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だから、日本の政治はつまらない:フランスとの比較でみる日本政治の構造的欠陥
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2170-8 C0036 発行:2025年4月25日 四六判並製 248頁 ●内容紹介● 世にも奇妙な謎ルール「公職選挙法」が、日本の政治をこんなにもダメにしていた! ・究極の“べからず法”がつくった細かすぎて曖昧な選挙のルール ・現職と有名人に圧倒的有利な、たった2週間の選挙期間 ・世界一高く、それどころか存在自体が意味のない供託金制度 ・従順な国民性は美徳か、それとも足枷か? ・こうすれば、職業政治家は消え、本当に有能な政治家だけが残る フランスを参考にした超実践的提言で、日本の政治をもっと身近に、もっと面白く! ●目次● 第1章 数字で見る民主主義 ──日本人は欧米人よりも政治に関心が無いのか 第2章 公職選挙法がもたらす「観客民主主義」 ──一般国民の立候補に対する様々な障害 第3章 なぜ、政治に関心を持てないのか ──日本の政治があまり魅力的でない理由 第4章 日本の政治をもっと身近で興味深いモノにするためには ──制度改革と新文化構築の必要性 ●著者紹介● グットマン ティエリー(Guthmann, Thierry) 1970 年フランス生まれ。フランスAix-en-Provence 政治学院卒業。1995 年来日。政治学博士(Aix-Marseille 大学/中央大学大学院)。2001 年以降三重大学勤務。現在、人文学部教授。専門は現代日本政治。著書は『Nippon Kaigi (Political Nationalism in Contemporary Japan)』(Routledge, 2024)等。 グットマン 佳子(Guthmann, Yoshiko) 1972 年広島県生まれ。中央大学法学部卒業。同大学院法学研究科博士課程修了。2008 年、2016 年、子供2人を現地公立学校に通わせながらフランスに2年間滞在。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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日本政治学出版の舞台裏:編集者竹中英俊の闘い
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2167-8 C0031 発行:2025年4月8日 四六判波製 304頁 ●内容紹介● 政治学の一時代を築いた、ある出版人の証言 京極純一、升味準之輔、佐々木毅、猪口孝氏ら名だたる政治学者の編集担当であり、時代を画するシリーズ『現代政治学叢書』『講座国際政治』を世に送り出した稀代の編集者。東京大学出版会を基盤に、「知」と「人」と「社会」を結び続けたその編集思想、そして1980年代以降の日本政治学・出版界の苦闘のドラマが語られる。 ●目次● あとがきのような、はしがき(岩下明裕) 第一章 黎明期の東大出版会 第二章 八ケ岳の神々 第三章 革命?~「現代政治学叢書」の誕生 第四章 講座とシリーズの造成~共同研究への挑戦 第五章 記憶に残る研究者たち 第六章 ひとり出版人の思想~国際書院・石井彰との邂逅 第七章 研究と出版の未来~北海道で考える はしがきのような、あとがき(竹中英俊) 人名索引 編集担当書目一覧 ●著者紹介● 岩下明裕(いわした・あきひろ) 1962年熊本市生まれ。宮崎、鹿児島で暮らし、九州大学法学部を卒業。山口女子大学(現・山口県立大学)に就職後、北海道大学スラブ研究センター(現スラブ・ユーラシア研究センター)に異動、現在に至る。長崎大学グロバールリスク研究センター長を兼務。 聞き取りをベースとした仕事にも関心をもち、『領土という病』『ボーダーツーリズム――観光で地域をつくる』(ともに北海道大学出版会)で実践。本書はその延長にあたる。学生時代にマルクス主義法学・政治学を学び、変動の時代こそ国家論政治学が必要と確信する。主著は『「ソビエト外交パラダイム」の研究――社会主義・主権・国際法』(国際書院)、『中・ロ国境4000キロ』(角川選書)、『世界はボーダーフル』(北海道大学出版会)など。 竹中英俊(たけなか・ひでとし) 1952年宮城県大崎市生まれ。1975年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1974年に財団法人東京大学出版会に就職。委託製作部門を経て、1980年に編集局編集部に異動、1992年に編集部長、1998年に編集局次長、2000年に編集局長、2005年に常務理事・編集局長、2012年3月退任、同会常任顧問(2015年3月まで)。2015年4月より竹中編集企画室を主宰(今日まで)、2017年5月より北海道大学出版会相談役(今日まで)。 この間、「横断媒介」をキー概念として、人と人とを結ぶ出版の基点に立った編集企画を目指した。「無名者」として「信・人→輯・網→書・幸」を願いつつ、活動を続けたいと思っている。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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14歳から考える恒久平和のつくり方
¥1,650
※10冊以上まとめてご購入ご希望の方は以下のいずれかまでご連絡ください。 TEL:03-3263-3813 FAX:03-3269-8272 mail:info@kadensha.net ISBN 978-4-7634-2166-1 C0036 発行:2025年3月20日 四六判並製 160頁 ●内容紹介● 731部隊の裏に隠された 君たちに戦争のない日本を引き継ぐための、「積極的非武装中立論」 その1 防衛省を廃止して新しく防災平和省を作り、自衛隊を災害救助即応隊に衣替えします その2 日米安全保障条約を解消して日本を真の独立国にします その3 日本をひとりの兵士も兵器産業もない真に平和な国にします 自衛隊も米軍もいなくても、安心・安全に暮らせる国にするための具体的方法 ●目次● 第1章 二度と戦争をしない、巻き込まれない 第2章 世界に誇る地球の宝「平和憲法」 第3章 「恒久平和日本」のつくり方 ●著者紹介● 花岡 蔚(はなおか・しげる) 1943年生まれ。1966年東京大学法学部政治学科卒、1975年カリフォルニア大学バークレー校経営学修士。1966年日本勧業銀行(現みずほ銀行)入行。カナダ第一勧業銀行副頭取。国内支店長を経て大手電機メーカー出向、取締役国際事業本部担当。銀行および出向先でニューヨーク、ロンドン、トロントなど15年以上にわたり海外駐在。2006年カリタス女子短期大学非常勤講師(時事英語)。 2003年「自衛隊イラク派兵反対集会」を機に市民運動に参加、オーバー東京(A9S)、コスタリカに学ぶ会会員、2004年以降チャールズ・オーバビー博士(オハイオ大学名誉教授)と博士の最晩年まで親交を結ぶ。9条地球憲章の会、SA9(Second Article 9、埼玉県日高市発祥の平和運動)、不戦兵士を語り継ぐ会、撫順の奇跡を受け継ぐ会、米軍基地をなくす草の根運動などの活動支援をしながら全国を講演行脚中。 著書に『自衛隊も米軍も、日本にはいらない!』(2020年1月、花伝社)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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進藤榮一著作集《地殻変動する世界》第8巻 現代アメリカ外交序説:ウッドロー・ウイルソンと世界秩序
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2164-7 C3336 発行:2025年3月20日 A5判上製 274頁 ●内容紹介● アメリカはどこから来て、どこへ行くのか ウッドロウ・ウイルソン元米大統領の背後に潜む「リアリスト」の実像を闡明し、「パクス・アメリカーナ」と国際連盟構想の原型を解明。マハン、レーニン、ホブソンの思想と比較・検証し、大米帝国の黎明期と変貌を示唆する。著者畢生の大作にしてアメリカ外交研究の真骨頂、吉田茂賞受賞作を収録。 解説: 松田武(大阪大学) 三牧聖子(同志社大学) ●目次● 識者解説 著者改題 Ⅰ 現代アメリカ外交序説 Ⅱ 関連諸論文 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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「狼」と「さそり」そして「大地の牙」:東アジア反日武装戦線が投げかけたもの
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2163-0 C0036 発行:2025年3月10日 四六判並製 168頁 ●内容紹介● 1970年代、連続企業爆破事件を起こした若者たちは、何を目指し、何に敗れたのか? 1970年代前半、急速に大衆的支持を失い先鋭化していった新左翼運動にあって、異質の問題意識と行動原理で爆弾テロを立て続けに実行し、世間を震撼させた東アジア反日武装戦線。 反帝国主義思想の源流と、日本赤軍など他組織との交錯を描き、彼らが歴史に刻んだ「反日」という呪縛の意味を探る。 桐島聡・半世紀ぶりの出現が起こした波紋、その先にあるもの── ●目次● 序 章 逃亡の終わり 第一章 狙われた韓国進出企業 第二章 東アジア反日武装戦線の結成 第三章 東アジア反日武装戦線による一連の企業爆破事件 第四章 武装解除された東アジア反日武装戦線 第五章 日本赤軍との禁断の同盟 第六章 連鎖する爆弾テロの嵐 第七章 京都韓国学園建設反対住民運動に対する爆弾テロ 第八章 日本赤軍によるダッカ・ハイジャック事件と「狼」 終 章 「狼」は死なず ●著者紹介● 高祐二(コ・ウイ) 1966年生まれ。甲南大学経済学部卒。コリア歴史研究所事務局。理学療法士、病院勤務。 著作に、『韓流ブームの源流』(社会評論社)、『在日コリアンの戦後史』『大災害と在日コリアン』(明石書店)、『われ、大統領を撃てり』『吉本興業と韓流エンターテイメント』(花伝社)がある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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進藤榮一著作集《地殻変動する世界》第7巻 国際公共政策の道:「新しい社会」へ
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2154-8 C3336 発行:2025年1月25日 A5判上製 420頁 ●内容紹介● この国の「第三の開国」への道を切り拓く 「夏しか知らない蝉は夏さえも知らない」(荘子)。現存の政策理論に見る「国際視座の欠落」を軸に、ラスウェルや社会資本論、ネオ・リベラリズムに至る内外の政策理論を検証。 「第三のグローバル化」、情報革命下の「シビルミニマム論の終焉」を軸に、「市民の政策学」を提唱。新しい公共政策で、新たな社会を構想する。 解説: 白鳥浩(法政大学) 萩原伸次郎(横浜国立大学) ●目次● 識者解説 著者改題 Ⅰ 国際公共政策 Ⅱ 国際公共政策の諸相 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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黒風白雨:私はこのように生きてきた
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2152-4 C0036 発行:2025年1月15日 四六判並製 372頁 ●内容紹介● 同時代をとらえた渾身の記録 消費者金融・多重債務問題解決の第一人者、日弁連会長を歴任、3度にわたる東京都知事選に出馬……15年にわたって『週刊金曜日』を舞台に、現場に根差し、社会に向き合い続け、書き残した魂の政治・社会論考集 ●目次● はじめに 第1部 時代と向き合う 第2部 黒風白雨・風速計 おわりに ●著者紹介● 宇都宮 健児(うつのみや・けんじ) 1946年愛媛県生まれ 1969年東京大学法学部中退、司法修習所入所 1971年弁護士登録、東京弁護士会所属 弁護士として、クレジット・サラ金問題に早くから取り組み、多重債務に苦しむ多くの人を助けてきた。また、一般社団法人反貧困ネットワーク理事長として、貧困問題の解決に向けた運動にも取り組んでいる。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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増補改訂版 カントと自己実現:人間讃歌とそのゆくえ
¥4,180
ISBN 978-4-7634-2147-0 C3010 発行:2024年12月20日 A5判上製 496頁 ●内容紹介● 認識・実践の両面からの〈自己実現〉論、そして〈価値ニヒリズム〉へ―― カントの人間観から、現代の危機を乗り越える「思考態度」を蘇生する 人間存在に「讃嘆と畏敬」の念を抱き、地上における〈最高善〉の実現を目指したヒューマニズムの哲学者、カント。 価値の全面崩壊=〈価値ニヒリズム〉に面して徹底的に考え抜いた不屈の思索を解き明かし、危機に直面する現代人のための新たな「人間讃歌」を展望する。 第35回和辻哲郎文化賞(学術部門)受賞作をより充実させて提示する、まったく新しいカント像 ●目次● 第Ⅰ部 認識存在論 第Ⅱ部 実践価値論 第Ⅲ部 カントの真意を読む ●著者紹介● 渋谷治美(しぶや・はるよし) 1948年7月静岡県御前崎近くの寒村に生まれる。1967年4月東京大学教養学部文科三類入学。1972年3月東京大学文学部倫理学科卒業。同年4月同大学大学院人文科学研究科修士課程入学。1978年3月東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。1979年4月東京大学文学部助手。1982年4月埼玉大学教育学部講師、その後助教授(1984年4月)、教授(1997年4月)。2014年3月埼玉大学定年退職。2015年4月放送大学特任教授。2019年3月放送大学定年退職。現在、埼玉大学名誉教授。この間、1996年冬学期ウィーン大学哲学科客員教授。2004年4月~2008年3月埼玉大学教育学部長。2008年4月~2011年9月埼玉大学副学長。2015年4月~2019年3月放送大学埼玉学習センター所長。 専攻はカント思想研究、総合人間学。 主な著書に;『逆説のニヒリズム』(花伝社1994、のち『新版 逆説のニヒリズム』と改題し増補改訂出版、同2007)、『シェイクスピアの人間哲学』(花伝社1999、のち『リア王と疎外――シェイクスピアの人間哲学』と改題し増補改訂出版、同2009)、『カントと自己実現――人間讃歌とそのゆくえ』(花伝社2021、本書の初版)。 主な訳書に;カント『実用的見地における人間学』(『カント全集15 人間学』岩波書店2003所収)、G.ペルトナー『哲学としての美学〈美しい〉とはどういうことか』(晃洋書房2017)。 【受賞】2023年3月、第35回和辻哲郎文化賞・学術部門(姫路市)受賞(受賞対象著作:『カントと自己実現――人間讃歌とそのゆくえ』初版、花伝社2021) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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アジア経済から考える高成長・中成長・低成長:中国、韓国、インドに見る経済成長モデル分析
¥2,750
ISBN 978-4-7634-2145-6 C3033 発行:2024年11月25日 A5判並製 224頁 ●内容紹介● アジア経済の低成長化は、「資本主義の破綻」か、 それとも「ポスト資本主義」への前進か 2000年代以降、世界経済を牽引してきたアジア諸国の経済成長は、中国経済の減速に象徴されるように曲がり角を迎えている。 この低成長化を自然法則としてとらえ、マルクス派最適成長モデルでの分析を通じて最適な成長パスをモデル化。アジア各国の直面する課題を抽出し、成長期とは質的に異なる新たな社会のあり方を模索する。 中国出身、気鋭の経済学者が鮮やかに示す新たな経済成長のとらえ方 ●目次● 第1部 経済成長理論分野におけるマルクス派最適成長モデルの位置付け 第1章 経済成長理論分野における再生産表式論の位置付け 第2章 中国におけるマルクス経済学の展開──再生産表式論の展開を中心に── 第3章 再生産表式論と新古典派最適成長理論とを統合としたマルクス的最適成長モデル──マルクス派最適成長モデル── 第2部 理論編:マルクス派最適成長論の実証モデルとしての諸改良 第4章 労働成長率・技術進歩率を考慮したマルクス派最適成長モデルの基本モデルの改良及びMathematica による数値解法の提案 第5章 資本財部門における資本投入を考慮したマルクス派最適成長モデル実証モデルの構築及び方法の提示 第6章 マルクス派最適成長モデル実証のための2部門データ構築──中国2000年代の過剰投資をめぐって 第3部 実証編:アジアにおける成長段階のバリエーション──低成長、中成長、そして高成長── 第7章 韓国経済──停滞の処方箋 第8章 中国経済──崩壊論にあらがって 第9章 インド──蛙飛び型成長の代償 ●著者紹介● 李晨(り・しん) 桃山学院大学経済学部准教授。1990年、福建省生まれ。2014年に華僑大学(中国)を卒業し、同年10月に日本へ留学。2019年9月に慶應義塾大学経済学研究科後期博士課程を修了。博士号(経済学)。2020年4月、桃山学院大学経済学部専任講師に着任。2022年より准教授。これまでに、慶應義塾大学経済学研究科の特別研究員、桜美林大学および京都大学の非常勤講師を歴任。主な研究分野は、数理マルクス経済学、経済成長理論、中国経済など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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進藤榮一著作集《地殻変動する世界》第6巻 現代国際関係学:歴史・思想・理論
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2143-2 C3336 発行:2024年11月25日 A5判上製 384頁 ●内容紹介● 国境と世紀を超えた「知と戦略」の原点へ 16世紀近代国際社会の誕生以来の、歴史・思想・理論・政策の諸相に焦点を当て、アメリカ帝国終焉後のポスト近代の道を示した『現代国際関係学』。国際関係論の礎となるこの記念碑的著作に加え、これまで日本で十分展開されてこなかった北欧ポストモダン学派やフェミニズム理論、正義論の動向とともに、資本と貿易のグローバル化とEU等地域統合の動向、アジア台頭の理論を検証・紹介する論文を収録した著作集第6巻。 解説: 吉田徹(同志社大学) 福富満久(一橋大学) ●目次● 第Ⅰ部 現代国際関係学 第Ⅱ部 国際関係理論の諸相 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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進藤榮一著作集《地殻変動する世界》第5巻 現代紛争と軍拡構造:非極紛争から軍産官複合体へ
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2135-7 C3336 発行:2024年9月25日 A5判上製 528頁 ●内容紹介● 世界の紛争を非極から掴む 「専制国家」対「民主国家」とのヨコの対立に戦争の根源を見る米欧流戦争論(全体主義パラダイム)でなく、「支配する極」対「支配される非極」とのタテの抗争に現代紛争の本質を見る「非極紛争論」を、米西戦争から朝鮮戦争、ベトナム、イラク戦争に至る戦争を通じて理論構築。軍産官学複合体がつくる冷戦構造を分析、市民主義的日本外交を提示。 従来の戦争論を刷新した現代紛争理論の礎、その集大成 解説 宮田律(現代イスラム研究センター理事長) 広瀬佳一(防衛大学校教授) ●目次● 識者解説 著者解題 Ⅰ 現代紛争の構造 Ⅱ 現代の軍拡構造 Ⅲ 『世界』主要関連論考 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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藍子
¥2,200
ISBN 978-4-7634-2128-9 C0093 発行:2024年8月15日 四六判並製 430頁 ●内容紹介● 高校生の目から見た 日本共産党「50年問題」分裂時代 1951年、京都。電柱に貼られた民主青年団のステッカーが16歳の 藍子の胸を波立たせた。イールズ声明反対、文化祭、朝鮮戦争、 文学クラブ、メーデー、旗作り、山村工作隊、レポ活動……。 時代と社会にスパークした藍子の青春物語。 ●目次● 第一章 藍子 第二章 文化祭前後 第三章 明日 第四章 レポ 第五章 藍子の旗 第六章 一九五二年 藍子・最終章 70年後の藍子〜あとがきに変えて ●著者紹介● 草川八重子(くさかわ・やえこ) 1934年 京都市右京区で誕生 1953年 京都市立西京高校卒業 1953年 全電通大阪天満支部書記として就職 1990年 内田百閒生誕百年記念 第一回 岡山・吉備国文学賞最優秀賞 著書に『女の水脈』(毎日新聞社 1983年)、『少女の季節』(沖積舎 1989年)、『風の伝言』(かもがわ出版 1990年)、『海を抱く』(新日本出版社)1992年、『奔馬河上肇の妻』(角川書店 1996年)、『山の慟哭』(未来工房 1998年)、『お月さまはお空のバナナ』(未来工房 1999年)、『空飛ぶおばあさん』(本の泉社 2000年)、『ある巨木──蔡東隆ものがたり』(かもがわ出版 2001年)、『黄色いコスモス』(花伝社 2023年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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〈日本学術会議問題〉とは何か:任命拒否と法人化論にみる「学問と政治」のゆくえ
¥2,420
ISBN 978-4-7634-2127-2 C0036 発行:2024年8月15日 四六判並製 320頁 ●内容紹介● 日本学術会議は、これからどうなるのか? 会員任命拒否事件を皮切りに、学術会議を国家機関から外す「法人化論」の登場など、学術会議の在り方が根底から問われている現在。組織の成立に遡り、政治的・社会的・学問的意義を徹底的に検証。「学問と政治」のあるべき関係性、そして「科学」に対する国の政治的責任を問う。 日本学術会議、そして「科学の未来」に向けた提言の書 ●目次● はじめに 一 日本学術会議とは? 1.学術会議とは何か? 2.学術会議の組織はどのように仕組みとなっているか? 3.会員の選考はどのように行なわれるのか? 4.学術会議は科学的助言をどのように行なっているか? 二 任命拒否はなぜ問題なのか? 1.任命拒否はどのように行なわれたのか? 2.任命拒否は正当か? 3.任命拒否と学問の自由とはどのように関連するのか? 三 学術会議のあり方をめぐって問われるべきことは何か? 1.学術会議のあり方はなぜ問題にされているのか? 2.学術会議のあり方を考えるための論点は何か? 3.学術会議の現在のあり方はどのようにして生まれ、評価されてきたか? 4.政権は学術会議をどのように変えようとしているか? おわりに 参考文献 資料 ●著者紹介● 小森田秋夫(こもりだ・あきお) 東京大学名誉教授、神奈川大学名誉教授。1946年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。北海道大学法学部教授、東京大学社会科学研究所教授、神奈川大学法学部教授を歴任。元日本学術会議会員・第一部長。専門は、比較法学、ポーランド法・ロシア法。 著書に、『体制転換と法―ポーランドの道の検証』(有信堂)、『ロシアの陪審裁判』(東洋書店)、『ソビエト裁判紀行』(ナウカ)、『法廷から見た人と社会―ロシア・ポーランド・韓国・ベトナム』(日本評論社)、『現代ロシア法』(編、東京大学出版会)、『日本学術会議会員の任命拒否―何が問題か』(花伝社)ほか。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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進藤榮一著作集〈地殻変動する世界〉第4巻 アジア力の世紀:光は東方から
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2124-1 C3336 発行:2024年7月25日 A5判上製 448頁 ●内容紹介● 「パクス・アメリカーナ」から「パクス・アシアーナ」へ 勃興するアジアの経済社会動向を、韓国、中国、インドネシアからアセアン各国、ネパール、インドに至る現地調査を基に発展の未来を予測。アジア主義の過去と欧州統合の未来を見据え、アジア地域統合の近未来と「一帯一路」ユーラシア戦略の展望――「パクス・アシアーナへの道」を描く。 「行動する国際政治学者」の半世紀にわたるアジア論、その軌跡 解説 平川均(名古屋大学) 大西宏(京都大学・慶應義塾大学) ●目次● 識者解説 著者解題 Ⅰ 「岡倉天心と東アジア共同体」 Ⅱ 東アジア共同体をどうつくるか Ⅲ アジア力の世紀 Ⅳ 動き始めた朝鮮半島から一対一路構想へ ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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対米自立を貫いて:民族派・一水会の50年
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2116-6 C0036 発行:2024年5月30日 A5判上製 608頁 ●内容紹介● 日本が真の独立を果たすその日まで、我々の闘いは続く 「楯の会」事件への衝撃から結成された民族派団体、一水会。 既存の右派勢力とは完全に一線を画すその思想と行動は、立場の違いを超えた影響力で、戦後日本のあり方を鋭く問い続ける。 50年の時を経て、孤高の愛国者たちは何を成し遂げ、そして何を目指すのか── 我が国最大の課題、「対米自立」に向き合った半世紀の軌跡 ●目次● 第1章 巻頭論文 次の50年に向けて──何を守ってきて、何を継承していくのか 第2章 活動の軌跡 第3章 我らが訴えてきたもの 第4章 個別課題にどう闘ってきたか 第5章 一水会50周年によせて 第6章 追悼 鈴木邦男 第7章 資料編 ●著者紹介● 一水会(いっすいかい) 昭和47年5月30日に結成。昭和45 年11月25日に決起した三島由紀夫・森田必勝両烈士らの憂国の精神を継承すべく設立した団体。戦後体制を打破し、対米自立・対米対等、真の独立国家を目指し、結成から一貫して民族自主独立の旗を掲げてきた。 初代代表は鈴木邦男(すずき・くにお)、現在の代表は木村三浩(きむら・みつひろ)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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進藤榮一著作集〈地殻変動する世界〉第3巻 アメリカ・黄昏の帝国:帝国の光芒
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2110-4 C3336 発行:2024年4月25日 A5判上製 600頁 ●内容紹介● 「アメリカという帝国」の源流と軌跡を掴む ベトナム戦争後のアメリカの光芒、9・11後の大米帝国の変貌、米西戦争以来の米国流「戦争」戦略、日米戦争の開戦と敗戦。 帝国の光と影を明らかにし、「歴史の終焉」を論じながら、ポストアメリカの世界を展望する。 およそ半世紀にわたるアメリカ政治の緻密かつ膨大な調査・研究を収録した著作集第三巻 解説 古矢 旬(北海道大学・東京大学) 渡邊啓貴(東京外国語大学) ●目次● 識者解説 著者解題 Ⅰ アメリカ 黄昏の帝国 Ⅱ 脱グローバリズムの世界像 Ⅲ アメリカ帝国の終焉 Ⅳ 本多勝一との対談/白井聡『永続敗戦論』解説 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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進藤榮一著作集〈地殻変動する世界〉第2巻 非極の世界像:地殻変動の思想へ
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2099-2 C3336 発行:2024年1月30日 A5判上製 560頁 ●内容紹介● 「非極」から世界を見る、もう一つの「国際政治学」へ 「山には木がない」――中島みゆきと同郷の著者が受けた上洛の日々の衝撃から、アメリカ暮らしと冷戦下ソ連の往訪、新興アジアやメキシコの躍動を語り、世界を「極」でなく、民衆と市民、そして「非極」(途上国)から読む著者独自の世界像を紡ぎ、「地殻変動する世界」の現実を予測展望する。 冷戦前後の世界的転換を鮮やかに描き出し、九〇年代国際政治学の礎となった記念碑的成果を収めた著作集第二巻 推薦:下斗米伸夫氏(法政大学) ●目次● 識者解説 著者解題 Ⅰ 非極の世界像──国際政治の読み解き方 Ⅱ 地殻変動の世界像──新たな国際秩序を読み解く Ⅲ ポスト・ペレストロイカの世界像──「帝国」はなぜ崩壊したのか Ⅳ 「『歴史の終焉』とは何か―フランシス・フクヤマとの対談」「『レーニン』解説」 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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国民とは誰のことか:ドイツ近現代における国籍法の形成と展開
¥4,180
ISBN 978-4-7634-2089-3 C3036 発行:2023年11月25日 四六判上製 492頁 ●内容紹介● 「ドイツ人」はいかにつくられたのか 国家成員が法制化され始めたナポレオン支配時代から、「民族的同質化」を極めたナチ時代、そして移民・難民の「統合」で紛糾する現代。常に「誰を国民とするか」で揺れ動いてきたドイツにおける国籍法の変遷を通史的、歴史社会学的に分析し、グローバル化の時代に国籍を問う意義を彫り起こす。 包摂と排除を隔てる「国籍」の歴史-社会-政治的展開を緻密に紐解く圧巻のモノグラフィー ●目次● はじめに ドイツの国籍──社会学の観点からその歴史を問う 第1章 国籍とは何か 第2章 ドイツにおける国籍制度の始まり──諸邦における国籍の制定 第3章 ドイツの統一と国籍法──ドイツ最初のドイツの国籍法に向けて 第4章 ドイツ帝国と国籍法──「ドイツ国民」の国籍法へ 第5章 ヴァイマル期のドイツ国籍──国籍の「エスニック化」とその限界 第6章 ナチ体制下の国籍政策──国籍政策のエスノ人種的な転換 第7章 連邦共和国の成立と国籍法──「血統共同体」としてのドイツ国民 第8章 一九九九年の国籍法改定に向けて──ドイツ国籍の「脱エスニック化」 第9章 「移民国」ドイツの国籍政策──ドイツ国民の新たな「ネーション・ビルディング」 終章 あとがき ●著者紹介● 佐藤成基(さとう・しげき) 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中途退学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)。法政大学社会学部教授。専門は国家とナショナリズムの比較研究、歴史社会学、社会学理論。 著書に『ナショナル・アイデンティティと領土──戦後ドイツの東方国境をめぐる論争』(新曜社)、『国家の 社会学』(青弓社)、編著書に『国際社会学』(共編、有斐閣)、『包摂・共生の政治か、排除の政治か──移民・難民と向き合うヨーロッパ』(共編、明石書店)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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進藤榮一著作集《地殻変動する世界》第1巻 分割された領土:敗戦から戦後へ
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2090-9 C3336 発行:2023年11月20日 A5判上製 480頁 ●内容紹介● 「第二の敗戦」の原点を探る 「天皇メッセージ」を嚆矢とする「日本分割」と「対米従属」の実相、そして「原爆投下と核抑止」神話に隠された真実を暴き、保守支配と日米安保にとらわれた日本の姿を解き明かす。『敗戦の逆説』『戦後の原像』『分割された領土』、名著3部作収録。 日本を代表する国際政治学者、その全生涯にわたる仕事を明かす決定版。ついに刊行開始! 解題:白井聡(京都精華大学教授) ●目次● 識者解説 著者解題 Ⅰ 戦後の原像──ヒロシマからオキナワへ Ⅱ 分割された領土──もうひとつの戦後史 Ⅲ 敗戦の逆説──戦後日本はどうつくられたか ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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記者狙撃:ベトナム戦争とウクライナ
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2085-5 C0036 発行:2023年10月25日 四六判並製 280頁 ●内容紹介● かつて、ベトナムの戦場で殺された日本人特派員がいた…… 盟友の死から戦場フォトグラファーが見つめ続けた、「侵略の構図」 1979年、戦後の疲弊したベトナムに中国が侵略した「中越戦争」。この戦争を糾弾し続けた「赤旗」特派員・高野功は、35歳で銃弾に散った。 現場に居た日本人報道写真家が向き合い続けた、侵略戦争の本質とは? ベトナム戦争とウクライナ侵攻に共通する「帝国主義的侵略」に、現場の視点から迫る ●目次● 第1章 中越戦争 第2章 ベトナム侵略戦争 第3章 枯葉剤 第4章 大国の侵略とその手口 第5章 戦争とジャーナリスト 第6章 カンボジアに行く ●著者紹介● 中村梧郎(なかむら・ごろう) フォトジャーナリスト。1940 年生まれ。1970 年以降ベトナム戦争を取材。戦後は枯葉剤問題も追及。1999 ~ 2004 年岐阜大学地域科学部教授(ジャーナリズム論、環境文化論)。1983 年ニコン第8回伊奈信男賞。1995 年日本ジャーナリスト会議JCJ 特別賞、2005 年第1回日本科学ジャーナリスト賞。2007 年ニューヨークでマグナム創立60 周年記念招待作家として枯葉剤写真展、全米巡回。現在、JCJ 代表委員、日本写真家協会会友。現代写真研究所副所長。著書に『母は枯葉剤を浴びた』(新潮社、新版・岩波現代文庫)、『戦場の枯葉剤』(写真集、岩波書店)、『メソポタミアの朝』(JPS)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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日本共産党への提言:組織改革のすすめ
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2081-7 C0031 発行:2023年9月10日 四六判並製 128頁 ●内容紹介● 岐路に立つ日本共産党へ── 新しい時代のための政党組織論を問う。 日本共産党は閉鎖的で権威主義的な組織イメージを脱却できるか? 「組織はいったん成立すると、組織自体の維持・拡大が自己目的化する」──R・ミヘルスの寡頭制論、C・バーナードの経営組織論などから考える、革新組織のあり方。 ●目次● 第1章 日本共産党が飛躍するために、いま何が求められているか──結党100周年によせて 第2章 野党共闘と共産党──その可能性と課題 第3章 時代に応える組織と運動──経営組織論から学ぶもの 第4章 組織と人間の問題──革新組織再生の条件 ●著者紹介● 碓井敏正(うすい・としまさ) 1946年、東京都生まれ 1969年、京都大学文学部哲学科卒業 1974年、京都大学大学院博士課程哲学専攻修了 専攻 哲学 現在 京都橘大学名誉教授 主著 『自由・平等・社会主義』(文理閣、1994年) 『戦後民主主義と人権の現在』(部落問題研究所、1996年 増補改訂版2001年) 『日本的平等主義と能力主義、競争原理』(京都法政出版、1997年) 『現代正義論』(青木書店、1998年) 『国境を超える人権』(三学出版、2000年) 『グローバル・ガバナンスの時代へ』(大月書店、2004年) 『グローバリゼーションの権利論』(明石書店、2006年) 『人生論の12週』(三学出版、2007年) 『格差とイデオロギー』(大月書店、2008年) 『成熟社会における人権、道徳、民主主義』(文理閣、2010年) 『革新の再生のために――成熟社会再論』(文理閣、2012年) 『成熟社会における組織と人間』(花伝社、2015年) 『教科化された道徳への向き合い方』(かもがわ出版、2017年) 『しのび寄る国家の道徳化』(本の泉社、2020年) 編著 『グローバリゼーションと市民社会』(文理閣、望田幸男氏との共編、2000年) 『ポスト戦後体制への政治経済学』(大月書店、大西広氏との共編、2001年) 『教育基本法「改正」批判』(文理閣、2003年) 『格差社会から成熟社会へ』(大月書店、大西広氏との共編、2007年) 『成長国家から成熟社会へ――福祉国家論を超えて』(花伝社、大西広氏との共編、2014年) 『自己責任資本主義から友愛社会主義へ』(ロゴス、西川伸一氏との共編、2022年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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新自由主義と日本政治の危機
¥2,200
ISBN978-4-7634-2070-1 C0031 発行:2023年7月10日 四六判並製 416頁 ●内容紹介● 新自由主義の本当の狙いは何か―― 小選挙区制の導入から三〇年。「政治改革」を熱烈に支持した知識人たちの変節、左派論壇を牽引した渡辺治・後藤道夫氏らによる「開発主義」論の陥穽から、閉塞状況にある現代日本の病理まで。現在の政治的危機の全体像を歴史的に把握する、舌鋒鋭い論考群。 半永久化した自公政権が行き詰まるなか、なぜ政権交代は起こらないのか? 内外から変革を求められる日本共産党が、いま果たすべき役割とは? ●目次● 第1部 「政治改革」批判(一九九三~九八) 第一章 明確となった土俵の違い──小選挙区制をめぐる論争の中間的総括 第二章 「政治改革」と帝国主義的民主主義の政治学 第三章 自社連立政権とヘゲモニー・ブロック 第四章 現代日本の政治と社会──戦後統合構造の変遷と今日の課題 第2部 「ポリティーク」派批判(二〇〇一~〇八) 第五章 「ポリティーク」派に関する批判的覚書──年功賃金、福祉国家、開発主義 第六章 新しい政治的対抗関係と民主党の歴史的性格 第七章 渡辺理論の開発主義的「転回」とその批判──ハーヴェイ『新自由主義』における解説論文の問題点 第3部 現代と日本政治の危機(二〇二一~二三) 第八章 二〇二一年総選挙の結果と政治の危機 第九章 ニワトリがねぐらに帰るとき──安倍晋三銃撃事件の政治的意味 第一〇章 日本共産党の一〇〇年──三つの歴史的ポイントと今日の課題 ●著者紹介● 森田 成也(もりた・せいや) 大学非常勤講師。1965年奈良県生まれ。専門はマルクス経済学。 主要著作:『資本主義と性差別』(青木書店)、『資本と剰余価値の理論』(作品社)、『家事労働とマルクス剰余価値論』(桜井書店)、『ヘゲモニーと永続革命』『新編マルクス経済学再入門』上下、『トロツキーと戦前の日本』(以上、社会評論社)、『「資本論」とロシア革命』『「共産党宣言」からパンデミックへ』(以上、柘植書房新社)、『マルクス主義、フェミニズム、セックスワーク論』(慶応大学出版)、他多数。 主要翻訳:デヴィッド・ハーヴェイ『新自由主義』『<資本論>入門』(以上、共訳、作品社)、キャサリン・マッキノン『女の生、男の法』上下(共訳、岩波書店)、エルネスト・マンデル『第二次世界大戦とは何だったのか』(共訳、柘植書房新社)、トロツキー『レーニン』『永続革命論』、マルクス『直接的生産過程の諸結果』、マルクス&エンゲルス『共産党宣言』(以上、光文社古典新訳文庫)、シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー』(共訳、慶応大学出版会)、他多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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維新政治の内幕:「改革」と抵抗の現場から
¥1,980
ISBN978-4-7634-2064-0 C0031 発行:2023年6月10日 四六判並製 272頁 ●内容紹介● なぜ選挙に「勝ち」、住民投票に「負ける」のか? 圧倒的な強さを誇る大阪維新は、いかにして対抗勢力を弱体化させたのか。 伝統的な地域組織や組合が衰えるなか、“民意”はどのようにして立ち現れるのか。 “橋下徹の右腕” “維新改革の立役者”と呼ばれた元大阪副知事と抵抗運動を担った市民と研究者が明かす、「一強」を招いた要因と躍進のカラクリ。 ●目次● 【第一部 橋下知事・松井知事の下で垣間見た維新政治】 第一章 財政再建 第二章 職員給与の削減 第三章 庁内意思決定システムについて 第四章 地方分権から庁舎移転へ 第五章 「職員基本条例」を巡る橋下知事・維新との攻防 第六章 「都構想」 第七章 知事選挙出馬 第八章 二度目の住民投票 資料 府市一体化・広域行政一元化条例と維新政治 特別対談 元大阪市幹部が見た、「橋下劇場」の顛末 【第二部 維新政治と対抗運動】 第一章 大阪府政における維新政治と対抗勢力 第二章 大阪市政における維新政治と対抗勢力 第三章 大阪維新の会と対抗運動の攻防史 ●著者紹介● 小西禎一(こにし・ただかず) 1954年生まれ、元大阪府副知事。1980年、大阪府入庁。2008年2月、橋下徹知事(当時)より改革プロジェクトチームの長として抜擢、「大阪都構想」の制度設計も行った。2009年~総務部長。2012年~2015年、松井一郎知事の下で副知事。辞職に際して、松井知事からは「財政再建の立役者」と評された。2019年4月、大阪府知事選挙に無所属(自民党と公明党府本部、連合大阪の推薦)で立候補。 塩田潤(しおた・じゅん) 神戸大学大学院国際協力研究科部局研究員、龍谷大学法学部非常勤講師、法政大学キャリアデザイン学部兼任講師。専門は政治学、政党論および社会運動論。博士。著書に『危機の時代の市民と政党──アイスランドのラディカル・デモクラシー』、訳書にシャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』(共訳、以上明石書店)など。 福田耕(ふくだ・こう) 大阪市内勤務。2015 年の「大阪都構想」の賛否を問う住民投票では市民有志でつくる「SADL」(民主主義と生活を守る有志)を、2020 年の同住民投票では「残そう、大阪」を立ち上げ、大阪市存続の運動に関わった。主な論稿として、「『大阪市廃止にNO』を呼びかけたキャンペーン『残そう、大阪』」(大阪市政研究会『市政研究』210 号)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ロシア・ノート:アンナ・ポリトコフスカヤを追って
¥2,200
ISBN978-4-7634-2067-1 C0022 発行:2023年6月10日 A5判並製 オールカラー 186頁 ●内容紹介● 殺された記者が告発し続けた、 ジャーナリズムが崩壊しゆくロシアの現実。 ウクライナ侵攻の原型である、チェチェン紛争の 想像を絶する非人道的な暴力を描いたグラフィック・ノベル。 「ここでは、人の命には2コペイカの価値もない。」 2006年、モスクワの自宅アパートで殺害されたアンナ・ポリトコフスカヤ。彼女はロシア独立系新聞『ノーヴァヤ・ガゼータ』をリードするジャーナリストだった。 ロシア連邦軍と独立派武装勢力、そして現地に暮らす多くの市民たち──ポリトコフスカヤの生前の取材と、友人への聞き取り調査をもとに、「掃討作戦」という名の民間人虐殺、不正にまみれたロシア軍の実態など、無法地帯と化したチェチェンを描く。 ●著者紹介● [作]イゴルト(Igort) 1958年、イタリア・サルデーニャ生まれ。イタリアを代表する漫画家のひとり。日本での活動歴もあり、90年代には雑誌「モーニング」で連載を持っていた(単行本『Yuri』やまねみどり訳、講談社、1996年)。2015年、東京のイタリア文化会館にて、谷口ジローとの二人展「歩くひとたち」を開催。代表作『5は完璧な数字(Cinque è il numero perfetto)』の執筆に取り組んでいた90年代には東京に暮らしていた。2015年に第1巻が刊行された『日本ノート(Quaderni giapponesi)』という作品でも、複数の漫画賞を受賞している。2010-11年、ウクライナ、ロシアに2年間滞在した経験をもとに、『ウクライナ・ノート』、『ロシア・ノート』を刊行。2022年10月、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、『ウクライナ・ノート2──侵略の日誌』を発表。 [訳]栗原俊秀(くりはら・としひで) 翻訳家。1983年生まれ。訳書にイゴルト『ウクライナ・ノート』、ゼロカルカーレ『コバニ・コーリング』(花伝社)、アントニオ・スクラーティ『小説ムッソリーニ 世紀の落とし子』(河出書房新社)、ジョン・ファンテ『ロサンゼルスへの道』(未知谷)など。カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)の翻訳で、須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net