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世界覇権と日本の現実:日本の“宗主国”アメリカを操る秘密結社、イルミナティの筋書き
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2109-8 C0036 発行:2024年3月25日 四六判並製 328頁 ●内容紹介● 金融、安全保障、そしてパンデミック…… 日本が直面する悲しい現実の数々を、「陰謀論」で片づけてしまっていいのか? 長年の取材と研究から導かれた「金融支配のモデル国家」として造られた日本――世界を動かす国際金融資本家の目論見を暴く! 「政治家をはじめ、オピニオンリーダーの必読の書」推薦:亀井久興(元衆議院議員) ●目次● 第1章 それはプラザ合意からはじまった 第2章 ユダヤの歴史 第3章 金融支配のモデル国家、日本 第4章 自衛隊はグローバル政府のための米軍補完勢力 第5章 世界最終戦争の勝者 ●著者紹介● 中村 明(なかむら・あきら) 1945年9月生まれ。東京都立小山台高校、一橋大学社会学部卒業。1970年4月、共同通信社に入り、政治部で首相官邸、労働、外務など各省、自民、社会、共産など各党を取材、1992年政治部次長兼編集委員。「官僚と政治」「権力のブラックホール」「支配知の崩壊と再編」「個別的自衛権固めた歴史」など企画記事を執筆。中央経済社の「旬刊経理情報」に政治コラム「永田町通信」を連載。宇都宮支局長を経て、編集委員兼論説委員。2002年9月退職。2000年4月から5年間、東海大学文学部心理・社会学科講師。著書に『戦後政治にゆれた憲法9条――内閣法制局の自信と強さ』第三版増補改訂(西海出版社、第1版と第2版は中央経済社)、『象徴天皇制は誰がつくったか』(中央経済社)、『技癢の民――日本人のアイデンティティー』(西海出版社)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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エチオピアの季節:チャイナフリカ、マキアート、内戦前夜の3年間
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2108-1 C0098 発行:2023年3月25日 A5判変型並製 208頁 ●内容紹介● 奇跡の経済発展を遂げたエチオピア、その光と影―― “地球最後のフロンティア”アフリカ。その模範的成長モデルと呼ばれたエチオピアで、何が起きていたのか? 「この国はすごいスピードで変わってる」「パパは、エチオピアがまた戦争になると思う?」 「彼らは、外国人はみな中国から来たと思ってるんだ」 「選挙なんて何の役にも立ちゃしません」 「それでも、この国は素晴らしい」 現地取材から見えてきた「アフリカの星」のリアルに迫る、ルポルタージュ・バンドデシネ。 ●著者紹介● [作者] ヴァンサン・ドゥフェ(Vincent Defait) 2011年から2016年まで「アフリカの角」で特派員をしていた。ジュネーブとコートジボワールに続いてのエチオピア滞在。著書に、Kazenchis se tait le dimenche (Cambourkis 2019)。現在ウガンダの国連支部で働いている。 カリム・ルブール(Karim Lebhour) フランス通信社の仕事で3年間エチオピアに滞在。著書のUne saison a l’ONU(Steinkis 2019)は、国連の特派員としてニューヨークで仕事をした経験譚。今はワシントンで暮らしている。 [絵] レオ・トリニダード(Léo Trinidad) コスタリカのアニメーター、イラストレーター。2018年、フランス・中米アライアンスが主催する若手マンガ家コンクールで優勝。著書(共著)に、Les fleurs de la guérilla(2022 Les Arenes)。 [訳] 石村恵子(いしむら・けいこ) 青山学院大学文学部卒。大学図書館勤務のかたわら、アテネフランセでフランス語を学ぶ。退職後、アフリカのフランス語絵本やマンガ本を翻訳し、日本のメディアに紹介している。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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日本の嫌煙権運動45年史:「きれいな空気を吸う権利」を求めて
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2101-2 C0036 発行:2024年1月25日 四六判並製 268頁 ●内容紹介● この国からタバコが消えるまで── “1日60本”の元ヘビースモーカーが立ち上がった! 学校、職場、病院、タクシー、電車……かつて当たり前だった「灰皿」は、いかにしてなくなったのか? タバコをめぐる光景を一変させた嫌煙権運動、45年の軌跡。 推薦・作田 学氏(日本禁煙学会理事長) 受動喫煙を防止する運動は、まさに国民からわき起こった運動だった。それをまとめ上げ、国民運動まで持っていった功績者が渡辺文学さんである。 推薦・齋藤麗子氏(日本禁煙推進医師歯科医師連盟会長) 我が国のタバコ問題の歴史書。全国のタバコ関連のイベントには必ず文学さんの姿がありました。 ●目次● 第1章 「嫌煙権運動」のはじまり 第2章 日本初の「嫌煙権訴訟」提訴 第3章 全国に広がる嫌煙権運動 第4章 世界とつながる「タバコ問題」 第5章 国と国鉄は対策を怠っていた 第6章 「タバコ問題」情報収集と啓発 第7章 タバコと公共 第8章 タバコと企業 第9章 タバコと法 ●著者紹介● 渡辺文学(わたなべ・ふみさと) 通称、ぶんがく。1937年、旧満州ハルピン生まれ。禁煙ジャーナル編集長/日本禁煙学会理事/全国禁煙推進協議会副会長/受動喫煙撲滅機構理事/タバコ問題首都圏協議会前代表/嫌煙権確立をめざす人びとの会代表。 1956年都立千歳高校卒。1960年早稲田大学卒(在学中硬式野球部に在籍)。1970年「公害問題研究会」事務局長。1977年5月6日、1日60本のヘビースモーカーから禁煙(断煙)しゼロに。20年間の喫煙歴にピリオド。1979年「嫌煙権確立をめざす人びとの会」代表。1985年「たばこ問題情報センター」設立、事務局長。1988年WHOから禁煙運動賞受賞。1989年4月『禁煙ジャーナル』創刊(現在356号、2023年12月号時点)。2010年7月、一般社団法人タバコ問題情報センターに改称、代表理事に。2012年10月、『禁煙ジャーナル』が医学ジャーナリスト協会から特別賞受賞。 主な著書に、『タバコの害とたたかって』(大日本図書)、『たばこ病読本』(緑風出版)、『禁煙新時代』(虹出版社)、『煙が目にしみる』(実践社)、『タバコ病辞典』(監修、実践社)、『よみがえれ球音』(花伝社)ほか。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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枯葉剤の傷跡をみつめて:ある映像作家の「失われた時」への歩み
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2097-8 C0036 発行:2024年1月15日 四六判並製 232頁 ●内容紹介● ベトナム戦争に従軍した夫の突然の死が、 私を「癒えない戦争の傷跡」に向かわせた── 夫の死をきっかけに、ベトナム戦争で使用された枯葉剤被害の実態を克明に映画化してきた坂田雅子。 映像作家としての20年の歩みの中で集めた枯葉剤をめぐる当事者たちの証言と、彼女の作品に共鳴する多方面のトップランナーたちとの対談から、戦争が終わって50年後の今も続く枯葉剤被害を考える。 ●目次● Ⅰ 部 枯葉剤をめぐる証言 第1章 グレッグの戦争と死 第2章 ベトナムの旅 第3章 敵味方を問わず降り注いだ枯葉剤 Ⅱ 部 対談:映画「失われた時の中で」を観て 1 枯葉剤被害を追って半世紀 中村梧郎 2 ゴリラの視点から見た戦争と平和 山極寿一 3 音楽を通して社会と繋がる 小室等 4 わたしの心のレンズ 現場の記憶をつむぐ 大石芳野 5 ベトナムとの出会いから考える 桂良太郎 6 「ナパーム弾の少女」を追って 藤えりか 7 オレンジ村の建設に向けて 鈴木元 8 絶望を希望に変えて 加藤登紀子 ●著者紹介● 坂田雅子(さかた・まさこ) ドキュメンタリー映画監督。1948年、長野県生まれ。AFS交換留学生として米国メイン州の高校に学ぶ。帰国後、京都大学文学部哲学科で社会学を専攻。京都に滞在していたグレッグ・デイビスと出会う。1976年から2008年まで写真通信社に勤務および経営。2003年、グレッグの死をきっかけに、枯葉剤についての映画製作を決意。2007年、「花はどこへいった」完成。2011年、NHKのETV特集「枯葉剤の傷痕を見つめて~アメリカ・ベトナム 次世代からの問いかけ」を制作、ギャラクシー賞ほか受賞。2011年3月に起こった福島第一原発の事故後から、核や原子力についての取材を始め、2014年、「わたしの、終わらない旅」、2018年、「モルゲン、明日」を発表。2022年、再び枯葉剤をテーマに「失われた時の中で」を発表している。 また、自ら提唱者となり、枯葉剤被害者の⼦どもやきょうだいを対象とした奨学金基金「希望の種」をハノイの VAVA とともに設⽴。2010 年から約 10 年にわたる活動の中で、これまでに 1000 万円以上の寄付が集まり、100 ⼈以上の⼦どもたちの教育を⽀援している。 著書に『花はどこへいった』(2008、トランスビュー)。 作品リスト 「花はどこへいった」(2007)毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞、パリ国際環境映画祭特別賞、アースビジョン審査員賞受賞 「沈黙の春を生きて」(2011)仏・ヴァレンシエンヌ映画祭批評家賞・観客賞受賞、文化庁映画賞・文化記録映画部門優秀賞選出 「わたしの、終わらない旅」(2014) 「モルゲン、明日」(2018) 「失われた時の中で」(2022) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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国民とは誰のことか:ドイツ近現代における国籍法の形成と展開
¥4,180
ISBN 978-4-7634-2089-3 C3036 発行:2023年11月25日 四六判上製 492頁 ●内容紹介● 「ドイツ人」はいかにつくられたのか 国家成員が法制化され始めたナポレオン支配時代から、「民族的同質化」を極めたナチ時代、そして移民・難民の「統合」で紛糾する現代。常に「誰を国民とするか」で揺れ動いてきたドイツにおける国籍法の変遷を通史的、歴史社会学的に分析し、グローバル化の時代に国籍を問う意義を彫り起こす。 包摂と排除を隔てる「国籍」の歴史-社会-政治的展開を緻密に紐解く圧巻のモノグラフィー ●目次● はじめに ドイツの国籍──社会学の観点からその歴史を問う 第1章 国籍とは何か 第2章 ドイツにおける国籍制度の始まり──諸邦における国籍の制定 第3章 ドイツの統一と国籍法──ドイツ最初のドイツの国籍法に向けて 第4章 ドイツ帝国と国籍法──「ドイツ国民」の国籍法へ 第5章 ヴァイマル期のドイツ国籍──国籍の「エスニック化」とその限界 第6章 ナチ体制下の国籍政策──国籍政策のエスノ人種的な転換 第7章 連邦共和国の成立と国籍法──「血統共同体」としてのドイツ国民 第8章 一九九九年の国籍法改定に向けて──ドイツ国籍の「脱エスニック化」 第9章 「移民国」ドイツの国籍政策──ドイツ国民の新たな「ネーション・ビルディング」 終章 あとがき ●著者紹介● 佐藤成基(さとう・しげき) 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中途退学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)。法政大学社会学部教授。専門は国家とナショナリズムの比較研究、歴史社会学、社会学理論。 著書に『ナショナル・アイデンティティと領土──戦後ドイツの東方国境をめぐる論争』(新曜社)、『国家の 社会学』(青弓社)、編著書に『国際社会学』(共編、有斐閣)、『包摂・共生の政治か、排除の政治か──移民・難民と向き合うヨーロッパ』(共編、明石書店)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ザボンよ、たわわに実れ:民主医療に尽くした金高満すゑの半生
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2091-6 C0023 発行:2023年11月20日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 貧しい人々に、医療を! 民医連(全日本民主医療機関連合会)の礎となった、若き「女医」の闘い 「病人はいないか、子どもは元気か」 1930年代、戦中の貧困と保険制度の不足のなか広く人々に医療を提供し、日本の医療制度の改善を求めた無産者診療所。東京女子医専卒業後、農民運動に疲弊した新潟の診療所に飛び込んだ満すゑは、勤務先の診療所で検挙される――。両親との死別、三度の投獄を経て、満すゑが見たものとは。 治安維持法の時代に、誰もが医療を受けられる社会を求めて── ●目次● 序章 去来する思い 第一章 ふるさと 第二章 医学への道 第三章 無産者診療所 第四章 獄につながれて 第五章 再起を願って 第六章 最後の砦 終章 破局と新生 ●著者紹介● 力武晴紀(りきたけ・はるき) 1951年、長崎県に生まれる。京都・大阪・長崎で教職に就く。その後、かつての「思想犯」の名誉回復運動に携わる。著作に、『炎は消えない――長崎県の治安維持法犠牲者』。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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記者狙撃:ベトナム戦争とウクライナ
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2085-5 C0036 発行:2023年10月25日 四六判並製 280頁 ●内容紹介● かつて、ベトナムの戦場で殺された日本人特派員がいた…… 盟友の死から戦場フォトグラファーが見つめ続けた、「侵略の構図」 1979年、戦後の疲弊したベトナムに中国が侵略した「中越戦争」。この戦争を糾弾し続けた「赤旗」特派員・高野功は、35歳で銃弾に散った。 現場に居た日本人報道写真家が向き合い続けた、侵略戦争の本質とは? ベトナム戦争とウクライナ侵攻に共通する「帝国主義的侵略」に、現場の視点から迫る ●目次● 第1章 中越戦争 第2章 ベトナム侵略戦争 第3章 枯葉剤 第4章 大国の侵略とその手口 第5章 戦争とジャーナリスト 第6章 カンボジアに行く ●著者紹介● 中村梧郎(なかむら・ごろう) フォトジャーナリスト。1940 年生まれ。1970 年以降ベトナム戦争を取材。戦後は枯葉剤問題も追及。1999 ~ 2004 年岐阜大学地域科学部教授(ジャーナリズム論、環境文化論)。1983 年ニコン第8回伊奈信男賞。1995 年日本ジャーナリスト会議JCJ 特別賞、2005 年第1回日本科学ジャーナリスト賞。2007 年ニューヨークでマグナム創立60 周年記念招待作家として枯葉剤写真展、全米巡回。現在、JCJ 代表委員、日本写真家協会会友。現代写真研究所副所長。著書に『母は枯葉剤を浴びた』(新潮社、新版・岩波現代文庫)、『戦場の枯葉剤』(写真集、岩波書店)、『メソポタミアの朝』(JPS)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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日本のデジタル社会と法規制:プライバシーと民主主義を守るために
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2087-9 C0032 発行:2023年10月25日 四六判並製 332頁 ●内容紹介● デジタル社会の光と影── マイナンバー制度/GIGAスクール構想/デジタル庁の設立など、「行政自身が国全体の最大のプラットフォームとなる」日本のデジタル政策。 プライバシーを侵害する情報収集や消費行動の誘導、フェイクニュースや投票行動の操作など、世界中で警鐘の鳴らされる“デジタル社会の影”に、この国の法は対応可能か? 課題山積のデジタル社会化に、「法」は何ができるのか? ●目次● 第1章 二〇一〇年以後のデジタル社会の進展 第2章 顔認証システム、AIによる情報処理、フェイクニュース パネルディスカッション①デジタルプラットフォーマーに対し、世界はどのように取り組んでいるか 第3章 政府が目指しているデジタル社会とは? コラム①地方自治体における個人情報保護をめぐる問題点 パネルディスカッション②我が国のデジタル化はどうあるべきか 第4章 プライバシー権保障のための仕組み コラム②主権者の幸福に資するデジタル社会とは? ●監修者紹介● 武藤糾明(むとう・ただあき) 福岡県弁護士会。1997年弁護士登録。第64回人権擁護大会シンポジウム第2分科会実行委員会実行委員長。日弁連情報問題対策委員会副委員長。監視カメラ・顔認証システム、秘密保護法等を担当。住基ネット訴訟、マイナンバー訴訟、ハンセン病訴訟、B型肝炎訴訟などに関与。論文に、「実装される監視社会化ツール」(『世界』2021年4月号)、医療情報の結合とプライバシーの危機」(『月刊保団連』2023年2月号)など。 吉澤宏治(よしざわ・こうじ) 山梨県弁護士会。1999年弁護士登録。第64回人権擁護大会シンポジウム第2分科会実行委員会事務局長。日弁連情報問題対策委員会副委員長。同秘密保護法・共謀罪法対策本部事務局次長。共通番号制度、秘密保護法等を担当。 坂本団(さかもと・まどか) 大阪弁護士会。1993年弁護士登録。日弁連情報問題対策委員会元委員長。大阪大学法科大学院客員教授。主な著書は、『開かれた政府を求めて』(共著、花伝社、1995年)、『情報公開・開示請求実務マニュアル』(共著、民事法研究会、2016年)、『名誉毀損の法律実務―実社会とインターネット』(共著、民事法研究会、2014年)など 二関辰郎(にのせき・たつお) 第二東京弁護士会。1994年弁護士登録。ニューヨーク州弁護士。最高裁司法研修所教官、日弁連情報問題対策委員会委員長、BPO放送人権委員会委員長代行などを歴任。共著に『エンタテインメント法実務』(弘文堂、2021年)、『新基本法コンメンタール 情報公開法・個人情報保護法・公文書管理法』(日本評論社、2013年)など。 水永誠二(みずなが・せいじ) 東京弁護士会。1989年弁護士登録。第64回人権擁護大会シンポジウム第2分科会実行委員会副委員長。日弁連情報問題対策委員会委員長。マイナンバー問題等を担当。住基ネット差止訴訟、マイナンバー訴訟などに関与。論文に、「プライバシー保障のための『同意』のあり方」(『月刊保団連』2023年9月号)など。 野呂圭(のろ・けい) 仙台弁護士会。2000年弁護士登録。日弁連情報問題対策委員会前事務局長。仙台弁護士会会長。マイナンバー訴訟等に関与。 山口宣恭(やまぐち・のぶやす) 奈良弁護士会。2001年弁護士登録。著書に、『個人情報保護法改正に自治体はどう向き合うべきか』(共著、信山社、2022年)など。日弁連では、個人情報保護条例、公文書管理条例などを担当。 瀨戸一哉(せと・かずや) 埼玉弁護士会。2009年弁護士登録。第64回人権擁護大会シンポジウム第2分科会実行委員会事務局次長。日弁連では、感染者対策と個人情報保護、刑事手続きにおける個人情報の取扱いなどを担当。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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マスク社会に終止符を!!:コロナとワクチン、統計情報のトリックを曝く
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2079-4 C0036 発行:2023年8月25日 四六判並製 224頁 ●内容紹介● ワクチンもマスクも、もう終わりでいい! 国内外から収集・解析したデータが明らかにする、コロナ騒動の真実 ・「死者数増加」「医療逼迫」を理由にした社会活動の制限は、本当に妥当だったのか? ・マスクはいまも必要?――マスクの有害性を各国の論文をもとに徹底検証! ・ワクチンはもう接種不要! 死者数の解析からみえるコロナワクチンの実態 ・なぜ有識者・専門家ほど、間違ったデータの見方に踊らされてしまうのか? 情報通信のプロフェッショナルが世界中の情報から取得・作成した図表をもとに丁寧に解説 もう二度と騙されないための「正しいデータの見方」を解き明かす ●目次● 1 まえがき──「新型コロナ騒ぎはインフォデミックである」 2 コロナ死者数のトリック 3 マスクのトリック 4 新型コロナワクチンのトリック 5 トリックに欺かれない情報リテラシー 6 おわりに ●著者紹介● 藤川 賢治(ふじかわ・けんじ) 1970年 福岡県福岡市にて出生 1989年 福岡県立福岡高等学校 卒業 1990年 京都大学 奇術研究会 会長 1993年 京都大学 工学部情報工学科 卒業 1995年 京都大学大学院 工学研究科情報工学専攻修了 1997年 京都大学大学院 情報学研究科 博士課程 退学 1997年 京都大学大学院 情報学研究科 助教(2000年 Ph.D 取得) 1998年 京都大道芸倶楽部 Juggling Donuts 創設(メンバーの一人) 2006年 ルート(株) 主任研究員 2008年 国立研究開発法人 情報通信研究機構 主任研究員・研究技術員 2022年 医療統計情報通信研究所 所長 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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諫早湾干拓事業の公共性を問う:歴史的経緯とその利権構造をえぐる
¥880
ISBN978-4-7634-2077-0 C0036 発行:2023年8月25日 A5判ブックレット 84頁 ●内容紹介● 「優良農地の造成」「防災機能の強化」を掲げた諫干事業。 起工から35年目のいま、“宝の海”・有明海は瀕死の状況。 この事業の「公共性」「合理性」を改めて問いただす好著! 寺西俊一(日本環境会議理事長・一橋大学名誉教授) 潮受け堤防の締め切りから四半世紀。なぜ、いまもなお、海洋環境を悪化させてまでこの公共事業が押し進められているのか? 事業の裏にある巨万の「官・財・政」癒着構造を暴き、あるべき公共事業の姿と有明海再生への道を見定める ●目次● 1 諫早湾干拓事業の概要と目的及び経緯 2 諫早湾干拓事業の公共事業としての正当性と合理性──「費用便益分析」を中心に 3 諫早湾干拓事業をめぐる利権構造と癒着構造、草の根の事業依存体質 4 諫早湾干拓事業の推進のための財政負担転嫁構造──県費・受益者負担から国費負担への付け替え 5 諫早湾干拓事業が生んだ環境悪化(「有明海異変」)と歪みの連鎖 6 諫早湾干拓事業の真の「環境再生」をめざして──有明海の「環境再生」の方向性 むすび──諫早湾干拓事業の「真の環境再生」に向けて 参考文献 ●著者紹介● 宮入 興一(みやいり・こういち) 1942年長野県生まれ。1964年埼玉大学文理学部経済専攻卒業、1964年三菱銀行勤務、1975年大阪市立大学大学院経済学研究科修士課程修了、経済学修士、1979年大阪市立大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、1979年長崎大学商科短期大学部講師・助教授・教授、1997年長崎大学経済学部教授、2001年長崎大学名誉教授、2001年愛知大学経済学部教授、2003年愛知大学大学院経済学研究科長、2007年愛知大学大学院院長、2012年同大学定年退職、愛知大学名誉教授。 1988-89年ニューヨーク市立大学客員研究員、1998-2003年日本財政学会理事、1993-99年日本地域経済学会理事、1998-2001年日本地方財政学会理事、2003-23年東海自治体問題研究所理事、2009-17年日本租税理論学会理事、2007-23年東三河くらしと自治研究所代表、2012-23年愛知大学中部地方産業研究所客員所員、同総合郷土研究所客員所員、2015-23年関西学院大学災害復興制度研究所研究員 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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プライバシーこそ力:なぜ、どのように、あなたは自分のデータを巨大企業から取り戻すべきか
¥2,200
ISBN978-4-7634-2074-9 C0036 発行:2023年7月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● まさにいま、あなたのすべて(あなたの住所・電話番号・配偶者や子どもの有無・銀行口座・健康状態・友人関係・性的指向・次にあなたが何をしようとしているかまで)が巨大IT企業と政府につかまれているかもしれない。 若きオックスフォード大学の俊英がわかりやすく解説する「監視資本主義」の脅威と解決策 英エコノミスト誌が選ぶ2019年ベストブック選出! ●目次● 序章 第1章 データに飢えたハゲタカ 第2章 プライバシー喪失への道 第3章 プライバシーこそパワー 第4章 トキシック・データ 第5章 データの流れを変えられるか 第6章 今のあなたにできること 終章 訳者あとがき 索引 注 ●著者紹介● カリッサ・ヴェリツ(Carissa Véliz) オックスフォード大学哲学科およびAI倫理研究所准教授、ハートフォード・カレッジチュートリアルフェロー。「オックスフォード・ハンドブック・オブ・デジタル・エシックス」編集者。 訳者略歴 平田光美(ひらた・てるみ) 慶應義塾大学法学部卒。同志社大学大学院でMBA取得。幼少期から中学時代をロンドンで過ごす。大学では独占禁止法を中心とした国際経済法を専攻。バイリンガルとして大学在学中から翻訳に加え英会話を教え、国際会議や企業の会議通訳も務める。 平田完一郎(ひらた・かんいちろう) 慶應義塾大学経済学部卒。1970〜80年代にシティにある住友銀行ロンドン支店および同行現地法人に14年間勤務。国際金融、為替ディーリング、証券各業務に携わる。大和証券SMBC取締役を経て、スウェーデンの大手銀行スウェッドバンクおよびスウェーデン地方金融公社の日本代表、福島学院大学副理事長を務め、現在、スウェーデンの商社ガデリウスの監査役。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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回避不能な免疫逃避パンデミック
¥1,980
ISBN978-4-7634-2072-5 C0047 発行:2023年7月25日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● コロナワクチンは、私たちの免疫とウイルスをどう変化させてしまったのか? ワクチンによる「免疫系の変化」と「感染性の高い変異株」の関係性を、ワクチン学・ウイルス学・免疫学・進化生物学的知見から徹底検証。ワクチン接種がもたらしている新たな事態、「免疫逃避パンデミック」の全貌を描く。 ワクチン学エキスパートが提案する、「ワクチン未接種・自然免疫系の強化」というこれからの変異ウイルスとの闘い方 ●目次● 著者による序文 巻頭辞 要約 イントロダクション 第1章 オミクロン! 何をしたんだ?! 第2章 ダーウィン理論の無視 第3章 オミクロンの進化の方向は、抗体依存性感染性増強から抗体非依存性病原性増強へ移りつつある 第4章 人々の健康への差し迫った脅威の原因は、集団ワクチン接種にある。WHO、公衆衛生当局、規制機関に対する信頼は失墜した。彼らは何をしたのだろうか? 第5章 免疫逃避パンデミックに関する研究は、突然変異についての切手収集のようなもので、社会的影響に関する具体的な予測は得られていない。それどころか、語られているのは免疫学的な無知と主流の見解のみである 第6章 道は険しいが、細胞性自然免疫系のみが免疫逃避ウイルス変異から身を守り、免疫逃避パンデミックを制する(唯一の)鍵である 第7章 オミクロンもmRNAワクチンも、——あるいはその両者の組み合わせも——公衆衛生上の災いでこそあれ、恵みではない 第8章 自然免疫系は訓練すればするほど良いものとなるが、パンデミック下でワクチンを接種すればするほど獲得免疫系が損なわれる 第9章 集団ワクチン接種:中和抗体に依存した疾患防御から抗体非依存性重症疾患増強へ 第10章 結論 第11章 重要な質問と回答 関連文献/本文中に引用された文献/さらに理解したい方のために/図/脚注 著者 Geert Vanden Bosscheについて ●著者紹介● ギアト・ヴァンデン・ボッシュ(Geert Vanden Bossche) ゲント大学(ベルギー)で獣医学学位(DVM)を取得後、ホーエンハイム大学(ドイツ)でウイルス学の博士号を取得。ベルギー及びドイツの大学において、非常勤講師を務め、学術界でキャリアを積んだ後、複数のワクチン会社(GSK Biologicals、Novartis Vaccines、Solvay Biologicals)に入社。ワクチンの研究開発及び後期開発においてさまざまな役割を果たし、その後、米国シアトルにあるビル&メリンダ・ゲイツ財団グローバルヘルスディスカバリーチームにシニア・プログラムオフィサーとして参加。また、ジュネーブのGAVI(Global Alliance for Vaccines and Immunization)でシニアエボラプログラムマネージャーとして、ケルン・ドイツ感染研究センターでワクチン開発室長として勤務。 現在、バイオテクノロジーやワクチンのコンサルタントとして活躍する一方、ナチュラルキラー細胞ベースのワクチンに関して独自の研究を行う。 渡邊 裕美(わたなべ・ゆみ) 新潟大学医学部准教授、医学博士、医師。九州大学医学部卒、同大学大学院で博士号(医学)取得、同大生体防御医学研究所助手、テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンターポスドク、京都大学医学部助手、新潟大学医学部非常勤研究員、同大医学部助教、講師を経て現職。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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年間4万人を銃で殺す国、アメリカ:終わらない「銃社会」の深層
¥1,650
ISBN978-4-7634-2069-5 C0036 発行:2023年6月30日 四六判並製 176頁 ●内容紹介● 相次ぐ乱射事件にも、なぜアメリカは銃を手放せないのか? 人口を超える数の銃が出回り、毎日100人以上が銃で命を落とす世界に類を見ない銃大国で、いつまでも銃規制が進まない背景には何があるのか? 分断が進む社会で深刻化する銃問題と、それを通じて見えてくるアメリカの本質とは── 日本の「パートナー」の宿痾、その深すぎる闇に迫る! ●目次● 序 章 銃暴力の蔓延というアメリカの病 第1章 自国民を殺し続けるアメリカ銃社会 第2章 なぜ常識的な銃規制を実施できないのか 第3章 銃と白人至上主義とトランプ前大統領 第4章 銃問題を通して見えてくる米国の本質 終 章 銃問題の解決に向けた新たな可能性 ●著者紹介● 矢部 武(やべ・たけし) 1954年、埼玉県生まれ。国際ジャーナリスト。70年代半ばに渡米し、アームストロング大学で修士号を取得。帰国後、米紙ロサンゼルスタイムス東京支局記者等を経てフリーに。銃社会、人種差別、麻薬など米国深部に潜むテーマを抉り出す一方で、高齢化や社会問題などを比較文化的に分析し解決策をさぐる。 著書に『世界大麻経済戦争』(集英社新書)、『大統領を裁く国アメリカ』(同)、『アメリカ白人が少数派になる日~「2045年問題」と新たな人種戦争』(かもがわ出版)、『日本より幸せなアメリカの下流老人』(朝日新書)、『大麻解禁の真実』(宝島社)、『60歳からの生き方再設計』(新潮新書)、『アメリカ病』(同)、『アメリカよ、銃を捨てられるか』(廣済堂出版)、『もし銃を突きつけられたら~銃社会アメリカの安全な歩き方』(ダイヤモンド社)、『人種差別の帝国』(光文社)、『危険な隣人アメリカ』(講談社)、『少年犯罪と闘うアメリカ』(共同通信社)など多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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検証・コロナワクチン:実際の効果、副反応、そして超過死亡
¥2,200
ISBN978-4-7634-2068-8 C0047 発行:2023年6月30日 四六判上製 256頁 ●内容紹介● 超一流の臨床医によるコロナ医療の総括。 医師・科学者の良心の叫びを聞け!! 推薦:福島雅典(京都大学名誉教授) 日本における公開情報の分析から浮かび上がる、未曽有の薬害。 先端医療の最前線を行くがん専門医がリアルタイムで追い続けた、コロナワクチンの「真実」とは? ●目次● 第1章 私がコロナワクチンの接種に慎重な理由 第2章 コロナワクチンにおける情報公開 第3章 コロナ禍がわが国にもたらした財政負担 第4章 コロナワクチンの効果 第5章 子どもへのワクチン接種 第6章 コロナワクチン接種後の死亡事例の報告と救済制度 第7章 コロナワクチン接種による中・長期副反応 第8章 超過死亡 ●著者紹介● 小島勢二(こじま・せいじ) 名古屋大学名誉教授、名古屋小児がん基金理事長。1976年に名古屋大学医学部卒業、静岡県立こども病院、名古屋第1赤十字病院で小児がんや難治性血液疾患の診療に従事。1999年に名古屋大学小児科教授に就任、次世代シークエンサーによる網羅的遺伝子診断や遺伝子治療の開発を行う。日本血液学会、日本小児科学会、日本小児血液・がん学会、日本造血細胞移植学会の理事を歴任。2016年に名古屋大学を退官後は名古屋小児がん基金を設立。発表英文論文の総数:440編、総引用回数:18,000、h指数:74。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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女性の自立をはばむもの:「主婦」という生き方と新宗教の家族観
¥1,650
ISBN978-4-7634-2062-6 C0036 発行:2023年5月5日 四六判並製 160頁 ●内容紹介● 貧困に釘付けられた「主婦」たちは、新宗教に規律と居場所を求めた──。 推薦・田中優子氏(法政大学前総長) なぜ女性たちは、古い家族観を振りかざす宗教にからめ取られるのか? 本書から、女性たちを追いつめてきた社会の歴史が見える。 ●目次● 第一章 父の「お妾さん」をめぐる旅 第二章 「女性の自立」はどこで挫折したのか 第三章 現代を生きる女性の貧困 第四章 新宗教の家族観と八〇年代の「主婦」たち ●著者紹介● いのうえせつこ 1939 年岐阜県大垣市生まれ、フリーライター。横浜市在住。県立大垣北高校・京都府立大学卒。子ども、女性、平和などの市民運動を経て女性の視点で取材・執筆・講演活動を行う。一般社団法人日本コンテンツ審査センター諮問委員。一般社団法人AV人権倫理機構監事。NPO法人精舎こどもファンド代表。NPO法人あんしんネット代表。著書として、『チヨさんの「身売り」:歴史に隠された女性たちの物語』、『新宗教の現在地:信仰と政治権力の接近』、『ウサギと化学兵器:日本の毒ガス兵器開発と戦後』(以上花伝社)、『子ども虐待:悲劇の連鎖を断つために』、『女性への暴力:妻や恋人への暴力は犯罪』、『高齢者虐待』、『多発する少女買春:子どもを買う男たち』、『買春する男たち』、『新興宗教ブームと女性』(以上新評論)、『主婦を魅する新宗教』、『結婚が変わる』(以上谷沢書房)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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新版 自衛隊も米軍も、日本にはいらない!:恒久平和を実現するための非武装中立論
¥1,650
ISBN978-4-7634-2061-9 C0036 発行:2023年5月3日 四六判並製 240頁 ●内容紹介● 「災害救助即応隊」構想こそ、危機を増す安全保障環境を生き抜く決め手となる! 「攻められたらどうするの?」「外交努力だけで平和は作れない」「戸締りと同様、軍事力は絶対に必要」「自衛隊を無くすって隊員の雇用はどうなるの?」…… すべての疑問と懸念に答えます! 理想と現実を両立させた画期的平和国家論が、ますますパワーアップして登場! ●目次● 第1章 改憲論議に「待った」をかけるために 第2章 究極の安全保障組織「防災平和省」の新設 第3章 自衛隊違憲論争と抑止力 第4章 「災害救助即応隊(ジャイロ)」創設か、自衛隊・日米安保体制の継続か 第5章 外国から攻められたらどうするかと聞かれたら 第6章 護憲派と改憲派、そして無関心層へのアプローチ 第7章 防災平和省と「災害救助即応隊(ジャイロ)」実現のロードマップ 終 章 コスタリカは生き字引き ●著者紹介● 花岡 蔚(はなおか・しげる) 1943年生まれ。1966年東京大学法学部政治学科卒、1975年カリフォルニア大学バークレー校経営学修士。1966年日本勧業銀行(現みずほ銀行)入行。カナダ第一勧業銀行副頭取。国内支店長を経て大手電機メーカー出向、取締役国際事業本部担当。銀行および出向先でニューヨーク、ロンドン、トロントなど15 年以上にわたり海外駐在。2006年カリタス女子短期大学非常勤講師(時事英語)。2003年「自衛隊イラク派兵反対集会」を機に市民運動に参加、オーバー東京(A9S)、コスタリカに学ぶ会会員、2004年以降チャールズ・オーバビー博士(オハイオ大学名誉教授)と博士の最晩年まで親交を結ぶ。9条地球憲章の会、SA9(Second Article 9、埼玉県日高市発祥の平和運動)、不戦兵士・市民の会、撫順の奇跡を受け継ぐ会、米軍基地をなくす草の根運動などの活動支援をしながら全国を講演行脚中。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ジェンダー平等を実現する法と政治:フランスのパリテ法から学ぶ日本の課題
¥1,870
ISBN978-4-7634-2058-9 C0036 発行:2023年4月25日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● なぜこれほどまでに日本のジェンダー平等は進まないのか? 公正な社会への道筋を、平等の国フランスの歴史に遡り考える! 政治・経済分野の「パリテ」を達成し、さらに同性婚や生殖補助医療、氏の選択にまで法制度を広げた国、フランス。フランス人権宣言と憲法の歴史的展開、そして今に至るまでのフランス政策動向を丁寧に追いつつ、日仏の比較法的検討を通じて、日本のジェンダー平等実現に向けた法・政治分野の課題を提示する。 ●目次● 第一章 フランス人権宣言の成立と現代的人権の展開──人権の歴史、日本への影響 第二章 女性の権利宣言からパリテまで──ジェンダー論の系譜 パリテ通信 第1~3回 第三章 フランスの家族論と社会の変容 パリテ通信 第4回 第四章 日本の家族法をめぐる問題 パリテ通信 第5回 第五章 日仏の比較からみた日本の課題 パリテ通信 第6回 ●著者紹介● 辻村みよ子(つじむら・みよこ) 東北大学名誉教授・弁護士(東京弁護士会)。法学博士(一橋大学)。ジェンダー法政策研究所共同代表。一橋大学助手・成城大学助教授・教授、東北大学教授(1999-2013)・同大学ディスティングイッシュト・プロフェッサー、明治大学法科大学院教授(2013-2020)を経て、現職。パリ第2 大学比較法研究所招聘教授、日本学術会議会員、国際憲法学会理事、同日本支部副代表、日本公法学会理事、全国憲法研究会代表、ジェンダー法学会理事長、日仏会館評議員、内閣府男女共同参画会議員などを歴任。近著に、『辻村みよ子著作集(第6巻)比較憲法の課題』、『辻村みよ子著作集(第5巻)家族と憲法』、『辻村みよ子著作集(第4巻)憲法とジェンダー法学』(信山社、2022-23 年)、『憲法(第7版)』(日本評論社、2021 年)など。 齊藤笑美子(さいとう・えみこ) パリ第10大学DEAおよび一橋大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。一橋大学大学院法学研究科特任講師、茨城大学人文学部准教授を経て、2013年からフランス移住。現在、ジェンダー法政策研究所(GELEPOC)フランス支部長。主著に、「性刑法と憲法──2016年買売春廃止法からの性的自由再考」(『日仏法学』(31)、2021)、「婚姻・家族とフランス憲法」『社会変動と人権の現代的保障』(信山社、2017)、編著に『性的マイノリティ判例解説』(信山社、2011)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ウクライナ戦争をどうみるか:「情報リテラシー」の視点から読み解くロシア・ウクライナの実態
¥1,870
ISBN978-4-7634-2057-2 C0036 発行:2023年4月5日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● ほんとうにロシアだけが悪なのか? ウクライナ戦争がはじまった理由、そして「なぜいまだに停戦することができないのか」を、西側諸国の視点から距離を置きつつ多角的・総合的に解説。フェイクニュースのはびこる「情報戦」としてのウクライナ戦争に光を当て、「情報リテラシー」の視点からこの戦争の真相=「米・NATO代理戦争」の姿、そして「第三次世界大戦」の可能性を占う。 意図的な誤報=「ディスインフォメーション」に騙されないために ●目次● 第1章 情報リテラシーをめぐる基本構造 第2章 二〇一四年春にはじまった? ウクライナ戦争 第3章 ウクライナ側の情報に頼りすぎるな 第4章 なぜ停戦できないのか 第5章 だまされないための対策 ●著者紹介● 塩原俊彦(しおばら・としひこ) 1956年生まれ。評論家。一橋大学大学院経済学研究科修士課程修了。学術博士。朝日新聞モスクワ特派員、高知大学准教授を経て今に至る。著書に、『ロシアの軍需産業』『「軍事大国」ロシアの虚実』(岩波書店)、『パイプラインの政治経済学』(法政大学出版局)、『ウクライナ・ゲート』『プーチン3.0』『ウクライナ3.0』『復讐としてのウクライナ戦争』(社会評論社)など多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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毒の水:PFAS汚染に立ち向かったある弁護士の20年
¥2,750
ISBN978-4-7634-2056-5 C0036 発行:2023年4月5日 四六判並製 424頁 ●内容紹介● 「永遠の化学物質」による汚染と被害は、あまりに身近すぎた くっつきにくいフライパン、クッキングシート、フライドポテトの袋、アイシャドウ、そして水道水……これらに含まれるPFAS(有機フッ素化合物)は、一度体内に取り込まれると消えることなく蓄積し、がんや潰瘍性大腸炎などの原因となる──長年隠されてきた事実を暴き、巨大企業を告発した一人の弁護士の、人生を賭けた壮絶な闘いの記録。 日本でも注目のPFAS汚染を知らしめた記念碑的名著、待望の邦訳! 映画『ダーク・ウォーターズ』原作本 ●目次● 第一幕 その農場主 第1章 ドライ・ラン川 第2章 電話 第3章 パーカーズバーグ 第4章 農場 第5章 秘密の原材料 第6章 紙の手がかり 第7章 科学者 第8章 手紙 第9章 会議 第10章 雌牛が帰ってくる 第11章 和解 第二幕 町 第12章 岐路 第13章 最初の血 第14章 特権化 第15章 代替データ 第16章 破壊欲 第17章 ネズミとヒトについて 第18章 テフロンの歩兵たち 第19章 現実的悪意 第20章 アベ・マリア(神の助け) 第21章 言説戦争 第22章 疫学 第23章 「知られざる健康被害」 第24章 企業の知識 第25章 急転直下 第26章 ビッグ・アイディア 第三幕 世界 第27章 調査 第28章 第二波 第29章 腹黒い科学 第30章 証明責任 第31章 痙攣 第32章 報いへの道 第33章 公判 第34章 報い ●著者紹介● ロバート・ビロット(Robert Bilott) タフト・ステッティニアス&ホリスター法律事務所パートナー弁護士。1987年フロリダ州サラソタのニュー・カレッジ卒、1990年オハイオ州立大学大学院モリッツ・カレッジ・オブ・ロー修了。PFAS曝露被害訴訟の第一人者として、いずれも初となる個人訴訟、集団訴訟、大規模不法行為訴訟、及び広域係属訴訟を指揮。PFAS汚染被害者救済活動に関して、「もう一つのノーベル賞」と言われる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞したほか、法律および環境関連の受賞歴多数。市民団体「レス・キャンサー」と「グリーン・アンブレラ」理事を務める傍ら、世界各地のロースクール、大学、カレッジ、地方自治体その他団体にて講演や講義を続けている。ライト・ライブリフッド・カレッジ教員、イェール大学公衆衛生大学院環境健康科学部講師、アルゼンチン・コルドバ国立大学名誉教授。 本書は、マーク・ラファロ主演の映画『ダーク・ウォーターズ』(2019年)の原作となった。 〈訳者略歴〉 旦 祐介(だん・ゆうすけ) 1956年東京生まれ。東京大学教養学部、米国アマースト大学教養学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科国際関係論修士課程修了・博士課程満期退学。東海大学教養学部教授、同ヨーロッパセンター所長、同国際本部長、東洋学園大学副学長・学長歴任。この間イギリス・ケンブリッジ大学クレアホールとオーストラリア国立大学客員教授、日本人間の安全保障学会会長も務めた。現在同学会特別顧問・同学会英字誌編集委員。専門はイギリス帝国史、人間の安全保障。民間軍事安全保障会社、地球温暖化の科学、サイバーセキュリティ、内分泌撹乱物質・添加物や有機農法に関心。趣味は音楽・室内楽演奏、モータリゼーションの文化と歴史。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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現代フィリピンの地殻変動:新自由主義の深化・政治制度の近代化・親密性の歪み
¥2,200
ISBN978-4-7634-2054-1 C3036 発行:2023年3月20日 A5判並製 288頁 ●内容紹介● かつての「つながりで貧困を生き抜く社会」は、いかに変容したのか── グローバルなサービス産業への特化による著しい経済成長と社会福祉の充実。 急激な社会変化のなかで、ドゥテルテによる強権政治はなぜ熱狂的支持を得たのか? 新自由主義に呑み込まれる現代フィリピンを、緻密なフィールド調査から多面的に描き出す。 ●目次● 〈問題の所在〉 序論 新時代のフィリピン人──なぜ「規律」を求めるのか 批判的序論 2010年代のフィリピン政治をどう理解するか──社会民主主義への転換 〈第1部 フォーマリティへの欲望〉 第1章 揺らぐ寡頭制──ディナガット州における革新政治の展開 第2章 包摂的成長と再定住の政治── 2010年代におけるマニラの空間再編 第3章 「レッドテープ」からの脱却──法制度と執行体制の整備による非属人的制度の模索 第4章 発展する胴元国家、生き残る違法賭博──ドゥテルテ時代の賭博政策をめぐる人々と政治 第5章 スペクタクル化する「マンゴーの島」──ギマラス島における産地再編の光と影 〈第2部 ままならないインティマシー〉 第6章 再編される親密性──生政治と死政治に引き裂かれる人々 第7章 「親しみやすさ」の複数性──コールセンターとKTV の労働世界 第8章 OFW の身体に対する「遅い暴力」──農村男性の出稼ぎ先における痛みをめぐって 第9章 他者への応答としての「リホック」 ──元OFW 女性の日常から見る現代フィリピンの共生と分断 第10 章 消費される未来、沈殿する過去──妊娠期における喪失経験と女性たちの応答 〈結論にかえて〉 現代フィリピンにおける時間/テンポの加速と揺らぎ──継ぎはぎされる変化への希求 ●著者紹介● 原民樹(はら・たみき) 早稲田大学アジア太平洋研究センター助教。1985年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は政治学・フィリピン地域研究。論文に「アキノの改革政治と競争法──包括的競争法成立にみる『包摂的成長』のビジョン」(『アジア研究』第67巻2号、2021年)、“Defeating a Political Dynasty: Local Progressive Politics through People Power Volunteers for Reform and Bottom-up Budgeting Projects in Siquijor, Philippines,” Southeast Asian Studies, 8(3), 2019 年など。 西尾善太(にしお・ぜんた) 立命館大学大学院先端総合学術研究科特別研究員(PD)。1989年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。専門は都市人類学。著書に『ジープニーに描かれる生』(風響社、2022年)、『分断都市マニラにおける「公共性」の地層』(京都大学、博士論文、2021年)など。 白石奈津子(しらいし・なつこ) 大阪大学大学院人文学研究科講師。1988年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程単位取得退学。博士(地域研究)。専門は文化人類学・農村社会学。著書に『出稼ぎ国家フィリピンと残された家族──不在がもたらす民族の共在』(風響社、2018年)、“Reverse of Good Practice in Forest Preservation: Household Economy of Alangan-Mangyan and Community-Based Forest Management Program in the Philippines,” Geographical review of Japan series B, 2014年など。 日下渉(くさか・わたる) 東京外国語大学総合国際学研究院教授。1977年生まれ。九州大学大学院比較社会文化学府博士課程単位取得退学、京都大学人文科学研究所助教、名古屋大学大学院国際開発研究科准教授を経て現職。博士(比較社会文化)。専門はフィリピン地域研究。著書に『反市民の政治学──フィリピンの民主主義と道徳』(法政大学出版局、2013年)、編著に『東南アジアと「LGBT」の政治──性的少数者をめぐって何が争われているのか』(明石書店、2021年)など。 【著者】 飯田悠哉(いいだ・ゆうや) 愛媛大学農学部食料生産経営学コース研究員。1986年生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程指導認定退学。専門は農業・食料社会学。論文に「かれらの前に誰がいたのか──園芸産地の季節労働市場と国内労働者」(崔博憲・伊藤泰郎編『日本で働く──外国人労働者の視点から』松籟社、2021年)など。 久保裕子(くぼ・ゆうこ) 東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程在籍。専門は文化人類学、医療人類学。著書に『フィリピン女性たちの流産と中絶──貧困・贖罪・ポリティクス』(風響社、2021年)、論文に「医療人類学においてヘルスコミュニケーションをどう論じるか──フィリピン・メトロマニラの多言語状況における“Abortion”の「誤用」と齟齬の考察を手掛かりに」(『ことばと社会』第22巻、三元社、2020年)など。 田川夢乃(たがわ・ゆめの) 京都大学東南アジア地域研究研究所連携研究員。1991年生まれ。広島大学大学院国際協力研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は文化人類学、ジェンダー・セクシュアリティ研究。論文に「仕事・恋愛・暴力が交錯する場」(田中雅一・嶺崎寛子編『ジェンダー暴力の文化人類学』昭和堂、2021年)など。 中窪啓介(なかくぼ・けいすけ) 東京農業大学国際食料情報学部食料環境経済学科助教。1983年生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。博士(地理学)。専門は人文地理学・農業地理学。共著に『図説 京阪神の地理──地図から学ぶ』(ミネルヴァ書房、2019年)、論文に「フィリピン・パンガシナン州におけるマンゴーの請負生産にもとづく供給態勢」(『農村研究』第132 巻、2021年)など。 藤原尚樹(ふじわら・なおき) 神戸大学大学院国際協力研究科研究員。1988年生まれ。神戸大学大学院国際協力研究科博士課程単位取得退学。博士(政治学)。専門は開発政治学、都市研究。論文に「グローバル・サウスにおける「スラム」の包摂的排除をめぐって」(『国際協力論集』第27巻第2号、2020年)、“Gentrification and Segregation in the Process of Neoliberal Urbanization of Metro Manila,” Kasarinlan: Philippine Journal of Third World Studies, 35, Forthcoming など。 宮川慎司(みやがわ・しんじ) 上智大学日本学術振興会特別研究員(PD)。1990年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門は政治経済学、フィリピン地域研究。論文に「強まる反インフォーマリティの規範」(『アジア経済』第61巻3号、2020年)、「黙認されないインフォーマリティ」(『アジア研究』第68巻2号、2022年)など。 師田史子(もろた・ふみこ) 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教。1992年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。専門は文化人類学・フィリピン地域研究。論文に「偶然性に没頭し賭けることの有意味性──フィリピンにおける数字くじの事例から」(『文化人類学』第86巻3号、2021年)、「フィリピンにおける賭博の規制・管理の過去と現在─違法数字くじをめぐる政策の変遷─」(『アジア・アフリカ地域研究』第20巻1号、2020年)など。 吉澤あすな(よしざわ・あすな) 京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程。1987年生まれ。専門はフィリピン地域研究・文化人類学。著書に、『消えない差異と生きる──南部フィリピンのイスラームとキリスト教』(風響社、2017)、“Making the Island a“Fortress”: Government’s Measures and People’s Mentality against COVID-19 in Bohol,” Social Ethics Society Journal of Applied Philosophy, Special Issue, 2020年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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社会保障と『資本論』:新しい理論構築のための50問50答
¥1,980
ISBN978-4-7634-2052-7 C0036 発行:2023年3月10日 四六判上製 104頁 ●内容紹介● 社会保障の拡大は、本当に経済成長を抑制するのか? マルクス『資本論』の“分析と方法”を援用すると、現代福祉をどのように体系化し、国家経済に位置づけることができるのか。 社会保障の観点から問答形式で『資本論』を読み解き、社会保障理論の新展開を試みる。 福祉国家への新たなメルクマール ●著者紹介● 京極髙宣(きょうごく・たかのぶ) 東京大学大学院経済学研究科博士課程経済学専攻修了。 1995年4月 日本社会事業大学学長(~2005年3月) 日本社会事業大学名誉教授(現在に至る) 2005年4月 国立社会保障・人口問題研究所所長(~2010年3月) 2008年8月 全国社会福祉協議会中央福祉学院学院長(~2017年6月) 2010年4月 国立社会保障・人口問題研究所名誉所長(現在に至る) 2021年7月 社会福祉法人浴風会名誉理事長(現在に至る) 主な著作に、『京極高宣著作集(全10巻)』(中央法規出版、2002-2003年)、『社会保障と日本経済──社会市場の理論と実証』(慶応義塾大学出版会、2007年)、『福祉レジームの転換──社会福祉改革試論』(中央法規出版、2013年)、『福祉書を読む』(ドメス出版、2014年)、『糸賀一雄の思想と生涯』(ミネルヴァ書房、2014年)、『福祉法人の経営戦略』(中央法規出版、2017年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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高校無償化問題が問いかけるもの:朝鮮学校物語2
¥1,320
ISBN978-4-7634-2050-3 C0036 発行:2023年3月4日 A5判ブックレット 192頁 ●内容紹介● この国には、朝鮮学校がある。 不当に「高校無償化」から除外された朝鮮学校。 たたかいを通じて見えてきた、政治と教育の関係、日本社会の差別構造といった課題、そして地域での連帯という可能性。 歴史と文化に裏付けられ、地域の多様性を支える「もうひとつの学校」のために、私たちは何ができるのか? すべての子どもたちの「学ぶ権利」が守られる日まで── ●目次● 第1章 高校無償化から排除された朝鮮学校 第2章 審判を受けるべき者は誰か──東京訴訟が問うたもの 第3章 新たな線引きに抗して 第4章 それぞれの朝鮮学校物語 第5章 朝鮮学校問題の現在地 ●著者紹介● 朝鮮学校「無償化」排除に反対する連絡会記録編集委員会 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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労働NPOの事件簿:仕事をめぐる「名もなき人たち」のたたかい
¥1,870
ISBN978-4-7634-2048-0 C0036 発行:2023年2月5日 四六判並製 356頁 ●内容紹介● まだ詰んでなんてない、何でも相談できる「労働NPO」があるじゃないか! 非正規労働が拡大し、働く人たちの権利が危機にさらされる現代ニッポン。 労働問題のスペシャリストたちが集い、弱い立場の働く人をサポートする労働NPOでは、今日も「雇用の劣化」とのたたかいが繰り広げられている── 待遇差別、不当解雇、給料未払い……多様な職種・雇用形態の事例をもとにした、「使える」労働問題ノベル ●目次● 第1章 派遣社員に対する差別的待遇 第2章 非正規社員に対する雇止め 第3章 引越し屋さん罰金事件 第4章 有給休暇のない会社 第5章 不当解雇は撤回できるか? 第6章 内定取消と法的根拠 第7章 外国人労働者の悲哀 第8章 ガールズバー事件 ●著者紹介● 北出 茂(きたで・しげる) 1974年生まれ、大阪府出身。社会保険労務士(大阪府社会保険労務士会所属)。経営法務コンサルタント。地域労組おおさか青年部顧問、全大阪地域労組協議会執行委員、NPO法人働き方ASU-NET 常任理事、過労死防止大阪センター事務局長などを歴任。 著書に『過労死のない社会を』(岩波ブックレット、共著)、『これではお先まっ暗!』(学習の友社、共著)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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昭和の銀行員 第1巻 支店遍歴篇:1965─1971年
¥2,200
ISBN978-4-7634-2047-3 C0095 発行:2023年2月5日 四六判並製 384頁 ●内容紹介● 昭和の銀行を実直に生きた、重厚な人間物語 昭和40年4月、学生運動に参加した日々を胸に秘め、不動産銀行本店に初出勤。 新入行員研修では算盤と格闘。タイガー計算器を回し、伝票を繰って帳尻を合わせ、 支店一丸で決算を乗り越えた懐かしき日々の記録。 高度経済成長期を舞台に、激動する銀行業界に生きた「昭和の銀行員」の姿から 見えてくるものとは──。 『日債銀破綻の原罪』の著者が問う。 「出世するだけが、人生の目標ではない!」 ●目次● 序章 第1章 名古屋支店 第2章 金沢支店 あとがき ●著者紹介● 上杉幸彦(うえすぎ・ゆきひこ) 1943年生まれ、東京大学経済学部卒業。 1965年、日本不動産銀行(1977年、日本債券信用銀行に行名変更、現あおぞら銀行)入行。名古屋支店、金沢支店勤務の後、事務管理部(その後総合システム部)にて総合オンラインシステム、海外店システム、外国業務システムの開発に従事。 1998年、同行退職。 文芸誌『白桃』同人 著書(筆名:田代恭介) 『日債銀破綻の原罪(上、下)』(東銀座出版社、1999年) 『青いシュプール』(東銀座出版社、2003年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net