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荘子思想の解明:生死を超脱し、悠然と逍遥遊する
¥2,200
予約商品
ISBN 978-4-7634- 2209-5 C0010 発行:2025年12月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● 人間存在の本質についての透徹した洞察―― 世界史的に稀有な思想家「荘子」の実像 これまで十分には論証されてこなかった荘子思想の実相、荘子思想と老子思想の類似性と相異性、「道」と「物化(万物の変化)」の関係、「物化」思想の秀逸さ、荘子思想と儒家思想の関係、王充思想をそれぞれ原典に即して解析する。 荘子思想の核心に、客観的資料から迫る ●目次● 序説──「己無し」、「功無し」、「名無し」 第一部 荘子、『荘子』、荘子思想 第一章 荘子という人物 第二章 『荘子』という書 第三章 荘子思想と老子思想 第四章 荘子独自の思想 第二部 荘子と「物化」思想 第一章 物化とは──万物は変化する 第二章 物化と「気」 第三章 「絶対」の道と「相対」の物化 第四章 「物化」思想と「人間中心主義」の否定 第五章 「物化」思想と「進化論」 第三部 後漢の王充の思想─―王充は老荘思想家か 第一章 王充という人物 第二章 王充の思想 第三章 ジョゼフ・ニーダムの「王充」論 第四章 胡適の「王充」論 ●著者紹介● 大小路悠行(おおこうじ・ゆうこう、雅号) 筑波大学名誉教授。思想学、中国学、宗教学 雅号での著作『親鸞、漱石、そして釈尊――未解明思想を解析する〈思想学〉の開拓』(花伝社、2023年)、『釈尊と「解脱」の思想――欲望と迷妄の社会における反時代的思想』(花伝社、2025年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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相互不信:紆余曲折の日中関係、その先にあるもの
¥2,750
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ISBN 978-4-7634-2208-8 C0036 発行:2025年12月25日 四六判上製 296頁 ●内容紹介● 国交正常化から半世紀以上―― 日中関係を破壊し続けてきたのは、一体だれなのか? 1972年の日中国交正常化以降、鄧小平の改革開放路線を経て、米国と世界覇権を二分する“チャイメリカ”体制を構築するに至った、現在の習近平率いる中国。 この間、米中のはざまで揺れ動きながら、右派・左派ともに偏狭なナショナリズムにとらわれて中国の真意を見誤り、国際競争力を失い存在感を後退させてきた日本。 両国間に横たわる「相互不信」の根源を探り、その払拭の道筋と「ポスト習近平時代」への向き合い方を探る。 日本が未来を委ねるべきは、 「虚妄の日米同盟」か、習近平の夢見る「人類運命共同体」か? ●目次● はじめに 「義勇軍行進曲」と「松花江のほとり」 序に代えて 東アジア経済の持続的発展とナショナリズム 第Ⅰ部 名存実亡の日中共同声明 第一章 日中関係を破壊した一冊の本──服部龍二著『日中国交正常化』を巡る狂騒曲 第二章 日本を亡ぼす新〝暴支膺懲〟決議 第三章 半世紀を超える日中両共産党の交流断絶 第Ⅱ部 ソ連邦解体と中国の〝蘇東波〟対応 第四章 ウクライナ戦争は、誰が起こしたか? 第五章 台湾原爆基地が新竹サイエンスパークに変身した 第六章 〝台湾有事〟という虚構 第Ⅲ部 量子覇権をめぐる米中闘争 第七章 半導体・スマホ世界市場で惨敗した日本企業 第八章 量子覇権をめぐる米中闘争 第Ⅳ部 習近平体制──電脳社会主義のスタートおよびポスト習近平の展望 第九章 習近平主導の歴史決議 第一〇章 和平演変を阻止する思想を遺して習近平は二〇二七年引退必至 結び 花伝社を押すグローバルサウスの波 ●著者紹介● 矢吹晋(やぶき・すすむ) 1938年福島県郡山市生まれ。1962年東京大学経済学部卒。東洋経済新報社記者、アジア経済研究所研究員、横浜市立大学教授を経て、同大名誉教授。21世紀中国総研ディレクター、朝河貫一顕彰協会代表理事・会長等を歴任。著書に『チャイナウオッチ 矢吹晋著作選集』全5巻+別巻「朝河貫一顕彰」(未知谷)、『天皇制と日本史』(集広舎)、『邪馬台国は大和、卑弥呼は百襲姫』(未知谷)、『和魂漢才』(花伝社)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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クィアな時間と場所で:トランスジェンダーの身体とサブカルチャーの生
¥4,180
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ISBN 978-4-7634-2206-4 C0010 発行:2025年12月22日 四六判並製 400頁 ●内容紹介● 時間-空間をクィアする 「過去/現在/未来」「都会/地方」「大人/若者」――時間性と地理におけるこうした分析枠組み、あるいはそれを前提にしたヘゲモニックな「時間-空間」モデルを、クィア、トランスジェンダーの身体・欲望・実践から読み換え、新たな「時間性モデル」を構築した、クィアスタディーズの到達点。 「大都市規範性(メトロノーマティヴィティ)」「クィアな時間性」などの最重要概念を提示し、二〇〇〇年前後における文化理論の「時間論的転回」に、最も大きな影響を与えた金字塔的文献、待望の翻訳! ●目次● 日本語版への序文 かつて、あるクィアな時間に 第1章 クィアな時間性とポストモダン地理学 第2章 ブランドン・アーカイヴ 第3章 ブランドンを失わずにいること 第4章 トランスジェンダーの目線 第5章 テクノトピアズ:現代美術においてトランスジェンダー身体を表象すること 第6章 おいたしちゃダメ! オースティン・パワーズとドラァグ・キング 第7章 あの匂いは? クィアな時間性とサブカルチャーの生 訳者あとがき ●著者紹介● 【著者】 ジャック・ハルバスタム(J. Jack Halberstam) 1961年生まれ。コロンビア大学教授。著書に『失敗のクィアアート』(邦訳、2024年)、Female Masculinity(Duke University Press, 1998)、Gaga Feminism: Sex, Gender, and the End of Normal(Beacon Press, 2012)、Trans*: A Quick and Quirky Account of Gender Variability(University of California Press, 2018)、Wild Things: The Disorder of Desire(Duke University Press, 2020)など。 【訳者】 菅野優香 同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門は映画・視覚文化研究、クィア・スタディーズ。単著に『クィア・シネマ』(フィルムアート社、2023年)、編著に『クィア・シネマ・スタディーズ』(晃洋書房、2021年)、共著に『日活ロマンポルノ性の美学と政治学』(水声社、2023年)、The Japanese Cinema Book (BFI/Bloomsbury, 2020)、『クィア・スタディーズをひらく』(晃洋書房、2020年)など。 羽生有希 共立女子大学、東京科学大学ほか非常勤講師。国際基督教大学ジェンダー研究センター研究員。専門はフェミニズム哲学、クィア理論。著作に「コロナ禍の解釈枠組――脅かされる生をめぐるフェミニズム・クィア理論からの試論」(『福音と世界』2020年12月号)など。主な翻訳はアンジェラ・チェン『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社、2023年)エリザベス・ブレイク『最小の結婚』(久保田裕之監訳、白澤社、2019 年、第1章および第2章を担当)。 井上絵美子 一橋大学言語社会研究科博士課程在籍。専門は近現代美術史、パフォーマンス史、フェミニズム・クィア理論。ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ校に提出した田部光子についての修士論文で The Feminist Institute Research Award を受賞。著作に「【解題】個人的なこと、集団的なこと、政治的なこと――執筆家/活動家としてのルーシー・リパード」『アートワーカーズ』(ジュリア・ブライアン=ウィルソン著、高橋沙也葉ほか訳、フィルムアート社、2024 年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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わたしを夢に見てください
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2207-1 C0097 発行:2025年12月10日 四六判並製 320頁 ●内容紹介● 女性であること、レズビアンであること、信仰と家族、植民地の記憶、そして生と性の解放—— 死後もなお恋人の夢に寄り添おうとする女性や、韓国で妊婦が見るとされる「胎夢」を描き、幻想の光をまといながら鮮やかに映し出される現代韓国の姿。 2024年「若い作家大賞」を受賞し、いま韓国で最も注目を集める新世代の作家キム・メラによる、〈夢から始まり、夢で終わる〉クィア短編集。 そんなとき私たちは息がぴったりで、私はヨンジュと水泳以外のほかのことも一緒にできそうだと思った。今みたいに同じ読書室に通って水泳講習を受けること以外に、もっと難しくて大変なこと。例えば、私たちは大人になって一緒に運転免許を取ったり、お金を貯めて世界旅行に行ったりもできる。もしかしたら、ヨンジュが赤ちゃんを産むときに、妊娠を知らせる夢を見るのは私かもしれない。 ——「リンゴリング」 心配してくれてありがとう。あなたの手紙を受け取ってわかったよ。人はいつ泣くのか知ってる? 自分自身に同情したときに泣くの。私は手紙をもらって泣いた。 ——「シュガー・ダブル・ダブル」 みんなはどうやってあの暴力に耐えて生きてゆくのだろう。あんなにもひどく侮蔑されながら、どうやって一日いちにちを耐えているのだろう。どうしてわたしはみんなのように受け流して淡々としていられないのだろう。ヌンチョムはほかの人よりもくじけやすく傷つきやすい自分が憎かった。負けるなと、生きていくってみんなそんなもんだという周りの人たちが怖かった。 ——「夕焼け」 ●目次● リンゴリング 木の葉が枯れて 夕焼け シュガー、ダブル、ダブル 論理(ロジック) アヒル 象の鼻(コッキリコ) わたしを夢に見てください ●著者紹介● 【著者】 キム・メラ キム・メラ(김멜라) 1983 年ソウル生まれ。2014 年「子音と母音新人賞」でデビュー。短編集『少なくとも二度』(2020)、長編『存在しない階のハイセンス』(2023)、『歓喜の本』(2024)、『リズム沖』(2025)、エッセイ集『メラめくこころ』(2023)の他、『肘をください—— QQ クィア短編選4』(2021)にも参加。本短編集の「木の葉が枯れて」「夕焼け」「わたしを夢に見てください」で3年連続若い作家賞に選定されるなど、注目を集める若手作家。日本語訳は本作が初となる。 【訳者】 吉良佳奈江(きら・かなえ) 現実社会の行く末をたくましく想像する韓国作品を日本の読者に届けたいと思っている翻訳者。チャン・ガンミョン『韓国が嫌いで』(2020、ころから)、ソン・アラム『大邱の夜、ソウルの夜』(2022、ころから)、スリーク、イ・ラン往復書簡『カッコの多い手紙』(2023、書肆侃侃房)など、訳書多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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変えられた人生:南京大虐殺生存者の口述生活史
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2205-7 C0022 発行:2025年12月10日 四六判並製 416頁 ●内容紹介● 「私たちが外に出ると、通りは死体だらけだった」 1937年12月、日本軍が引き起こした南京大虐殺は、多くの人々の人生を一変させた。 30名の生存者が語る、南京大虐殺の「本当の姿」。 侵華日軍南京大虐殺遭難同胞記念館・南京大学歴史学院による共同学術成果 ●目次● 過去の災難を忘れてはならない ――陳徳寿の口述自伝 二度にわたって人間の屠殺場から逃れた ――李高山の口述自伝 生きなければならないという責任感がある ――常志強の口述自伝 最終的に、我々はなんとか逃げ延びた ――蒋樹珍の口述自伝 日本人がきてから、年々苦しみが深くなるばかり ――王秀英の口述自伝 長兄の死は、家族にとって永遠の悲しみだ ――王長発の口述自伝 その後、「日本人」という三文字を耳にするだけで、とても怖くなった ――夏淑琴の口述自伝 機関銃で人が掃射されるのを見て、私は恐ろしくてたまらなかった ――岑洪桂の口述自伝 私たちが外に出ると、通りは死体だらけだった ――濮業良の口述自伝 あの頃、死者が出ない家族は一つもなかった ――余昌祥の口述自伝 避難中、私たちが踏み歩いたのは、殺された同胞の遺体だった ――祝再強の口述自伝 穏やかで安らかな暮らしは、世界中の人々の願いだ ――馬庭禄の口述自伝 当時、日本人は南京で、理由もなく人を見れば殴った ――季培生の口述自伝 鬼子が来て、私たちが花を育てていた温室をすべて焼き払った ――王子華の口述自伝 日本人は人を殺すのに理屈をつけない ――易蘭英の口述自伝 命は本当に拾ったものだった ――艾義英の口述自伝 自分が知っていることを話すのは、私の責任だ ――程文英の口述自伝 この歴史を忘れてはならない ――方素霞の口述自伝 叔父は死んでいたが、目は開いたままだった ―― 葛道栄の口述自伝 私は南京大虐殺を証言する ――石秀英の口述自伝 日本の飛行機が我が家の幸せを粉々に壊した ――阮定東の口述自伝 私から言えば、大虐殺の犠牲者数は「三十万以上だ!」 ――路洪才の口述自伝 日本鬼子が来ると、人々は大波が押し寄せるように必死に逃げた ――伍秀英の口述自伝 当時、中国の難民たちは皆、互いに支え合う不幸な人々だった ――楊翠英の口述自伝 川の水はすっかり血で赤く染まっていた ――傅兆増の口述自伝 すべての生存者には、苦難の歴史がある ――佘子清の口述自伝 日本人の侵略は大家族をつぶした ――陶承義の口述自伝 私はかまどの下に隠れて鬼子から逃れた ――潘巧英の口述自伝 私は三度も死にかけたが、それでも死ななかった ――謝桂英 口述自伝 私たちの食べものはすべて日本人に奪われてしまった ――周智林の口述自伝 あとがき (張 建軍) ●著者紹介● 編者 張建軍 侵華日軍南京大虐殺遭難同胞記念館元館長 張 生 南京大学歴史学院元院長、南京大学新中国史研究院院長、教授、博士課程指導指導教官 陳俊峰 侵華日軍南 京大虐殺遭難同胞記念館元副館長 艾徳林 侵華日軍南京大虐殺遭難同胞記念館文化財管理責任者 武黎嵩 南京大学新中国史研究院副院長、南京大学アジア太平洋発展研究センター兼任研究員、准教授、修士課程指導指導教官 訳者 蘆 荻 南京大学歴史学院卒業、侵華日軍南京大虐殺史研究者 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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幸福の約束
¥4,400
ISBN 978-4-7634-2204-0 C0010 発行:2025年11月25日 四六判並製 504頁 ●内容紹介● 幸福は、私たちに何をもたらすものなのか 「あなたに幸せになってほしい」「あなたの幸せはわたしの幸せ」…… この幸せという言葉の裏にうごめく、いくつもの「期待」の正体とは――。 フェミニズム、クィア、反人種差別主義、社会主義や革命の歴史から、感情の政治を描写し、「幸福であること」と「不幸であること」のかたち、そしてそれらを別の仕方で見る道を照らし出す。 西洋古典哲学から情動理論までを渡り歩き、「幸福」の系譜学を提示した 各界絶賛の哲学書ベストセラー! ●目次● 謝辞 序 なぜ幸福? なぜいま? 第一章 幸福の対象 第二章 フェミニスト・キルジョイ 第三章 不幸なクィアたち 第四章 メランコリックな移民 第五章 幸福な未来 結論 幸福、倫理、可能性 訳者あとがき 原註 人名索引 ●著者紹介● サラ・アーメッド(Sara Ahmed) 1969年イギリス生まれ。フェミニズム理論、クィア理論、人種理論などを専門とする独立研究者、著述家、アクティヴィスト。カーディフ大学批評文化理論センター博士課程修了。2016年、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ教授の職を、カレッジ当局のハラスメントへの対応に抗議して辞す。著書に、『フェミニスト・キルジョイ』(邦訳2022)、『苦情はいつも聴かれない』(邦訳2024)、Queer Phenomenology: Orientations, Objects, Others(2006), On Being Included: Racism and Diversity in Institutional Life (2012), What’s the Use?: On the Uses of Use (2019), No Is Not a Lonely Utterance: The Art and Activism of Complaining(2025)など。 川ちとせ(いかわ・ちとせ) 1970年生まれ。お茶の水女子大学大学院博士後期課程単位取得退学。一橋大学博士(社会学)。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授。専門は英文学。著書に、『読書会の効用、あるいは本のいろいろな使いみちについて──イングランド中部Tグループの事例を中心に』、『アカデミアの内と外──英文学史、出版文化、セルフヘルプ』(いずれも小鳥遊書房)、共編著に、『ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ──英国モダニズムの延命』(小鳥遊書房)、『個人的なことと政治的なこと──ジェンダーとアイデンティティの力学』(彩流社)、訳書に、エドナ・オブライエン『ジェイムズ・ジョイス』(岩波書店)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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反対尋問と事実認定3:尋問の諸相と意義
¥3,850
ISBN 978-4-7634-2203-3 C3032 発行:2025年11月25日 A5判並製 576頁 ●内容紹介● 圧倒的な実例数から学ぶ、反対尋問の実務と対策 書証、検証、鑑定、そして尋問――。判決の決め手の一つである証人とのやり取り(尋問)は、いかに功を奏し、またなぜ「予想に反する結果」になりうるのか。 新たな記録と分析にコラムを付け加え、反対尋問の理論・実務大系を織りなす『反対尋問と事実認定』シリーズ完結! これからの「公正な裁判・裁判官論」を考えるための反対尋問実務集 ●目次● はじめに 第一章 印象に残る事件の概要と尋問 第二章 「裁判と学問」のあいだ 再論 あとがき ●著者紹介● 渡邊 春己 (わたなべ・はるみ) 山梨県生まれ。東京大学法学部卒。 弁護士(東京弁護士会所属、30期)。 著書に『反対尋問と事実認定1』『反対尋問と事実認定2』(花伝社)、共著に『「事実」をつかむ』(こうち書房)、『歴史の事実をどう認定しどう教えるか』(教育史料出版会)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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自分の力で歩きたい:母娘で挑んだ四〇〇日の「ネフローゼ」闘病記
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2202-6 C0095 発行:2025年11月15日 四六判並製 96頁 ●内容紹介● 後悔なく、人生を生きるために―― 「透析をしない選択」をした後の、奇跡の復活記録 難病「ネフローゼ症候群」の重症化、「消化器穿孔症」発症…… いくつもの死の淵に立ちながらも、セカンドオピニオンによる転院、透析治療からの脱却、果敢なリハビリ治療、在宅ケアへの挑戦を通して、要介護5から自分の足で歩くまでに回復を遂げた著者による、事実に基づく闘病記 病いに直面し、新たな生き方を見つけた法学者が示す、 医療や家族とともにある〈ケアワーク〉の道しるべ ●目次● はじめに 第一章 ケアワークとは何か 第二章 セカンドオピニオン制度と転院 第三章 自分の足で歩きたい--リハビリ患者の現実からケアワークを考える 第四章 「ウェルケア国立」への転所 第五章 自宅での再出発 略歴(二〇二四年春~二〇二五年夏) ●著者紹介● 辻村(よこやま)みよ子 (つじむら(よこやま)・みよこ) 東北大学名誉教授・弁護士(東京弁護士会)。法学博士(一橋大学)。ジェンダー法政策研究所共同代表。一橋大学助手・成城大学助教授・教授、東北大学教授(1999-2013)・同大学ディスティングイッシュト・プロフェッサー、明治大学法科大学院教授(2013-2020)を経て、現職。パリ第2 大学比較法研究所招聘教授、日本学術会議会員、国際憲法学会理事、同日本支部副代表、日本公法学会理事、全国憲法研究会代表、ジェンダー法学会理事長、日仏会館評議員、内閣府男女共同参画会議員などを歴任。 近著に、『辻村みよ子著作集(全8巻)』、(同第5巻『家族と憲法』、第4巻『憲法とジェンダー法学』等)(信山社、2022-23 年)、『憲法(第8版)』(日本評論社、2025 年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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未来に生きる:「老コミュニスト」の残し文
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2199-9 C0095 発行:2025年10月30日 四六判並製 160頁 ●内容紹介● 有田光雄、昭和5年まれ、95歳。 「すべての人々が幸せに暮らせる世の中をつくりたい」―― その思いで日本共産党とともに歩んだ人生の証と、未来への伝言。 解説:有田芳生 「1930年に島根県の山奥に生まれた父・有田光雄の真の人生は、1949年の元旦に日本共産党に加入したことからはじまった」 ●目次● 第一章 私のスターリン体験 第二章 草の根の共生 第三章 京都民主府政の歴史は不滅 第四章 「天王山」麓のW勝利を語る――小さな町の大きな快挙 第五章 政治対決の弁証法について 解説:有田芳生 ●著者紹介● 有田光雄(ありた・みつお) 1930年、島根県生まれ。鳥取大学・鳥取農林専門学校卒業。農林省に勤めるが、レッド・パージ後は下関市の大林組で働く。その後、京都府庁に勤める。その間、京都府職員労働組合書記長、全日本自治団体労働組合(自治労)中央執行委員、立命館大学講師などを務める。日本共産党京都府委員会名誉役員。 [主な著作] 『革新自治体下の労働組合運動』汐文社、1974年 『地方自治体と労働組合運動』学習の友社、1976年 『住民自治と公務労働』自治体研究社、1979年 『わが青春の断章』あゆみ出版、1985年、有田和子共著 『物語 京都民主府政』大月書店、1985年 『公共性と公務労働論の探究』白石書店、1993年 『自治体労働運動――過去・現在・未来』労働旬報社、1991年 『民主経営の管理と労働』同時代社、1996年 『民主経営と労働運動』同時代社、1997年 『非営利組織と民主経営論』かもがわ出版、2000年 『妻を看取る――老コミュニストの介護体験記』高文研、2018年 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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昭和の銀行員 第3巻 幻のシステム篇:昭和の銀行員 第3巻 幻のシステム篇
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2198-2 C0095 発行:2025年10月20日 四六判並製 384頁 ●内容紹介● 銀行員たちの プライドと抵抗 全3巻、堂々完結! 武田らは多通貨会計による外国業務システムを完成。さらに富士通とパッケージの共同開発を進めたが、上層部が一方的に中止した。その陰で経営トップは福島交通問題を隠蔽し、無謀な融資拡大に走り、破綻の足音が忍び寄っていた。一方、脱税防止策を遵守する行員たちの供述が金丸逮捕の決め手となった。金丸脱税事件の真相は────。 『日債銀破綻の原罪』の著者が紡ぐ。 破綻か再生か──克明に再現・検証 される日債銀のターニングポイント ●目次● 第五章 外国業務開発 第六章 アブノーマル・エンド 第3巻 あとがき ●著者紹介● 上杉幸彦(うえすぎ・ゆきひこ) 1943年生まれ、東京大学経済学部卒業。 1965年、日本不動産銀行(1977年、日本債券信用銀行に行名変更)入行。 1971年、事務管理部配属、総合オンラインシステム、海外店システム、外国業務システムの開発に従事。 1988年、個人業務部長。 1994年、日債銀総合システム常務取締役。 1998年、同社退任。 著書 『日債銀破綻の原罪(上、下)』(東銀座出版社、1999年、筆名:田代恭介) 『青いシュプール』(東銀座出版社、2003年、筆名:田代恭介) 『昭和の銀行員 第1巻 支店遍歴篇』(花伝社、2023年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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スターマン:デヴィッド・ボウイ、「ジギー・スターダスト」時代の肖像
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2197-5 C0098 発行:2025年10月25日 A5判上製 274頁 ●内容紹介● 一人の青年は、いかに伝説になったのか―― ドイツ発!新たな描写でデヴィッド・ボウイを甦らせる渾身のグラフィックノベル! 伝説的アーティスト、デヴィッド・ボウイの代表的ペルソナ「ジギー・スターダスト」。奇抜で妖美でありながら、不朽の名盤をものにした70年代の救世主は、どこから来て、どこへ行ったのか――。 不世出のポップアイコンの少年時代からベルリン時代前までを描いた ドイツを代表するコミック作家による、まったく新しいボウイ評伝! ●著者紹介● ラインハルト・クライスト[著] 1970年ケルン近郊のヒュルトで出生。1996年よりベルリンでコミック・アーティスト、イラストレーターとして活動。 2006年、伝記的グラフィックノベル“Cash. I See a Darkness”( ジョニー・キャッシュ- 私の前に闇が現れる)で世界的ブレイクを果たす。2013年、"Der Boxer"(ボクサー)でドイツ青少年文学賞を、2016年には "Der Traum von Olympia "(オリンピックに出る夢)でグスタフ・ハイネマン平和賞を受賞。2017年に出版され、音楽界の偉大なストーリーテラー、ニック・ケイヴに焦点を当てた“Nick Cave - Mercy on Me”(ニック・ケイヴ - 許してくれ)は多言語に翻訳されている。これまでの功績が称えられ、2018年にマックス&モーリッツ賞の最優秀ドイツ語コミック・アーティスト賞を受賞。 エドガー・フランツ[訳] 神戸市外国語大学教授。ドイツ・デュースブルク生まれ。1999年デュースブルク大学大学院東アジア地域研究科修士課程修了。2004年東北大学大学院文学研究科人間科学専攻博士課程修了。共訳書に『100のトピックで知るドイツ歴史図鑑』(原書房)や『ベルリン 分断された都市』『私の自由な東ドイツの少女時代』(いずれも彩流社)がある。 深見麻奈(ふかみ・まな)[訳] 大阪学院大学ドイツ語講師。大阪市生まれ。1998年立命館大学文学部史学科卒業。1999年ドイツ・フライブルク大学文学部留学。2000年立命館大学大学院国際関係研究科博士前期課程修了。共訳書に『100のトピックで知るドイツ歴史図鑑』(原書房)や『ベルリン 分断された都市』『私の自由な東ドイツの少女時代』(いずれも彩流社)がある。『ことりっぷ会話帖 ドイツ語』(昭文社)ドイツ語監修者。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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同性婚の夜明け前:「婚姻の自由」をめぐる訴訟と争点
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2196-8 C0036 発行:2025年10月10日 四六判上製 192頁 ●内容紹介● すべての人が結婚を選べる社会に向けて、司法は何ができるのか ついに最高裁判所に委ねられる、2019年に始まった「結婚の自由をすべての人に」訴訟。結婚できないという現実は、憲法上の人権侵害にあたるのか——「婚姻の自由」「法の下の平等」「幸福追求権」を問うとともに、世論、法曹界、政治、そして国際社会の動向を重ね合わせて描き出す、同性婚の現在地。 ●目次● 序章 LGBT理解増進法とは何か 第1章 性的マイノリティをめぐる4つの最高裁判決 第2章 同性婚問題の理解のために 第3章 パートナーシップ制度から同性婚へ 第4章 世界はどのように同性婚を認めてきたのか 第5章 日本の各界における同性婚法制化への対応 第6章 婚姻平等をめぐる憲法の争点 第7章 同性婚訴訟における地方裁判所の判決を読み解く 第8章 同性婚訴訟における高等裁判所の判決を読み解く 第9章 同性婚訴訟と司法 第10章 「憲法の変遷」から捉える婚姻の自由 ●著者紹介● 澤田省三(さわだ・しょうぞう) 1936 年兵庫県豊岡市出身。関西大学大学院法学研究科修士課程中退、法務省入省。 法務大臣官房長付、法務省民事局補佐官、法務省東京法務局人権擁護部第二課長 等を経て、鹿児島女子大学教授、志學館大学法学部教授、同図書館長、同特任教授、 中京大学法科大学院教授、市町村職員中央研修所講師、全国国際文化研修所講師 等歴任。 主な著書 『夫婦別氏論と戸籍問題』(ぎょうせい・1990 年) 『家族法と戸籍をめぐる若干の問題』(テイハン・2000 年) 細川清・海老原良宗共編『家族法と戸籍——その現在及び将来——戸籍誌第500 号記念論文集』(テイハン・1985 年) 野田愛子・梶村太市総編集『新家族法実務大系(2)』(新日本法規出版・2008 年) 『私の「漱石」ノート』(花伝社・2014 年) 『法の適用に関する通則法と渉外的戸籍事件』(テイハン・2020 年) 『新版親族法概論』(テイハン・2023 年) その他著書・論文多数 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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記者迫害:崩れゆくジャーナリズムの現場から
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2195-1 C0036 発行:2025年10月10日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 「忖度」と「保身」のはびこる報道機関に、明日はあるのか? 若手記者による渾身の著作が、オーナー企業の名誉を毀損した――無理筋のクレームを受けた会社は、彼を守るどころか“生贄”にして事を収めようとする。 ジャーナリストとしてのプライドを賭け、巨大組織と徒手空拳で対峙した著者が見た、この国の報道機関の実態。 止まらない“オールドメディア” の失墜、その本質に迫る ●目次● 第1章 決意 第2章 いじめの聖域 第3章 筋違いな抗議 第4章 Tansa 第5章 覆面の審査委員会 第6章 一筋の光 第7章 「記者クビ」宣告 終 章 「言論の自由」侵害訴訟 〈解説〉 依光隆明(元朝日新聞記者) ●著者紹介● 石川陽一(いしかわ・よういち) 1994年生まれ。石川県出身。早稲田大学を卒業後、2017年4月に共同通信へ入社し、事件や災害、原爆などを取材。「海星高いじめ自殺問題を巡る一連の報道」で21年度の新聞労連ジャーナリズム大賞・疋田桂一郎賞。22年に『いじめの聖域――キリスト教学校の闇に挑んだ両親の全記録』を文藝春秋から出版し、大宅壮一ノンフィクション賞最終候補作となったほか、日本ジャーナリスト協会賞など3賞受賞。同書で長崎の地元メディアを批判したことを契機に記者職から外される。これに対抗して「言論の自由」の侵害を訴え、東京地裁に提訴。23年8月に東洋経済新報社へ移籍し、電子部品や物流業界などを担当する。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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その暴力は連鎖する:戦争から家庭、そして子どもへ
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2194-4 C0036 発行:2025年9月30日 四六判並製 192頁 ●内容紹介● DV、虐待、宗教2世… 「家の問題」はこの社会の歪みから生まれている! 専業主婦、買春、こども虐待、新宗教、戦争――長年の取材テーマから浮かび上がった「暴力の連鎖」という日本社会の病理に迫る。 推薦・阿部知子(衆議院議員/小児科医) 「家庭の中で起きる暴力は「家庭内」の問題ではなく、社会のあり方そのものです。その構造を明らかにする本書を、子どもを守りたいと願うすべての人に読んでほしい」 ●目次● 【第1部】その暴力は連鎖する 高齢者虐待 児童ポルノ・児童買春 DV 妊娠・出産をめぐる暴力 多産DV ――堕胎罪以前/国民優生法/優生保護法/母体保護法/経口中絶薬 不同意性行為 ――女性の貧困元年/主婦たちを魅する新宗教/見えない「夫婦間のレイプ」 【第2部】児童虐待 宗教虐待 ――子連れの戸別訪問/旧統一協会と養子縁組/子どもは宗教を選べない 性的虐待 ――性的虐待とアダルトビデオ/「トー横キッズ」と性犯罪・その後/法改正と日本版DBS/男性から男性への暴力 【第3部】戦争と暴力 戦争に翻弄される子どもたち ――私と戦争/七三一部隊と「少年技術員」/宗教移民と「天理村」 ●著者紹介● いのうえせつこ 1939 年岐阜県大垣市生まれ、フリーライター。横浜市在住。県立大垣北高校・京都府立大学卒。子ども、女性、平和などの市民運動を経て女性の視点で取材・執筆・講演活動を行う。一般社団法人日本映像審査センター諮問委員。NPO法人あんしんネット代表。著書として、『女性の自立をはばむもの:「主婦」という生き方と新宗教の家族観』、『チヨさんの「身売り」:歴史に隠された女性たちの物語』、『新宗教の現在地:信仰と政治権力の接近』、『ウサギと化学兵器:日本の毒ガス兵器開発と戦後』(以上花伝社)、『子ども虐待:悲劇の連鎖を断つために』、『女性への暴力:妻や恋人への暴力は犯罪』、『高齢者虐待』、『多発する少女買春:子どもを買う男たち』、『買春する男たち』、『新興宗教ブームと女性』(以上新評論)、『主婦を魅する新宗教』、『結婚が変わる』(以上谷沢書房)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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ルワンダ:逃亡した虐殺者を追って
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2192-0 C0098 発行:2025年9月25日 A5判変形並製 192頁 ●内容紹介● 100万人が殺されたあの時から30年—— いまも裁かれぬ加害者たちを追い続ける一組の夫婦がいた。 新たな証言を探し求め、埋もれた真実に迫り、放置された罪を問い直す……執念の追跡が照らし出す、分断の果ての惨劇、その現在地。 ルワンダ虐殺の「その後」に迫る、フランスのノンフィクション・グラフィック・ノベル 序文 ガエル・ファイユ(『ちいさな国で』小説家、ラッパー) 【あらすじ】 1994年、わずか100日間に100万人以上が殺された「ルワンダ虐殺」——家族がその犠牲となったダフロザ・ゴティエは、フランスで暮らす中、加害者たちがフランスに逃れてきている現実を知る。 正義を求めて立ち上がった彼女と夫アランは、20年以上かけて証言を集め、国外逃亡した虐殺者たちに法の裁きを受けさせようと奔走する——。 ●著者紹介● [作]トマ・ズリビ(Thomas Zribi) 1978年生まれ、1999年からジャーナリスト。I-Téle とCanal+に於いて国内外で取材活動をした後、テレビ番組『バタフライ効果』の編集長になる前の5年間、同番組の名レポーターだった。2016年から、ノバ・プロダクションの編集長となり、多くのルポルタージュやドキュメントを製作した。とりわけ、Netflixのドキュメンタリー・シリーズ『World’s most wanted』の製作者であり、そこで既に『フェリシアン・カブガ:ジェノサイドの金主』(2020)を製作してルワンダのツチへのジェノサイドを扱っている。2022年にサイプリアン・デーゼ、アレクシス・ブルトンと共同で『リワイルド、自然の権利復権』(M6)を、キャロリーヌ・ド・サン、ニコラ・ルブールと共同で『大転換、致死概念の歴史』(LCP)を製作した。彼が編集長となった2016年以来ノバ・プロダクションは、動画シリーズを元にした書籍『イラクの香り』(Arte 2018)でアルベール・ロンドル賞、『失踪者』(Arte)と『ロヒンギャ、大量移住』(Arte)で2018年と2019年にFIGRA(Festival International de Grand Reportage d’Actualite)のルポルタージュ大賞、さらに『リワイルド、自然の権利復権』(M6)のドービル・グリーン・アワード金賞等、多くの賞を受賞した。パリ在住。 [絵]ダミアン・ルードー(Damien Roudeau) 20年に渡りルポルタージュを描いている。むき出しの世界、疎外された共同体、怪しげなその場しのぎの自給自足的空間、社会闘争やエコロジー闘争の現場で生み出されるスケッチで、彼はそこに生きる人々を捉える。La Boiît à Bull 出版の『ヴィリエの反乱』(2014)と『ブレストの波止場』(2015)、Actes Sud社刊の『ようこそカレーへ』(2016)と『見捨てた女』(2021)では、ごく稀にしか話さない人々が言葉を得、同時代の怒りを響き渡らせた。最新作2冊、2020年にNatureマンガ賞を受賞した『テキサコ』(2019、Arènes)と2021年にヒマワリ賞を受賞した『水は生きている』(2020、Futuropolis)は、環境保護運動の闘いをモチーフとしている。ロリアン在住。 [訳]石村恵子(いしむら・けいこ) 青山学院大学文学部卒。大学図書館勤務のかたわら、アテネフランセ、東京日仏学院でフランス語を学ぶ。退職後、アフリカのフランス語絵本やマンガ本を翻訳し、日本のメディアに紹介している。翻訳書に『エチオピアの季節』(2024、花伝社)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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氷河期世代力:変化の時代を生きた私たちが、今だからできること
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2193-7 C0036 発行:2025年9月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● 2000万人のみなさん、お疲れ様です! じゃあ、そろそろ“回収モード”いっちゃいますか 苛烈な競争のなかで育ち、いざ社会に出ようとしたその時、戦後ニッポンのルールが一変してしまった氷河期世代。 アナログからデジタル、根性論から合理性、画一から個性……あらゆる変化に直面する過程で、数えきれない挫折とやらかしを積み重ねてきたその経験値を、先の見えない時代を生き抜くために活用する時がついに来た! “現代の語り部”たちの半生から浮かび上がる、現役最強世代の生きる道 ●目次● 01 昭和少年→平成青年→令和おじさんのいま シンイチさん(1975年愛知県生まれ・会社員) 02 時代のフロントラインを歩き続けて 岩崎亜矢さん(1977年東京都生まれ・コピーライター) 03 地図なき時代をフリーランスで生きる 古城宏さん(1976年広島県生まれ・フリーライター) 04 憧れた世界に居続けるということ 宮木和佳子さん(1980年福岡県生まれ・カメラマン) 05 「かっこいい大人」であるために 中井伸也さん(1972年京都府生まれ・イラストレーター) 06 専門家として、当事者として、世代を見つめる 熊代亨さん(1975年石川県生まれ・精神科医) 07 変わりゆく子どもたちと向き合って 針谷由美恵さん(1979年神奈川県生まれ・高校教諭) 08 もう一度、地元を愛する 青木大成さん(1973年千葉県生まれ・自営業) 09 わたしを連れて、わたしが行く 吉野かぁこ(1980年埼玉県生まれ・フリーライター) 旅を終えてのまとめのようなもの ●著者紹介● 吉野かぁこ(よしの・かぁこ) 1980年生まれ。フリーライター。日本大学芸術学部写真学科卒業。 2015年に埼玉県から瀬戸内海の島に移住。ときに狩猟も行い、地域での暮らしや狩猟に関するテーマを中心に、雑誌・Web媒体に寄稿している。共著に『Voyager——虐待サバイバー、救済の物語』(花伝社)、『狩猟用語事典』(山と溪谷社)。カラス愛好家であり「カラス友の会」名義で「9月6日・カラスの日」を記念日登録。現在も全国のメディアや公共施設などで活用されている。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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インド不二一元論哲学・原点へのいざない:新訳註 シャンカラ註『ブラフマ・スートラ』「冒頭四スートラ論」
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2189-0 C0015 発行:2025年9月10日 四六判上製 141頁 ●内容紹介● 万物の根源とは何か 万物も自己も同一の根源にあるという一元論を説いた不二一元論ヴェーダーンタ学派。その「根本教典」であり、存在理由を詳述したシャンカラ註『ブラフマ・スートラ』「冒頭四スートラ論」を、註解付きで翻訳。 さらに不二一元論の「必修綱要書」ダルマラージャ著『ヴェーダーンタ・パリバーシャー』「目標」を付し、不二一元論哲学の世界へといざなう。 ●目次● はじめに シャンカラ註『ブラフマ・スートラ』「冒頭四スートラ論」 ダルマラージャ『ヴェーダーンタ・パリバーシャー』「第九章 目標」 おわりに ●著者紹介● 宮元啓一(みやもと・けいいち) 1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。 現在、國學院大學名誉教授。 著作に、『インド哲学七つの難問』(講談社選書メチエ/筑摩書房)、『仏教誕生』(講談社学術文庫)、『仏教かく始まりき パーリ仏典『大品』を読む』『インド哲学の教室』(春秋社)、『わかる仏教史』『ブッダが考えたこと』(角川ソフィア文庫)、『勝宗十句義論』(臨川書店)、『新訳 ミリンダ王の問い』『[全訳]念処経』『インド論理学へのいざない』(花伝社)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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不平等ではなかった幕末の安政条約:関税障壁20%を認めたアメリカ総領事ハリスの善意
¥1,430
ISBN 978-4-7634-2191-3 C0021 発行:2025年9月10日 四六判並製 168頁 ●内容紹介● 幕末、開国したばかりの日本を支えたのは相互高率関税だった ●目次● 第一部 日米通商条約の経緯 鈴木荘一 第一章 ペリー来航と日米和親条約 第二章 日米通商条約の無勅許調印 第三章 桜田門外の変 第二部 関税率二〇%を容認したアメリカ 関 良基 第四章 関税率二〇%はどのようにして決まったか 第五章 尊王攘夷運動がもたらした関税自主権の喪失 第三部 アメリカ総領事ハリスの親切 村上文樹 第六章 日本へ来たハリス 第七章 交渉人としてのハリス 第八章 唐人お吉物語その虚構と真実 ●著者紹介● 鈴木荘一(すずき・そういち) 近代史研究家。昭和23 年生まれ。昭和46 年東京大学経済学部卒業後、日本興業銀行にて審査、産業調査、融資、資金業務などに携わる。とくに企業審査、経済・産業調査に詳しく、その的確な分析力には定評がある。平成13 年日本興業銀行を退社し、以後歴史研究に専念、「幕末史を見直す会」代表として、現代政治経済と歴史の融合的な研究や執筆活動などを行っている。主な著書に『明治維新の正体』『政府に尋問の筋これあり』(以上、毎日ワンズ)、『日露戦争と日本人』『日本征服を狙ったアメリカのオレンジ計画と大正天皇』(以上、かんき出版)、『アメリカの罠に嵌った太平洋戦争』(自由社)、『究極の敗戦利得者日本外務省が隠蔽する 満州建国の真実』『日中戦争はスターリンが仕組んだ』『幕末会津藩 松平容保の慟哭』『幕末の天才 徳川慶喜の孤独』『それでも東條英機は太平洋戦争を選んだ』『陸軍の横暴と闘った 西園寺公望の失意』『昭和の宰相 近衛文麿の悲劇』(以上、勉誠出版)などがある。 関 良基(せき・よしき) 拓殖大学政経学部教授。昭和44 年生まれ。主な著書に『赤松小三郎ともう一つの明治維新』(作品社)、『社会的共通資本としての森』(東京大学出版会)、『自由貿易神話解体新書』『社会的共通資本としての水』(以上、花伝社)などがある。 村上文樹(むらかみ・ぶんき) 曹洞宗瑞龍山玉泉寺住職。昭和25 年生まれ。駒澤大学文学部卒業後、昭和48 年から33 年間、下田市役所勤務。平成13 年より瑞龍山玉泉寺。主な著書に『開国史蹟玉泉寺』『唐人お吉物語 その虚構と真実』(玉泉寺ハリス記念館)などがある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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日本共産党、再生への条件:この組織を消滅させないために
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2190-6 C0031 発行:2025年9月10日 四六判並製 128頁 ●内容紹介● 今こそ求められる、組織体質の転換 かつて革新運動を支え、国政・自治体での影響力を誇った日本共産党は、なぜここまで弱体化するに至ったのか。若年層の支持離れ、党員の高齢化、閉鎖的な組織体質を打破する「条件」とは何か。 変わりゆく社会に対応し、次の100年を生き残るための最後の処方箋 ●目次● 第1章 求められる日本共産党の組織改革 第2章 戦後革新運動と共産党のこれから 第3章 日本共産党の綱領を評価する――他党との比較を通して 第4章 民主集中制と組織の疎外 第5章 共産党における組織監査の可能性 第6章 組織の矛盾とアソシエーション ●著者紹介● 碓井敏正(うすい・としまさ) 1946年、東京都生まれ 1969年、京都大学文学部哲学科卒業 1974年、京都大学大学院博士課程哲学専攻修了 専攻 哲学 現在 京都橘大学名誉教授 主著 『自由・平等・社会主義』(文理閣、1994年) 『戦後民主主義と人権の現在』(部落問題研究所、1996年 増補改訂版2001年) 『日本的平等主義と能力主義、競争原理』(京都法政出版、1997年) 『現代正義論』(青木書店、1998年) 『国境を超える人権』(三学出版、2000年) 『グローバル・ガバナンスの時代へ』(大月書店、2004年) 『グローバリゼーションの権利論』(明石書店、2006年) 『人生論の12週』(三学出版、2007年) 『格差とイデオロギー』(大月書店、2008年) 『成熟社会における人権、道徳、民主主義』(文理閣、2010年) 『革新の再生のために――成熟社会再論』(文理閣、2012年) 『成熟社会における組織と人間』(花伝社、2015年) 『教科化された道徳への向き合い方』(かもがわ出版、2017年) 『しのび寄る国家の道徳化』(本の泉社、2020年) 『日本共産党への提言――組織改革のすすめ』(花伝社、2023年) 『人権と民主主義の再考──中国の台頭、ポピュリズム、社会的分断の中で』(ロ ゴス、2024年) 編著 『グローバリゼーションと市民社会』(文理閣、望田幸男氏との共編、2000年) 『ポスト戦後体制への政治経済学』(大月書店、大西広氏との共編、2001年) 『教育基本法「改正」批判』(文理閣、2003年) 『格差社会から成熟社会へ』(大月書店、大西広氏との共編、2007年) 『成長国家から成熟社会へ――福祉国家論を超えて』(花伝社、大西広氏との共編、2014年) 『自己責任資本主義から友愛社会主義へ』(ロゴス、西川伸一氏との共編、2022年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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数息観からの坐禅のすすめ:法と禅、“二刀流弁護士”の半世紀
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2186-9 C0015 発行:2025年8月25日 四六判並製 152頁 ●内容紹介● 一人坐ることから、すべての道は開ける—— 10代から坐禅を始め、司法の第一線にありながら立法にもかかわってきた弁護士が長年実践してきた、「数をかぞえる」マインドフルネス=数息観。伝説の禅師・原田湛玄老師直伝の「真実の自己にめざめる」坐禅であらゆる難題を乗り越えて来た歩みと、その到達点とは。 推薦・村上利夫氏(元小浜市長)「スポーツ、芸術、実業、学問などすべての道に通ずる禅。広い世代の人におすすめしたい、自らの体験をむきだしに語りかけた類例なき労作。」 海外からの修行者を含む多くの人々に禅の道を説いた佛國寺・原田湛玄老師。その初期からの弟子として10代で坐禅に出会った著者は、在家として法と禅の“二刀流弁護士”を究める決意を固める。以来、坐り続けた出会いと別れの50余年を振り返り、いま伝えたいこと——。 ●目次● 【自己をならう編】坐禅と歩んだ 50 余年 第1章 坐禅と歩んだ若き日々 第2章 坐禅と社会科学することとの二刀流の展開について 第3章 今、大拙湛玄老師に報告したいこと 【マインドフル実践編】『正しい坐禅の心得』を学び行ずる 調身の法/日本坐/椅子禅のすすめ/調息の法/調心の法/坐禅間接の心得/面壁/光線/場所/食事/一回の時間/回数/時を計る/手帳/経行/期限/熱心/検効/継続/ 資料①永平高祖発願文/資料②足心道/資料③真向法/資料③真向法2/資料④自彊術/資料⑤結跏趺坐/資料⑥半跏趺坐/資料⑦椅子禅の姿 ●著者紹介● 三宅弘(みやけ・ひろし) 1953年、福井県小浜市生まれ。1969年、應山佛國寺原田湛玄老師に師事。1972 年、福井県立若狭高等学校卒業。1974年、原田湛玄老師に紹介されて山岡鉄舟居士をロールモデルとする。1972年、東京大学陵禅会に入部。1978年、東京大学法学部卒業。1983年、弁護士登録(第二東京弁護士会)。獨協大学法科大学院特任教授、第二東京弁護士会会長・日本弁護士連合会副会長、協大学特任教授、関東弁護士会連合会理事長などを経て、現在、弁護士(原後綜合法律事務所)。京都大学大学院法学研究科法政理論専攻博士後期課程研究指導認定退学・博士(法学)。 日本弁護士連合会情報問題対策委員会委員長、公益社団法人自由人権協会代表理事、内閣府・行政透明化検討チーム座長代理、内閣府·公文書管理委員会委員·特定歴史公文書等不服審査分科会会長、日本テレビ放送番組審議会委員等を務める。 著書に『リベラルアーツとしての法学を求めて――社会科学における法学、法実践、そして人』(花伝社 2022)、『知る権利と情報公開の憲法政策論』(日本評論社 2021)、『監視社会と公文書管理』(花伝社 2018)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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残酷な楽観性
¥4,180
ISBN 978-4-7634-2188-3 C0010 発行:2025年8月25日 四六判並製 496頁 ●内容紹介● 苦しみさえ生む「愛着」と「欲望」から、人はなぜ逃れられないのか 愛、家族、あるいは共同体、国家――いつ打ち砕かれるかも分からない、そこでの「幸せな/よき生」を、なぜ人は追い求め、夢見つづけてしまうのか。 出口のない新自由主義社会における「私たちの欲望」への批評的介入を試みた、情動理論の“最重要文献”、待望の刊行! 「米国で最も尊敬され、影響力のある文学/文化研究者の一人」(ジュディス・バトラー)と評された、比類なき情動/クィア理論の批評家ローレン・バーラントが生涯をかけて辿り着いた到達点 ●目次● 序章 現在のなかの情動 第一章 残酷な楽観性 第二章 直感する者たち 第三章 ゆるやかな死(肥満、主権、水平的な行為主体性) 第四章 ふたりの少女、でぶと痩せ 第五章 ほぼユートピア、ほぼノーマル 第六章 よき生の果ての袋小路 第七章 政治的なものへの欲望をめぐって 表紙イメージについての覚え書き それぞれの袋小路で――『残酷な楽観性』訳者たちによる解題 ●著者紹介● 【著者】 ローレン・バーラント(Lauren Berlant) シカゴ大学英文学ジョージ・M・プルマン特別教授。文学研究者、文化理論家、編集者(デューク大学出版局Theory Q Series等)。2021年に63歳で逝去。 著書に、The Female Complaint(Duke University Press, 2008)、Desire/Love(Punctum Books, 2012)、Sex, or the Unbearable(with Lee Edelman, Duke University Press, 2014)、The Hundreds(with Kathleen Stewart, Duke University Press, 2019)、On the Inconvenience of Other People(Duke University Press, 2022)など多数。 【訳者】 岸 まどか(きし・まどか) ルイジアナ州立大学研究員。ルイジアナ州立大学大学院博士課程修了(English・Women’s, Gender, and Sexuality Studies)。著書に、The Suicidal State: Race Suicide, Biopolitics, and the Sexuality of Population (Oxford University Press, 2024)、訳書に、ジュディス・バトラー『分かれ道――ユダヤ性とシオニズム批判』(大橋洋一との共訳、青土社、2019年)、イヴ・コソフスキー・セジウィック『タッチング・フィーリング――情動・教育学・パフォーマティヴィティ』(小鳥遊書房、2022年)。 ハーン小路恭子(はーん・しょうじ・きょうこ) 専修大学国際コミュニケーション学部教授。ミシシッピ大学大学院博士課程修了(English)。著書に、『アメリカン・クライシス――危機の時代の物語のかたち』(松柏社、2023年)、訳書に、レベッカ・ソルニット『説教したがる男たち』(左右社、2018年)、カーソン・マッカラーズ『マッカラーズ短編集』(筑摩書房、2023年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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ブリティッシュ・ドリーム:英国移民社会の明暗
¥3,850
ISBN 978-4-7634-2180-7 C0036 発行:2025年8月25日 四六判並製 496頁 ●内容紹介● 移民政策は一国をどう変えるのか? 単一的帝国国家から、多文化・多人種国家へと舵を切った戦後英国。大規模移民による国家の「アイデンティティ・伝統」の変化、そしてあらゆる制度改革の先で、英国社会は何が、どう変わっていったのか。「分断/統合」「左派/右派」を超えて複雑化した「現実」に向き合うための、リアリズムに満ちた〈移民政策理解〉の書。 英ジャーナル誌『プロスペクト』創刊者が明らかにする、「BREXIT前夜」の揺れ動く英国社会の全貌 ●目次● 日本語版への序文 用語についての注記 はじめに 〈第一部 背景〉 第一章 大観図――グローバル化と移住の経済学 第二章 英国のマイノリティたちはどう暮らしている? 〈第二部 現地点に達するまで〉 第三章 最初の大規模移住 一九四八年〜九二年 第四章 多文化の旅 第五章 第二の大規模移住 一九九七年〜今日 〈第三部 なぜ問題で、ではどうするのか〉 第六章 進むジレンマ 第七章 国家の問い 第八章 次はどこ? 訳者あとがき ●著者紹介● (著者)デイヴィッド・グッドハート シンクタンク、ポリシー・エクスチェンジ(Policy Exchange)の人口・移民・統合担当部長。平等・人権委員会(Equality and Human Rights Committee)元委員。デモス(DEMOS)元ダイレクター。『プロスペクト(Prospect)』誌創刊、初代編集主幹。元フィナンシャル・タイムズ紙記者。最近の著書に、2017年 『The Road to Somewhere: The Populist Revolt and The Future of Politics』、2020年『Head Hand Heart: The Struggle for Dignity and Status in the 21st Century』、2024年『The Care Dilemma』がある。 (訳者)浅沼 道子(あさぬま・みちこ) 立教大学経済学部卒業、米国ピッツバーグ大学公共国際関係大学院修士。ロンドン・スクール・オブ・ジャーナリズムのディプロマコース修了。2014年よりロンドン在住。2008年〜2013年は、駐日欧州連合代表部発行広報誌『ヨーロッパ』、電子版『EUMAG』制作に携わる。2009年発行版『デンマークを知るための68章』第18章「デンマークの移民問題――2003~2005年の滞在を通じてみえたもの」執筆。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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出口:中絶のための1200kmの旅
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2187-6 C0098 発行:2025年8月25日 A5判並製 240頁 ●内容紹介● 〈自分の体を自分で決められない〉国から抜け出すため、姉妹は車を走らせた。 鳥飼茜(漫画家:『先生の白い嘘』『バッドベイビーは泣かない』)推薦‼ 「欲しいのは、女が自由に生きることを悪なんて言わせない世界」 綿密な調査と取材で制作期間に4年を費やし、 リプロダクティブ・ライツの現実を描いたグラフィック・ノベル、待望の翻訳。 【あらすじ】 ポーランドで小学校教諭をしているマグダは、望まぬ妊娠をしてしまう。しかし中絶が厳しく制限されているこの国では、誰かに相談することすら難しく、彼女は孤独の中で中絶方法を探し始める。 ネット掲示板を頼りに支援団体と連絡を取り始めるが、中絶薬はなかなか届かない。タイムリミットが迫るなか、ついにオランダの支援団体に頼ることを決意したマグダは、唯一の理解者である姉・オリビアと共に、1200kmの旅に出るのだった——。 ●著者紹介● 【作者】 B.キャロット(B.Carrot) 1985年エルサレム生まれ。2006年にアムステルダムに留学し、その後オランダに移住。ショートストーリーやマンガを描いた後、2019年ブリュッセルのシント・ルーカス・アカデミーにてグラフィック・ストーリーテリングの修士課程を修了。卒業プロジェクトであるグラフィックノベル『オール・デイズ・オニオン』が、2020年にソウルフードコミックスから出版された。移民や国境政策、フェミニズム、パレスチナの自由を求める闘争などをテーマに作品を発表している。 【訳者】 川野夏実(かわの・なつみ) 宮崎県出身。東京外国語大学外国語学部を経て、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。現在オランダ在住。訳書にバーバラ・ストック『ゴッホ──最後の3年』(花伝社、2018年)、ディド・ドラフマン『小さなベティと飛べないハクチョウ──ひとりぼっちのヤングケアラー』(花伝社、2022年)、エメー・デ・ヨング『ハチクマが還るところ』(サウザンブックス社、2025年)、バーバラ・ストック『ゴッホとひまわり』(月と文社、2025年)、ジドルー&ユディット・ファニステンダール『くじら図書館』(小さい書房、2025年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
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戦争の世紀は終わらなかった:前田哲男、「非核の抑止力」を語る
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2185-2 C0031 発行:2025年8月15日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 推薦・前川喜平(元文部科学事務次官) 「戦争の世紀を生き、戦争の現実を見つめ続け、日本と世界の安全保障を考え抜いたジャーナリストが、絞り出すように語る平和構築への希望。戦争が不可避だという宿命論は解にはなりえないとの信念の下、国連という最後の砦を冷笑するのではなく、いかに救い出すかを考える。それは、国連憲章の『6章半』、『人間の安全保障』と『共通の安全保障』、そしてヒロシマ・ナガサキが訴える『非核の抑止力』の可能性だ。世界中で武力が振り回され、核の脅威が高まり、力による支配がまかり通る今こそ読まれるべき1冊である。」 “核による破局”の迫る世界へ―― 戦後80年を同時代として生き、「専守防衛」「非核」のリアリズムを追求し続ける軍事ジャーナリストの「結論」。安全保障政策大転換の今、「世界共滅」を回避するには? 日本本土空襲が幼時の記憶。南太平洋の核実験問題、総力戦と「戦略爆撃」の歴史、自衛隊と日米同盟の変容を第一線で凝視してきた現代史の証言者、その思想と想像力の航跡。 ●目次● 第1章 海の向こうの戦争が、敗れた国に谺する 第2章 ただならぬ凶兆──原潜と原子力空母の港で 第3章 核の海としての太平洋 第4章 総力戦の時代と戦略爆撃の思想 第5章 自衛隊が生まれた時と場所 第6章 国連は人類を天国に連れていくためにつくられたのではない 終章 地球沸騰・災害の時代の「実力組織」 ●著者紹介● 前田哲男(まえだ・てつお) 一九三八年生まれ。長崎放送記者を経て一九七一年よりフリー・ジャーナリスト。軍事・核問題、平和構築研究で在野の第一人者として活躍。『武力で日本は守れるか』(高文研、 一九八四)、『核戦争シミュレーション』(筑摩書房、一九八六)、『戦略爆撃の思想』(朝日新聞社、一九八八年/社会思想社、一九九七/凱風社、二〇〇六)、『「ぼくたちの軍隊」──武装した日本を考える』(岩波ジュニア新書、一九八八)、『非核太平洋 被爆太平洋――新編 棄民の群島』(筑摩書房、一九九一)、『PKO──その創造的可能性』(岩波ブックレット、一九九一)、『自衛隊をどうするか』(岩波新書、一九九二)、『戦争と平和──戦争放棄と常備軍廃止への道』(ほるぷ出版、一九九三)、『カンボジアPKO従軍記』(毎日新聞社、一九九三)、『自衛隊の歴史』(ちくま学芸文庫、一九九四)、『在日米軍基地の収支決算』(筑摩書房、二〇〇〇)ほか多数。編著に『岩波小辞典 現代の戦争』(岩波書店、二〇〇二)、『〈沖縄〉基地問題を知る事典』(吉川弘文館、二〇一三)、『自衛隊の変貌と平和憲法』(現代人文社、二〇一九)など。 堀切和雅(ほりきり・かずまさ ) 一九六〇年生まれ。一九八四年岩波書店入社。『世界』『ジュニア新書』『へるめす』編集部を経る。平行して劇団「月夜果実店」主宰。二〇〇〇年、岩波書店退社。著書に『三〇代が読んだ「わだつみ」』(築地書館、一九九三)、『「30代後半」という病気』(築地書館、二〇〇〇)、『「ゼロ成長」幸福論』(角川書店、二〇〇一)、『不適切なオトナ』(講談社、二〇〇二)、『娘よ、ゆっくり大きくなりなさい──ミトコンドリア病の子と生きる』(集英社新書 二〇〇六)、『なぜ友は死に 俺は生きたのか ─戦中派たちが歩んだ戦後─』(新潮社、二〇一〇)、『演劇に何ができるのか?』(妹尾伸子、嶽本あゆ美との共著、アルファベータブックス、二〇一七)、『岩波書店の時代から──近代思想の終着点で』(大塚信一との共著、筑摩選書、二〇二四)ほか。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 [email protected]
