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袴田巖と世界一の姉:冤罪・袴田事件をめぐる人びとの願い
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2130-2 C0036 発行:2024年8月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● いよいよ審判が下る、戦後最大の冤罪事件 見込み捜査と捏造証拠により死刑判決を受け、60年近く雪冤の闘いが繰り広げられてきた袴田事件。 数奇な運命をたどってきた88歳の死刑囚と91歳の姉、そして「耐えがたいほど正義に反する」現実に立ち向かってきた人々の悲願が、いま実現する—— 無実の人・袴田巖を支え続けた姉・ひで子と、弁護団・支援者たちの闘いを追った、渾身のルポ ●目次● 序 章 袴田巖が帰ってきた 第1章 事件発生から逮捕へ 第2章 証拠をめぐる疑惑の数々 第3章 袴田事件と交錯する人生 第4章 雪冤への長い道のり 第5章 〝開かずの扉〟の先にあるもの 終 章 「常識」を取り戻す闘い 本書によせて 袴田巖さんを救援する清水・静岡市民の会事務局長 山崎俊樹 解説 ルポライター 鎌田 慧 ●著者紹介● 粟野仁雄(あわの・まさお) ジャーナリスト。1956年生まれ、兵庫県西宮市育ち。大阪大学文学部西洋史学科卒、ミノルタカメラを経て1982年から共同通信記者。2001年に退社。ジャーナリストとして現在に至る。『サハリンに残されて』『瓦礫の中の群像=阪神大震災』『アスベスト禍』『警察の犯罪』『原発難民』など、現場ルポを中心とした著書多数。災害取材、将棋やレスリング、柔道の取材も手掛ける。趣味は水泳、スケートとオートバイ、ピアノ演奏、クラシック音楽鑑賞。神戸市在住。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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藍子
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2128-9 C0093 発行:2024年8月15日 四六判並製 430頁 ●内容紹介● 高校生の目から見た 日本共産党「50年問題」分裂時代 1951年、京都。電柱に貼られた民主青年団のステッカーが16歳の 藍子の胸を波立たせた。イールズ声明反対、文化祭、朝鮮戦争、 文学クラブ、メーデー、旗作り、山村工作隊、レポ活動……。 時代と社会にスパークした藍子の青春物語。 ●目次● 第一章 藍子 第二章 文化祭前後 第三章 明日 第四章 レポ 第五章 藍子の旗 第六章 一九五二年 藍子・最終章 70年後の藍子〜あとがきに変えて ●著者紹介● 草川八重子(くさかわ・やえこ) 1934年 京都市右京区で誕生 1953年 京都市立西京高校卒業 1953年 全電通大阪天満支部書記として就職 1990年 内田百閒生誕百年記念 第一回 岡山・吉備国文学賞最優秀賞 著書に『女の水脈』(毎日新聞社 1983年)、『少女の季節』(沖積舎 1989年)、『風の伝言』(かもがわ出版 1990年)、『海を抱く』(新日本出版社)1992年、『奔馬河上肇の妻』(角川書店 1996年)、『山の慟哭』(未来工房 1998年)、『お月さまはお空のバナナ』(未来工房 1999年)、『空飛ぶおばあさん』(本の泉社 2000年)、『ある巨木──蔡東隆ものがたり』(かもがわ出版 2001年)、『黄色いコスモス』(花伝社 2023年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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〈日本学術会議問題〉とは何か:任命拒否と法人化論にみる「学問と政治」のゆくえ
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2127-2 C0036 発行:2024年8月15日 四六判並製 320頁 ●内容紹介● 日本学術会議は、これからどうなるのか? 会員任命拒否事件を皮切りに、学術会議を国家機関から外す「法人化論」の登場など、学術会議の在り方が根底から問われている現在。組織の成立に遡り、政治的・社会的・学問的意義を徹底的に検証。「学問と政治」のあるべき関係性、そして「科学」に対する国の政治的責任を問う。 日本学術会議、そして「科学の未来」に向けた提言の書 ●目次● はじめに 一 日本学術会議とは? 1.学術会議とは何か? 2.学術会議の組織はどのように仕組みとなっているか? 3.会員の選考はどのように行なわれるのか? 4.学術会議は科学的助言をどのように行なっているか? 二 任命拒否はなぜ問題なのか? 1.任命拒否はどのように行なわれたのか? 2.任命拒否は正当か? 3.任命拒否と学問の自由とはどのように関連するのか? 三 学術会議のあり方をめぐって問われるべきことは何か? 1.学術会議のあり方はなぜ問題にされているのか? 2.学術会議のあり方を考えるための論点は何か? 3.学術会議の現在のあり方はどのようにして生まれ、評価されてきたか? 4.政権は学術会議をどのように変えようとしているか? おわりに 参考文献 資料 ●著者紹介● 小森田秋夫(こもりだ・あきお) 東京大学名誉教授、神奈川大学名誉教授。1946年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。北海道大学法学部教授、東京大学社会科学研究所教授、神奈川大学法学部教授を歴任。元日本学術会議会員・第一部長。専門は、比較法学、ポーランド法・ロシア法。 著書に、『体制転換と法―ポーランドの道の検証』(有信堂)、『ロシアの陪審裁判』(東洋書店)、『ソビエト裁判紀行』(ナウカ)、『法廷から見た人と社会―ロシア・ポーランド・韓国・ベトナム』(日本評論社)、『現代ロシア法』(編、東京大学出版会)、『日本学術会議会員の任命拒否―何が問題か』(花伝社)ほか。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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「多様性時代」の人権感覚:実例に学ぶ人権ノート
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2126-5 C0036 発行:2024年7月25日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● ジェンダー、DV、いじめ、共同親権、過労死、冤罪…… わたしたちが直面する人権問題に、どう向き合っていけばよいのか? ジェンダーギャップをはじめ、国際的にも指摘される日本の遅れた人権環境。 多様性の時代を迎え、ますます複雑化する人権問題を前に、私たちは何を、どう変えていくべきなのか。 具体的な事例をもとに、一人ひとりの意識をアップデートするための手がかりを探る。 職場で、教育現場で、家庭で、いま求められる「人権」のあるべきかたち ●目次● 第1章 「人権」受難時代の問題例を解く 第2章 DVと人権問題 第3章 増え続ける虐待から児童を守る 第4章 同性婚とパートナーシップ制度 第5章 生存権を保障する生活保護 第6章 婚姻における夫婦の「氏」の選択 第7章 違法捜査の実態と被疑者の人権侵害 第8章 離婚をめぐる妻の人権問題 第9章 止まらぬ過労死事件――問われる経営者の人権感覚 第10章 いじめ事件と人権侵害 第11章 こどものための共同親権 第12章 トランスジェンダーの性転換をめぐる法律と人権問題 第13章 袴田事件から考える再審制度 第14章 6つの冤罪事件を読み解く ●著者紹介● 澤田省三(さわだしょうぞう) 1936年兵庫県豊岡市出身。関西大学大学院法学研究科修士課程中退、法務省入省。 法務大臣官房長付、法務省民事局補佐官、法務省東京法務局人権擁護部第二課長等を経て 鹿児島女子大学教授、志學館大学法学部教授、同図書館長、同特任教授、中京大学法科大学院教授、市町村職員中央研修所講師、全国国際文化研修所講師等歴任 主な著書 『夫婦別氏論と戸籍問題』(ぎょうせい・1990年) 『家族法と戸籍をめぐる若干の問題』(テイハン・2000年) 細川清・海老原良宗共編『家族法と戸籍――その現在及び将来――戸籍誌第500号記念論文集』(テイハン・1985年) 野田愛子・梶村太市総編集『新家族法実務大系(2)』(新日本法規出版・2008年) 『私の漱石ノート』(花伝社・2014年) 『法の適用に関する通則法と渉外戸籍事件』(テイハン・2020年) 『新版親族法概論』(テイハン・2023年) その他著書・論文多数 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ハロー、はいさい、またあした!:「沖縄の心」に向き合う旅の記録
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2123-4 C0036 発行:2024年6月25日 四六判上製 256頁 ●内容紹介● 沖縄が沖縄のままで、日本だと思える日は来るのだろうか? 1972年、「日本復帰」を果たした沖縄を、本当の意味で本土は受け入れてきただろうか――積年の心掛かりと向き合うべく、私は初めて沖縄の地に降り立った。 凄惨な沖縄戦の記憶、重くのしかかる米軍基地負担、そして、ふとした瞬間に心を閉ざす人々……かの地で感じた沖縄の現状から、「沖縄と本土」の未来を考える。 沖縄と本土がともにある社会を創造するために―― ●目次● 序 章 わが生涯の悔い 第一章 平和の礎へ 第二章 ひめゆり平和祈念資料館で 第三章 嘉数高台で考える 第四章 やさしさとかすかな「拒否」 第五章 旅の終わりに ●著者紹介● 平尾彩子(ひらお・あやこ) 1944年仙台市出身。津田塾大学大学院文学研究科修士(1969年)。ミズーリ大学大学院ジャーナリズム学科修士(1983年)。大学講師を経て、1984年よりフリーランスライターとして、PHP Intersect、Mainichi Daily News、Asahi Evening News、朝日新聞社国際配信部等に寄稿。株式会社ハーレクイン勤務ののち、現在、精神対話士。 著書『モンブランに立つ』(リヨン社、1988年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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検証・コロナワクチンpart2:ワクチン接種がこの国にもたらしたもの
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2122-7 C0047 発行:2024年6月25日 四六判上製 256頁 ●内容紹介● 「科学と医学と知る権利が歪められ、検閲が進むここ日本で、全国民が手にすべきワクチン最重要データです」 ――堤未果(国際ジャーナリスト) ワクチン接種開始当初から慎重な立場を取り、国内のデータを中心に分析した結果からそのリスクを指摘してきたがん専門医が問う、“すべてが変わった4年間”の検証。 ●目次● 第1章 コロナワクチンの効果 第2章 コロナワクチンによる副反応 第3章 超過死亡 ●著者紹介● 小島勢二(こじま・せいじ) 名古屋大学名誉教授、名古屋小児がん基金理事長。1976年に名古屋大学医学部卒業、静岡県立こども病院、名古屋第1赤十字病院で小児がんや難治性血液疾患の診療に従事。1999年に名古屋大学小児科教授に就任、次世代シークエンサーによる網羅的遺伝子診断や遺伝子治療の開発を行う。日本血液学会、日本小児科学会、日本小児血液・がん学会、日本造血細胞移植学会の理事を歴任。2016年に名古屋大学を退官後は名古屋小児がん基金を設立。発表英文論文の総数:450編、総引用回数:19,000、h指数:75。 著書に『検証・コロナワクチン――実際の効果、副反応、そして超過死亡』(花伝社、2023)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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「時代」を切り拓いた女性たち:国境を越えた14人の闘い
¥1,980
ISBN 978-4-7634- 2121-0 C0036 発行:2024年6月10日 四六判並製 304頁 ●内容紹介● 「女性の時代」の本質に迫り、壁を打ち破る 津田梅子、大山捨松、川上貞奴、三浦環、クーデンホーフ光子、相馬黒光、平塚らいてう、市川房枝、山田わか、李香蘭、李方子、加藤シヅエ、沢田美喜、緒方貞子…… グローバルな視座から日本を変えた彼女たちに、今こそ学ぶ―― ●目次● 第1章 女子米国留学生たちが築いた道 第2章 世界へ飛翔した女優とプリマドンナ 第3章 孤高の国際結婚、反骨の亡命者庇護 第4章 女権解放を駆動させた3人の女 第5章 激動の昭和 流転したふたりの「李」 第6章 戦後民主化への歩み ●著者紹介● 原野城治(はらの・じょうじ) 1948年広島県生まれ。1972年上智大学文学部英文科卒。同年、時事通信社入社、政治部記者。首相官邸、自民党、外務、防衛各省担当、パリ特派員、編集委員、解説委員、秘書部長、編集局次長を経て、2003年株式会社ジャパンエコー社代表取締役、2011年一般財団法人ニッポンドットコム理事長、16年以降株式会社ジャパンエコー社代表取締役(再任)。公益財団法人日本国際問題研究所評議員、公益財団法人統計情報研究開発センター評議員、日本記者クラブ会員。2008年日伊文化協力でイタリア連帯の星勲章「カヴァリエーレ章」受章。2009年TBS番組コメンテーター。著書に『日本の発言力と対外発信 「静かなる有事」を超えて』(ホルス出版、2018年)、『国境なき時代を生きる——忘じがたき記憶の物語』(花伝社、2021年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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『週刊文春』vs統一教会の30年:未曽有のカルト教団が残した傷跡
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2119-7 C0036 発行:2024年5月30日 四六判並製 208頁 ●内容紹介● 統一教会とは、いったい何だったのか? 推薦:有田芳生 32年前の合同結婚式をスクープした記者が「空白の30年」を埋めた全軌跡。 カルトから家族を守る処方箋は必読だ。 合同結婚式で日本社会の話題をさらい、霊感商法で甚大な被害をもたらし、安倍元首相銃撃事件のきっかけともなった統一教会。 世間の耳目を集めた時もそうでない時も、『週刊文春』を主戦場に常に彼らを追い続けた執念の記録、そのアーカイブから見えてくるものとは—— 統一教会から“不倶戴天の敵”とされたフリーライター、30年の結晶 ●目次● 第1章 霊感商法と献金強要の実態 第2章 社会に深く根差した統一教会 第3章 統一教会が翻弄した人生 第4章 文鮮明一家「理想家庭」の真実 第5章 カルトと現代社会 ●著者紹介● 石井謙一郎(いしい・けんいちろう) 1961年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業。出版社勤務を経て、1992年から2011年まで『週刊文春』特派記者。統一教会のほか、オウム真理教、摂理、幸福の科学、千乃正法(パナウェーブ研究所)、愛の家族などの新宗教やカルト取材に携わる。2013年から2020年まで「文藝春秋」契約記者を務めた後、フリーライター。共著に『統一教会 何が問題なのか』(文春新書)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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今だから分かる、コロナワクチンの真実:世界の実態と日本の現実
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2115-9 C0047 発行:2024年5月15日 四六判並製 168頁 ●内容紹介● 「孤高の接種国」、日本で何が起きているのか 免疫学者とジャーナリストが語る、ワクチンの本当の効果と後遺症 X(ツイッター)累計閲覧数470万の動画シリーズ「免疫学者の警鐘」を書籍化 とにかくもう、うたないでください── ●目次● はじめに 免疫学者の警鐘 PART1 新型コロナワクチン 欧米の接種状況と日本の今 免疫学者の警鐘 PART2 新型コロナワクチンのメカニズムとは 免疫学者の警鐘 PART3 ワクチン接種が推奨されたワケ 免疫学者の警鐘 PART4 ワクチンを接種した人はどうすればいいのか? IgG4抗体レベルの下げ方 とは 免疫学者の警鐘 PART5 ファイザーワクチン 製造ロット別 有害事象の実態 免疫学者の警鐘 PART6 新型コロナXBB型対応ワクチンを打ってはいけない! ファイザー実験デー タの〝トリック〟を暴く 免疫学者の警鐘 PART7 mRNAワクチン〝DNA汚染〟の衝撃 免疫学者の警鐘 PART8 レプリコンワクチンとそのリスク 本書のまとめ ●著者紹介● 村上康文(むらかみ・やすふみ) 東京理科大学名誉教授。専門は創薬科学、分子生物学、免疫医学。1955年生まれ。東京大学薬学部卒業。東京大学大学院薬学系研究科博士課程修了(薬学博士)。アルバータアインシュタイン医科大学・スローンケタリング記念がん研究センター(米国ニューヨーク)・理化学研究所を経て1999年東京理科大学基礎工学部生物工学科教授。スローンケタリング記念がん研究センターでの腫瘍ウイルス研究以来、治療標的分子の探索、抗体の作成法の開発、抗体医薬の研究開発を一貫して実施。約700種類の研究試薬用抗体をはじめとして、診断用抗体・治療用抗体の分野において世界トップレベルの実績を持つ。著書に「分子細胞生物学事典」(医学評論社)、「ゲノム解析は何をもたらすか」(東京化学同人)など。 山路 徹(やまじ・とおる) ジャーナリスト、APF通信社代表。1961年生まれ。TBS、テレビ朝日系制作会社を経て、1992年に日本初の独立系ニュースプロダクション「APF通信社」を設立。ボスニア、ソマリア、カンボジア、アフガニスタン、ミャンマー、そのほか中東地域など世界の紛争地域を取材し、NHKや民放で放送してきた。近年は民放報道番組の制作に携わり、社会問題や災害取材に取り組んでいる。TBS「サラエボ旅行案内」ギャラクシー優秀賞、テレビ朝日「桶川女子大生ストーカー殺害事件」テレビ朝日社長賞ほか。YouTubeチャンネル「山路徹YouTubeチャンネル」、「HGA48犬猫ニュースチャンネル」運営。著書に『「正義」という名の虐殺』『真実の紛争地帯』『命の対価』(ともにフットワーク出版社)『ゴン太ごめんね、もう大丈夫だよ!』(光文社)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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対米自立を貫いて:民族派・一水会の50年
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2116-6 C0036 発行:2024年5月30日 A5判上製 608頁 ●内容紹介● 日本が真の独立を果たすその日まで、我々の闘いは続く 「楯の会」事件への衝撃から結成された民族派団体、一水会。 既存の右派勢力とは完全に一線を画すその思想と行動は、立場の違いを超えた影響力で、戦後日本のあり方を鋭く問い続ける。 50年の時を経て、孤高の愛国者たちは何を成し遂げ、そして何を目指すのか── 我が国最大の課題、「対米自立」に向き合った半世紀の軌跡 ●目次● 第1章 巻頭論文 次の50年に向けて──何を守ってきて、何を継承していくのか 第2章 活動の軌跡 第3章 我らが訴えてきたもの 第4章 個別課題にどう闘ってきたか 第5章 一水会50周年によせて 第6章 追悼 鈴木邦男 第7章 資料編 ●著者紹介● 一水会(いっすいかい) 昭和47年5月30日に結成。昭和45 年11月25日に決起した三島由紀夫・森田必勝両烈士らの憂国の精神を継承すべく設立した団体。戦後体制を打破し、対米自立・対米対等、真の独立国家を目指し、結成から一貫して民族自主独立の旗を掲げてきた。 初代代表は鈴木邦男(すずき・くにお)、現在の代表は木村三浩(きむら・みつひろ)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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進藤榮一著作集〈地殻変動する世界〉第3巻 アメリカ・黄昏の帝国:帝国の光芒
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2110-4 C3336 発行:2024年4月25日 A5判上製 600頁 ●内容紹介● 「アメリカという帝国」の源流と軌跡を掴む ベトナム戦争後のアメリカの光芒、9・11後の大米帝国の変貌、米西戦争以来の米国流「戦争」戦略、日米戦争の開戦と敗戦。 帝国の光と影を明らかにし、「歴史の終焉」を論じながら、ポストアメリカの世界を展望する。 およそ半世紀にわたるアメリカ政治の緻密かつ膨大な調査・研究を収録した著作集第三巻 解説 古矢 旬(北海道大学・東京大学) 渡邊啓貴(東京外国語大学) ●目次● 識者解説 著者解題 Ⅰ アメリカ 黄昏の帝国 Ⅱ 脱グローバリズムの世界像 Ⅲ アメリカ帝国の終焉 Ⅳ 本多勝一との対談/白井聡『永続敗戦論』解説 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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北極で、なにがおきてるの?:気候変動をめぐるタラ号の科学探検
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2112-8 C0098 発行:2024年4月25日 A5判変形並製 60頁 ●内容紹介● 「この暑さは北極では普通なの?」 「すべてが終わったわけじゃないよ 大人たちにも行動を起こしてもらおう!」 「私たちは世界を終わらせるつもりはないよ!」 「何もしなければ数十年以内には夏に海氷がほとんどなくなってしまう」 北極圏における地球温暖化の影響を調査したタラ号北極プロジェクトでの実際の探査を元に描かれた、気候変動の最前線がわかるバンド・デシネ。 地球をこれ以上破壊させてたまるもんか!――私たちに今、できることは? ●著者紹介● [作] ルーシー・ルモワン(Lucie Le Moine) 1990年代、本、バンド・デシネ、ビデオゲーム、森に囲まれて育つ。社会を席巻するアクティビズムに関心をもち創作活動を行うフェミニスト。著作に、Les Aventureurs(éditions Milan)。2020年、短編小説コンテストÉmergences!で優勝。 [絵] シルバン・ドランジュ(Sylvain Dorange) 1977 年生まれ。ストラスブールの装飾美術学校を卒業。主な作品に、友人のジャック・マティスの自伝を自由に脚色したPsychotique(La Boîte à bulles)、ナチス戦犯追及者の戦いを辿ったパスカル・ブレッソン原作のSerge et Béate Klarsfeld, un combat contre l'oublなど。 [訳] パトゥイエ・由美子(ぱとぅいえ・ゆみこ) 一般社団法人タラオセアンジャパン事務局長。 大学3年時にフランスへ留学。帰国後はフランス企業の日本支社数社で勤務。フランス大手化粧品会社の日本支社で約17年管理部門管理職、フランス中小企業の日本子会社代表を1年務めた後、社会課題、特に、地球温暖化問題の改善に少しでも貢献出来る仕事を志し、2019年3月より現職。 小澤 友紀(おざわ・ゆき) 一般社団法人タラオセアンジャパン広報。 幼少期から自然の中でアクティブに過ごす機会もあり、いつしか環境問題に関心を抱く。 アニエスベージャパン入社後はマーケティング部などで勤務する一方で、社内サステナビリティプロジェクトで包装資材の脱プラスチックに向けて取り組む。2022年11月より現職。海の大切さをみなさまにわかりやすくお届けしている。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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裏切られた未来:インターネットの30年
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2111-1 C0036 発行:2024年4月10日 四六判並製 216頁 ●内容紹介● 誹謗中傷、陰謀論、いいね!競争、正義中毒… なぜ、こうなった? 「私たちのありようは、ネットやSNSによって激しく変わった。情報への向き合い方も。中身は容れ物によって変わる。壊れかけている公益的な社会資本=コモンとしての公共情報を取り戻すために、本書を薦める」 推薦・金平茂紀(ジャーナリスト) 発足当時にあった“自由なつながりへの希望”は、なぜ裏切られてしまったのか? 私たちはインターネットで本当に「賢く」なったのか? ウェブの誕生からの30余年を鳥瞰し、その光と影を検証する ●目次● 第Ⅰ章 インターネットの黎明期に語られた明るい将来 第Ⅱ章 犯罪、誹謗中傷に利用される現実 第Ⅲ章 匿名の書き込みが非難を加速させているのか 第Ⅳ章 個人の発信で社会を動かす影響力 第Ⅴ章 フェイクニュースに蝕まれる世界 第Ⅵ章 楽観論を覆したインターネットの打撃 ●著者紹介● 川本裕司(かわもと・ひろし) ジャーナリスト。1959年、大阪府生まれ。京都大教育学部卒。1981年、朝日新聞社入社。学芸部、社会部記者、編集委員(メディア担当)などを務め、2023年に退社。単著に「変容するNHK」(花伝社)、「テレビが映し出した平成という時代」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、「ニューメディア『誤算』の構造」(リベルタ出版)。共著に「新聞と戦争」(朝日新聞出版、石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞)、「原発とメディア2」(朝日新聞出版、科学ジャーナリズム大賞)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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世界覇権と日本の現実:日本の“宗主国”アメリカを操る秘密結社、イルミナティの筋書き
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2109-8 C0036 発行:2024年3月25日 四六判並製 328頁 ●内容紹介● 金融、安全保障、そしてパンデミック…… 日本が直面する悲しい現実の数々を、「陰謀論」で片づけてしまっていいのか? 長年の取材と研究から導かれた「金融支配のモデル国家」として造られた日本――世界を動かす国際金融資本家の目論見を暴く! 「政治家をはじめ、オピニオンリーダーの必読の書」推薦:亀井久興(元衆議院議員) ●目次● 第1章 それはプラザ合意からはじまった 第2章 ユダヤの歴史 第3章 金融支配のモデル国家、日本 第4章 自衛隊はグローバル政府のための米軍補完勢力 第5章 世界最終戦争の勝者 ●著者紹介● 中村 明(なかむら・あきら) 1945年9月生まれ。東京都立小山台高校、一橋大学社会学部卒業。1970年4月、共同通信社に入り、政治部で首相官邸、労働、外務など各省、自民、社会、共産など各党を取材、1992年政治部次長兼編集委員。「官僚と政治」「権力のブラックホール」「支配知の崩壊と再編」「個別的自衛権固めた歴史」など企画記事を執筆。中央経済社の「旬刊経理情報」に政治コラム「永田町通信」を連載。宇都宮支局長を経て、編集委員兼論説委員。2002年9月退職。2000年4月から5年間、東海大学文学部心理・社会学科講師。著書に『戦後政治にゆれた憲法9条――内閣法制局の自信と強さ』第三版増補改訂(西海出版社、第1版と第2版は中央経済社)、『象徴天皇制は誰がつくったか』(中央経済社)、『技癢の民――日本人のアイデンティティー』(西海出版社)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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エチオピアの季節:チャイナフリカ、マキアート、内戦前夜の3年間
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2108-1 C0098 発行:2023年3月25日 A5判変型並製 208頁 ●内容紹介● 奇跡の経済発展を遂げたエチオピア、その光と影―― “地球最後のフロンティア”アフリカ。その模範的成長モデルと呼ばれたエチオピアで、何が起きていたのか? 「この国はすごいスピードで変わってる」「パパは、エチオピアがまた戦争になると思う?」 「彼らは、外国人はみな中国から来たと思ってるんだ」 「選挙なんて何の役にも立ちゃしません」 「それでも、この国は素晴らしい」 現地取材から見えてきた「アフリカの星」のリアルに迫る、ルポルタージュ・バンドデシネ。 ●著者紹介● [作者] ヴァンサン・ドゥフェ(Vincent Defait) 2011年から2016年まで「アフリカの角」で特派員をしていた。ジュネーブとコートジボワールに続いてのエチオピア滞在。著書に、Kazenchis se tait le dimenche (Cambourkis 2019)。現在ウガンダの国連支部で働いている。 カリム・ルブール(Karim Lebhour) フランス通信社の仕事で3年間エチオピアに滞在。著書のUne saison a l’ONU(Steinkis 2019)は、国連の特派員としてニューヨークで仕事をした経験譚。今はワシントンで暮らしている。 [絵] レオ・トリニダード(Léo Trinidad) コスタリカのアニメーター、イラストレーター。2018年、フランス・中米アライアンスが主催する若手マンガ家コンクールで優勝。著書(共著)に、Les fleurs de la guérilla(2022 Les Arenes)。 [訳] 石村恵子(いしむら・けいこ) 青山学院大学文学部卒。大学図書館勤務のかたわら、アテネフランセでフランス語を学ぶ。退職後、アフリカのフランス語絵本やマンガ本を翻訳し、日本のメディアに紹介している。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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日本の嫌煙権運動45年史:「きれいな空気を吸う権利」を求めて
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2101-2 C0036 発行:2024年1月25日 四六判並製 268頁 ●内容紹介● この国からタバコが消えるまで── “1日60本”の元ヘビースモーカーが立ち上がった! 学校、職場、病院、タクシー、電車……かつて当たり前だった「灰皿」は、いかにしてなくなったのか? タバコをめぐる光景を一変させた嫌煙権運動、45年の軌跡。 推薦・作田 学氏(日本禁煙学会理事長) 受動喫煙を防止する運動は、まさに国民からわき起こった運動だった。それをまとめ上げ、国民運動まで持っていった功績者が渡辺文学さんである。 推薦・齋藤麗子氏(日本禁煙推進医師歯科医師連盟会長) 我が国のタバコ問題の歴史書。全国のタバコ関連のイベントには必ず文学さんの姿がありました。 ●目次● 第1章 「嫌煙権運動」のはじまり 第2章 日本初の「嫌煙権訴訟」提訴 第3章 全国に広がる嫌煙権運動 第4章 世界とつながる「タバコ問題」 第5章 国と国鉄は対策を怠っていた 第6章 「タバコ問題」情報収集と啓発 第7章 タバコと公共 第8章 タバコと企業 第9章 タバコと法 ●著者紹介● 渡辺文学(わたなべ・ふみさと) 通称、ぶんがく。1937年、旧満州ハルピン生まれ。禁煙ジャーナル編集長/日本禁煙学会理事/全国禁煙推進協議会副会長/受動喫煙撲滅機構理事/タバコ問題首都圏協議会前代表/嫌煙権確立をめざす人びとの会代表。 1956年都立千歳高校卒。1960年早稲田大学卒(在学中硬式野球部に在籍)。1970年「公害問題研究会」事務局長。1977年5月6日、1日60本のヘビースモーカーから禁煙(断煙)しゼロに。20年間の喫煙歴にピリオド。1979年「嫌煙権確立をめざす人びとの会」代表。1985年「たばこ問題情報センター」設立、事務局長。1988年WHOから禁煙運動賞受賞。1989年4月『禁煙ジャーナル』創刊(現在356号、2023年12月号時点)。2010年7月、一般社団法人タバコ問題情報センターに改称、代表理事に。2012年10月、『禁煙ジャーナル』が医学ジャーナリスト協会から特別賞受賞。 主な著書に、『タバコの害とたたかって』(大日本図書)、『たばこ病読本』(緑風出版)、『禁煙新時代』(虹出版社)、『煙が目にしみる』(実践社)、『タバコ病辞典』(監修、実践社)、『よみがえれ球音』(花伝社)ほか。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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枯葉剤の傷跡をみつめて:ある映像作家の「失われた時」への歩み
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2097-8 C0036 発行:2024年1月15日 四六判並製 232頁 ●内容紹介● ベトナム戦争に従軍した夫の突然の死が、 私を「癒えない戦争の傷跡」に向かわせた── 夫の死をきっかけに、ベトナム戦争で使用された枯葉剤被害の実態を克明に映画化してきた坂田雅子。 映像作家としての20年の歩みの中で集めた枯葉剤をめぐる当事者たちの証言と、彼女の作品に共鳴する多方面のトップランナーたちとの対談から、戦争が終わって50年後の今も続く枯葉剤被害を考える。 ●目次● Ⅰ 部 枯葉剤をめぐる証言 第1章 グレッグの戦争と死 第2章 ベトナムの旅 第3章 敵味方を問わず降り注いだ枯葉剤 Ⅱ 部 対談:映画「失われた時の中で」を観て 1 枯葉剤被害を追って半世紀 中村梧郎 2 ゴリラの視点から見た戦争と平和 山極寿一 3 音楽を通して社会と繋がる 小室等 4 わたしの心のレンズ 現場の記憶をつむぐ 大石芳野 5 ベトナムとの出会いから考える 桂良太郎 6 「ナパーム弾の少女」を追って 藤えりか 7 オレンジ村の建設に向けて 鈴木元 8 絶望を希望に変えて 加藤登紀子 ●著者紹介● 坂田雅子(さかた・まさこ) ドキュメンタリー映画監督。1948年、長野県生まれ。AFS交換留学生として米国メイン州の高校に学ぶ。帰国後、京都大学文学部哲学科で社会学を専攻。京都に滞在していたグレッグ・デイビスと出会う。1976年から2008年まで写真通信社に勤務および経営。2003年、グレッグの死をきっかけに、枯葉剤についての映画製作を決意。2007年、「花はどこへいった」完成。2011年、NHKのETV特集「枯葉剤の傷痕を見つめて~アメリカ・ベトナム 次世代からの問いかけ」を制作、ギャラクシー賞ほか受賞。2011年3月に起こった福島第一原発の事故後から、核や原子力についての取材を始め、2014年、「わたしの、終わらない旅」、2018年、「モルゲン、明日」を発表。2022年、再び枯葉剤をテーマに「失われた時の中で」を発表している。 また、自ら提唱者となり、枯葉剤被害者の⼦どもやきょうだいを対象とした奨学金基金「希望の種」をハノイの VAVA とともに設⽴。2010 年から約 10 年にわたる活動の中で、これまでに 1000 万円以上の寄付が集まり、100 ⼈以上の⼦どもたちの教育を⽀援している。 著書に『花はどこへいった』(2008、トランスビュー)。 作品リスト 「花はどこへいった」(2007)毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞、パリ国際環境映画祭特別賞、アースビジョン審査員賞受賞 「沈黙の春を生きて」(2011)仏・ヴァレンシエンヌ映画祭批評家賞・観客賞受賞、文化庁映画賞・文化記録映画部門優秀賞選出 「わたしの、終わらない旅」(2014) 「モルゲン、明日」(2018) 「失われた時の中で」(2022) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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国民とは誰のことか:ドイツ近現代における国籍法の形成と展開
¥4,180
ISBN 978-4-7634-2089-3 C3036 発行:2023年11月25日 四六判上製 492頁 ●内容紹介● 「ドイツ人」はいかにつくられたのか 国家成員が法制化され始めたナポレオン支配時代から、「民族的同質化」を極めたナチ時代、そして移民・難民の「統合」で紛糾する現代。常に「誰を国民とするか」で揺れ動いてきたドイツにおける国籍法の変遷を通史的、歴史社会学的に分析し、グローバル化の時代に国籍を問う意義を彫り起こす。 包摂と排除を隔てる「国籍」の歴史-社会-政治的展開を緻密に紐解く圧巻のモノグラフィー ●目次● はじめに ドイツの国籍──社会学の観点からその歴史を問う 第1章 国籍とは何か 第2章 ドイツにおける国籍制度の始まり──諸邦における国籍の制定 第3章 ドイツの統一と国籍法──ドイツ最初のドイツの国籍法に向けて 第4章 ドイツ帝国と国籍法──「ドイツ国民」の国籍法へ 第5章 ヴァイマル期のドイツ国籍──国籍の「エスニック化」とその限界 第6章 ナチ体制下の国籍政策──国籍政策のエスノ人種的な転換 第7章 連邦共和国の成立と国籍法──「血統共同体」としてのドイツ国民 第8章 一九九九年の国籍法改定に向けて──ドイツ国籍の「脱エスニック化」 第9章 「移民国」ドイツの国籍政策──ドイツ国民の新たな「ネーション・ビルディング」 終章 あとがき ●著者紹介● 佐藤成基(さとう・しげき) 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中途退学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)。法政大学社会学部教授。専門は国家とナショナリズムの比較研究、歴史社会学、社会学理論。 著書に『ナショナル・アイデンティティと領土──戦後ドイツの東方国境をめぐる論争』(新曜社)、『国家の 社会学』(青弓社)、編著書に『国際社会学』(共編、有斐閣)、『包摂・共生の政治か、排除の政治か──移民・難民と向き合うヨーロッパ』(共編、明石書店)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ザボンよ、たわわに実れ:民主医療に尽くした金高満すゑの半生
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2091-6 C0023 発行:2023年11月20日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 貧しい人々に、医療を! 民医連(全日本民主医療機関連合会)の礎となった、若き「女医」の闘い 「病人はいないか、子どもは元気か」 1930年代、戦中の貧困と保険制度の不足のなか広く人々に医療を提供し、日本の医療制度の改善を求めた無産者診療所。東京女子医専卒業後、農民運動に疲弊した新潟の診療所に飛び込んだ満すゑは、勤務先の診療所で検挙される――。両親との死別、三度の投獄を経て、満すゑが見たものとは。 治安維持法の時代に、誰もが医療を受けられる社会を求めて── ●目次● 序章 去来する思い 第一章 ふるさと 第二章 医学への道 第三章 無産者診療所 第四章 獄につながれて 第五章 再起を願って 第六章 最後の砦 終章 破局と新生 ●著者紹介● 力武晴紀(りきたけ・はるき) 1951年、長崎県に生まれる。京都・大阪・長崎で教職に就く。その後、かつての「思想犯」の名誉回復運動に携わる。著作に、『炎は消えない――長崎県の治安維持法犠牲者』。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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記者狙撃:ベトナム戦争とウクライナ
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2085-5 C0036 発行:2023年10月25日 四六判並製 280頁 ●内容紹介● かつて、ベトナムの戦場で殺された日本人特派員がいた…… 盟友の死から戦場フォトグラファーが見つめ続けた、「侵略の構図」 1979年、戦後の疲弊したベトナムに中国が侵略した「中越戦争」。この戦争を糾弾し続けた「赤旗」特派員・高野功は、35歳で銃弾に散った。 現場に居た日本人報道写真家が向き合い続けた、侵略戦争の本質とは? ベトナム戦争とウクライナ侵攻に共通する「帝国主義的侵略」に、現場の視点から迫る ●目次● 第1章 中越戦争 第2章 ベトナム侵略戦争 第3章 枯葉剤 第4章 大国の侵略とその手口 第5章 戦争とジャーナリスト 第6章 カンボジアに行く ●著者紹介● 中村梧郎(なかむら・ごろう) フォトジャーナリスト。1940 年生まれ。1970 年以降ベトナム戦争を取材。戦後は枯葉剤問題も追及。1999 ~ 2004 年岐阜大学地域科学部教授(ジャーナリズム論、環境文化論)。1983 年ニコン第8回伊奈信男賞。1995 年日本ジャーナリスト会議JCJ 特別賞、2005 年第1回日本科学ジャーナリスト賞。2007 年ニューヨークでマグナム創立60 周年記念招待作家として枯葉剤写真展、全米巡回。現在、JCJ 代表委員、日本写真家協会会友。現代写真研究所副所長。著書に『母は枯葉剤を浴びた』(新潮社、新版・岩波現代文庫)、『戦場の枯葉剤』(写真集、岩波書店)、『メソポタミアの朝』(JPS)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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日本のデジタル社会と法規制:プライバシーと民主主義を守るために
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2087-9 C0032 発行:2023年10月25日 四六判並製 332頁 ●内容紹介● デジタル社会の光と影── マイナンバー制度/GIGAスクール構想/デジタル庁の設立など、「行政自身が国全体の最大のプラットフォームとなる」日本のデジタル政策。 プライバシーを侵害する情報収集や消費行動の誘導、フェイクニュースや投票行動の操作など、世界中で警鐘の鳴らされる“デジタル社会の影”に、この国の法は対応可能か? 課題山積のデジタル社会化に、「法」は何ができるのか? ●目次● 第1章 二〇一〇年以後のデジタル社会の進展 第2章 顔認証システム、AIによる情報処理、フェイクニュース パネルディスカッション①デジタルプラットフォーマーに対し、世界はどのように取り組んでいるか 第3章 政府が目指しているデジタル社会とは? コラム①地方自治体における個人情報保護をめぐる問題点 パネルディスカッション②我が国のデジタル化はどうあるべきか 第4章 プライバシー権保障のための仕組み コラム②主権者の幸福に資するデジタル社会とは? ●監修者紹介● 武藤糾明(むとう・ただあき) 福岡県弁護士会。1997年弁護士登録。第64回人権擁護大会シンポジウム第2分科会実行委員会実行委員長。日弁連情報問題対策委員会副委員長。監視カメラ・顔認証システム、秘密保護法等を担当。住基ネット訴訟、マイナンバー訴訟、ハンセン病訴訟、B型肝炎訴訟などに関与。論文に、「実装される監視社会化ツール」(『世界』2021年4月号)、医療情報の結合とプライバシーの危機」(『月刊保団連』2023年2月号)など。 吉澤宏治(よしざわ・こうじ) 山梨県弁護士会。1999年弁護士登録。第64回人権擁護大会シンポジウム第2分科会実行委員会事務局長。日弁連情報問題対策委員会副委員長。同秘密保護法・共謀罪法対策本部事務局次長。共通番号制度、秘密保護法等を担当。 坂本団(さかもと・まどか) 大阪弁護士会。1993年弁護士登録。日弁連情報問題対策委員会元委員長。大阪大学法科大学院客員教授。主な著書は、『開かれた政府を求めて』(共著、花伝社、1995年)、『情報公開・開示請求実務マニュアル』(共著、民事法研究会、2016年)、『名誉毀損の法律実務―実社会とインターネット』(共著、民事法研究会、2014年)など 二関辰郎(にのせき・たつお) 第二東京弁護士会。1994年弁護士登録。ニューヨーク州弁護士。最高裁司法研修所教官、日弁連情報問題対策委員会委員長、BPO放送人権委員会委員長代行などを歴任。共著に『エンタテインメント法実務』(弘文堂、2021年)、『新基本法コンメンタール 情報公開法・個人情報保護法・公文書管理法』(日本評論社、2013年)など。 水永誠二(みずなが・せいじ) 東京弁護士会。1989年弁護士登録。第64回人権擁護大会シンポジウム第2分科会実行委員会副委員長。日弁連情報問題対策委員会委員長。マイナンバー問題等を担当。住基ネット差止訴訟、マイナンバー訴訟などに関与。論文に、「プライバシー保障のための『同意』のあり方」(『月刊保団連』2023年9月号)など。 野呂圭(のろ・けい) 仙台弁護士会。2000年弁護士登録。日弁連情報問題対策委員会前事務局長。仙台弁護士会会長。マイナンバー訴訟等に関与。 山口宣恭(やまぐち・のぶやす) 奈良弁護士会。2001年弁護士登録。著書に、『個人情報保護法改正に自治体はどう向き合うべきか』(共著、信山社、2022年)など。日弁連では、個人情報保護条例、公文書管理条例などを担当。 瀨戸一哉(せと・かずや) 埼玉弁護士会。2009年弁護士登録。第64回人権擁護大会シンポジウム第2分科会実行委員会事務局次長。日弁連では、感染者対策と個人情報保護、刑事手続きにおける個人情報の取扱いなどを担当。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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マスク社会に終止符を!!:コロナとワクチン、統計情報のトリックを曝く
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2079-4 C0036 発行:2023年8月25日 四六判並製 224頁 ●内容紹介● ワクチンもマスクも、もう終わりでいい! 国内外から収集・解析したデータが明らかにする、コロナ騒動の真実 ・「死者数増加」「医療逼迫」を理由にした社会活動の制限は、本当に妥当だったのか? ・マスクはいまも必要?――マスクの有害性を各国の論文をもとに徹底検証! ・ワクチンはもう接種不要! 死者数の解析からみえるコロナワクチンの実態 ・なぜ有識者・専門家ほど、間違ったデータの見方に踊らされてしまうのか? 情報通信のプロフェッショナルが世界中の情報から取得・作成した図表をもとに丁寧に解説 もう二度と騙されないための「正しいデータの見方」を解き明かす ●目次● 1 まえがき──「新型コロナ騒ぎはインフォデミックである」 2 コロナ死者数のトリック 3 マスクのトリック 4 新型コロナワクチンのトリック 5 トリックに欺かれない情報リテラシー 6 おわりに ●著者紹介● 藤川 賢治(ふじかわ・けんじ) 1970年 福岡県福岡市にて出生 1989年 福岡県立福岡高等学校 卒業 1990年 京都大学 奇術研究会 会長 1993年 京都大学 工学部情報工学科 卒業 1995年 京都大学大学院 工学研究科情報工学専攻修了 1997年 京都大学大学院 情報学研究科 博士課程 退学 1997年 京都大学大学院 情報学研究科 助教(2000年 Ph.D 取得) 1998年 京都大道芸倶楽部 Juggling Donuts 創設(メンバーの一人) 2006年 ルート(株) 主任研究員 2008年 国立研究開発法人 情報通信研究機構 主任研究員・研究技術員 2022年 医療統計情報通信研究所 所長 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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諫早湾干拓事業の公共性を問う:歴史的経緯とその利権構造をえぐる
¥880
ISBN978-4-7634-2077-0 C0036 発行:2023年8月25日 A5判ブックレット 84頁 ●内容紹介● 「優良農地の造成」「防災機能の強化」を掲げた諫干事業。 起工から35年目のいま、“宝の海”・有明海は瀕死の状況。 この事業の「公共性」「合理性」を改めて問いただす好著! 寺西俊一(日本環境会議理事長・一橋大学名誉教授) 潮受け堤防の締め切りから四半世紀。なぜ、いまもなお、海洋環境を悪化させてまでこの公共事業が押し進められているのか? 事業の裏にある巨万の「官・財・政」癒着構造を暴き、あるべき公共事業の姿と有明海再生への道を見定める ●目次● 1 諫早湾干拓事業の概要と目的及び経緯 2 諫早湾干拓事業の公共事業としての正当性と合理性──「費用便益分析」を中心に 3 諫早湾干拓事業をめぐる利権構造と癒着構造、草の根の事業依存体質 4 諫早湾干拓事業の推進のための財政負担転嫁構造──県費・受益者負担から国費負担への付け替え 5 諫早湾干拓事業が生んだ環境悪化(「有明海異変」)と歪みの連鎖 6 諫早湾干拓事業の真の「環境再生」をめざして──有明海の「環境再生」の方向性 むすび──諫早湾干拓事業の「真の環境再生」に向けて 参考文献 ●著者紹介● 宮入 興一(みやいり・こういち) 1942年長野県生まれ。1964年埼玉大学文理学部経済専攻卒業、1964年三菱銀行勤務、1975年大阪市立大学大学院経済学研究科修士課程修了、経済学修士、1979年大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、1979年長崎大学商科短期大学部講師・助教授・教授、1997年長崎大学経済学部教授、2001年長崎大学名誉教授、2001年愛知大学経済学部教授、2003年愛知大学大学院経済学研究科長、2007年愛知大学大学院院長、2012年同大学定年退職、愛知大学名誉教授。 1988-89年ニューヨーク市立大学客員研究員、1998-2003年日本財政学会理事、1993-99年日本地域経済学会理事、1998-2001年日本地方財政学会理事、2003-23年東海自治体問題研究所理事、2009-17年日本租税理論学会理事、2007-23年東三河くらしと自治研究所代表、2012-23年愛知大学中部地方産業研究所客員所員、同総合郷土研究所客員所員、2015-23年関西学院大学災害復興制度研究所研究員 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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プライバシーこそ力:なぜ、どのように、あなたは自分のデータを巨大企業から取り戻すべきか
¥2,200
ISBN978-4-7634-2074-9 C0036 発行:2023年7月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● まさにいま、あなたのすべて(あなたの住所・電話番号・配偶者や子どもの有無・銀行口座・健康状態・友人関係・性的指向・次にあなたが何をしようとしているかまで)が巨大IT企業と政府につかまれているかもしれない。 若きオックスフォード大学の俊英がわかりやすく解説する「監視資本主義」の脅威と解決策 英エコノミスト誌が選ぶ2019年ベストブック選出! ●目次● 序章 第1章 データに飢えたハゲタカ 第2章 プライバシー喪失への道 第3章 プライバシーこそパワー 第4章 トキシック・データ 第5章 データの流れを変えられるか 第6章 今のあなたにできること 終章 訳者あとがき 索引 注 ●著者紹介● カリッサ・ヴェリツ(Carissa Véliz) オックスフォード大学哲学科およびAI倫理研究所准教授、ハートフォード・カレッジチュートリアルフェロー。「オックスフォード・ハンドブック・オブ・デジタル・エシックス」編集者。 訳者略歴 平田光美(ひらた・てるみ) 慶應義塾大学法学部卒。同志社大学大学院でMBA取得。幼少期から中学時代をロンドンで過ごす。大学では独占禁止法を中心とした国際経済法を専攻。バイリンガルとして大学在学中から翻訳に加え英会話を教え、国際会議や企業の会議通訳も務める。 平田完一郎(ひらた・かんいちろう) 慶應義塾大学経済学部卒。1970〜80年代にシティにある住友銀行ロンドン支店および同行現地法人に14年間勤務。国際金融、為替ディーリング、証券各業務に携わる。大和証券SMBC取締役を経て、スウェーデンの大手銀行スウェッドバンクおよびスウェーデン地方金融公社の日本代表、福島学院大学副理事長を務め、現在、スウェーデンの商社ガデリウスの監査役。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net