-
日本政治学出版の舞台裏:編集者竹中英俊の闘い
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2167-8 C0031 発行:2025年4月8日 四六判波製 304頁 ●内容紹介● 政治学の一時代を築いた、ある出版人の証言 京極純一、升味準之輔、佐々木毅、猪口孝氏ら名だたる政治学者の編集担当であり、時代を画するシリーズ『現代政治学叢書』『講座国際政治』を世に送り出した稀代の編集者。東京大学出版会を基盤に、「知」と「人」と「社会」を結び続けたその編集思想、そして1980年代以降の日本政治学・出版界の苦闘のドラマが語られる。 ●目次● あとがきのような、はしがき(岩下明裕) 第一章 黎明期の東大出版会 第二章 八ケ岳の神々 第三章 革命?~「現代政治学叢書」の誕生 第四章 講座とシリーズの造成~共同研究への挑戦 第五章 記憶に残る研究者たち 第六章 ひとり出版人の思想~国際書院・石井彰との邂逅 第七章 研究と出版の未来~北海道で考える はしがきのような、あとがき(竹中英俊) 人名索引 編集担当書目一覧 ●著者紹介● 岩下明裕(いわした・あきひろ) 1962年熊本市生まれ。宮崎、鹿児島で暮らし、九州大学法学部を卒業。山口女子大学(現・山口県立大学)に就職後、北海道大学スラブ研究センター(現スラブ・ユーラシア研究センター)に異動、現在に至る。長崎大学グロバールリスク研究センター長を兼務。 聞き取りをベースとした仕事にも関心をもち、『領土という病』『ボーダーツーリズム――観光で地域をつくる』(ともに北海道大学出版会)で実践。本書はその延長にあたる。学生時代にマルクス主義法学・政治学を学び、変動の時代こそ国家論政治学が必要と確信する。主著は『「ソビエト外交パラダイム」の研究――社会主義・主権・国際法』(国際書院)、『中・ロ国境4000キロ』(角川選書)、『世界はボーダーフル』(北海道大学出版会)など。 竹中英俊(たけなか・ひでとし) 1952年宮城県大崎市生まれ。1975年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1974年に財団法人東京大学出版会に就職。委託製作部門を経て、1980年に編集局編集部に異動、1992年に編集部長、1998年に編集局次長、2000年に編集局長、2005年に常務理事・編集局長、2012年3月退任、同会常任顧問(2015年3月まで)。2015年4月より竹中編集企画室を主宰(今日まで)、2017年5月より北海道大学出版会相談役(今日まで)。 この間、「横断媒介」をキー概念として、人と人とを結ぶ出版の基点に立った編集企画を目指した。「無名者」として「信・人→輯・網→書・幸」を願いつつ、活動を続けたいと思っている。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
14歳から考える恒久平和のつくり方
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2166-1 C0036 発行:2025年3月20日 四六判並製 160頁 ●内容紹介● 731部隊の裏に隠された 君たちに戦争のない日本を引き継ぐための、「積極的非武装中立論」 その1 防衛省を廃止して新しく防災平和省を作り、自衛隊を災害救助即応隊に衣替えします その2 日米安全保障条約を解消して日本を真の独立国にします その3 日本をひとりの兵士も兵器産業もない真に平和な国にします 自衛隊も米軍もいなくても、安心・安全に暮らせる国にするための具体的方法 ●目次● 第1章 二度と戦争をしない、巻き込まれない 第2章 世界に誇る地球の宝「平和憲法」 第3章 「恒久平和日本」のつくり方 ●著者紹介● 花岡 蔚(はなおか・しげる) 1943年生まれ。1966年東京大学法学部政治学科卒、1975年カリフォルニア大学バークレー校経営学修士。1966年日本勧業銀行(現みずほ銀行)入行。カナダ第一勧業銀行副頭取。国内支店長を経て大手電機メーカー出向、取締役国際事業本部担当。銀行および出向先でニューヨーク、ロンドン、トロントなど15年以上にわたり海外駐在。2006年カリタス女子短期大学非常勤講師(時事英語)。 2003年「自衛隊イラク派兵反対集会」を機に市民運動に参加、オーバー東京(A9S)、コスタリカに学ぶ会会員、2004年以降チャールズ・オーバビー博士(オハイオ大学名誉教授)と博士の最晩年まで親交を結ぶ。9条地球憲章の会、SA9(Second Article 9、埼玉県日高市発祥の平和運動)、不戦兵士を語り継ぐ会、撫順の奇跡を受け継ぐ会、米軍基地をなくす草の根運動などの活動支援をしながら全国を講演行脚中。 著書に『自衛隊も米軍も、日本にはいらない!』(2020年1月、花伝社)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
人間の都市:マニラを鼓動させるジープニーとおっちゃん
¥3,520
ISBN978-4-7634-2165-4 C0036 発行:2025年3月20日 四六判並製 400頁 ●内容紹介● 都市が人をつくり、人が都市をつくる フィリピンの首都・マニラの交通インフラを担う小型バス「ジープニー」と、その運転手「おっちゃん」たち。アメリカからの独立と戦後の荒廃からうまれたジープニーは、近代化事業とパンデミックを経て廃車の危機に追いやられていた。都市から排除されるジープニーとそれに抵抗するおっちゃんたちが、新しい都市像の可能性へと導く。 よりよい生を求め、ジープニーを運転し、ケアするおっちゃんたちの生き様 ●目次● はじめに 序章 マニラの多現実性:苛烈な分断と過剰な接続 〈第一部 ジープニーが語るマニラの歴史〉 第一章 近代都市の夭折 第二章 ジープニーの脈々とマニラの新生 〈第二部 ジープニーと生きる場を拓き、育む〉 第三章 都市を鼓動させる力 第四章 ケアがつくり出すインフラと生 第五章 生を表現する車体のグラフィック 〈第三部 否定された者たちのポリティクス〉 第六章 スクラップ・アンド・ビルドし続ける近代 第七章 おっちゃんたちのポリティクス:ストライキという「現われ」の形式 第八章 パンデミックによる都市の停止、死にゆくジープニー 第九章 「私たち」が望む都市へとつくりなおす 終章 「人間の都市」宣言 あとがき 参考文献 新聞記事・雑誌記事 索引 ●著者紹介● 西尾善太(にしお・ぜんた) 愛媛大学法文学部・講師(文化人類学)。1989年生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。専門は都市人類学。 著書に『ジープニーに描かれる生』(風響社、2022年)、『分断都市マニラにおける「公共性」の地層』(京都大学、博士論文、2021年)、編著に『現代フィリピンの地殻変動』(花伝社、2023年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
進藤榮一著作集《地殻変動する世界》第8巻 現代アメリカ外交序説:ウッドロー・ウイルソンと世界秩序
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2164-7 C3336 発行:2025年3月20日 A5判上製 274頁 ●内容紹介● アメリカはどこから来て、どこへ行くのか ウッドロウ・ウイルソン元米大統領の背後に潜む「リアリスト」の実像を闡明し、「パクス・アメリカーナ」と国際連盟構想の原型を解明。マハン、レーニン、ホブソンの思想と比較・検証し、大米帝国の黎明期と変貌を示唆する。著者畢生の大作にしてアメリカ外交研究の真骨頂、吉田茂賞受賞作を収録。 解説: 松田武(大阪大学) 三牧聖子(同志社大学) ●目次● 識者解説 著者改題 Ⅰ 現代アメリカ外交序説 Ⅱ 関連諸論文 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
「狼」と「さそり」そして「大地の牙」:東アジア反日武装戦線が投げかけたもの
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2163-0 C0036 発行:2025年3月10日 四六判並製 168頁 ●内容紹介● 1970年代、連続企業爆破事件を起こした若者たちは、何を目指し、何に敗れたのか? 1970年代前半、急速に大衆的支持を失い先鋭化していった新左翼運動にあって、異質の問題意識と行動原理で爆弾テロを立て続けに実行し、世間を震撼させた東アジア反日武装戦線。 反帝国主義思想の源流と、日本赤軍など他組織との交錯を描き、彼らが歴史に刻んだ「反日」という呪縛の意味を探る。 桐島聡・半世紀ぶりの出現が起こした波紋、その先にあるもの── ●目次● 序 章 逃亡の終わり 第一章 狙われた韓国進出企業 第二章 東アジア反日武装戦線の結成 第三章 東アジア反日武装戦線による一連の企業爆破事件 第四章 武装解除された東アジア反日武装戦線 第五章 日本赤軍との禁断の同盟 第六章 連鎖する爆弾テロの嵐 第七章 京都韓国学園建設反対住民運動に対する爆弾テロ 第八章 日本赤軍によるダッカ・ハイジャック事件と「狼」 終 章 「狼」は死なず ●著者紹介● 高祐二(コ・ウイ) 1966年生まれ。甲南大学経済学部卒。コリア歴史研究所事務局。理学療法士、病院勤務。 著作に、『韓流ブームの源流』(社会評論社)、『在日コリアンの戦後史』『大災害と在日コリアン』(明石書店)、『われ、大統領を撃てり』『吉本興業と韓流エンターテイメント』(花伝社)がある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
釈尊と「解脱」の思想:欲望と迷妄の社会における反時代的思想
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2162-3 C0010 発行:2025年3月10日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● 釈尊の根本思想を、徹底した実証によって鮮やかに解き明かす 仏教の始祖である釈尊(釈迦)の本来の教説に最も近接しているのは、経典「パーリ五部」と「四阿含」である。しかし、このことは仏教界において、長年にわたり等閑視されてきた。 明治以降、ようやく注目されるようになったこれらの経典を深部から読み解き、釈尊の根本思想をあらためて抽出しつつ、その思想の驚異の革新性に迫る。 歪曲された思想の核心を、客観的資料から探る新たな試み――〈思想学〉の本格展開 ●目次● 序説──「釈尊の教説」をいかにとらえるか 第一部 釈尊思想と解脱 第一章 解脱の主体 第二章 何から解脱するのか 第三章 解脱の境地 第四章 解脱の方法 第二部 釈尊思想における輪廻の観念と解脱 第一章 五蘊と縁起の理法と輪廻の観念からの解脱 第二章 輪廻の観念からの解脱と欲望からの解脱の関係性 第三章 輪廻は迷妄か 結語──欲望と迷妄の社会における反時代的思想 〔補論〕 木村泰賢の「輪廻」論及びそれに対する和辻哲郎の批判 〔参考資料〕 『マヌ法典』、『ヤージュニャヴァルキヤ法典』と輪廻転生 ●著者紹介● 大小路悠行(おおこうじ・ゆうこう、雅号) 筑波大学名誉教授。思想学、宗教学、中国学 雅号での著作『親鸞、漱石、そして釈尊──未解明思想を解析する〈思想学〉の開拓』(花伝社、2023年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
コロナワクチン後の世界を生きる:薬害の現実と私たちにできること
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2161-6 C0047 発行:2025年2月25日 四判並製 176頁 ●内容紹介● 医師が検証する、新型コロナワクチンという「事件」 ○レプリコンワクチンを正しく理解する ○コロナワクチン薬害の現実と、薬害訴訟の内実 ○コロナ後遺症とコロナ治療薬の現在地 ○「アフターコロナ」の世界で変わる常識/非常識 ○今こそ「過剰医療」を見直す時 世界を混乱させた「誤解」と明らかな「過ち」の数々から、私たちは何を学ぶべきか── ●目次● 第1章 レプリコンワクチンとは何か 第2章 コロナワクチン薬害の現実 第3章 コロナワクチン薬害訴訟 第4章 新型コロナの現在地 第5章 アフターコロナの世界を生きる 第6章 過剰医療と人間本来の治癒力 ●著者紹介● 岡田正彦(おかだ・まさひこ) 1972年に新潟大学医学部卒業。1990年に同大学教授となり、動脈硬化症、予防内科学などの研究と診療に従事。LDLコレステロールの測定法を世界に先駆けて開発した。循環器専門医(~2011年)、産業医、米国心臓学会プロフェッショナル会員などの資格。2002年に臨床病理学研究振興基金「小酒井望賞」を受賞。文部科学省・大学設置審議会の専門委員、米国電子工学会・論文誌の共同編集長、日本生体医工学会・論文誌の編集長などを歴任。2012年より新潟大学名誉教授。 著書に『人はなぜ太るのか』(岩波新書)、『がんは8割防げる』(祥伝社新書)、『薬なしで生きる』(技術評論社)、『検診で寿命は延びない』(PHP新書)、『医療AIの夜明け:AIドクターが医者を超える日』(オーム社)、『大丈夫か、新型ワクチン』『本当に大丈夫か、新型ワクチン』『新型ワクチン騒動を総括する』(花伝社)などがある。2010年、日本経済新聞にコラム「ほどほど健康術」を1年間連載。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
インド論理学へのいざない:新訳註『タルカサングラハ』『タルカバーシャー』
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2160-9 C0015 発行:2025年2月25日 四六判上製 160頁 ●内容紹介● まずはここから、インド論理学派! ヴァイシェーシカ学派・ニヤーヤ学派による古典文献を、丁寧な訳注を付しサンスクリット語原典から現代語訳。古代インド哲学の知識論・実在論・論証学への「やさしい入門書」となる基礎原典、待望の翻訳刊行! ●目次● アンナンバッタ『タルカサングラハ』(論理学綱要) ケーシャヴァミシュラ『タルカバーシャー』(論理学の基礎用語) ●著者紹介● 宮元啓一(みやもと・けいいち) 1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。 現在、國學院大學名誉教授。 著作に、『インド哲学七つの難問』(講談社選書メチエ)、『仏教誕生』(講談社学術文庫)、『仏教かく始まりき パーリ仏典『大品』を読む』『インド哲学の教室』(春秋社)、『わかる仏教史』『ブッダが考えたこと』(角川ソフィア文庫)、『勝宗十句義論』(臨川書店)、『新訳 ミリンダ王の問い』『[全訳]念処経』(花伝社)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
軍医・石井四郎:731部隊「謎の男」の知られざる真実
¥3,850
ISBN 978-4-7634-2157-9 C0021 発行:2025年2月10日 四六判並製 432頁 ●内容紹介● 731部隊の最重要人物にして 謎に包まれていた「石井四郎」。 ついに明かされる歴史の真実とは―― 満州第731部隊の中核人物、軍医・石井四郎の「全生涯」を、史資料から網羅的に徹底調査。これまでの石井四郎像を覆す数々の新事実から見えてきた、驚くべき石井の「虚妄癖」と、歪められた731部隊史の真相に迫る! 名だたる731部隊研究者が参照し続けた 最注目研究書、ついに翻訳刊行! 刊行に寄せて:近藤昭二 ●目次● 序文 謝辞 第一章 はじめに 第二章 生い立ち 第三章 学業 第四章 陸軍にて 第五章 不正 第六章 退役後 第七章 死去 第八章 最後に 訳者あとがき 本書刊行に寄せて──寸描・石井四郎(近藤昭二) 原注 ●著者紹介● [著者] ケネス・L・ポート(Kenneth L. Port) 一九六〇年生まれ。元ウィリアム・ミッチェル・カレッジ・オブ・ロー法学(商標法、日本法)教授。日本各地の大学でも教鞭を執る。日本に関する著作は、本書の他に“Trademark and Unfair Competition Law and Policy in Japan”(Carolina Academic Press), “Transcending Law: The Unintended Life of Article 9 of the Japanese Constitution”(Carolina Academic Press)がある。二〇一九年、逝去。 [訳者] 阿部 海(あべ・かい) 一九七八年生まれ。翻訳家。一九九九年、渡欧。以降、七年半を西欧、北米に過ごす。帰国後は、七三一部隊関連英文資料(北条円了、菊池則光ファイル[尋問報告書]、「満州におけるアメリカ人捕虜の処遇に関する公聴会[米下院]」等)翻訳に従事。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
高齢者介護はリスクマネジメントの時代へ:介護のプロを呼び戻せ
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2159-3 C0036 発行:2025年2月10日 四六判上製 200頁 ●内容紹介● なぜ介護スタッフが辞めていくのか、本当に理解できていますか? 「介護のプロほど、いまの介護現場の働きにくさ、矛盾、リスクを知っている」――人材不足という介護業界最大の課題を前に、経営者・管理者ができることは何か? 労働環境を守り、超高齢社会に対応した介護サービス事業者に進化するための“戦略的介護リスクマネジメント”のあり方を、事業計画から現場レベルまで徹底解説。 リスクマネジメントこそが、介護の未来を切り開く! ●目次● 序 章 介護の働きにくさの原因は「リスクマネジメントの遅れ」 第1章 介護リスクマネジメントの全体像を理解する 第2章 介護事故にかかる法的責任とその課題と矛盾 第3章 リスクマネジメントのできない事業者のもとで働いてはいけない 第4章 リスクマネジメントの実務とポイント ●著者紹介● 濱田孝一(はまだ・こういち) 1967年生まれ。経営コンサルタント。1990年立命館大学経済学部卒業。旧第一勧業銀行入行。その後、介護職員、社会福祉法人マネジャーを経て、2002年にコンサルティング会社を設立。現在は「高住経ネット」の主幹として、高齢者住宅、介護ビジネス、介護人材育成などのコンサルティング・講演・執筆を行っている。社会福祉士、介護支援専門員、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
現代社会の危機と子ども・若者(下):どの子にも豊かな遊びと平和な子ども期を
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2158-6 C0037 発行:2025年2月10日 四六判上製 320頁 ●内容紹介● 複雑化する時代において、子ども・若者の希望ある未来をどう切り拓くか? 推薦:馬場久志(埼玉大学名誉教授) 「実に多くの社会事象を丹念に分析し、根底にある子ども・若者の苦しさと社会の課題を解明した理論化の労作である。理論書であるだけではない。人や言葉に出会い学ぶことが実践であることを著者が長年の教育・研究から身をもって示す実践書でもある。」 登校拒否/いじめ/「よい子」の苦悩を最前線で論じてきた著者が、40年間の教員生活等を総括し、希望のありかを探る! ●目次● (上巻) 序章 各種調査に学ぶ 第二章 子ども・若者の現状と理論的課題について (下巻) 第三章 背景にあるものは何か 第四章 子ども・若者政策をめぐって 第五章 埼玉県の公立高校の共学化論議に寄せて 終 章 子ども・若者の希望ある未来をどう切り拓くか ●著者紹介● 前島康男(まえじま・やすお) 1950年、埼玉県さいたま市(旧大宮市)生まれ。1979年、東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。2021年3月、熊本大学と東京電機大学での40年にわたる大学教員生活を終了。専門は子ども・若者研究、および絵本研究。現在は在野の研究者として、相談活動、学会等での研究発表や講演活動および市民活動などに取り組む。 著書に『登校拒否・ひきこもりからの“出発”(たびだち)──「よい子」の苦悩と自己形成』(東京電機大学出版局、2020)、『新版・おとなのための絵本の世界──子どもとの出会いを求めて』(創風社、2016)ほか多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
進藤榮一著作集《地殻変動する世界》第7巻 国際公共政策の道:「新しい社会」へ
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2154-8 C3336 発行:2025年1月25日 A5判上製 420頁 ●内容紹介● この国の「第三の開国」への道を切り拓く 「夏しか知らない蝉は夏さえも知らない」(荘子)。現存の政策理論に見る「国際視座の欠落」を軸に、ラスウェルや社会資本論、ネオ・リベラリズムに至る内外の政策理論を検証。 「第三のグローバル化」、情報革命下の「シビルミニマム論の終焉」を軸に、「市民の政策学」を提唱。新しい公共政策で、新たな社会を構想する。 解説: 白鳥浩(法政大学) 萩原伸次郎(横浜国立大学) ●目次● 識者解説 著者改題 Ⅰ 国際公共政策 Ⅱ 国際公共政策の諸相 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
まだ見たきものあり:父の帝都東京日記
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2156-2 C0095 発行:2025年1月25日 四六判並製 352頁 ●内容紹介● 大東京での刺激的な日々と、暗い時代への足音 昭和2年3月、菜の花輝く筑後平野を飛び出してまる一昼夜、17歳の茂は東京駅の雑踏に降り立った。働き出した逓信省では分からないことだらけだが、何でも見てやるばい、と銀座や浅草を闊歩する日々。やがて働きながら法政大学に通い、高等文官司法科試験に向けて勉強を開始。治安維持法、昭和恐慌、労働争議……大きく揺れる時代をまっすぐに見つめ、克明に記録した青春ダイアリー。 ●目次● 1927(昭和2)年 逓信省簡易保険局 1928(昭和3)年 法政大学高等師範部 国語・漢文科 1929(昭和4)年 治安維持法 1930(昭和5)年 昭和恐慌 1931(昭和6)年 軍事教練 1932(昭和7)年 法政大学法文学部 1933(昭和8)年 高等文官司法科試験 1934(昭和9)年 「大学は出たけれど……」 ●著者紹介● 永尾広久(ながお・ひろひさ) 1948年 福岡県大牟田市に生まれる 1967年 福岡県立三池高校卒業 1972年 東京大学法学部卒業 1974年 弁護士登録(横浜弁護士会) 2001年 福岡県弁護士会会長 2002年 日本弁護士連合会副会長 現在 不知火合同法律事務所(大牟田市) 著書 『税務署なんか怖くない』(花伝社) 『カード破産から立ち直る法』(花伝社) 『がんばれ弁護士会』(花伝社) 『モノカキ日弁連副会長の日刊メルマガ』(花伝社) 『星よ、おまえは知っているね』(花伝社) 『八路軍とともに──満州に残留した日本人の物語』(花伝社) 福岡県弁護士会のホームページの「弁護士会の読書」コーナーに毎日1冊の書評をアップしている。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
忘れられた古典を翻訳する:セオドア・ドライサー『アメリカの悲劇』の新たなる発見
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2155-5 C0098 発行:2025年1月25日 四六判上製 140頁 ●内容紹介● アメリカ文学の金字塔に、もう一度息を吹き込む 小林秀雄や谷崎潤一郎らも注目した小説『アメリカの悲劇』。「死刑制度」「中絶の権利」「宗教二世」などを描いたこの先駆的名作は、今や忘れられつつあった。 百年の時を経て新訳に取り組んだドライサー研究の第一人者が、研究者として再発見した〈メッセージ性〉と、翻訳家として格闘したその〈難解さ〉を語る。 海外文学を研究/翻訳する時の〈落とし穴〉とは——? ●著者紹介● 村山淳彦(むらやま・きよひこ) 東京都立大学名誉教授。1944年、北海道生まれ。最終学歴は東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。國學院大學、一橋大学、東京都立大学、東洋大学で教職に就く。国際ドライサー協会顧問。 おもな著訳書に『セオドア・ドライサー論──アメリカと悲劇』(南雲堂、1987年、日米友好基金アメリカ研究図書賞受賞)、キース・ニューリン編『セオドア・ドライサー事典』(雄松堂出版、2007年)、『エドガー・アラン・ポーの復讐』(未來社、2014年)、『ドライサーを読み返せ──甦るアメリカ文学の巨人』(花伝社、2022年)、ドライサー『シスター・キャリー』(岩波書店、1997年)、ドライサー『アメリカの悲劇』上下(花伝社、2024年)、クーパー『モヒカン族最後の戦士』(小鳥遊書房、2024年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
レプリコンワクチンが危険な理由:免疫学者の検証
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2153-1 C0047 発行:2025年1月15日 四六判並製 200頁 ●内容紹介● これでも、「レプリコン(自己増殖型)ワクチン」は安全ですか? 世界で日本だけが承認された新ワクチンの正体! ● レプリコンは体内で遺伝子が「増殖」し「変異」する、全く新しいワクチン ● レプリコンワクチンは個体間で感染 (伝播) するか ● 癌の原因ともなるコロナワクチンの「DNA汚染」 ● スパイクタンパクが汗腺に蓄積し、mRNAワクチンは胎児に移行していた ● mRNAワクチンの害は世代を越えて遺伝する懸念がある ● 今後も様々な感染症や癌へと応用されようとしているmRNA製剤 ●ついに荒川論文で裏付けられた「コロナウイルス=人工ウイルス説」 コロナワクチン接種以来、日本における超過死亡は60万人! コロナワクチン後遺症の中には、心筋炎、自己免疫疾患、ターボ癌、プリオン病などの根治療法の無い病気も多い。体内に「時限爆弾」を抱えたようなもの――。 今やコロナワクチンは世界的には「時代遅れ」のものになろうとしており、製薬業界はレプリコンを含めたmRNAワクチンにマーケットの狙いを定めている……。 世界で日本だけが承認された新ワクチンの正体! 「事実上、コロナワクチンは史上最大の薬害を生みました」── ●目次● 1章 レプリコンワクチンが危険な理由 2章 mRNAワクチンは個体間で伝播するか? 3章 コロナワクチンのDNA汚染 4章 人類への大規模遺伝子導入実験としてのコロナワクチンとLNP/mRNA製剤 5章 次世代LNP/mRNA製剤と癌 6章 新型コロナ人工ウイルス論 7章 おわりに ●著者紹介● 荒川 央(あらかわ・ひろし) 1968年生まれ。1991年 京都大学理学部卒業、1996年 京都大学理学博士 (分子生物学、免疫学)。分子生物学者、免疫学者。バーゼル免疫学研究所 (バーゼル)、ハインリッヒ・ペッテ研究所 (ハンブルク)、ヘルムホルツ研究所 (ミュンヘン)、マックスプランク研究所 (ミュンヘン) を経て、現在、分子腫瘍学研究所 (ミラノ)所属。著書に、『コロナワクチンが危険な理由――免疫学者の警告』(花伝社、2022年)、『コロナワクチンが危険な理由2――免疫学者の告発』(花伝社、2023年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
黒風白雨:私はこのように生きてきた
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2152-4 C0036 発行:2025年1月15日 四六判並製 372頁 ●内容紹介● 同時代をとらえた渾身の記録 消費者金融・多重債務問題解決の第一人者、日弁連会長を歴任、3度にわたる東京都知事選に出馬……15年にわたって『週刊金曜日』を舞台に、現場に根差し、社会に向き合い続け、書き残した魂の政治・社会論考集 ●目次● はじめに 第1部 時代と向き合う 第2部 黒風白雨・風速計 おわりに ●著者紹介● 宇都宮 健児(うつのみや・けんじ) 1946年愛媛県生まれ 1969年東京大学法学部中退、司法修習所入所 1971年弁護士登録、東京弁護士会所属 弁護士として、クレジット・サラ金問題に早くから取り組み、多重債務に苦しむ多くの人を助けてきた。また、一般社団法人反貧困ネットワーク理事長として、貧困問題の解決に向けた運動にも取り組んでいる。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
未来のアラブ人1巻〜4巻まとめ買いセット
¥9,020
●内容紹介● シリア人の大学教員の父、フランス人の母のあいだに生まれた作家の自伝的コミック 「未来のアラブ人」シリーズ。 子どもの目線から見えてくる、欧米と中東の文化の違い。そして現代につながる混乱の根源とは──。 2019年より翻訳刊行を重ね、現在4巻。 この度、4巻まとめ買いセットをご用意いたしました。 ※各巻については以下 「未来のアラブ人──中東の子ども時代(1978─1984)」 https://kadensha.thebase.in/items/29410864 「未来のアラブ人2──中東の子ども時代(1984─1985)」 https://kadensha.thebase.in/items/29369258 「未来のアラブ人3──中東の子ども時代(1985─1987)」 https://kadensha.thebase.in/items/35116542 「未来のアラブ人4──中東の子ども時代(1987─1992)」 https://kadensha.thebase.in/items/89396928 ●目次● はしがき 第一章 陸軍獣医部と関東軍軍馬防疫廠 第二章 関東軍軍馬防疫廠一〇〇部隊の虚像と実像 第三章 情報戦としての細菌戦 あとがき ●著者紹介● 作:リアド・サトゥフ(Riad Sattouf) コミック作家、映画監督。 1978年パリ生まれ。シリア人の父とフランス人の母の間に生まれ、幼年期をリビア、シリア、フランスで過ごす。主な作品に『Les Pauvres Aventures de Jérémie(ジェレミーの情けない冒険/未邦訳)』、『La Vie secrète des jeunes(若者たちの密かな生活/未邦訳)』、『Pascal Brutal(パスカル・ブリュタル/未邦訳)』など。 2010年『Pascal Brutal』でアングレーム国際漫画祭・年間最優秀作品賞を受賞、2015年にも『未来のアラブ人』で2度目の受賞を果たす。 『未来のアラブ人』邦訳版は、2020年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。 週刊誌で連載した『Les Cahiers d’Esther(エステルの日記/未邦訳)』はテレビアニメ化。2023年アングレーム国際漫画祭で全業績を対象とするグランプリを受賞、欧州コミック界最高の栄誉を得た。 自ら監督・脚本を担当した映画に『Les Beaux Gosses(いかしたガキども)』(2010年セザール賞・初監督作品賞)、『Jacky au royaume des filles(ジャッキーと女たちの王国)』。 『未来のアラブ人』シリーズは作者初めての自伝的作品で、23ヶ国語に翻訳され300万部を超える世界的ベストセラー。2022年11月に第6巻が刊行され完結した。 訳:鵜野孝紀(うの・たかのり) 1967年東京生まれ。 1995年から2013年までパリのマンガ書店・出版社スタッフを務めた後、フランス語翻訳・通訳。 また日仏双方向で漫画やバンド・デシネの出版企画に携わる。 主な訳書に『未来のアラブ人』シリーズ(花伝社)、ミロ・マナラ『ガリバリアーナ』(パイ・インターナショナル)、ユング『はちみつ色のユン』(DU BOOKS)など。 エルザ・ブランツ『フランス人の私が日本のアニメで育ったらこうなった。』(DU BOOKS)ではコラム&解説を担当。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
心の傷と、ともに生きていく:複雑性PTSDを乗り越えるために私がしてきたこと
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2151-7 C0095 発行:2024年12月20日 四六判並製 176頁 ●内容紹介● 虐待の後遺症・複雑性PTSDを認め、受け入れ、手放すために 虐待サバイバーとして複雑性PTSDに向き合ってきた中でたどり着いた、本当の意味でのトラウマ治療。 自然とのふれあい、食生活の改善、伝統への回帰を通じ、日々の暮らしを慈しむことでレジリエンスを高め、自分の足で歩き始めた先に見えてきた景色とは──。 対談:和田秀樹(精神科医) ●目次● 第1章 虐待の後遺症とは 第2章 社会の現状とその原因や背景への考察 第3章 回復への道のり 第4章 トラウマと共に生きていくということ 対 談 虐待サバイバーが生きていける社会へ 和田秀樹×羽馬千恵 ●著者紹介● 羽馬千恵(はば・ちえ) 1983年、兵庫県赤穂市生まれ。虐待被害の当事者として、社会に必要な支援などを啓発している。著書に『わたし、虐待サバイバー』(ブックマン社、2019) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
現代社会の危機と子ども・若者(上):どの子にも豊かな遊びと平和な子ども期を
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2150-0 C0037 発行:2024年12月20日 四六判上製 320頁 ●内容紹介● 子ども・若者たちは、いかにして現代の新自由主義社会を乗り越える方法を身につけられるか? 推薦:広木克行(神戸大学名誉教授) 「登校拒否や自死の激増など、子ども・若者の諸問題の要として『よい子』のいじめに現れる精神構造の特徴をとらえる著者が、長年のいじめ研究等の蓄積を踏まえ、豊富な資料等を駆使して考察した子ども・若者の危機の現状と、その打開の道を明示した意欲作。」 登校拒否/いじめ/「よい子」の苦悩を最前線で論じてきた著者が、混迷の時代を紐解く! ●目次● はじめに──本書の課題と方法 序章 各種調査に学ぶ 一 諸調査に見る日本の子ども・若者の意識の歴史的変化 二 諸調査に見る日本の子ども・若者の意識の特徴 三 日本の子ども・若者の意識と行動の特徴と理論的課題 第二章 子ども・若者の現状と理論的課題について 一 「よい子」をめぐる問題について 二 「孤独と孤立」をめぐる問題 三 子ども・若者の「自死」について 四 登校拒否・ひきこもり問題について 五 「トー横キッズ」等と自傷行為をめぐる問題 六 子ども・若者の性をめぐる問題 七 「女子の生きづらさ」をめぐって 八 いじめ問題をめぐって 九 「よい子」はなぜいじめるのか 一〇 様々な依存症および精神疾患の増加をめぐって 一一 虐待をめぐって(「教育虐待」「毒親」を含む) ●著者紹介● 前島康男(まえじま・やすお) 1950年、埼玉県さいたま市(旧大宮市)生まれ。1979年、東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。2021年3月、熊本大学と東京電機大学での40年にわたる大学教員生活を終了。専門は子ども・若者研究、および絵本研究。現在は在野の研究者として、相談活動、学会等での研究発表や講演活動および市民活動などに取り組む。 著書に『登校拒否・ひきこもりからの“出発”(たびだち)──「よい子」の苦悩と自己形成』(東京電機大学出版局、2020)、『新版・おとなのための絵本の世界──子どもとの出会いを求めて』(創風社、2016)ほか多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
増補改訂版 カントと自己実現:人間讃歌とそのゆくえ
¥4,180
ISBN 978-4-7634-2147-0 C3010 発行:2024年12月20日 A5判上製 496頁 ●内容紹介● 認識・実践の両面からの〈自己実現〉論、そして〈価値ニヒリズム〉へ―― カントの人間観から、現代の危機を乗り越える「思考態度」を蘇生する 人間存在に「讃嘆と畏敬」の念を抱き、地上における〈最高善〉の実現を目指したヒューマニズムの哲学者、カント。 価値の全面崩壊=〈価値ニヒリズム〉に面して徹底的に考え抜いた不屈の思索を解き明かし、危機に直面する現代人のための新たな「人間讃歌」を展望する。 第35回和辻哲郎文化賞(学術部門)受賞作をより充実させて提示する、まったく新しいカント像 ●目次● 第Ⅰ部 認識存在論 第Ⅱ部 実践価値論 第Ⅲ部 カントの真意を読む ●著者紹介● 渋谷治美(しぶや・はるよし) 1948年7月静岡県御前崎近くの寒村に生まれる。1967年4月東京大学教養学部文科三類入学。1972年3月東京大学文学部倫理学科卒業。同年4月同大学大学院人文科学研究科修士課程入学。1978年3月東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。1979年4月東京大学文学部助手。1982年4月埼玉大学教育学部講師、その後助教授(1984年4月)、教授(1997年4月)。2014年3月埼玉大学定年退職。2015年4月放送大学特任教授。2019年3月放送大学定年退職。現在、埼玉大学名誉教授。この間、1996年冬学期ウィーン大学哲学科客員教授。2004年4月~2008年3月埼玉大学教育学部長。2008年4月~2011年9月埼玉大学副学長。2015年4月~2019年3月放送大学埼玉学習センター所長。 専攻はカント思想研究、総合人間学。 主な著書に;『逆説のニヒリズム』(花伝社1994、のち『新版 逆説のニヒリズム』と改題し増補改訂出版、同2007)、『シェイクスピアの人間哲学』(花伝社1999、のち『リア王と疎外――シェイクスピアの人間哲学』と改題し増補改訂出版、同2009)、『カントと自己実現――人間讃歌とそのゆくえ』(花伝社2021、本書の初版)。 主な訳書に;カント『実用的見地における人間学』(『カント全集15 人間学』岩波書店2003所収)、G.ペルトナー『哲学としての美学〈美しい〉とはどういうことか』(晃洋書房2017)。 【受賞】2023年3月、第35回和辻哲郎文化賞・学術部門(姫路市)受賞(受賞対象著作:『カントと自己実現――人間讃歌とそのゆくえ』初版、花伝社2021) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
消えゆく動物たちが教えてくれたこと
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2149-4 C0098 発行:2024年12月20日 A5判並製 168頁 ●内容紹介● 深刻化する環境問題と私たちの運命 ある日、ドラマの撮影に使われた1頭のイルカが自殺した。 この事実に衝撃を受けた環境問題ジャーナリストは、世界中で取材を重ね、動物の命が無意味に消されていく現実に直面する。 いたずらにクジラを殺す伝統儀式、漁獲の40%を廃棄する漁業、環境活動家の暗殺、世界中で毎秒250㎏海に流れ込むプラスチックごみ…… この状況を変えるために、今、私たち一人ひとりがすべきことは何か? ヨーロッパに衝撃と希望をもたらした環境問題バンドデシネ、待望の邦訳! ●目次● Chap.1 新たな世界大戦 Chap.2 血の海 Chap.3 集約化という名のホラー Chap.4 消音銃 Chap.5 ブウィンディ原生国立公園のゴリラ Chap.6 動物の知性 Chap.7 雑食動物は、肉食動物と同義ではない Chap.8 蝶が教えてくれたこと Chap.9 世界のゴミ Chap.10 北極 Chap.11 地球が疲弊している Chap.12 希望を持ち続けるために ●著者紹介● 作 ユーゴ・クレマン ジャーナリスト、環境活動家。ドキュメンタリーシリーズ『Sur le Front』(France Télévisions)の制作・司会を務め、調査メディア『Vakita』を立ち上げた。著書に『Les Lapins ne mangent pas de carottes』(2022年、Fayard)、『Journal de guerre écologique』(2020年、Fayard)、『Comment j’ai arrêté de manger les animaux』(2019年、Seuil)などがある。 絵 ドミニク・メルモー 漫画家。著書に『Par la force des arbres』(2023年)、『Entre les lignes』(2022年)、『Les mille et une vies des urgences』(2017年、以上Rue de Sèves)、『L’Appel』(2016年、Glénat)などがある。 構成 ヴィンセント・ラヴァレック 作家、脚本家、監督・プロデューサー。著書『Cantique de la racaille』(1994年)でフランスの文学賞であるフロール賞をはじめ数々の文学賞を受賞。その他の著書に『Mémoires intimes d’un pauvre vieux essayant de survivre en milieu hostile』(2023年、Fayard)、『Sainte-Chroix-des-Vaches』三部作(2018年〜2020年、Fayard)。短編小説全集はAu Diable Vauvertより出版(2020年)。 訳 冨山真鶴 1988年、鹿児島県生まれ、和歌山県育ち。大阪大学大学院高等司法研究科で法律を学んだ後、ロンドン大学大学院開発学科を修了。専門調査員としてバングラデシュで2年勤務した後、フランスへ1年留学。その後エチオピアで草の根委嘱員としての勤務を経て、現在ロンドン在住。海外漫画が大好きで翻訳活動に意欲的。 Xアカウント:@maz_in_BD ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
茨の小径の向こうには:カントに学ぶ、希望の哲学
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2148-7 C0010 発行:2024年12月10日 四六判上製 168頁 ●内容紹介● 「汝が求めるものは汝の内にある。汝の外に尋ねるな。」 ひたすらに「善」や「美」について考え続けた“理性の実践哲学者”、カント。 理想社会に近づくため徹底的に思索を重ねた彼の言葉は、複雑で困難な課題をかかえて現代を生きる我々に、今も希望の光をもたらす。 カントのように考え、誰のものでもない自分らしい人生を歩むには―― カントに学び、カントとともに考える、悩み、努める人のための人生論 ●目次● 第Ⅰ部 内なるもの――「自」の世界 第一章 生きている 第二章 育つ 第三章 考える 第Ⅱ部 外なるもの――「他」の世界 第四章 自然・宇宙 第五章 わが内なる道徳法則 第六章 人間疎外 第Ⅲ部 共なるもの――「自・他」交わる世界 第七章 友 第八章 創造と遊び 第九章 歩み続ける道 ●著者紹介● 力武晴紀(りきたけ・はるき) 1951年、長崎県に生まれる。京都・大阪・長崎で教職に就く。著作に、『炎は消えない――長崎県の治安維持法犠牲者』、『ザボンよ、たわわに実れ――民主医療に尽くした金高満すゑの半生』(花伝社)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
元気のないおさむのにげにげ日記:うつ病クィアのみている日常
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2146-3 C0095 発行:2024年12月10日 四六判上製 168頁 ●内容紹介● 「精神障害」の「性的マイノリティ/クィア」に立ちはだかる日常の壁。トラウマ、パートナーとの関係、そして就労・社会保障……。ぐったり寝ながら、逃げながら、「生活」と「社会」改善をめざしてつづられた、真剣で、たまに笑える日々の記録。 性的マイノリティ・メンタルヘルスの問題から社会をみるコミックエッセイ&インタビュー ●目次● まえがき 第1部 元気がない、生産性もない 第2部 精神障害と就労 第3部 寝たきりからの回復 あとがき ●著者紹介● 元気のないおさむ(げんきのないおさむ) 1995年九州生まれ。小学4年生で不登校になり、6年間を自室で過ごす。定時制高校に進学し、ゲイであることをカミングアウト。大学では教授からセクハラを受け、就職先ではパワハラを受けるというハラハラの人生。うつ病とパニック障害の治療中。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
アジア経済から考える高成長・中成長・低成長:中国、韓国、インドに見る経済成長モデル分析
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2145-6 C3033 発行:2024年11月25日 A5判並製 224頁 ●内容紹介● アジア経済の低成長化は、「資本主義の破綻」か、 それとも「ポスト資本主義」への前進か 2000年代以降、世界経済を牽引してきたアジア諸国の経済成長は、中国経済の減速に象徴されるように曲がり角を迎えている。 この低成長化を自然法則としてとらえ、マルクス派最適成長モデルでの分析を通じて最適な成長パスをモデル化。アジア各国の直面する課題を抽出し、成長期とは質的に異なる新たな社会のあり方を模索する。 中国出身、気鋭の経済学者が鮮やかに示す新たな経済成長のとらえ方 ●目次● 第1部 経済成長理論分野におけるマルクス派最適成長モデルの位置付け 第1章 経済成長理論分野における再生産表式論の位置付け 第2章 中国におけるマルクス経済学の展開──再生産表式論の展開を中心に── 第3章 再生産表式論と新古典派最適成長理論とを統合としたマルクス的最適成長モデル──マルクス派最適成長モデル── 第2部 理論編:マルクス派最適成長論の実証モデルとしての諸改良 第4章 労働成長率・技術進歩率を考慮したマルクス派最適成長モデルの基本モデルの改良及びMathematica による数値解法の提案 第5章 資本財部門における資本投入を考慮したマルクス派最適成長モデル実証モデルの構築及び方法の提示 第6章 マルクス派最適成長モデル実証のための2部門データ構築──中国2000年代の過剰投資をめぐって 第3部 実証編:アジアにおける成長段階のバリエーション──低成長、中成長、そして高成長── 第7章 韓国経済──停滞の処方箋 第8章 中国経済──崩壊論にあらがって 第9章 インド──蛙飛び型成長の代償 ●著者紹介● 李晨(り・しん) 桃山学院大学経済学部准教授。1990年、福建省生まれ。2014年に華僑大学(中国)を卒業し、同年10月に日本へ留学。2019年9月に慶應義塾大学経済学研究科後期博士課程を修了。博士号(経済学)。2020年4月、桃山学院大学経済学部専任講師に着任。2022年より准教授。これまでに、慶應義塾大学経済学研究科の特別研究員、桜美林大学および京都大学の非常勤講師を歴任。主な研究分野は、数理マルクス経済学、経済成長理論、中国経済など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net