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進藤榮一著作集〈地殻変動する世界〉第2巻 非極の世界像:地殻変動の思想へ
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2099-2 C3336 発行:2024年1月30日 A5判上製 560頁 ●内容紹介● 「非極」から世界を見る、もう一つの「国際政治学」へ 「山には木がない」――中島みゆきと同郷の著者が受けた上洛の日々の衝撃から、アメリカ暮らしと冷戦下ソ連の往訪、新興アジアやメキシコの躍動を語り、世界を「極」でなく、民衆と市民、そして「非極」(途上国)から読む著者独自の世界像を紡ぎ、「地殻変動する世界」の現実を予測展望する。 冷戦前後の世界的転換を鮮やかに描き出し、九〇年代国際政治学の礎となった記念碑的成果を収めた著作集第二巻 推薦:下斗米伸夫氏(法政大学) ●目次● 識者解説 著者解題 Ⅰ 非極の世界像──国際政治の読み解き方 Ⅱ 地殻変動の世界像──新たな国際秩序を読み解く Ⅲ ポスト・ペレストロイカの世界像──「帝国」はなぜ崩壊したのか Ⅳ 「『歴史の終焉』とは何か―フランシス・フクヤマとの対談」「『レーニン』解説」 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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国民とは誰のことか:ドイツ近現代における国籍法の形成と展開
¥4,180
ISBN 978-4-7634-2089-3 C3036 発行:2023年11月25日 四六判上製 492頁 ●内容紹介● 「ドイツ人」はいかにつくられたのか 国家成員が法制化され始めたナポレオン支配時代から、「民族的同質化」を極めたナチ時代、そして移民・難民の「統合」で紛糾する現代。常に「誰を国民とするか」で揺れ動いてきたドイツにおける国籍法の変遷を通史的、歴史社会学的に分析し、グローバル化の時代に国籍を問う意義を彫り起こす。 包摂と排除を隔てる「国籍」の歴史-社会-政治的展開を緻密に紐解く圧巻のモノグラフィー ●目次● はじめに ドイツの国籍──社会学の観点からその歴史を問う 第1章 国籍とは何か 第2章 ドイツにおける国籍制度の始まり──諸邦における国籍の制定 第3章 ドイツの統一と国籍法──ドイツ最初のドイツの国籍法に向けて 第4章 ドイツ帝国と国籍法──「ドイツ国民」の国籍法へ 第5章 ヴァイマル期のドイツ国籍──国籍の「エスニック化」とその限界 第6章 ナチ体制下の国籍政策──国籍政策のエスノ人種的な転換 第7章 連邦共和国の成立と国籍法──「血統共同体」としてのドイツ国民 第8章 一九九九年の国籍法改定に向けて──ドイツ国籍の「脱エスニック化」 第9章 「移民国」ドイツの国籍政策──ドイツ国民の新たな「ネーション・ビルディング」 終章 あとがき ●著者紹介● 佐藤成基(さとう・しげき) 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中途退学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)。法政大学社会学部教授。専門は国家とナショナリズムの比較研究、歴史社会学、社会学理論。 著書に『ナショナル・アイデンティティと領土──戦後ドイツの東方国境をめぐる論争』(新曜社)、『国家の 社会学』(青弓社)、編著書に『国際社会学』(共編、有斐閣)、『包摂・共生の政治か、排除の政治か──移民・難民と向き合うヨーロッパ』(共編、明石書店)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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進藤榮一著作集《地殻変動する世界》第1巻 分割された領土:敗戦から戦後へ
¥5,500
ISBN 978-4-7634-2090-9 C3336 発行:2023年11月20日 A5判上製 480頁 ●内容紹介● 「第二の敗戦」の原点を探る 「天皇メッセージ」を嚆矢とする「日本分割」と「対米従属」の実相、そして「原爆投下と核抑止」神話に隠された真実を暴き、保守支配と日米安保にとらわれた日本の姿を解き明かす。『敗戦の逆説』『戦後の原像』『分割された領土』、名著3部作収録。 日本を代表する国際政治学者、その全生涯にわたる仕事を明かす決定版。ついに刊行開始! 解題:白井聡(京都精華大学教授) ●目次● 識者解説 著者解題 Ⅰ 戦後の原像──ヒロシマからオキナワへ Ⅱ 分割された領土──もうひとつの戦後史 Ⅲ 敗戦の逆説──戦後日本はどうつくられたか ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。 専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)、『現代紛争の構造』『アメリカ 黄昏の帝国』『戦後の原像』『分割された領土』(いずれも岩波書店)、『非極の世界像』『敗戦の逆説』『日本の戦略力』(いずれも筑摩書房)、『現代国際関係学』(有斐閣)、『国際公共政策』(日本経済評論社)など多数。『芦田均日記』全7巻(岩波書店)編纂、『国際公共政策』叢書(全10巻)総編集。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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記者狙撃:ベトナム戦争とウクライナ
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2085-5 C0036 発行:2023年10月25日 四六判並製 280頁 ●内容紹介● かつて、ベトナムの戦場で殺された日本人特派員がいた…… 盟友の死から戦場フォトグラファーが見つめ続けた、「侵略の構図」 1979年、戦後の疲弊したベトナムに中国が侵略した「中越戦争」。この戦争を糾弾し続けた「赤旗」特派員・高野功は、35歳で銃弾に散った。 現場に居た日本人報道写真家が向き合い続けた、侵略戦争の本質とは? ベトナム戦争とウクライナ侵攻に共通する「帝国主義的侵略」に、現場の視点から迫る ●目次● 第1章 中越戦争 第2章 ベトナム侵略戦争 第3章 枯葉剤 第4章 大国の侵略とその手口 第5章 戦争とジャーナリスト 第6章 カンボジアに行く ●著者紹介● 中村梧郎(なかむら・ごろう) フォトジャーナリスト。1940 年生まれ。1970 年以降ベトナム戦争を取材。戦後は枯葉剤問題も追及。1999 ~ 2004 年岐阜大学地域科学部教授(ジャーナリズム論、環境文化論)。1983 年ニコン第8回伊奈信男賞。1995 年日本ジャーナリスト会議JCJ 特別賞、2005 年第1回日本科学ジャーナリスト賞。2007 年ニューヨークでマグナム創立60 周年記念招待作家として枯葉剤写真展、全米巡回。現在、JCJ 代表委員、日本写真家協会会友。現代写真研究所副所長。著書に『母は枯葉剤を浴びた』(新潮社、新版・岩波現代文庫)、『戦場の枯葉剤』(写真集、岩波書店)、『メソポタミアの朝』(JPS)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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日本共産党への提言:組織改革のすすめ
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2081-7 C0031 発行:2023年9月10日 四六判並製 128頁 ●内容紹介● 岐路に立つ日本共産党へ── 新しい時代のための政党組織論を問う。 日本共産党は閉鎖的で権威主義的な組織イメージを脱却できるか? 「組織はいったん成立すると、組織自体の維持・拡大が自己目的化する」──R・ミヘルスの寡頭制論、C・バーナードの経営組織論などから考える、革新組織のあり方。 ●目次● 第1章 日本共産党が飛躍するために、いま何が求められているか──結党100周年によせて 第2章 野党共闘と共産党──その可能性と課題 第3章 時代に応える組織と運動──経営組織論から学ぶもの 第4章 組織と人間の問題──革新組織再生の条件 ●著者紹介● 碓井敏正(うすい・としまさ) 1946年、東京都生まれ 1969年、京都大学文学部哲学科卒業 1974年、京都大学大学院博士課程哲学専攻修了 専攻 哲学 現在 京都橘大学名誉教授 主著 『自由・平等・社会主義』(文理閣、1994年) 『戦後民主主義と人権の現在』(部落問題研究所、1996年 増補改訂版2001年) 『日本的平等主義と能力主義、競争原理』(京都法政出版、1997年) 『現代正義論』(青木書店、1998年) 『国境を超える人権』(三学出版、2000年) 『グローバル・ガバナンスの時代へ』(大月書店、2004年) 『グローバリゼーションの権利論』(明石書店、2006年) 『人生論の12週』(三学出版、2007年) 『格差とイデオロギー』(大月書店、2008年) 『成熟社会における人権、道徳、民主主義』(文理閣、2010年) 『革新の再生のために――成熟社会再論』(文理閣、2012年) 『成熟社会における組織と人間』(花伝社、2015年) 『教科化された道徳への向き合い方』(かもがわ出版、2017年) 『しのび寄る国家の道徳化』(本の泉社、2020年) 編著 『グローバリゼーションと市民社会』(文理閣、望田幸男氏との共編、2000年) 『ポスト戦後体制への政治経済学』(大月書店、大西広氏との共編、2001年) 『教育基本法「改正」批判』(文理閣、2003年) 『格差社会から成熟社会へ』(大月書店、大西広氏との共編、2007年) 『成長国家から成熟社会へ――福祉国家論を超えて』(花伝社、大西広氏との共編、2014年) 『自己責任資本主義から友愛社会主義へ』(ロゴス、西川伸一氏との共編、2022年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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新自由主義と日本政治の危機
¥2,200
ISBN978-4-7634-2070-1 C0031 発行:2023年7月10日 四六判並製 416頁 ●内容紹介● 新自由主義の本当の狙いは何か―― 小選挙区制の導入から三〇年。「政治改革」を熱烈に支持した知識人たちの変節、左派論壇を牽引した渡辺治・後藤道夫氏らによる「開発主義」論の陥穽から、閉塞状況にある現代日本の病理まで。現在の政治的危機の全体像を歴史的に把握する、舌鋒鋭い論考群。 半永久化した自公政権が行き詰まるなか、なぜ政権交代は起こらないのか? 内外から変革を求められる日本共産党が、いま果たすべき役割とは? ●目次● 第1部 「政治改革」批判(一九九三~九八) 第一章 明確となった土俵の違い──小選挙区制をめぐる論争の中間的総括 第二章 「政治改革」と帝国主義的民主主義の政治学 第三章 自社連立政権とヘゲモニー・ブロック 第四章 現代日本の政治と社会──戦後統合構造の変遷と今日の課題 第2部 「ポリティーク」派批判(二〇〇一~〇八) 第五章 「ポリティーク」派に関する批判的覚書──年功賃金、福祉国家、開発主義 第六章 新しい政治的対抗関係と民主党の歴史的性格 第七章 渡辺理論の開発主義的「転回」とその批判──ハーヴェイ『新自由主義』における解説論文の問題点 第3部 現代と日本政治の危機(二〇二一~二三) 第八章 二〇二一年総選挙の結果と政治の危機 第九章 ニワトリがねぐらに帰るとき──安倍晋三銃撃事件の政治的意味 第一〇章 日本共産党の一〇〇年──三つの歴史的ポイントと今日の課題 ●著者紹介● 森田 成也(もりた・せいや) 大学非常勤講師。1965年奈良県生まれ。専門はマルクス経済学。 主要著作:『資本主義と性差別』(青木書店)、『資本と剰余価値の理論』(作品社)、『家事労働とマルクス剰余価値論』(桜井書店)、『ヘゲモニーと永続革命』『新編マルクス経済学再入門』上下、『トロツキーと戦前の日本』(以上、社会評論社)、『「資本論」とロシア革命』『「共産党宣言」からパンデミックへ』(以上、柘植書房新社)、『マルクス主義、フェミニズム、セックスワーク論』(慶応大学出版)、他多数。 主要翻訳:デヴィッド・ハーヴェイ『新自由主義』『<資本論>入門』(以上、共訳、作品社)、キャサリン・マッキノン『女の生、男の法』上下(共訳、岩波書店)、エルネスト・マンデル『第二次世界大戦とは何だったのか』(共訳、柘植書房新社)、トロツキー『レーニン』『永続革命論』、マルクス『直接的生産過程の諸結果』、マルクス&エンゲルス『共産党宣言』(以上、光文社古典新訳文庫)、シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー』(共訳、慶応大学出版会)、他多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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維新政治の内幕:「改革」と抵抗の現場から
¥1,980
ISBN978-4-7634-2064-0 C0031 発行:2023年6月10日 四六判並製 272頁 ●内容紹介● なぜ選挙に「勝ち」、住民投票に「負ける」のか? 圧倒的な強さを誇る大阪維新は、いかにして対抗勢力を弱体化させたのか。 伝統的な地域組織や組合が衰えるなか、“民意”はどのようにして立ち現れるのか。 “橋下徹の右腕” “維新改革の立役者”と呼ばれた元大阪副知事と抵抗運動を担った市民と研究者が明かす、「一強」を招いた要因と躍進のカラクリ。 ●目次● 【第一部 橋下知事・松井知事の下で垣間見た維新政治】 第一章 財政再建 第二章 職員給与の削減 第三章 庁内意思決定システムについて 第四章 地方分権から庁舎移転へ 第五章 「職員基本条例」を巡る橋下知事・維新との攻防 第六章 「都構想」 第七章 知事選挙出馬 第八章 二度目の住民投票 資料 府市一体化・広域行政一元化条例と維新政治 特別対談 元大阪市幹部が見た、「橋下劇場」の顛末 【第二部 維新政治と対抗運動】 第一章 大阪府政における維新政治と対抗勢力 第二章 大阪市政における維新政治と対抗勢力 第三章 大阪維新の会と対抗運動の攻防史 ●著者紹介● 小西禎一(こにし・ただかず) 1954年生まれ、元大阪府副知事。1980年、大阪府入庁。2008年2月、橋下徹知事(当時)より改革プロジェクトチームの長として抜擢、「大阪都構想」の制度設計も行った。2009年~総務部長。2012年~2015年、松井一郎知事の下で副知事。辞職に際して、松井知事からは「財政再建の立役者」と評された。2019年4月、大阪府知事選挙に無所属(自民党と公明党府本部、連合大阪の推薦)で立候補。 塩田潤(しおた・じゅん) 神戸大学大学院国際協力研究科部局研究員、龍谷大学法学部非常勤講師、法政大学キャリアデザイン学部兼任講師。専門は政治学、政党論および社会運動論。博士。著書に『危機の時代の市民と政党──アイスランドのラディカル・デモクラシー』、訳書にシャンタル・ムフ『左派ポピュリズムのために』(共訳、以上明石書店)など。 福田耕(ふくだ・こう) 大阪市内勤務。2015 年の「大阪都構想」の賛否を問う住民投票では市民有志でつくる「SADL」(民主主義と生活を守る有志)を、2020 年の同住民投票では「残そう、大阪」を立ち上げ、大阪市存続の運動に関わった。主な論稿として、「『大阪市廃止にNO』を呼びかけたキャンペーン『残そう、大阪』」(大阪市政研究会『市政研究』210 号)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ロシア・ノート:アンナ・ポリトコフスカヤを追って
¥2,200
ISBN978-4-7634-2067-1 C0022 発行:2023年6月10日 A5判並製 オールカラー 186頁 ●内容紹介● 殺された記者が告発し続けた、 ジャーナリズムが崩壊しゆくロシアの現実。 ウクライナ侵攻の原型である、チェチェン紛争の 想像を絶する非人道的な暴力を描いたグラフィック・ノベル。 「ここでは、人の命には2コペイカの価値もない。」 2006年、モスクワの自宅アパートで殺害されたアンナ・ポリトコフスカヤ。彼女はロシア独立系新聞『ノーヴァヤ・ガゼータ』をリードするジャーナリストだった。 ロシア連邦軍と独立派武装勢力、そして現地に暮らす多くの市民たち──ポリトコフスカヤの生前の取材と、友人への聞き取り調査をもとに、「掃討作戦」という名の民間人虐殺、不正にまみれたロシア軍の実態など、無法地帯と化したチェチェンを描く。 ●著者紹介● [作]イゴルト(Igort) 1958年、イタリア・サルデーニャ生まれ。イタリアを代表する漫画家のひとり。日本での活動歴もあり、90年代には雑誌「モーニング」で連載を持っていた(単行本『Yuri』やまねみどり訳、講談社、1996年)。2015年、東京のイタリア文化会館にて、谷口ジローとの二人展「歩くひとたち」を開催。代表作『5は完璧な数字(Cinque è il numero perfetto)』の執筆に取り組んでいた90年代には東京に暮らしていた。2015年に第1巻が刊行された『日本ノート(Quaderni giapponesi)』という作品でも、複数の漫画賞を受賞している。2010-11年、ウクライナ、ロシアに2年間滞在した経験をもとに、『ウクライナ・ノート』、『ロシア・ノート』を刊行。2022年10月、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、『ウクライナ・ノート2──侵略の日誌』を発表。 [訳]栗原俊秀(くりはら・としひで) 翻訳家。1983年生まれ。訳書にイゴルト『ウクライナ・ノート』、ゼロカルカーレ『コバニ・コーリング』(花伝社)、アントニオ・スクラーティ『小説ムッソリーニ 世紀の落とし子』(河出書房新社)、ジョン・ファンテ『ロサンゼルスへの道』(未知谷)など。カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)の翻訳で、須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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政治って、面白い!:女性政治家24人が語る仕事のリアル
¥1,870
ISBN978-4-7634-2065-7 C0031 発行:2023年5月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● なんで政治家になろうと思ったの? やりがいは? どんな人が向いてる? 落選したらどうするの? 何から始める? 政治家ってキャリアになる? 地方議員から国会議員まで、超党派の女性政治家24人が語り尽くす“仕事の魅力” ●目次● 第1章 選挙って楽しい⁉ 座談会 議員へのファースト・ステップ【うすい愛子×山田裕子×よだかれん】 インタビュー 民主主義への責任を果たす【打越さく良】 第2章 女性政治家が山を動かす 対談 ガチンコと超党派のダイナミズム【辻元清美×野田聖子】 対談 女性首長が起こす新しい風【岸本聡子×三浦まり】 インタビュー 先人からのバトンを受け取る【福島みずほ】 第3章 政治の現場を変えていく 座談会 女性議員生み出す政策【尾辻かな子×木村やよい×佐々木さやか×矢田わか子】 座談会 相談の現場から/地方議員の醍醐味【池田幸代×いのまた由美×本田まきこ】 第4章 障壁を乗り越える 座談会 女性政治家とワークライフバランス【伊藤たかえ×吉良よし子×高木かおり×永野ひろ子×森まさこ】 座談会 ハラスメント被害を考える【佐藤あつこ×高橋まきこ×東友美】 インタビュー 落選を乗り越える【吉田はるみ】 終章 日本の女性政治家を育てる 対談 パリテ・アカデミーが開拓するトレーニング ●著者紹介● 三浦まり(みうら・まり) 1967年生まれ。上智大学法学部教授。パリテ・アカデミー共同代表。専攻は政治学、現代日本政治論、ジェンダーと政治。慶應義塾大学大学院法学研究科およびカリフォルニア大学バークレー校大学院修了。同大学でPh.D.取得。東京大学社会科学研究所研究機関研究員等を経て、現職。2021年、フランス政府より国家功労勲章シュバリエ受章。 著書に、『さらば、男性政治』、『 私たちの声を議会へ──代表制民主主義の再生』、編著として『社会への投資―──〈個人〉を支える〈つながり〉を築く』(以上岩波書店)、『日本の女性議員──どうすれば増えるのか』(朝日新聞出版)、共著として『女性の参画が政治を変える──候補者均等法の活かし方』(信山社)、『日本政治の第一歩』(有斐閣)、『ジェンダー・クオータ──世界の女性議員はなぜ増えたのか』(明石書店)など。 ※「辻元清美」さん「尾辻かな子」さんの「辻」の字は点一つが正式でございます。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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新版 自衛隊も米軍も、日本にはいらない!:恒久平和を実現するための非武装中立論
¥1,650
ISBN978-4-7634-2061-9 C0036 発行:2023年5月3日 四六判並製 240頁 ●内容紹介● 「災害救助即応隊」構想こそ、危機を増す安全保障環境を生き抜く決め手となる! 「攻められたらどうするの?」「外交努力だけで平和は作れない」「戸締りと同様、軍事力は絶対に必要」「自衛隊を無くすって隊員の雇用はどうなるの?」…… すべての疑問と懸念に答えます! 理想と現実を両立させた画期的平和国家論が、ますますパワーアップして登場! ●目次● 第1章 改憲論議に「待った」をかけるために 第2章 究極の安全保障組織「防災平和省」の新設 第3章 自衛隊違憲論争と抑止力 第4章 「災害救助即応隊(ジャイロ)」創設か、自衛隊・日米安保体制の継続か 第5章 外国から攻められたらどうするかと聞かれたら 第6章 護憲派と改憲派、そして無関心層へのアプローチ 第7章 防災平和省と「災害救助即応隊(ジャイロ)」実現のロードマップ 終 章 コスタリカは生き字引き ●著者紹介● 花岡 蔚(はなおか・しげる) 1943年生まれ。1966年東京大学法学部政治学科卒、1975年カリフォルニア大学バークレー校経営学修士。1966年日本勧業銀行(現みずほ銀行)入行。カナダ第一勧業銀行副頭取。国内支店長を経て大手電機メーカー出向、取締役国際事業本部担当。銀行および出向先でニューヨーク、ロンドン、トロントなど15 年以上にわたり海外駐在。2006年カリタス女子短期大学非常勤講師(時事英語)。2003年「自衛隊イラク派兵反対集会」を機に市民運動に参加、オーバー東京(A9S)、コスタリカに学ぶ会会員、2004年以降チャールズ・オーバビー博士(オハイオ大学名誉教授)と博士の最晩年まで親交を結ぶ。9条地球憲章の会、SA9(Second Article 9、埼玉県日高市発祥の平和運動)、不戦兵士・市民の会、撫順の奇跡を受け継ぐ会、米軍基地をなくす草の根運動などの活動支援をしながら全国を講演行脚中。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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社会保障と『資本論』:新しい理論構築のための50問50答
¥1,980
ISBN978-4-7634-2052-7 C0036 発行:2023年3月10日 四六判上製 104頁 ●内容紹介● 社会保障の拡大は、本当に経済成長を抑制するのか? マルクス『資本論』の“分析と方法”を援用すると、現代福祉をどのように体系化し、国家経済に位置づけることができるのか。 社会保障の観点から問答形式で『資本論』を読み解き、社会保障理論の新展開を試みる。 福祉国家への新たなメルクマール ●著者紹介● 京極髙宣(きょうごく・たかのぶ) 東京大学大学院経済学研究科博士課程経済学専攻修了。 1995年4月 日本社会事業大学学長(~2005年3月) 日本社会事業大学名誉教授(現在に至る) 2005年4月 国立社会保障・人口問題研究所所長(~2010年3月) 2008年8月 全国社会福祉協議会中央福祉学院学院長(~2017年6月) 2010年4月 国立社会保障・人口問題研究所名誉所長(現在に至る) 2021年7月 社会福祉法人浴風会名誉理事長(現在に至る) 主な著作に、『京極高宣著作集(全10巻)』(中央法規出版、2002-2003年)、『社会保障と日本経済──社会市場の理論と実証』(慶応義塾大学出版会、2007年)、『福祉レジームの転換──社会福祉改革試論』(中央法規出版、2013年)、『福祉書を読む』(ドメス出版、2014年)、『糸賀一雄の思想と生涯』(ミネルヴァ書房、2014年)、『福祉法人の経営戦略』(中央法規出版、2017年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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「人間革命」の黄昏:創価学会に踊った男の人生
¥1,870
ISBN978-4-7634-2040-4 C0036 発行:2022年12月5日 四六判並製 232頁 ●内容紹介● 巨大宗教組織、創価学会を描いた超リアル小説 創立90年を迎えた、創価学会。「折伏大行進」、逃れられない「献金システム」、政権与党公明党への選挙活動、二世三世問題……その実態を内部から描く。 集団就職で東京に出てきた若者が、創価学会と出会って入信。活動にのめり込み、やがて燃え尽き、創価学会から離れるに至った人生とは何だったのか──。 「洗脳」は人間をいかに変えるのか? ●著者紹介● 段 勲(だん・いさお) 1947年生まれ。フリージャーナリスト。 著書に『創価学会インタナショナルの実像』(リム出版新社)、『未解決凶悪事件ファイル』(小学館)、『定ときみ江──差別の病を生きる』(九天社)など多数。 日本ペンクラブ会員。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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絶望の自衛隊:人間破壊の現場から
¥1,870
ISBN978-4-7634-2039-8 C0036 発行:2022年12月5日 四判並製 224頁 ●内容紹介● 隠蔽と捏造の陰で横行する暴力、性犯罪、いじめ。そして自殺…… 理不尽に満ちた巨大組織・自衛隊から、苦しむ者たちの声が聞こえるか? 災害救助を通じて国民の期待と親近感が高まる一方で、悪しき“伝統”と不条理がはびこる旧態依然の25万人組織、自衛隊──。 ついに立ち上がった隊員たち、その渾身の告発を私たちはどう受け止めるべきか? 自衛隊の腐敗を追って20年、第一人者がとらえ続けた現場の闇に迫る ●目次● 1章 ダンスを愛した新隊員の死 2章 自殺寸前に追い詰められた現職海曹の告発 3章 陸上自衛隊高等工科学校残酷物語 4章 虐待横行の防衛大学校を告発する 5章 証拠なしで自白迫る陸自警務隊の無法捜査 6章 就活失敗で入隊して知った“人間破壊工場”の実態 7章 空自情報保全隊の幹部はなぜ自死したのか 8章 “靴磨きイジメ”と陸曹教育隊の闇 9章 代休を取らせない海上自衛隊の「ブラック企業」体質 10章 海自輸送艦「おおすみ」衝突事故の真相を追う ●著者紹介● 三宅勝久(みやけ・かつひさ) ジャーナリスト、ブログ「スギナミジャーナル」主宰。1965年岡山県生まれ。フリーカメラマンとして中南米、アフリカの紛争地を取材。『山陽新聞』記者を経て現職。「債権回収屋G 野放しの闇金融」で第12回『週刊金曜日』ルポルタージュ大賞優秀賞受賞。2003年、『週刊金曜日』連載の消費者金融武富士の批判記事をめぐり同社から損害賠償請求訴訟を起こされるが、最高裁で勝訴確定。 主な著書に『サラ金・ヤミ金大爆発』『悩める自衛官』『自衛隊員が死んでいく』『自衛隊員が泣いている』(いずれも花伝社)、『債鬼は眠らず』『司法が凶器に変わるとき』『大東建託の内幕』『「大東建託商法」の研究』(いずれも同時代社)、『武富士追及』(リム出版新社)、『自衛隊という密室』(高文研)、『日本を滅ぼす電力腐敗』(新人物文庫)、『小池百合子と黒塗り文書』(若葉文庫)、『日本の奨学金はこれでいいのか』(共著、あけび書房)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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統一協会の何が問題か:人を隷属させる伝道手法の実態
¥880
ISBN978-4-7634-2033-6 C0036 発行:2022年11月1日 A5判ブックレット 100頁 ●内容紹介● 信者はなぜ家庭を崩壊させるような多額の献金をするのか? その伝道・教化手法の違法性はどこにあるのか? 統一協会と対峙した35年 見えてきた被害者救済の道筋と、被害防止の方向性── ●目次● 第1章 統一協会その違法な伝道・教化の手法 第2章 宗教カルトの何が違法なのか──統一協会の伝道・教化をめぐって 第3章 統一協会の、人を奴隷にする技術の解明に取り組んで33年 【付録】インタビュー “洗脳”手法を徹底研究、旧統一協会「伝道の違法性」を追及した第一人者の終わらない闘い ●著者紹介● 郷路征記(ごうろ・まさき) 1943年北海道生まれ。1965年東北大学経済学部卒業。1971年札幌弁護士会に登録、北海道合同法律事務所に所属。1998年郷路法律事務所を開業。 札幌弁護士会副会長、同会子どもの権利委員会委員長などを歴任。1980年代から旧統一協会問題に携わり、全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人を務める。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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インドネシア独立への悲願:アミナ・M・ウスマン108歳の証言
¥2,200
ISBN978-4-7634-2031-2 C0023 発行:2022年10月25日 四六判上製 320頁(口絵8+本文312) ●内容紹介● インドネシア独立の志士マジッド・ウスマンを妻として支えた日本女性が語る、日本軍スマトラ占領計画秘史 スカルノとの捕虜交換、「義勇軍」誕生の真相、そして東条英機の仕組んだウスマン一家の日本幽閉……世紀を越えた沈黙を破り当事者が明かす、驚愕の歴史事実 ここに歴史を書き換える、数々の証言。 日本軍スマトラ侵略の「本当の狙い」とは? ●目次● Ⅰ部 日本での出会い 第1章 両親と私 第2章 独立国家への思い Ⅱ部 蘭領東インドへ 第3章 結婚 第4章 民衆のカリスマ 第5章 オランダの捕虜になる 第6章 「融和」と「独立支援」と「捕虜交換」 第7章 パダンへの帰還 第8章 日本軍との軋轢 Ⅲ部 再び日本へ 第9章 日本軍のスマトラ島植民地化計画 第10章 インドネシア共和国の誕生 第11章 新時代の幕開け ●著者紹介● アミナ・マジッド・ウスマン長田周子(Aminah Madjid Usmanおさだひろこ) 1914年山梨県中巨摩郡二川村(現甲府市)生まれ。1935年日本女子大学社会事業科卒業。ソーシャルワーカーとして活動する中でインドネシア独立運動家のマジッド・ウスマンに出会い、祖国独立への思いに共感、同志として1936年蘭領東インドに渡る。同年結婚。以降、マジッド・ウスマンの活動を支え、二人三脚でインドネシア独立運動に従事する。1943年時の日本国東條内閣に招請され2か月間の予定で来日。その後、「反日」として一家はインドネシアへの帰国が許されず日本に留め置かれ、日本敗戦後の連合軍統治下にあっても同様の事態が続く。1950年インドネシア共和国樹立後に帰国許可が出され、同国に帰国。1955年夫の急逝により日本に戻り、以後、日本とインドネシアの両国を拠点としている。在日インドネシア婦人会会長等を歴任、日イ両国の友好親善に尽くす。現在は東京都内在住。 サルミヤ・マジッド・ウスマン(Salmyah Madjid Usman) 1939年蘭領東インドパダン市生まれ。1943年両親と共に来日。山梨大学教育学部付属小学校入学以来一貫して日本で教育を受ける。1964年日本国医師免許取得。1969年東京大学大学院医学系研究科第四臨床医学専攻博士課程単位修得。1970~79年米、英、インドネシアで産婦人科診療に従事。1979~2017年日本とインドネシア両国で産婦人科診療に従事。2017年母の『アミナ・マジッド・ウスマン回想録』を編集、ジャカルタ市OBOR社から出版。2018年母の介護のために日本に移住、今日に至る。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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〈政治〉のこれからとアーレント:分断を克服する「話し合い」の可能性
¥2,750
ISBN978-4-7634-2026-8 C3011 発行:2022年9月25日 四六判上製 320頁 ●内容紹介● いま、〈政治〉に何ができるのか? 収束なきコロナ禍、恒常的な雇用の不安定化、深まる社会的孤独と孤立感、そして「役に立たない人」を排除する全体主義の影……この「危機の時代」において、求められる〈政治〉とは何か。異なる他者との共生とそれを可能にする「自由な政治空間」の実現のため、60年代学生運動の反省的考察を通じて、今こそハンナ・アーレントの到達点〈活動と話し合い〉の効力を問う。 複数性の時代を迎えるための、渾身のアーレント論 ●目次● はじめに 第一章 歴史の「今」と自由の「遺言」 第二章 「私的所有」が保障する思考 第三章 「胃袋の反乱」としての「革命」から「連帯」による「活動」へ 第四章 マルクス思想の出発点としての「私的所有」 第五章「政治的自由」と統治 第六章 二一世紀の「政治」の可能性と「自分らしくいられる」文化の形成 あとがき ●著者紹介● 佐藤 和夫(さとう・かずお) 1948年生まれ、千葉大学名誉教授(哲学)。 著書に『〈政治〉の危機とアーレント』『仕事のくだらなさとの戦い』、『ラディカルに哲学する』シリーズ(大月書店)、訳著にハンナ・アーレント『精神の生活』『政治とは何か』(岩波書店)、『カール・マルクスと西欧政治思想の伝統』、J・ギリガン『男が暴力をふるうのはなぜか』(大月書店)ほか。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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泡沫十年:時の流れを切り取る眼差し
¥1,980
ISBN978-4-7634-2021-3 C0036 発行:2022年8月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● 日本が壊れていったこの十年(2013-2022)、 私たちはどのような時代に向き合ってきたのか? 現代日本が抱える多くの構造的問題に対し何ら根本的な対策を取らず、泡のように過ぎ去ったこの十年間を、後世にどのような「歴史」として語り継いでいけるだろうか。新聞コラムが対峙してきた、危機の時代を読み解く。 平和を守る政治はどこへ── 「現代と過去の対話」から浮かび上がる現在地 ●目次● 1章 安倍さん、やってみなはれ アベノミクス 高橋是清の挫折に学べ 安倍首相 祖父の「柔」も兼ね備えよ 日銀総裁の物差し 権力にすり寄れば自滅 役人の使い方 政党は具体的な方針示せ A級戦犯合祀 安倍首相なら元に戻せる 吉田茂の先見 政治家こそ歴史を学べ 秘密保護法案 自由の「外堀」埋めさせぬ 言論の使命 読者の信頼に応えてこそ 朝河貫一 色あせぬ100年前の警句 治安維持法 怪物になった歴史 言論の自由 縛ろうとするものとの闘い 言論と憲政 「神様」を訴追した時代 言論人の覚悟 報道機関が守るべきもの 政治と金融 アベノミクスに始末つけよ 政治の志 「眼前の利益」と「将来の福利」 2章 新旧蔵相の対立 求むアベノミクスの好敵手 財政と樫の木 罪障を払おうとした男 福島の空 不条理と闘った先人 人間爆弾「桜花」 彼らが愛した国なのか 巣鴨プリズンの碑 いま永久平和への一歩を 核廃絶、託した「伝言」 オバマさん、広島に来て 二つの敗戦国 学び損ねた「過去の克服」 数字の威力 実相を見抜く眼力、必要 湛山の改憲論 悲劇に寄り添い掲げた大志 鎮守の森のお社 誰のための番人か 矛と盾 再び軍備に頼る空しさ 悲劇の石碑 涙の祈りを忘れない 沖縄と本土の不条理 戦没新聞人の碑からの叫び 神の不思議な力 引き裂かれた世界をつなぐ 残された言葉 日本人は変わったのか 第3章 長寿の魔性 兜の緒をほどく時 自由・人権と国家 不都合な真実に牙むく権力 蛮ちゃんの夢 万里の空を駆け抜けた大志 自衛隊の使命 それは憲法を守った行動か 「圧政撲滅」の闘い 権力に声を上げるとき 「文章経国」 新聞人2人の志と生き様 ペンを銃に換えて 戦争に聖域はなかった 核戦争になる前に 被爆校舎で首脳会談を 人間宣言72年 権力者に利用させぬ誓い 足尾と福島と 文明の光、克服できぬ影 官僚とは 「国民のため」か「己のため」か 米軍機が脅かす命 武力で幸せ守れるのか 老宰相、最期の言葉 託された世代の立つ地平は 「国防婦人会」の教訓 再びお国に踊らされぬよう 無知が生む敵意 国をさいなみ滅ぼす魔物 第4章 万博が問うもの 先達の志、そして我々は いずも「空母」化 「人類に不幸」自覚なき転換 兵事係と自衛官募集 また市町村に担わせるのか ペンの責務 多様な意見を交わす広場に 天皇と首相 孤高に寄り添う者として 戦争は必要なのか 諜報に半生捧げた男の疑問 教師の役割とは 戦禍を越え問い続けた信頼 日本暗転の峠 正論が憎悪され抹殺された時代 権力監視 幕末 記者を志した若者、その後 盧溝橋とホルムズ海峡 外地部隊、泥沼に落ちた教訓 第5章 無策こそ国難 東條を退陣させた正論 二つの「二・二六」 官僚は誰のために体を張るか 牙むく欲望のツケ 石牟礼さんなら何を語る 権力と新聞 不都合な実相こそ恐れずに 真の保守とは 侵略の歴史、逃げたらあかん 危機の宰相 立ち向かえぬなら退陣やむなし 2人の官房長官 表紙は変わった、中身はどうか 日本きっての国際人 新渡戸が売国奴と呼ばれた日 100年前の災厄 世界史すら変えたパンデミック 危機と新聞 報道の使命、放棄はもう許されない コロナ禍と五輪 終える至難に立ち向かうとき 黒部の太陽 電力に欠かせぬ顧客の信頼 コロナ禍の五輪 転げ落ちる石、首相は傍観者か 借金大国・日本 渋沢の「入るを量る」、今こそ 国家と危機 チャーチルにみる指導者の条件 令和の「所得倍増」 展望あやふや、民は奮い立たず 真珠湾から特攻へ 人への尊厳欠いた参謀の戦後 福島復興の手がかり それぞれの大平山を登ろう 小さな独自紙幣 ウクライナ、自由求めた証し ロシアの友たちへ 国を閉ざさず、共に生きる道を ウクライナ侵攻の今こそ知りたい 忘れられた憲法草案要綱の中身 ●著者紹介● 駒野 剛(こまの・つよし) 1958年生まれ。 1982年上智大学文学部史学科卒。 同年朝日新聞社に入り、水戸、青森支局を経て、87年から東京経済部。90年から大阪経済部に移り「イトマン事件」などを担当。93年東京経済部に戻り、金融担当、大蔵省(現財務省)担当キャップ、経済部次長。その後、論説委員(経済担当)、「素粒子」担当、編集委員などを務めた。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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新型コロナとコロナ不況の克服:危機に打ち勝つ総合政策
¥1,650
ISBN978-4-7634-0985-0 C0036 発行:2021年11月20日 四六判並製 200頁 ●内容紹介● 免疫力強化対策と消費税減税がコロナ克服の鍵となる! 戦後最悪のマイナス成長と大不況をもたらした新型コロナ禍。 危機管理政策、経済政策、医療政策などの総合政策学の観点から、多面的かつ徹底的に究明した失策の原因と、それを克服して新型コロナに打ち勝つ総合的な政策を大胆に提言。 次の“波”に備える「ワクチンだけに頼らない免疫強化」とは? ●目次● 第Ⅰ部 検証・日本のコロナ対策 第1章 新型コロナの大流行とあるべき対策・政策とは何か 第2章 新型コロナ感染に打ち勝つ医療対策とは何か 第3章 新型コロナに打ち勝つワクチンとは何か 第4章 新型コロナに打ち勝つ新しい治療薬とは何か コラム 新型コロナに負けない最強野菜スープのレシピ 第Ⅱ部 経済をどう立て直すか 第5章 新型コロナパンデミックによる不況をどう回復させるか 第6章 消費税増税による景気悪化とその回復政策とは 第7章 新型コロナ禍で悪化した企業業績とその回復対策とは 第8章 新型コロナ禍で変化した働き方とその改善対策とは 第9章 消費税増税や新型コロナ禍で悪化した雇用情勢とその回復政策とは 第10章 2021年東京オリンピックは成功したか否か ●著者紹介● 林 直嗣(はやし・なおつぐ) 法政大学名誉教授、SBI大学院大学客員教授、日本経済政策学会元副会長。 1974年慶應義塾大学経済学部卒業。1976年同大学院経済学研究科修士課程修了。1979年同大学院経済学研究科博士課程修了。1982年トロント大学大学院政治経済学研究科博士課程中退。1983年法政大学経営学部専任講師。1986年同学部助教授。1993年同学部教授。2013~2016年日本経済政策学会副会長。2017年法政大学ベストティーチャー賞。 単著書に『ミクロ経済学入門』(世界書院、1992)、『カナダの金融政策と金融制度改革』(近代文藝社、1994、カナダ首相出版賞受賞)、『経済学入門』(新世社、2013)など。共著書多数。翻訳書に『奇跡の選択』(ミルトン・フリードマン著、三笠書房、1984)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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グローバル警察国家:人類的な危機と「21世紀型ファシズム」
¥2,750
ISBN978-4-7634-0980-5 C0036 発行:2021年10月15日 四六判並製 348頁 ●内容紹介● 利潤追求システムに取り込まれる“排除された人間” 資本主義に飼い慣らされた国家はどこへ向かうのか ポスト新自由主義への構想と人間性の回復に向けて── 多国籍資本による人類への構造的暴力を解き明かす ウィリアム・I・ロビンソンによる日本語版序文「コロナウイルス・パンデミックとグローバル警察国家」収載 ●目次● 日本語版序文 コロナウイルス・パンデミックとグローバル警察国家 序論 ジョージ・オーウェルは誤解していた 第1章 グローバル資本主義とその危機 第2章 野蛮な不平等──社会統制という至上命令 第3章 軍事的蓄積と抑圧による蓄積 第4章 未来をめぐる闘争 解題 ウィリアム・I・ロビンソン「理論」の発展とその精神 監訳者あとがき 注/索引 ●著者紹介● 【著者】 ウィリアム・I・ロビンソン(William I. Robinson) カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授。専門は社会学、グローバルスタディーズ、ラテンアメリカ研究。受賞歴のある著書に、A Theory of Global Capitalism (2004)、 Latin America and Global Capitalism (2008)、Global Capitalism and the Crisis of Humanity (2014)。2022年、Global Civil War:Capitalism Post-Pandemicを刊行予定。 本書The Global Police State(2020)が初の邦訳書となる。 【監訳】 松下冽(まつした・きよし) 立命館大学名誉教授。1947年生まれ。早稲田大学卒業。明治大学大学院政治経済学研究科、和歌山大学教育学部教授、立命館大学国際関係学部教授を歴任。博士(国際関係学)。 著書に、『現代メキシコの国家と政治:グローバル化と市民社会の交差から』(御茶の水書房、2010年)、『グローバル・サウスにおける重層的ガヴァナンス構築:参加・民主主義・社会運動』(ミネルヴァ書房、2012年)、『ラテンアメリカ研究入門:<抵抗するグローバル・サウス>のアジェンダ』(法律文化社、2019年)など。 訳書に、グレッグ・グランディン『アメリカ帝国のワークショップ:米国のラテンアメリカ・中東政策と新自由主義の深層』(監訳、明石書店、2008年)、ジェームズ・ミッテルマン『グローバル化シンドローム―変容と抵抗―』(共訳、法政大学出版局、2002年)など。 【訳者】 太田和宏(おおた・かずひろ) 神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。1963年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は途上国研究、開発学、フィリピン地域研究。 著書に、『貧困の社会構造分析:なぜフィリピンは貧困を克服できないのか』(法律文化社、2018年)、『日本の国際協力 アジア編』(共編著、ミネルヴァ書房、2021年)、『地域研究へのアプローチ:グローバル・サウスから読み解く世界情勢』(共著、ミネルヴァ書房、2021年) など。 岩佐卓也(いわさ・たくや) 神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。1970年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は労使関係論・社会政策。 著書に、『現代ドイツの労働協約』(法律文化社、2015年)、『新自由主義批判の再構築』(共著、法律文化社、2010年)など。 山根健至(やまね・たけし) 福岡女子大学国際文理学部准教授。1977年生まれ。立命館大学大学院国際関係研究科博士後期課程修了。博士(国際関係学)。専門は比較政治学、国際関係論、東南アジア研究。 著書に、『フィリピンの国軍と政治:民主化後の文民優位と政治介入』(法律文化社、2014年)、『セキュリティ・ガヴァナンス論の脱西欧化と再構築』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)、など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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55年体制の実相と政治改革以降:元参議院議員・平野貞夫氏に聞く
¥2,200
発行:2021年9月10日 四六判並製 368頁 ●内容紹介● 政界の生き字引が語る、日本政治の生々しい実態 ●55年体制の実態は自社の連立政権だった! ●国対政治の悪弊──社会党は自民党から金をもらっていた! ●93年政治改革の始まりと総括 ●陸山会事件の真相──小沢氏の資金源を明かす ●民主党政権、失敗の本質 ●政治における正義、政治家が持つべき共通の価値観、哲学とは? 戦後政治史の教訓から、どのような国のかたちを描くのか? ●目次● 第一部 平野貞夫氏インタビュー 第一章 この国の政治的対抗軸を探る 第二章 政治家の持つべき価値観とは 第三章 五五年体制の深層 第二部 解題 ●著者紹介● 吉田健一(よしだ・けんいち) 1973 年京都市生まれ。2000 年立命館大学大学院政策科学研究科修士課程修了。修士(政策科学)。2004 年財団法人(現・公益財団法人)松下政経塾卒塾(第22 期生)。その後、衆議院議員秘書、シンクタンク研究員等を経て、2008 年鹿児島大学講師に就任。現在鹿児島大学学術研究院総合科学域共同学系准教授。専門は政治学。 著作に『「政治改革」の研究』(法律文化社、2018 年)、『立憲民主党を問う』(花伝社、2021 年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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立憲民主党を問う:政権交代への課題と可能性
¥1,650
発行:2021年6月10日 四六判並製 244頁 ●内容紹介● 今度こそ、“真の政権交代”は実現されるのか? 自民党政治の劣化と限界を誰もが感じるなか、再編を繰り返してきた野党は、どこまで政権担当能力を獲得できたのか? 内実を伴った本当の意味での政権交代でなければ意味がない──政治思想、外交政策など、気鋭の政治学者が大胆に提言する現代日本政治の進路。 野党第一党・立憲民主党のあるべき姿はこれだ! ●目次● 第一章 政治改革の評価について──平成時代の政治改革をどう見るか 第二章 小沢一郎氏とは何であったのか 第三章 政治の劣化と格差社会 第四章 立憲民主党の目指すべき方向と支持基盤について考える 第五章 立憲民主党と野党は政治思想的にはどうあるべきなのか 第六章 野党の外交政策はどうあるべきなのか ●著者紹介● 吉田健一(よしだ・けんいち) 1973年京都市生まれ。2000年立命館大学大学院政策科学研究科修士課程修了。修士(政策科学)。2004年財団法人(現・公益財団法人)松下政経塾卒塾(第22期生)。その後、衆議院議員秘書、シンクタンク研究員等を経て、2008年鹿児島大学講師に就任。現在鹿児島大学学術研究院総合科学域共同学系准教授。専門は政治学。著作に『「政治改革」の研究』(法律文化社、2018年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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地球平和憲章 日本発モデル案:地球時代の視点から9条理念の発展を
¥1,100
発行:2021年5月25日 A5判ブックレット 128頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「東京新聞」(2021年7月17日) 「しんぶん赤旗 日曜版」(2021年6月6日) ●内容紹介● 人類の宝、憲法9条の理念を世界へ── 「地球時代」の視点から9条をとらえ直し、人類と地球の危機に対峙する「地球平和憲章」を、いま日本から世界へ! ●目次● 第1部 地球平和憲章(日本発モデル案) 1 地球平和憲章(日本発モデル案) 2 Global Charter for Peace(A model from Japan) 第2部 地球平和憲章(日本発モデル案)の解説と問題提起 第1章 憲法前文・9条の理念で地球平和憲章を 第2章 「非戦・非武装」主義と平和に生きる権利の現段階 第3章 核兵器禁止と原発ゼロの実現を 第4章 現代における「非暴力主義」の必然性と有効性──非暴力によって平和な非暴力の世界の実現を 第5章 平和の文化と教育、その国際的進展 第6章 誰が国際法を作り、発展させるのか──国際規範による暴力の抑制と地球平和憲章の意義 ●著者紹介● 9条地球憲章の会(きゅうじょうちきゅうけんしょうのかい) 2016 年8月より世話人を中心に「趣意書」を作り、140 名を超える呼びかけ人と20 数名の外国人の賛同を得て、2017 年3月に「9条地球憲章の会」を発足。呼びかけ人には法学者や教育関係者とともに、美術や音楽関係者、そして多くの市民も参加し、現在、国内の賛同者は1300 名超、外国からの賛同者も80 名を超える。 代表:堀尾輝久、事務局長:目良誠二郎。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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国境なき時代を生きる:忘じがたき記憶の物語
¥1,980
発行:2021年5月25日 四六判並製 304頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「四国新聞」(2021年8月1日) 「GLOBAL NEWS ASIA」(2021年5月30日) ●内容紹介● 歴史の片隅に名を残した、時代の先駆者たち 異郷の地で交差する人々の記憶や心象風景の中にいつまでも残っている、なぜか忘れられない、そして〝忘れがたい〟物語── グローバル社会を生きる現代人に贈る、25の逸話集。 エルトゥールル号遭難とトルコで最も名を知られた日本人・山田寅次郎、 戦後の民間国際交流の礎を築いたジャーナリスト・松本重治、 日台の絆「烏山頭ダム」に命を捧げた八田興一、 日露戦争を越えて愛されたロシア人・聖ニコライ、 本場のインドカリーを伝授した亡命革命運動家R・B・ボース、 米軍人として太平洋戦争を戦った日系2世・ダニエル・イノウエ など、人々の記憶の中に生きた越境者たちを<再発見>する。 ●目次● 1章 有隣への長き道 2章 戦時下のユダヤ人救済 3章 シベリアにさ迷う子供の救出 二つの軌跡 4章 開国と太平洋時代 5章 二つの海難事故 6章 イスラムとロシア正教 7章 東アジア、絆としがらみ 8章 インド独立運動と日本 9章 ドイツ留学、感染症対策の二人 10章 パリを駆け抜けた波乱の生涯 11章 対外発信の先兵たち 12章 日米の懸け橋 ●著者紹介● 原野城治(はらの・じょうじ) 1948年広島県生まれ。1972年上智大学文学部英文科卒。同年、時事通信社入社、政治部記者。首相官邸、自民党、外務、防衛各省担当、パリ特派員、編集委員、解説委員、秘書部長、編集局次長を経て、2003年株式会社ジャパンエコー社代表取締役、2011年一般財団法人ニッポンドットコム理事長、16年以降株式会社ジャパンエコー社代表取締役(再任)。公益財団法人日本国際問題研究所評議員、公益財団法人統計情報研究開発センター評議員、日本記者クラブ会員。2008年日伊文化協力でイタリア連帯の星勲章「カヴァリエーレ章」受章。2009年TBS番組コメンテーター。 著書に『日本の発言力と対外発信 「静かなる有事」を超えて』(ホルス出版、2018年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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多数決は民主主義のルールか?
¥1,650
発行:2021年4月20日 四六判並製 180頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「北海道新聞」(2021年8月29日) 「朝日新聞」(2021年6月19日) ●内容紹介● 多数決は万能……ではない その限界と民主主義との関係を、根本から考える 多数決なら、どんなことを、どのように決めてもよいのか── 重要法案の強行採決が頻発する国会は、「多数の専制」にほかならない。 国民投票の示す「民意」は、時に独裁への信任投票に堕してしまう。 先人の叡智から今こそ考えたい、民主主義と多数決の本質的関係。 ●目次● 第1章 多数決と民主主義 第2章 議会政治における多数決 第3章 多数の支配か法の支配か 第4章 多数決の限界──人権保障 第5章 人民による多数決──直接民主主義 第6章 市民立法──政治参加の回路 ●著者紹介● 1932年和歌山県生まれ。1956年京都大学法学部卒業、58年大阪市立大学大学院法学研究科修了。同法学部助手。1961年九州大学教養学部講師、助教授をへて同法学部教授、同大学院教授を併任。専攻は憲法学。1996年定年退官、名誉教授。 主な著書 『問われた報道の自由』(編著)法律文化社、1971年 『知る権利──マスコミと法』(共著)有斐閣、1974年 『子どもたちは平和をつくれるか』(編著)現代書館、1994 年 『政治倫理条例のつくり方──地方からの政治改革』自治体研究社、1999年 『指定管理者制度と情報公開』自治体研究社、2006年 『政治倫理のすべて──クリーンな地方政治のために』公人の友社、2016年 『ポピュリズムと司法の役割──裁判員制度にみる司法の変質』花伝社、2018年 ほかに訳書、H・I・シラー『世論操作』青木書店、1979年。コラム集『冷めた紅茶』『ちびた鉛筆』現代書館、1989年、92年 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net