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インド不二一元論哲学・原点へのいざない:新訳註 シャンカラ註『ブラフマ・スートラ』「冒頭四スートラ論」
¥2,750
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ISBN 978-4-7634-2189-0 C0015 発行:2025年9月10日 四六判上製 141頁 ●内容紹介● 万物の根源とは何か 万物も自己も同一の根源にあるという一元論を説いた不二一元論ヴェーダーンタ学派。その「根本教典」であり、存在理由を詳述したシャンカラ註『ブラフマ・スートラ』「冒頭四スートラ論」を、註解付きで翻訳。 さらに不二一元論の「必修綱要書」ダルマラージャ著『ヴェーダーンタ・パリバーシャー』「目標」を付し、不二一元論哲学の世界へといざなう。 ●目次● はじめに シャンカラ註『ブラフマ・スートラ』「冒頭四スートラ論」 ダルマラージャ『ヴェーダーンタ・パリバーシャー』「第九章 目標」 おわりに ●著者紹介● 宮元啓一(みやもと・けいいち) 1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。 現在、國學院大學名誉教授。 著作に、『インド哲学七つの難問』(講談社選書メチエ/筑摩書房)、『仏教誕生』(講談社学術文庫)、『仏教かく始まりき パーリ仏典『大品』を読む』『インド哲学の教室』(春秋社)、『わかる仏教史』『ブッダが考えたこと』(角川ソフィア文庫)、『勝宗十句義論』(臨川書店)、『新訳 ミリンダ王の問い』『[全訳]念処経』『インド論理学へのいざない』(花伝社)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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不平等ではなかった幕末の安政条約:関税障壁20%を認めたアメリカ総領事ハリスの善意
¥1,430
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ISBN 978-4-7634-2191-3 C0021 発行:2025年9月10日 四六判並製 168頁 ●内容紹介● 幕末、開国したばかりの日本を支えたのは相互高率関税だった ●目次● 第一部 日米通商条約の経緯 鈴木荘一 第一章 ペリー来航と日米和親条約 第二章 日米通商条約の無勅許調印 第三章 桜田門外の変 第二部 関税率二〇%を容認したアメリカ 関 良基 第四章 関税率二〇%はどのようにして決まったか 第五章 尊王攘夷運動がもたらした関税自主権の喪失 第三部 アメリカ総領事ハリスの親切 村上文樹 第六章 日本へ来たハリス 第七章 交渉人としてのハリス 第八章 唐人お吉物語その虚構と真実 ●著者紹介● 鈴木荘一(すずき・そういち) 近代史研究家。昭和23 年生まれ。昭和46 年東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行にて審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。とくに企業審査、経済・産業調査に詳しく、その的確な分析力には定評がある。平成13 年日本興業銀行を退社し、以後歴史研究に専念、「幕末史を見直す会」代表として、現代政治経済と歴史の融合的な研究や執筆活動などを行っている。主な著書に『明治維新の正体』『政府に尋問の筋これあり』(以上、毎日ワンズ)、『日露戦争と日本人』『日本征服を狙ったアメリカのオレンジ計画と大正天皇』(以上、かんき出版)、『アメリカの罠に嵌った太平洋戦争』(自由社)、『究極の敗戦利得者日本外務省が隠蔽する 満州建国の真実』『日中戦争はスターリンが仕組んだ』『幕末会津藩 松平容保の慟哭』『幕末の天才 徳川慶喜の孤独』『それでも東條英機は太平洋戦争を選んだ』『陸軍の横暴と闘った 西園寺公望の失意』『昭和の宰相 近衛文麿の悲劇』(以上、勉誠出版)などがある。 関 良基(せき・よしき) 拓殖大学政経学部教授。昭和44 年生まれ。主な著書に『赤松小三郎ともう一つの明治維新』(作品社)、『社会的共通資本としての森』(東京大学出版会)、『自由貿易神話解体新書』『社会的共通資本としての水』(以上、花伝社)などがある。 村上文樹(むらかみ・ぶんき) 曹洞宗瑞龍山玉泉寺住職。昭和25 年生まれ。駒澤大学文学部卒業後、昭和48 年から33 年間、下田市役所勤務。平成13 年より瑞龍山玉泉寺。主な著書に『開国史蹟玉泉寺』『唐人お吉物語 その虚構と真実』(玉泉寺ハリス記念館)などがある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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日本共産党、再生への条件:この組織を消滅させないために
¥1,650
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ISBN 978-4-7634-2190-6 C0031 発行:2025年9月10日 四六判並製 128頁 ●内容紹介● 今こそ求められる、組織体質の転換 かつて革新運動を支え、国政・自治体での影響力を誇った日本共産党は、なぜここまで弱体化するに至ったのか。若年層の支持離れ、党員の高齢化、閉鎖的な組織体質を打破する「条件」とは何か。 変わりゆく社会に対応し、次の100年を生き残るための最後の処方箋 ●目次● 第1章 求められる日本共産党の組織改革 第2章 戦後革新運動と共産党のこれから 第3章 日本共産党の綱領を評価する――他党との比較を通して 第4章 民主集中制と組織の疎外 第5章 共産党における組織監査の可能性 第6章 組織の矛盾とアソシエーション ●著者紹介● 碓井敏正(うすい・としまさ) 1946年、東京都生まれ 1969年、京都大学文学部哲学科卒業 1974年、京都大学大学院博士課程哲学専攻修了 専攻 哲学 現在 京都橘大学名誉教授 主著 『自由・平等・社会主義』(文理閣、1994年) 『戦後民主主義と人権の現在』(部落問題研究所、1996年 増補改訂版2001年) 『日本的平等主義と能力主義、競争原理』(京都法政出版、1997年) 『現代正義論』(青木書店、1998年) 『国境を超える人権』(三学出版、2000年) 『グローバル・ガバナンスの時代へ』(大月書店、2004年) 『グローバリゼーションの権利論』(明石書店、2006年) 『人生論の12週』(三学出版、2007年) 『格差とイデオロギー』(大月書店、2008年) 『成熟社会における人権、道徳、民主主義』(文理閣、2010年) 『革新の再生のために――成熟社会再論』(文理閣、2012年) 『成熟社会における組織と人間』(花伝社、2015年) 『教科化された道徳への向き合い方』(かもがわ出版、2017年) 『しのび寄る国家の道徳化』(本の泉社、2020年) 『日本共産党への提言――組織改革のすすめ』(花伝社、2023年) 『人権と民主主義の再考──中国の台頭、ポピュリズム、社会的分断の中で』(ロ ゴス、2024年) 編著 『グローバリゼーションと市民社会』(文理閣、望田幸男氏との共編、2000年) 『ポスト戦後体制への政治経済学』(大月書店、大西広氏との共編、2001年) 『教育基本法「改正」批判』(文理閣、2003年) 『格差社会から成熟社会へ』(大月書店、大西広氏との共編、2007年) 『成長国家から成熟社会へ――福祉国家論を超えて』(花伝社、大西広氏との共編、2014年) 『自己責任資本主義から友愛社会主義へ』(ロゴス、西川伸一氏との共編、2022年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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数息観からの坐禅のすすめ:法と禅、“二刀流弁護士”の半世紀
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2186-9 C0015 発行:2025年8月25日 四六判並製 152頁 ●内容紹介● 一人坐ることから、すべての道は開ける—— 10代から坐禅を始め、司法の第一線にありながら立法にもかかわってきた弁護士が長年実践してきた、「数をかぞえる」マインドフルネス=数息観。伝説の禅師・原田湛玄老師直伝の「真実の自己にめざめる」坐禅であらゆる難題を乗り越えて来た歩みと、その到達点とは。 推薦・村上利夫氏(元小浜市長)「スポーツ、芸術、実業、学問などすべての道に通ずる禅。広い世代の人におすすめしたい、自らの体験をむきだしに語りかけた類例なき労作。」 海外からの修行者を含む多くの人々に禅の道を説いた佛國寺・原田湛玄老師。その初期からの弟子として10代で坐禅に出会った著者は、在家として法と禅の“二刀流弁護士”を究める決意を固める。以来、坐り続けた出会いと別れの50余年を振り返り、いま伝えたいこと——。 ●目次● 【自己をならう編】坐禅と歩んだ 50 余年 第1章 坐禅と歩んだ若き日々 第2章 坐禅と社会科学することとの二刀流の展開について 第3章 今、大拙湛玄老師に報告したいこと 【マインドフル実践編】『正しい坐禅の心得』を学び行ずる 調身の法/日本坐/椅子禅のすすめ/調息の法/調心の法/坐禅間接の心得/面壁/光線/場所/食事/一回の時間/回数/時を計る/手帳/経行/期限/熱心/検効/継続/ 資料①永平高祖発願文/資料②足心道/資料③真向法/資料③真向法2/資料④自彊術/資料⑤結跏趺坐/資料⑥半跏趺坐/資料⑦椅子禅の姿 ●著者紹介● 三宅弘(みやけ・ひろし) 1953年、福井県小浜市生まれ。1969年、應山佛國寺原田湛玄老師に師事。1972 年、福井県立若狭高等学校卒業。1974年、原田湛玄老師に紹介されて山岡鉄舟居士をロールモデルとする。1972年、東京大学陵禅会に入部。1978年、東京大学法学部卒業。1983年、弁護士登録(第二東京弁護士会)。獨協大学法科大学院特任教授、第二東京弁護士会会長・日本弁護士連合会副会長、協大学特任教授、関東弁護士会連合会理事長などを経て、現在、弁護士(原後綜合法律事務所)。京都大学大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程研究指導認定退学・博士(法学)。 日本弁護士連合会情報問題対策委員会委員長、公益社団法人自由人権協会代表理事、内閣府・行政透明化検討チーム座長代理、内閣府·公文書管理委員会委員·特定歴史公文書等不服審査分科会会長、日本テレビ放送番組審議会委員等を務める。 著書に『リベラルアーツとしての法学を求めて――社会科学における法学、法実践、そして人』(花伝社 2022)、『知る権利と情報公開の憲法政策論』(日本評論社 2021)、『監視社会と公文書管理』(花伝社 2018)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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残酷な楽観性
¥4,180
ISBN 978-4-7634-2188-3 C0010 発行:2025年8月25日 四六判並製 496頁 ●内容紹介● 苦しみさえ生む「愛着」と「欲望」から、人はなぜ逃れられないのか 愛、家族、あるいは共同体、国家――いつ打ち砕かれるかも分からない、そこでの「幸せな/よき生」を、なぜ人は追い求め、夢見つづけてしまうのか。 出口のない新自由主義社会における「私たちの欲望」への批評的介入を試みた、情動理論の“最重要文献”、待望の刊行! 「米国で最も尊敬され、影響力のある文学/文化研究者の一人」(ジュディス・バトラー)と評された、比類なき情動/クィア理論の批評家ローレン・バーラントが生涯をかけて辿り着いた到達点 ●目次● 序章 現在のなかの情動 第一章 残酷な楽観性 第二章 直感する者たち 第三章 ゆるやかな死(肥満、主権、水平的な行為主体性) 第四章 ふたりの少女、でぶと痩せ 第五章 ほぼユートピア、ほぼノーマル 第六章 よき生の果ての袋小路 第七章 政治的なものへの欲望をめぐって 表紙イメージについての覚え書き それぞれの袋小路で――『残酷な楽観性』訳者たちによる解題 ●著者紹介● 【著者】 ローレン・バーラント(Lauren Berlant) シカゴ大学英文学ジョージ・M・プルマン特別教授。文学研究者、文化理論家、編集者(デューク大学出版局Theory Q Series等)。2021年に63歳で逝去。 著書に、The Female Complaint(Duke University Press, 2008)、Desire/Love(Punctum Books, 2012)、Sex, or the Unbearable(with Lee Edelman, Duke University Press, 2014)、The Hundreds(with Kathleen Stewart, Duke University Press, 2019)、On the Inconvenience of Other People(Duke University Press, 2022)など多数。 【訳者】 岸 まどか(きし・まどか) ルイジアナ州立大学研究員。ルイジアナ州立大学大学院博士課程修了(English・Women’s, Gender, and Sexuality Studies)。著書に、The Suicidal State: Race Suicide, Biopolitics, and the Sexuality of Population (Oxford University Press, 2024)、訳書に、ジュディス・バトラー『分かれ道――ユダヤ性とシオニズム批判』(大橋洋一との共訳、青土社、2019年)、イヴ・コソフスキー・セジウィック『タッチング・フィーリング――情動・教育学・パフォーマティヴィティ』(小鳥遊書房、2022年)。 ハーン小路恭子(はーん・しょうじ・きょうこ) 専修大学国際コミュニケーション学部教授。ミシシッピ大学大学院博士課程修了(English)。著書に、『アメリカン・クライシス――危機の時代の物語のかたち』(松柏社、2023年)、訳書に、レベッカ・ソルニット『説教したがる男たち』(左右社、2018年)、カーソン・マッカラーズ『マッカラーズ短編集』(筑摩書房、2023年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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ブリティッシュ・ドリーム:英国移民社会の明暗
¥3,850
ISBN 978-4-7634-2180-7 C0036 発行:2025年8月25日 四六判並製 496頁 ●内容紹介● 移民政策は一国をどう変えるのか? 単一的帝国国家から、多文化・多人種国家へと舵を切った戦後英国。大規模移民による国家の「アイデンティティ・伝統」の変化、そしてあらゆる制度改革の先で、英国社会は何が、どう変わっていったのか。「分断/統合」「左派/右派」を超えて複雑化した「現実」に向き合うための、リアリズムに満ちた〈移民政策理解〉の書。 英ジャーナル誌『プロスペクト』創刊者が明らかにする、「BREXIT前夜」の揺れ動く英国社会の全貌 ●目次● 日本語版への序文 用語についての注記 はじめに 〈第一部 背景〉 第一章 大観図――グローバル化と移住の経済学 第二章 英国のマイノリティたちはどう暮らしている? 〈第二部 現地点に達するまで〉 第三章 最初の大規模移住 一九四八年〜九二年 第四章 多文化の旅 第五章 第二の大規模移住 一九九七年〜今日 〈第三部 なぜ問題で、ではどうするのか〉 第六章 進むジレンマ 第七章 国家の問い 第八章 次はどこ? 訳者あとがき ●著者紹介● (著者)デイヴィッド・グッドハート シンクタンク、ポリシー・エクスチェンジ(Policy Exchange)の人口・移民・統合担当部長。平等・人権委員会(Equality and Human Rights Committee)元委員。デモス(DEMOS)元ダイレクター。『プロスペクト(Prospect)』誌創刊、初代編集主幹。元フィナンシャル・タイムズ紙記者。最近の著書に、2017年 『The Road to Somewhere: The Populist Revolt and The Future of Politics』、2020年『Head Hand Heart: The Struggle for Dignity and Status in the 21st Century』、2024年『The Care Dilemma』がある。 (訳者)浅沼 道子(あさぬま・みちこ) 立教大学経済学部卒業、米国ピッツバーグ大学公共国際関係大学院修士。ロンドン・スクール・オブ・ジャーナリズムのディプロマコース修了。2014年よりロンドン在住。2008年〜2013年は、駐日欧州連合代表部発行広報誌『ヨーロッパ』、電子版『EUMAG』制作に携わる。2009年発行版『デンマークを知るための68章』第18章「デンマークの移民問題――2003~2005年の滞在を通じてみえたもの」執筆。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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出口:中絶のための1200kmの旅
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2187-6 C0098 発行:2025年8月25日 A5判並製 240頁 ●内容紹介● 〈自分の体を自分で決められない〉国から抜け出すため、姉妹は車を走らせた。 鳥飼茜(漫画家:『先生の白い嘘』『バッドベイビーは泣かない』)推薦‼ 「欲しいのは、女が自由に生きることを悪なんて言わせない世界」 綿密な調査と取材で制作期間に4年を費やし、 リプロダクティブ・ライツの現実を描いたグラフィック・ノベル、待望の翻訳。 【あらすじ】 ポーランドで小学校教諭をしているマグダは、望まぬ妊娠をしてしまう。しかし中絶が厳しく制限されているこの国では、誰かに相談することすら難しく、彼女は孤独の中で中絶方法を探し始める。 ネット掲示板を頼りに支援団体と連絡を取り始めるが、中絶薬はなかなか届かない。タイムリミットが迫るなか、ついにオランダの支援団体に頼ることを決意したマグダは、唯一の理解者である姉・オリビアと共に、1200kmの旅に出るのだった——。 ●著者紹介● 【作者】 B.キャロット(B.Carrot) 1985年エルサレム生まれ。2006年にアムステルダムに留学し、その後オランダに移住。ショートストーリーやマンガを描いた後、2019年ブリュッセルのシント・ルーカス・アカデミーにてグラフィック・ストーリーテリングの修士課程を修了。卒業プロジェクトであるグラフィックノベル『オール・デイズ・オニオン』が、2020年にソウルフードコミックスから出版された。移民や国境政策、フェミニズム、パレスチナの自由を求める闘争などをテーマに作品を発表している。 【訳者】 川野夏実(かわの・なつみ) 宮崎県出身。東京外国語大学外国語学部を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。現在オランダ在住。訳書にバーバラ・ストック『ゴッホ──最後の3年』(花伝社、2018年)、ディド・ドラフマン『小さなベティと飛べないハクチョウ──ひとりぼっちのヤングケアラー』(花伝社、2022年)、エメー・デ・ヨング『ハチクマが還るところ』(サウザンブックス社、2025年)、バーバラ・ストック『ゴッホとひまわり』(月と文社、2025年)、ジドルー&ユディット・ファニステンダール『くじら図書館』(小さい書房、2025年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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戦争の世紀は終わらなかった:前田哲男、「非核の抑止力」を語る
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2185-2 C0031 発行:2025年8月15日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 推薦・前川喜平(元文部科学事務次官) 「戦争の世紀を生き、戦争の現実を見つめ続け、日本と世界の安全保障を考え抜いたジャーナリストが、絞り出すように語る平和構築への希望。戦争が不可避だという宿命論は解にはなりえないとの信念の下、国連という最後の砦を冷笑するのではなく、いかに救い出すかを考える。それは、国連憲章の『6章半』、『人間の安全保障』と『共通の安全保障』、そしてヒロシマ・ナガサキが訴える『非核の抑止力』の可能性だ。世界中で武力が振り回され、核の脅威が高まり、力による支配がまかり通る今こそ読まれるべき1冊である。」 “核による破局”の迫る世界へ―― 戦後80年を同時代として生き、「専守防衛」「非核」のリアリズムを追求し続ける軍事ジャーナリストの「結論」。安全保障政策大転換の今、「世界共滅」を回避するには? 日本本土空襲が幼時の記憶。南太平洋の核実験問題、総力戦と「戦略爆撃」の歴史、自衛隊と日米同盟の変容を第一線で凝視してきた現代史の証言者、その思想と想像力の航跡。 ●目次● 第1章 海の向こうの戦争が、敗れた国に谺する 第2章 ただならぬ凶兆──原潜と原子力空母の港で 第3章 核の海としての太平洋 第4章 総力戦の時代と戦略爆撃の思想 第5章 自衛隊が生まれた時と場所 第6章 国連は人類を天国に連れていくためにつくられたのではない 終章 地球沸騰・災害の時代の「実力組織」 ●著者紹介● 前田哲男(まえだ・てつお) 一九三八年生まれ。長崎放送記者を経て一九七一年よりフリー・ジャーナリスト。軍事・核問題、平和構築研究で在野の第一人者として活躍。『武力で日本は守れるか』(高文研、 一九八四)、『核戦争シミュレーション』(筑摩書房、一九八六)、『戦略爆撃の思想』(朝日新聞社、一九八八年/社会思想社、一九九七/凱風社、二〇〇六)、『「ぼくたちの軍隊」──武装した日本を考える』(岩波ジュニア新書、一九八八)、『非核太平洋 被爆太平洋――新編 棄民の群島』(筑摩書房、一九九一)、『PKO──その創造的可能性』(岩波ブックレット、一九九一)、『自衛隊をどうするか』(岩波新書、一九九二)、『戦争と平和──戦争放棄と常備軍廃止への道』(ほるぷ出版、一九九三)、『カンボジアPKO従軍記』(毎日新聞社、一九九三)、『自衛隊の歴史』(ちくま学芸文庫、一九九四)、『在日米軍基地の収支決算』(筑摩書房、二〇〇〇)ほか多数。編著に『岩波小辞典 現代の戦争』(岩波書店、二〇〇二)、『〈沖縄〉基地問題を知る事典』(吉川弘文館、二〇一三)、『自衛隊の変貌と平和憲法』(現代人文社、二〇一九)など。 堀切和雅(ほりきり・かずまさ ) 一九六〇年生まれ。一九八四年岩波書店入社。『世界』『ジュニア新書』『へるめす』編集部を経る。平行して劇団「月夜果実店」主宰。二〇〇〇年、岩波書店退社。著書に『三〇代が読んだ「わだつみ」』(築地書館、一九九三)、『「30代後半」という病気』(築地書館、二〇〇〇)、『「ゼロ成長」幸福論』(角川書店、二〇〇一)、『不適切なオトナ』(講談社、二〇〇二)、『娘よ、ゆっくり大きくなりなさい──ミトコンドリア病の子と生きる』(集英社新書 二〇〇六)、『なぜ友は死に 俺は生きたのか ─戦中派たちが歩んだ戦後─』(新潮社、二〇一〇)、『演劇に何ができるのか?』(妹尾伸子、嶽本あゆ美との共著、アルファベータブックス、二〇一七)、『岩波書店の時代から──近代思想の終着点で』(大塚信一との共著、筑摩選書、二〇二四)ほか。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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こんな日本人がいる:中国侵略の歴史と向き合う旅の足跡
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2184-5 C0036 発行:2025年8月15日 A5判並製 240頁 ●内容紹介● 歴史の事実から目を逸らさない「真の日中友好」がここにある―― 日本が中国に残した侵略の爪痕・万人坑に通う日本人たちの「平和学習の旅」を、現地専門家として支援し続けてきた著者が振り返る交流の記録。 侵略を根絶し平和を願う日中両国民の思いを実現するための第一歩として、負の歴史を直視することの意義を考える。 ●目次● 第一章 平和学習の旅が始まる 遼寧省の万人坑の調査(二〇〇九年) 第二章 遼寧省の撫順と吉林省の万人坑の調査(二〇一〇年) 第三章 黒龍江省と内モンゴル自治区ハイラルの万人坑の調査(二〇一一年/二〇一二年) 第四章 華北地区の日本軍大虐殺と万人坑遺跡の調査(二〇一三年) 第五章 海南島における日本による中国侵略の遺跡の調査(二〇一四年) 第六章 長江流域における日本による中国侵略の遺跡の調査(二〇一六年) 第七章 遼寧省の万人坑の補充調査(二〇一七年) 第八章 四川省の建川(けんせん)博物館と雲南省の戦場遺跡の調査(二〇一九年) 第九章 忘れ難い日本の友人 ●著者紹介● [著者]李秉剛(リ・ビンガン) 1948年 遼寧省海城に生まれる 1975年 遼寧大学歴史学部卒業 長年にわたり地方史研究に従事、教授 著書 『遼寧人民抗日闘争簡史』 『万人坑──千万冤魂在呼唤』 『日本侵華時期遼寧万人坑調査』(主編) 『日本在東北奴役労工調査研究』(共著、第一作者) 『中国「特殊工人」日軍奴役戦俘労工実態』(共著、第二作者)等 [訳者]青木 茂(あおき・しげる) 平和を考え行動する会・会員 撫順の奇蹟を受け継ぐ会・会員 日本中国友好協会・会員 長良川河口堰建設に反対する会・会員 アイヌとシサムのウコチャランケを実現させる会・会員 NPO法人ナショナルトラスト=チコロナイ・会員 著書 『日本軍兵士・近藤一──忘れえぬ戦争を生きる』風媒社、2006年 『二一世紀の中国の旅──偽満州国に日本侵略の跡を訪ねる』日本僑報社、2007年 『万人坑を訪ねる──満州国の万人坑と中国人強制連行』緑風出版、2013年 『日本の中国侵略の現場を歩く──撫順・南京・ソ満国境の旅』花伝社、2015年 『華北の万人坑と中国人強制連行──日本の侵略加害の現場を訪ねる』花伝社、2017年 『華南と華中の万人坑──中国人強制連行・強制労働を知る旅』花伝社、2019年 『万人坑に向き合う日本人──中国本土における強制連行・強制労働と万人坑』花伝社、2020年 『中国に現存する万人坑と強制労働の現場──ガイドブック・初めて知る万人坑』花伝社、2022年 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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進藤榮一著作集《地殻変動する世界》第9巻 最後のリベラリスト芦田均:戦後改革の終焉へ
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2177-7 C3336 発行:2025年7月25日 A5判上製 480頁 ●内容紹介● 「リベラリズム」の超克へ 『芦田均日記』全7巻の編纂者解説を再録。保守リベラルの生涯を通じて憲法制定から戦後民主化過程、吉田・鳩山保守政権の攻防を追跡。戦後憲法制定の最高責任者としての9条制定の謎を極秘資料に依拠して解く。戦後改革を進めたリベラルの光を明らかにしながら、反共日米安保に拘束される保守の影を示す。 解説: 竹中佳彦(筑波大学) ●目次● 識者解説 著者解題 第一部 「芦田均日記(全七巻)」著者解説 第二部 「帝国憲法改正案委員小委員会速記録」再録 第三部 「戦後改革の終焉へ」 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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無差別空襲とB29捕虜殺害のBC級裁判:西畑村事件に見る被害、加害、そして報復の実相
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2181-4 C0036 発行:2025年7月30日 四六判並製 368頁 ●内容紹介● 戦後にまでおよぶ「報復の連鎖」は、どのように生まれたのか? アジア・太平洋戦争末期、激化していた米軍による無差別空襲。その一つである川崎大空襲に参加したB29爆撃機一機が房総半島に墜落、乗組員10名が捕獲された。 10名のうちアメリカに生還できたのはわずか1名、残りの9名は敵国の地で非業の死を遂げる。この9名の処遇に関わった日本人は、戦後、BC級戦犯として裁かれることになった—— 知られざる史実に焦点を当て、「無差別空襲」と「捕虜殺害」が生み出した“終わらない戦争”に迫る! ●目次● 第1章 ドゥーリトル空襲 第2章 ドゥーリトル空襲の影響・空襲軍律の制定 第3章 B29とM69の開発、成都とマリアナ 第4章 国際法違反の無差別爆撃と川崎大空襲 第5章 B29ウムブリアーゴ号の墜落 第6章 降下米兵の捕獲と本土決戦に備える房総半島 第7章 降下米兵の増加と西畑村事件 第8章 東京陸軍刑務所に収監された降下米兵と山の手大空襲 第9章 ヒロシマ、ナガサキ、フィナーレ空爆 第10章 GHQ占領下での戦争犯罪の追及 第11 章 降下米兵殺害事件とBC級戦犯裁判 第12章 BC級戦争犯罪裁判─上海と横浜─ ●著者紹介● 江澤 誠(えざわ・まこと) 作家 評論家。1949年千葉県生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業、横浜国立大学環境情報学府大学院博士課程修了・博士(環境学)。 主著『「スマトラ新聞」を探して──「幻の新聞」とアジア・太平洋戦争』(花伝社、2022)、『「大東亜共栄圏」と幻のスマトラ鉄道──玉音放送の日に完成した第二の泰緬鉄道』(彩流社、2018)、監修・解題『スマトラ新聞(復刻版)』(ゆまに書房、2017)、『脱「原子力ムラ」と脱「地球温暖化ムラ」──いのちのための思考へ』(新評論、2012)、『地球温暖化問題原論──ネオリベラリズムと専門家集団の誤謬』(新評論、2011)、小説集『ぼっこん』新日本21世紀文学叢書(新日本文学会出版部、2002)他多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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1964年ブラジル・クーデタと民主体制の崩壊:冷戦期ラテンアメリカにおける軍政の誕生
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2182-1 C3022 発行:2025年7月25日 四六判並製 272頁 ●内容紹介● アメリカの〈反共政策〉を背景に、阻まれた民衆の政治参加とその余波 1964年のブラジルで、〈偽装された〉左派の脅威に対して「64クーデタ」が勃発。 暴力革命の予兆がなかったブラジルで、なぜ軍はクーデタを決行し、21年もの軍政を敷いたのか? 〈共産主義ゲリラ〉として不当に弾圧された組織「イレブン」に焦点を当て、 ブラジル政治史に通底する民主主義の動揺を読み解く。 民主主義の危機が叫ばれる今、改めてブラジル1964年軍事クーデタを問う力作 【推薦 鈴木茂 (東京外国語大学名誉教授)】 ●目次● 序章 ブラジル政治史における64クーデタ 第一章 先行研究の批判的検討と本研究の課題 第一節 64クーデタ勃発と軍政の問題 第二節 先行研究の批判的検討 第三節 主な資料と分析方法 第二章 「基盤改革」の政策的意義 第一節 64 クーデタ以前の開発と政治 第二節 政策としての農地改革と反発 第三節 「選択肢」としての農地改革 第三章 O Panfleto に見る「イレブン」招集の意図 第一節 「イレブン」招集の背景要因 第二節 1965年大統領選挙に向けて 第三節 参加を巡るコンフリクト 第四章 軍部が抱いた脅威と「革命」の代償 第一節 1961年のクーデタ未遂 第二節 軍内部の反「共産主義」 第三節 「内敵」の設定と軍の動揺 第五章 州農地改革と「イレブン」の結成 第一節 土地を巡る運動の勃興 第二節 ブリゾーラ知事による農地改革 第三節 メネゲッチ知事による政策転換 第六章 米国人外交官が見た農民弾圧 第一節 「イレブン」への弾圧 第二節 地主らの武装反乱 第三節 州軍警察の対応 第七章 「連続」爆弾事件の発生と「未然防止」の希求 第一節 「連続」爆弾事件と「テロ」の疑い 第二節 爆弾事件に関する米国人外交官の見解 第三節 「内敵」への恐怖と「未然防止」の希求 終章 本書の結論と学術的貢献 ●著者紹介● 橘生子(たちばな・いくこ) 津田塾大学大学院国際関係学研究科国際関係論専攻後期博士課程を単位取得後退学。2025年2月に博士号(国際関係学)取得。津田塾大学国際関係研究所特任研究員や立教大学ラテンアメリカ研究所研究員などを経て、現職は津田塾大学学芸学部国際関係学科助教、埼玉工業大学非常勤講師、神田外語大学非常勤講師、駒澤大学非常勤講師。専門は国際関係学、ブラジル政治史。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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「朝日俳壇」への挑戦、一年間の記録
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2183-8 C0092 発行:2025年7月25日 四六判並製 192頁 ●内容紹介● 日曜日ときめきめくる俳句欄 20年ぶりの俳句再開。ビギナーズラックに気をよくして始まった投稿だったが、一転、まさかの連戦連敗……。さあ、どうする? 平凡な後期高齢者暮らしの中の「朝日俳壇」への投句・苦吟と、ままならぬ結果に一喜一憂する日々をありのままにつづった、実録(ドキユメンタリー)句作エッセイ! 投句者必読! 「朝日俳壇」入選への“傾向と対策”とは!? ●目次● 第一部 「朝日俳壇」への挑戦、一年間の記録 1 ビギナーズラック──春(二〇二四年三・四・五月) 2 二重投稿と盗作問題──夏(六・七・八月) 3 連戦連敗──秋(九・一〇・一一月) 4 半年ぶりの入選──冬・新年・二度目の春(一二月・二五年一・二・三月) 5 「朝日俳壇」挑戦一年間の総括 第二部 電気羊──篠原申八の自選五〇句 「投壜通信」と「電気羊」 ●著者紹介● 篠原申八(しのはら・しんや) 本名、宇田川眞人(うだがわ・まさと)。1944年東京生まれ。早稲田大学卒。69年、講談社に入社、学術文庫・学術書・辞典の編集に従事。退職後、文筆業。著書に、『日本に碩学がいたころ——丈高く柄の大きな学問のために』(三恵社)、編集書に『雨のことば辞典』、共編著に『風と雲のことば辞典』、『花のことば辞典』(以上三冊、講談社学術文庫)。著書に『雪月花のことば辞典』(角川ソフィア文庫)、『科学は無謬か――「コトバをもつヒト」をめぐる根源的な問い』(花伝社)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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インド大乗仏教 その始原へ:新訳・註 般若波羅蜜心経(大本)
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2179-1 C0015 発行:2025年6月25日 四六判上製 144頁 ●内容紹介● 「不生不滅」の論理(ロジック)と熱情(パッション) 大乗仏教の真髄を示す珠玉の経典『般若波羅蜜心経』。広く流通する玄奘訳の小本には欠けていた「序文」「帰敬文」等を持ち、これまで陽の目を浴びてこなかった「大本」をサンスクリット語から全文訳。いま、もっともとよく知られる経典の「本来の姿」を、詳細な註とともに紐解く。 〈補録〉『般若波羅蜜心経』各漢訳書き下し文、参考仏典『ミリンダ王の問い』『法華経』(一部)等。 ●目次● はじめに 般若波羅蜜心経(大本)全訳 参考(一)般若波羅蜜心経(小本)全訳 参考(二)漢訳一覧(書き下し) 1 鳩摩羅什訳(小本) 2 玄奘訳(小本) 3 法月訳(大本) 4 般若など訳(大本) 5 智慧輪訳(大本) 6 法成訳(大本) 7 施護訳(大本) 参考(三)関連文献 1 ウッダーラカ・アールニの有の哲学 2 ヤージュニャヴァルキヤの自己(アートマン)の探究 3 『ミリンダ王の問い』――真実語の驚異的な実現力 4 『法華経』――仏・菩薩の圧倒的優位 「方便品 第二」(散文部分の全訳) 「法師品 第十」(散文冒頭部分のみの訳) おわりに ●著者紹介● 宮元啓一(みやもと・けいいち) 1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。 現在、國學院大學名誉教授。 著作に、『インド哲学七つの難問』(講談社選書メチエ)、『仏教誕生』(講談社学術文庫)、『仏教かく始まりき パーリ仏典『大品』を読む』『インド哲学の教室』(春秋社)、『わかる仏教史』『ブッダが考えたこと』(角川ソフィア文庫)、『勝宗十句義論』(臨川書店)、『新訳 ミリンダ王の問い』『[全訳]念処経』『インド論理学へのいざない』(花伝社)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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三木清との哲学対話:三木清との哲学対話
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2171-5 C0010 発行:2025年6月25日 四六判並製 304頁 ●内容紹介● 「わかったつもりで、わからない――」 三木清没後八〇年のいま、あらためて『人生論ノート』を読み直す 八〇余年、いまなお読みつがれる名著『人生論ノート』。「死」「幸福」から説き起こし、「人間の条件」「嫉妬」「噂」をへて「希望」「旅」「個性」まで――人生を縦横に論じた本書には、どのようなメッセージがこめられているのか。本書に潜む不思議に光を当て、断章の余白を自在に埋めながら、三木清と人生を語り合う。 あの「人生論の白眉」「昭和を代表する教養書」を、 かつての・いまの・これからの読者につなぐ案内書! ●目次● はしがき 第1部 三木清『人生論ノート』の余白を埋める はじめに 活動的哲学者の軌跡 ――『近代日本思想選 三木清』を読む 1 近くて遠い『人生論ノート』 ――五つの不思議 2 〈死者のリアリティ〉が思想の伝統を創出する ――死者と生者の世代をつなぐコミュニケーション 3 戦争のリアリティーと三木清の死生観 ――戦争の足音を聞きながら綴った平和への想い [対話篇]三木哲学と『人生論ノート』(Ⅰ) 第2部 三木清『人生論ノート』の現在・過去・未来 はじめに 『人生論ノート』の読み方 1 『人生論ノート』の戦中と戦後 ――時代を映す鏡としての役割 2 近代日本哲学の中の『人生論ノート』 3 日本と近隣諸国の〈共生〉を理念に掲げた三木の苦闘 ――民族相互の秩序・希望・個性を尊重する思索 4 『人生論ノート』と俗流心理学の興隆 5 「虚無からの形成」を支える「超越的」な拠点 ――『人生論ノート』から「新しい日本の哲学」へ [対話篇]三木哲学と『人生論ノート』(Ⅱ) おわりに 資料編 1 『人生論ノート』の解説と評価(変遷史) 河上徹太郎 谷川徹三 桝田啓三郎 清水幾太郎 中島健蔵 佐古純一郎 藤原定 串田孫一 2 『人生論ノート』関連年表(成立と流布) ●著者紹介● 宮島光志(みやじま・みつし) 1958年生まれ。法政大学国際日本学研究所客員所員。大阪外国語大学ドイツ語学科卒業、東北大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。共編書に『三木清研究資料集成 全6巻』(クレス出版・2018年)、『新版 薬学生のための医療倫理』(丸善出版・2021年)ほか。共著書に『再考 三木清―現代への問いとして』(昭和堂・2019年)ほか。訳書にカント著『自然地理学』(岩波書店・2001年)ほか。論文に「近代日本哲学と〈知の制度化〉―桑木厳翼の事績を辿る」(『理想』 704号、2020年)ほか。 森下直貴(もりした・なおき) 1953年生まれ。浜松医科大学名誉教授、岐阜聖徳学園大学特別研究員。東京大学文学部倫理学科卒、同大学院博士課程単位取得退学。著書に、『死の選択』(窓社・1999年)、『健康への欲望と〈安らぎ〉』(青木書店・2003年)、『生命倫理学の基本構図』(共編著、丸善出版・2012年)、『生命と科学技術の倫理学』(編著、丸善出版・2016年)、『システム倫理学的思考』(幻冬舎メディアコンサルティング・2020年)、『新版「生きるに値しない命」とは誰のことか』(共編著、中央公論新社・2020年)、『21世紀の「老い」の思想』(知泉書館・2022年)ほか。 田中久文(たなか・きゅうぶん) 1952年生まれ。日本女子大学人間社会学部教授。東京大学文学部倫理学科卒業、同大学院博士課程修了、文学博士。著書に『九鬼周造――偶然と自然』(ぺりかん社、第一回中村元賞受賞)、『丸山眞男を読みなおす』(講談社選書メチエ・2022年)、『日本美を哲学するあはれ・幽玄・さび・いき』(青土社・2013年)など。 [執筆者] 玉田龍太朗(たまだ・りゅうたろう) 1973年生まれ。滝川中学校・高等学校教諭(国語科)、大阪大学グローバル日本学教育研究拠点・学外プロジェクト構成員。広島大学文学部哲学科卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学、京都大学)。著書に、『フィヒテのイェーナ期哲学の研究』(晃洋書房・2014年)、『三木清とフィヒテ』(同・2017年)、『ニヒリズムと無神論論争――フィヒテと三宅剛ー』(同・2024年)ほか。日本フィヒテ協会研究奨励賞(2015年)、比較思想学会研究奨励賞(2024年)。 成瀬 翔(なるせ・しょう) 1987年生まれ。岐阜大学地域科学部非常勤講師。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。著書に『東アジアの尊厳概念』(法政大学出版会、2021年、共著)、『コロナ・トリアージ一一資料と解説』(知泉書館、2023年、共訳)ほか。 森 一郎(もり・いちろう) 1962年生まれ。東北大学大学院情報科学研究科教授。東京大学文学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学、東京大学)。著書に、『死と誕生 ハイデガー・九鬼周造・アーレント』(東京大学出版会・2008年・第21回和辻哲郎文化賞学術部門受賞)、『死を超えるもの 3・11以後の哲学の可能性』(同・2013年)、『アーレントと赦しの可能性 反時代的試論』(春風社・2024年)、『いのちのどこが大切なのか ハイデガーとアーレント』(同・2025年)ほか。単独編著に、『近代日本思想選 三木清』(ちくま学芸文庫・2021年)。 李 彩華(リ さいか) 名古屋経済大学経営学部教授。中国・山東大学文学部東方哲学・思想史研究科修士。日本哲学、日本思想史。共著:『アジアと日本―平和思想としてのアジア主義』(農文協・2007年)ほか。論文:「頭山満のアジア主義」(『哲学と現代』33号・2018年)、「梁啓超と章炳麟のアジア主義言説―近代日本のアジア主義への対応の視点から」(同34号・2019年)、〈三木清《人生论笔记》的思想背景及其研究变迁〉(中国語論文)(《日本哲学与思想研究》2024巻・中国延辺大学出版社・2024年)ほか。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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真・二重らせん物語:DNAを追い求めた科学者たち、真実のストーリー
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2178-4 C0040 発行:2025年6月25日 四六判並製 232頁 ●内容紹介● 20世紀最大の発見をめぐる、息をのむ人間ドラマ DNAの構造を解き明かし、分子生物学を切り拓いた「二重らせん」の発見は、いかにしてなされたのか? ワトソンとクリックをはじめ当事者たちの手記や残された資料を総合的に再構築し、虚飾、歪曲、誤認を排した先に浮かび上がった決定版ノンフィクション。 栄光を手にするべきは誰だったのか――世紀の謎を解く! ●目次● プロローグ 二重らせん発見前夜 第1章 ワトソンとクリック 第2章 英国ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所 第3章 大失態 第4章 ワトソンとクリックの6週間 第5章 黄金の二重らせん 第6章 ワトソンとクリックの勝因 エピローグ 二重らせんのその後 ●著者紹介● 山本たけし(やまもと・たけし) 1963年、大阪府堺市生まれ。大阪大学・博士(医学)。一部上場体外診断用医薬品/医療機器メーカーにて研究開発職に従事した後、複数の創薬/バイオ系ベンチャー企業にて研究開発プロジェクトリーダーを務めた。基礎医学、および先端医療を支えるバイオ技術に詳しい。現在は国立研究開発法人科学技術振興機構においてライフサイエンス分野の専門員を務める。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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SGS管理栄養士国家試験/過去問題&解説集2026
¥3,080
ISBN 978-4-7634-2176-0 C3047 発行:2025年6月15日 B5判並製 424頁 ●内容紹介● 科目別・項目別 解答のコツがひと目でわかる 合格への決定版 最新ガイドライン対応 過去5年分全1000問収録 ●目次● 社会・環境と健康 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 食べ物と健康 基礎栄養学 応用栄養学 栄養教育論 臨床栄養学 公衆栄養学 給食経営管理論 応用力試験 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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産む権利/産まない権利:リプロダクティブ・ライツの現在
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2172-2 C0036 発行:2025年5月25日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 身体と、法・政治の〈いま・ここ〉をひもとく 日本において、「産むこと/産まないこと」をめぐる「性と生殖の自己決定権(リプロダクティブ・ライツ)」は、どう法律・政治過程と関わり合ってきたのか――リプロダクティブ・ライツを否認する条項の存在、避妊ピルや中絶薬の普及の遅れなどが政治的課題として意識され、生殖補助医療への法的対応も迫られている今、あらためて、「個人的なこと」が「政治的なこと」であるという原点に立ち戻る。 性と生殖の権利の意義と歴史、国内外の制度の理解を通して、〈これから〉を考える ●目次● はしがき(辻村みよ子) Ⅰ部 リプロダクティブ・ライツの意義と可能性 企画趣旨(糠塚康江) 1 政治から見る日本のリプロダクティブ・ライツ――優生保護法を巡る政治過程(岩本美砂子) 2 リプロダクティブ・ヘルス・ライツに対する国際人権法からのアプローチ (林陽子) 3 憲法上の権利としてのリプロダクティブ・ライツの保護――「身体」に関する自由と尊厳(建石真公子) Ⅱ部 リプロダクティブ・ライツをめぐる日本のアクチュアルな問題 企画趣旨(二宮周平) 1 母になることを強制されないこと――フランス視察と内密出産/匿名出産(石黒大貴) 2 〈不良な子孫〉の出生防止と人権侵害――優生保護法の歴史から(松原洋子) 3 妊娠/出産を望む未婚女性たちと日本の現状(長村さと子) Ⅲ リプロダクティブ・ライツと国際情勢 1 Dobbs判決の舞台裏(小竹聡) 2 「中絶の自由」が憲法に書き込まれた日――2024年国際女性の日(齊藤笑美子) あとがき(大山礼子) ●著者紹介● 【編者】 ジェンダー法政策研究所(GELEPOC) 辻村みよ子(弁護士・東北大学名誉教授) 糠塚康江(東北大学名誉教授) 大山礼子(駒澤大学名誉教授) 二宮周平(立命館大学名誉教授) 【執筆者】 岩本美砂子(三重大学名誉教授) 林陽子(弁護士・元国連女性差別撤廃委員会委員長) 建石真公子(法政大学名誉教授) 石黒大貴(弁護士) 松原洋子(立命館大学大学院特任教授) 長村さと子(一般社団法人こどまっぷ代表理事) 小竹聡(拓殖大学教授) 齊藤笑美子(GELEPOC フランス支部長) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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和魂漢才:朝河史学から描く内外整合の日本像
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2175-3 C0021 発行:2025年5月25日 四六判上製 244頁 ●内容紹介● 「アジア蔑視」の起源を絶ち、ほんらいの「大和魂」に立ち返る 紫式部が初めて明記した「漢才を縦横無尽に換骨奪胎して血肉化すること」としての「ヤマトダマシイ」は、近世に至り、排外ナショナリズムの象徴に書き換えられてしまった―― 日本では無視された類い稀な歴史家・朝河貫一の歴史学をもとに、権力構造の推移と封建制の成立過程を再検証。日本の歴史観を誤導した津田左右吉らと対比しつつ、国際共生時代のこの国のあり方を提起する。 『魏志倭人伝』を中国語で読むことから立ち上がる、この国の真の姿 ●目次● 第一部 神話から古代史へ 第1章 中国語で書かれた『魏志倭人伝』を中国語で読む 第2章 排外ナショナリズムの風潮に抗した笠井新也の『日本書紀』解読 第3章 朝河貫一は大化改新をどのように分析したか 第二部 封建制の遺産と近代日本 第4章 朝河貫一は明治維新をどのように把握したか 第5章 帝国憲法における受動的主権(passive sovereignty) 第6章 封建社会の成立のナゾを職shikiと封土fiefから解く 第6章補論 日本における封土の起源(The Origin of the Feudal Land Tenure in Japan) 第7章 網野善彦の「荘園公領制」の到達点とその限界 第三部 アジアとの共生のために内外整合の日本像を描く 第8章 石橋湛山の小日本主義から学ぶアジア外交 第9章 小路田泰直の新著『日本通史』が面白い 終 章 和魂漢才で日本像を描く ●著者紹介● 矢吹 晋(やぶき・すすむ) 1938年福島県郡山市生まれ。1962年東京大学経済学部卒。東洋経済新報社記者、アジア経済研究所研究員、横浜市立大学教授を経て、同大名誉教授。21世紀中国総研ディレクター、朝河貫一顕彰協会代表理事・会長等を歴任。著書に『チャイナウオッチ 矢吹晋著作選集』全5巻+別巻「朝河貫一顕彰」(未知谷)、『天皇制と日本史』(集広舎)、『邪馬台国は大和、卑弥呼は百襲姫』(未知谷)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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還暦タイミーさん奮戦記:60代、スキマバイトで生きてみる
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2173-9 C0036 発行:2025年5月10日 四六判上製 176頁 ●内容紹介● 仕事がなくなった、でも悠々自適なんて夢のまた夢…… やれやれ、スキマバイトでもやるか 経営コンサルタントとして鳴らしたものの、いつの間にか仕事がなくなった還暦間近。寄る辺もなく、日々差し迫ってくる生活のためには働かねば……。 やるからには、熟年ならではの知恵を総動員して気分よく、効率よく! 酸いも甘いもかみ分けた大人が贈る、異色のスキマバイト体験記。 少子高齢化、人手不足、年金不安……衰退ニッポンの現実がここに! ●目次● 第1章 還暦タイミーさん、デビューの巻 第2章 還暦タイミーさん、びっくり仰天の巻 第3章 還暦タイミーさん、知恵を絞るの巻 第4章 還暦タイミーさん、哲学するの巻 ●著者紹介● 須来間唄人(すきま・ばいと) 1963年、大阪府生まれ。46歳のとき会社を興し独立自営の道を歩みだしたが、10年少し生き延びたものの、やがて仕事がなくなり休業。心機一転、縁もゆかりもない金沢に引っ越した。父も母も他界し兄弟姉妹なくあっけなく家族終了。パートナーとも薄運で「おひとりさま」まっしぐら。生活するために日雇い仕事の毎日で、タイミーで活路を見出そうともがいている。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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反乱は続いている:祖母・母・娘たちのフェミニズム
¥2,530
ISBN 978-4-7634-2174-6 C0036 発行:2025年5月25日 四六判変形並製 256頁 ●内容紹介● “誰もが生きやすい国”をめざして、 長い長い、道のりがあった 世界一の「平等の国」といわれるスウェーデン。この国に生きた女性たちは、家事、仕事、育児、それから人間関係のいくつもの困難に、どう向き合い、乗り越えてきたのだろう――国を超え、世代を超えて引き継がれる、「思いやりと工夫」の知恵、そして「反乱と変革」を続けていくための実践がつまった、全ての生活者におくる「生き方」集。 スウェーデン発、3世代の女性たちの 話したかったこと、話せなかったこと ●目次● まえがき 《娘たち》 わたしたちは娘たち フェミニズムってなに? かわいそうな女子じゃないから おしゃべり 廊下をめぐる闘い そして、ほんのわずかな闘いを…… あまり人間らしくない 怒り だれかが最初に行かなくちゃいけないでしょ! 二つの性をもつものたちを乗せたバス やかましくて生意気でいるか、それとも、かわいく満足させるか? 《母親たち》 あなたたちはお母さんたち フェミニズムってなに? 上司が掃除しているのを見たとき 性の革命なるものを追いかけて そして、ほんのわずかな闘いを…… 戦闘力の高いグンローグ ある保育園児からお母さんへ おしゃべり 空を飛びまわる 《祖母たち》 あなたたちはおばあちゃんたち フェミニズムってなに? おしゃべり 心の中ではわかっている そして、ほんのわずかな闘いを…… ある革命的な考え 家事アシスタント そう、わたしは女中になったのさ 推薦図書 執筆者一覧と担当 訳者あとがき ●著者紹介● 【著者略歴】 ファニー・アンビョーンソン 1973年生まれ。朝食にいつもラズベリーヨーグルトを食べ、電話でよくしゃべる。社会人類学の博士課程在籍、ときどきラジオ局で働く。 シーリ・アンビョーンソン 1975年生まれ。児童施設とスウェーデンラジオで臨時職員として働く。寝室は青、社会は根底から変えられなくてはいけないと思っている。 エンマ・ヤンケ 1974年生まれ。玄関は靴でいっぱい、水中で逆立ちをするのが好き。公衆衛生局の若者向け機関紙『Glöd(炎)』の編集者、コンピュータを使った仕事が好き。 マリーア・ヨーンソン ウーメオで文学を学び、清掃員として働く。1975年生まれ。メガネは国から支給されるべきだと考える。たいていのことがしんどく感じる。犬の名前はホムサン。 エリーカ・ソーレンソン ウーメオ在住、大学で幅広く学んだ。1975年生まれ。以前は書店で働いていた。大好きな男きょうだいがひとりいる。旅をするのが大好き。 (著者略歴は1999年の原著刊行時のもの) 【訳者略歴】 よこの なな 1977年生まれ。スウェーデン語翻訳者。訳書にリーヴ・ストロームクヴィスト『21世紀の恋愛 いちばん赤い薔薇が咲く』『欲望の鏡 つくられた「魅力」と「理想」』(以上、花伝社)、モンス・ムーセソン『ティム アヴィーチー・オフィシャルバイオグラフィ』(青土社)、フリーダ・ニルソン『ゴリランとわたし』『シーリと氷の海の海賊たち』、エーヴァ・リンドストロム『ぼくらにできないことはない』、リーサ・ルンドマルク『サメのイェニー』(以上、岩波書店)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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だから、日本の政治はつまらない:フランスとの比較でみる日本政治の構造的欠陥
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2170-8 C0036 発行:2025年4月25日 四六判並製 248頁 ●内容紹介● 世にも奇妙な謎ルール「公職選挙法」が、日本の政治をこんなにもダメにしていた! ・究極の“べからず法”がつくった細かすぎて曖昧な選挙のルール ・現職と有名人に圧倒的有利な、たった2週間の選挙期間 ・世界一高く、それどころか存在自体が意味のない供託金制度 ・従順な国民性は美徳か、それとも足枷か? ・こうすれば、職業政治家は消え、本当に有能な政治家だけが残る フランスを参考にした超実践的提言で、日本の政治をもっと身近に、もっと面白く! ●目次● 第1章 数字で見る民主主義 ──日本人は欧米人よりも政治に関心が無いのか 第2章 公職選挙法がもたらす「観客民主主義」 ──一般国民の立候補に対する様々な障害 第3章 なぜ、政治に関心を持てないのか ──日本の政治があまり魅力的でない理由 第4章 日本の政治をもっと身近で興味深いモノにするためには ──制度改革と新文化構築の必要性 ●著者紹介● グットマン ティエリー(Guthmann, Thierry) 1970 年フランス生まれ。フランスAix-en-Provence 政治学院卒業。1995 年来日。政治学博士(Aix-Marseille 大学/中央大学大学院)。2001 年以降三重大学勤務。現在、人文学部教授。専門は現代日本政治。著書は『Nippon Kaigi (Political Nationalism in Contemporary Japan)』(Routledge, 2024)等。 グットマン 佳子(Guthmann, Yoshiko) 1972 年広島県生まれ。中央大学法学部卒業。同大学院法学研究科博士課程修了。2008 年、2016 年、子供2人を現地公立学校に通わせながらフランスに2年間滞在。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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書かれざる戦後思想:元学徒兵・亀島貞夫の躓きと希望
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2169-2 C0036 発行:2025年4月25日 四六判並製 232頁 ●内容紹介● 時代と対峙し続けた元学徒兵の文人教師、その足跡が照らし出すもの 戦争のリアリズムが薄れゆくなか、圧倒的な教養と強靱な思索力で俊才たちを感化した伝説の国語教師、元群馬県立前橋高校教諭・亀島貞夫。作家として、評論家として類まれな才能と独自の思想をもちつつ、文壇とは距離を置き市井に生きた亀島の思索遍歴から、戦後という時代を照射する。 ある「わだつみ世代」の蹉跌と、「種まく人」としての生き様 ●目次● 序 章 第一章 軍隊体験と戦後文学 第二章 絶対平和主義のジレンマ 第三章 道化として生きる ●著者紹介● 高草木光一(たかくさぎ・こういち) 1956 年群馬県生まれ。慶應義塾大学名誉教授。社会思想史専攻。 著書に『鶴見俊輔 混沌の哲学──アカデミズムを越えて』(2023、岩波書店)、『松田道雄と「いのち」の社会主義』(2018、岩波書店)、『岡村昭彦と死の思想──「いのち」を語り継ぐ場としてのホスピス』(2016、岩波書店)。編著・共編著に『「いのち」の現場でとまどう──臨床医学概論講義』(徳永進著/高草木編、2019、岩波書店)、『ベ平連と市民運動の現在──吉川勇一が遺したもの』(高草木編、2016、花伝社)、『思想としての「医学概論」──いま「いのち」とどう向き合うか』(高草木編、2013、岩波書店)、『連続講義 一九六〇年代 未来へつづく思想』(高草木編、2011、岩波書店)、『連続講義「いのち」から現代世界を考える』(高草木編、2009、岩波書店)、『生きる術としての哲学──小田実最後の講義』(小田実著/飯田裕康・高草木編、2007、岩波書店/2014、講談社)などがある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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インド哲学・知覚論へのいざない:八つのサンスクリット語原典からの和訳と註解
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2168-5 C0015 発行:2025年4月25日 四六判上製 144頁 ●内容紹介● すべての知識の源泉は、知覚である 初期インド論理学派の文献にくわえ、ミーマーンサー学派バーッタ派の『マーナメーヨーダヤ』と不二一元論ヴェーダーンタ学派の『ヴェーダーンタ・パリバーシャー』を翻訳・解説。「思考」に重きをおく西洋哲学とは一線を画す、「知覚」のインド哲学、その核心に触れる! ●目次● <I 論理学派の知覚論> ・カナーダ『ヴァイシェーシカ・スートラ』付チャンドラーナンダによる註 ・マティチャンドラ『ダシャパダールティー』(慧月造・玄奘訳『勝宗十句義論』から想定・されるサンスクリット語テクスト) ・プラシャスタパーダ『パダールタダルマ・サングラハ』(カテゴリーと功徳の綱要) ・ガウタマ『ニヤーヤ・スートラ』(一・一・四) ・ヴァーツヤーヤナ『ニヤーヤ・バーシヤ』(スートラへの註) ・ウッディヨータカラ『ニヤーヤ・ヴァールッティカ』(バーシヤへの註) <Ⅱ 参考:他学派の知覚論> ・ナーラーヤナ『マーナメーヨーダヤ』(ミーマーンサー学派バーッタ派、「真知の道具と対象の解明」) ・ダルマラージャ『ヴェーダーンタ・パリバーシャー』(不二一元論ヴェーダーンタ学派、「ヴェーダーンタ哲学の術語体系」) ●著者紹介● 宮元啓一(みやもと・けいいち) 1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。 現在、國學院大學名誉教授。 著作に、『インド哲学七つの難問』(講談社選書メチエ)、『仏教誕生』(講談社学術文庫)、『仏教かく始まりき パーリ仏典『大品』を読む』『インド哲学の教室』(春秋社)、『わかる仏教史』『ブッダが考えたこと』(角川ソフィア文庫)、『勝宗十句義論』(臨川書店)、『新訳 ミリンダ王の問い』『[全訳]念処経』『インド論理学へのいざない』(花伝社)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]