7章 後期発症タイプの自閉症 第8章 効果的な支援(1) 第9章 効果的な支援(2) ●著者紹介● 白石勧(しらいし・すすむ) 1949年、神奈川県藤沢市生まれ 1968年、長崎県立大村高等学校卒業 1971年、国際基督教大学入学 1972年、長女誕生、母親が乳腺炎で入院し、しばらく一人で赤ん坊を育てる 1973年、育児論がないことに気づき、愛が大事だと気がつく 1974年、大学中退、仕事をしながら愛(信頼)と育児論の研究を進める 1986年、『精神構造論仮説と育児論』自費出版 二〇〇一年、『精神構造論仮説と育児論』(改訂版)朗文堂より出版 2003年、自閉症の研究を始める 2007年、障害児専門の学童保育所でボランティアを始める 2008年、午前は小学校特別教育支援員、午後は学童保育所障害児加配 2017年、3月末で退職 2018年、『自閉症と刷り込み』花伝社より出版 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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自閉症と刷り込み:こうすれば自閉症は防げる
¥2,200
発行:2018年4月3日 四六判並製352頁 ●内容紹介● 自閉症は、遺伝子でも育て方の問題でもない 「刷り込み」の障害によって生じる―― 「出産直後からの母子同床という哺乳類としての自然の摂理に逆らって母子分離したことが、お母さんの刷り込みに障害が生まれた原因です。そして、赤ちゃんが自閉症になった原因です。」 自閉症はなぜ激増しているのか? これまでの自閉症原因論の盲点を突く! 自閉症予防の五カ条 一.分娩台を廃止する 二.分娩室を薄暗くする 三.出産後すみやかに薄着で母子同床にする 四.赤ちゃんに接する人はマスクをつけない 五.生後二日間は、眼薬の点眼とフラッシュを焚いての写真撮影は禁止する ●目次● 一章 自閉症と恐怖 二章 自閉症の遺伝子説 三章 自閉症の原因 四章 赤ちゃんの刷り込み 五章 自閉症の特徴 六章 母子同床と新生児室 七章 自閉症の予防 八章 折れ線型自閉症 九章 恐怖症の治療 ●著者紹介● 白石 勧(しらいし・すすむ) 1949 年、神奈川県藤沢市生まれ。長崎県立大村高等学校卒業。1971 年、国際基督教大学入学。翌年長女が生まれ、すぐに母親が乳腺炎で入院し1人で赤ん坊を育てた経験から育児論の研究を始める。同大学を中退後、パン職人や印刷工をしながら育児論の研究を進める。 1986 年、『精神構造論仮説と育児論』を自費出版、2001年、『精神構造論仮説と育児論』の改訂版を朗文堂より出版。2003年から自閉症の研究を始める。2008年より、小学校で特別教育支援員および学童保育所障害児加配。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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自閉症の哲学:構想力と自閉症からみた「私」の成立
¥1,870
SOLD OUT
発行:2017年7月25日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 自閉症の人たちが体験している世界は、「私たち」と違うのか? 特別支援教育の現場から得た知見をもとに、自閉症者・「健常」者の経験の成り立ちの違いを、詳細な哲学的議論によって活写 自閉症は私たちに何を問いかけているのか カント、フロイト、ラカンを通じて明かされる 精神科医・東京芸術大学教授 内海健氏 推薦! 自閉症の人にとって、哲学とは書斎のチェアに身を横たえ、腕組みして考えることではない。生きることそのものである。神が立ち去った後、カントは人間に何がわかるのか、そしてどのように行動を律するのか、限界を見極めようとした。だがその時の彼には構想力という魔法の杖があった。彼もまた定型発達者だったのである。それゆえ限界は必要に応じて突破され、形而上学は温存された。だが自閉症の人にそのような跳躍は許されていない。著者はそうした彼らの世界に内在し、体系的に把握することを試みた。まさに快作である。およそ体験の理解なくして支援や介入はありえない。多くの読者にとって、本書は彼らとの共生への導きの糸になるだろう。(内海氏) ●目次● はじめに 哲学と自閉症の「交差点」で 第一章 「自閉症の哲学」とは何か──自閉症の学説史を素描しながら 第二章 構想力と自閉症 第三章 精神分析と自閉症 おわりに 「症例」としての定型発達 ●著者紹介● 相川翼(あいかわ・つばさ) 1989年生まれ。2016年、早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程修了。現在、慶應義塾高等学校社会科(公民)講師。公立小学校特別支援学級介助員。 専攻は哲学(哲学的自閉症論、現代資本主義論)。 論文に「構想力からみた自閉症と資本主義」(『社会理論研究』第16号)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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自閉症スペクトラムの謎を解く:高機能アスペルガー障害は、話ことば獲得障害
¥1,870
発行 2016年4月25日 四六判 216頁 上製 ●内容紹介● 最新の学問的成果と手記・症例をもとに 自閉症を解明する! 高機能アスペルガー患者が、困難な人生を送らざるを得ないのは、話ができても他者とコミュニケートできない、いわゆる話ことばを獲得できなかった、そして情動をともなった身体運動感覚を獲得できなかったことによる。 巨匠サルトルが遺したフローベルの膨大な評伝『家の馬鹿息子』その意図と自閉症との密接的な関係とは!? ●目次● Ⅰ章 話ことば獲得障害 Ⅱ章 サルトルが遺したフローベール評伝 Ⅲ章 口承世界を経ずに識字世界に入ってきた少年―カスパー・ハウザーの物語 Ⅳ章 高機能アスペルガー―ドナ・ウィリアムズの物語 Ⅴ章 高機能アスペルガーは話ことば獲得障害で起こる Ⅵ章 総論―高機能アスペルガーは、話ことば獲得障害で発症 ●著者紹介● 別府 真琴(べっぷ まこと) 1939 年 大阪府豊中市生まれ。神戸大学医学部卒業後、神戸大学第二外科を経て 兵庫県立西宮病院外科部長。専門は消化器外科、特に肝臓胆道膵臓外科。1995 年退官。外科医時代から関心があった、西洋医学を基盤にしながらもその欠陥を補完する医療の研究に従事。現在、別府内科クリニック院長。 著書に『なぜ自閉症になるのか』(花伝社)、『意識呼吸のすすめ』、『自分らしさの「タイプB」』(朝日ソノラマ)
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なぜ自閉症になるのか:乳幼児期における言語獲得障害
¥1,760
発行 2015年2月15日 四六判 上製 280頁 ●内容紹介● 自閉症の原因は先天的ではない 後天的な言語獲得障害である ことばはどのように獲得されるのか? 自閉症の謎に迫る! 自閉症原因説のタブーに挑む ●目次● 第1章 こころとはなにか 第2章 ことばとはなにか 第3章 ことばはどのように獲得されるのか 第4章 ことばと前頭前野・言語領野・小脳 第5章 理論生物学の誕生 第6章 クララとエリーの物語第7章 シャーロット・ムーアとジョージ&サムの物語 第8章 自閉症の諸相 第9章 自閉症スペクトラム 第10章 情動と知覚 第11章 ウタ・フリスの「空白の自己」理論 第12章 こころは科学できるのか ●著者紹介● 別府真琴(べっぷ・まこと) 1939 年 大阪府豊中市生まれ 神戸大学医学部卒業後、神戸大学第二外科を経て 兵庫県立西宮病院外科部長。専門は消化器外科、特に肝臓胆道膵臓外科。1995 年退官。外科医時代から関心があった、西洋医学を基盤にしながらもその欠陥を補完する医療の研究に従事。 現在、別府内科クリニック院長。著書『意識呼吸のすすめ』『自分らしさの「タイプB」』(どちらも朝日ソノラマ)