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身のまわりの不思議を科学する:自然、健康、生活、料理のサイエンス
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2137-1 C0040 発行:2024年9月25日 四六判並製 136頁 ●内容紹介● 花はどうして決まった時期に咲く? 気象予報の仕組みって? 熱冷ましシートはなぜ冷たい? ブルーライトは体に悪い? 不織布とはどんな布? 2日目のカレーがおいしいのはなぜ? ……その疑問、科学で答えるとこうなります 身近な「?」が、科学への第一歩。 明日のために、科学を通じて社会を、世界をとらえよう! ●目次● 第1章 自然についてのサイエンス 第2章 健康についてのサイエンス 第3章 生活の中のサイエンス 第4章 料理のサイエンス ●著者紹介● 古崎新太郎(ふるさき・しんたろう) 1960年東京大学卒業、1964年マサチューセッツ工科大学修士、1977年工学博士(東京大学)。東京大学教授、九州大学教授、崇城大学教授、化学工学会会長、日本膜学会会長、化学兵器禁止機関(OPCW)科学諮問委員会(SAB)委員(オランダ、ハーグ)、日本学術会議会員、連携会員などを歴任。現在、東京大学名誉教授。 著書: 『移動速度論』(培風館)、『分離精製工学入門』(学会出版センター)、『バイオ生産物の分離工学』(培風館)、『化学工学』(朝倉書店)、Expanding World of Chemical Engineering(Taylor & Francis)など多数。専門は化学工学、生物化学工学。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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北極で、なにがおきてるの?:気候変動をめぐるタラ号の科学探検
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2112-8 C0098 発行:2024年4月25日 A5判変形並製 60頁 ●内容紹介● 「この暑さは北極では普通なの?」 「すべてが終わったわけじゃないよ 大人たちにも行動を起こしてもらおう!」 「私たちは世界を終わらせるつもりはないよ!」 「何もしなければ数十年以内には夏に海氷がほとんどなくなってしまう」 北極圏における地球温暖化の影響を調査したタラ号北極プロジェクトでの実際の探査を元に描かれた、気候変動の最前線がわかるバンド・デシネ。 地球をこれ以上破壊させてたまるもんか!――私たちに今、できることは? ●著者紹介● [作] ルーシー・ルモワン(Lucie Le Moine) 1990年代、本、バンド・デシネ、ビデオゲーム、森に囲まれて育つ。社会を席巻するアクティビズムに関心をもち創作活動を行うフェミニスト。著作に、Les Aventureurs(éditions Milan)。2020年、短編小説コンテストÉmergences!で優勝。 [絵] シルバン・ドランジュ(Sylvain Dorange) 1977 年生まれ。ストラスブールの装飾美術学校を卒業。主な作品に、友人のジャック・マティスの自伝を自由に脚色したPsychotique(La Boîte à bulles)、ナチス戦犯追及者の戦いを辿ったパスカル・ブレッソン原作のSerge et Béate Klarsfeld, un combat contre l'oublなど。 [訳] パトゥイエ・由美子(ぱとぅいえ・ゆみこ) 一般社団法人タラオセアンジャパン事務局長。 大学3年時にフランスへ留学。帰国後はフランス企業の日本支社数社で勤務。フランス大手化粧品会社の日本支社で約17年管理部門管理職、フランス中小企業の日本子会社代表を1年務めた後、社会課題、特に、地球温暖化問題の改善に少しでも貢献出来る仕事を志し、2019年3月より現職。 小澤 友紀(おざわ・ゆき) 一般社団法人タラオセアンジャパン広報。 幼少期から自然の中でアクティブに過ごす機会もあり、いつしか環境問題に関心を抱く。 アニエスベージャパン入社後はマーケティング部などで勤務する一方で、社内サステナビリティプロジェクトで包装資材の脱プラスチックに向けて取り組む。2022年11月より現職。海の大切さをみなさまにわかりやすくお届けしている。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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「液状化」はまた起こる:3.11東京湾岸液状化・被災建築士の復旧記録
¥1,870
ISBN 978-4-7634-2106-7 C0051 発行:2024年3月11日 四六判並製 232頁 ●内容紹介● 少しでも被害を軽減するために、いま私たちができることは何か── 液状化被害=家屋傾斜、インフラ途絶、敷地境界移動……2011年3月11日の東日本大震災で、大規模な液状化に見舞われた東京湾岸エリア。ここに自宅を構え、自らも被災者となった建築士が記録した液状化被害の実際と、この国に蓄積されてきた伝統的建物復旧=水平化技術から先端的工法、それらの複合手法など、復旧にいたる術を解説。地盤との関係を紐解きつつ、次なる液状化への備えと課題を探る。 建築士必読! 意外と知らない「建物と液状化の関係」 ●目次● 第1章 地盤液状化とその被災状況 第2章 被災直後の緊急調査で判明したこと 第3章 沈下修正を経験して悟ったこと 第4章 建物ジャッキアップのよもやま話 第5章 液状化層の意外な緩衝効果 第6章 沈下修正──各工法の特徴と課題 第7章 復旧を支えたコミュニティの力と情報ネットワーク 第8章 平成25年2月東京高等裁判所提出「鑑定書」から 第9章 さまざまな軋轢からの解放へ ●著者紹介● 中野恒明(なかの・つねあき) 芝浦工業大学名誉教授/㈱アプル総合計画事務所・代表取締役、東京建築士会中央支部・支部長。 1951年山口県生まれ。74年東京大学工学部都市工学科卒業、槇総合計画事務所を経て、84年アプル総合計画事務所設立、2005~17年芝浦工業大学理工学部教授(環境システム学科)。専門は都市デザイン、都市計画から建築設計、景観設計まで幅広く実践活動を行う。代表的な作品・業務に、門司港レトロ地区まちづくり、皇居周辺道路景観整備、新宿モア街歩行者環境整備、葛飾柴又帝釈天参道周辺街並みデザイナー派遣、横浜みなとみらい21新港地区景観計画、横浜山下町地区KAAT・NHK街区施設建築物設計および都市デザイン調整など。 主な著書に『都市環境デザインのすすめ』(学芸出版社)、『まちの賑わいをとりもどす──ポスト近代都市計画としての「都市デザイン」』『水辺の賑わいをとりもどす──世界のウォーターフロントに見る水辺空間革命』(花伝社)、共著に『建築・まちなみ景観の創造』(技報堂出版)、『まちづくりがわかる本──浦安のまちを読む』(彰国社)、『日本の都市環境デザイン(1/2/3)造景双書』(責任編集、建築資料研究社)、『都市をつくりかえるしくみ』(彰国社)、『別冊環ジェイン・ジェイコブズの世界1916-2006』(藤原書店)など。 その他、過去に在京TV6局新タワー(東京スカイツリー)候補地選定委員会委員・幹事長、同ネーミング選定委員、都市環境デザイン会議・代表幹事、墨田区景観審議会会長を歴任。東京大学工学部・同まちづくり大学院、東京藝術大学、日本大学、九州工業大学などの非常勤講師等。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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都市計画・まちづくりの基礎研究:人口減少・非成長時代における課題と可能性
¥3,500
ISBN 978-4-7634-2092-3 C3052 発行:2023年12月24日 A5判上製 496頁 ●内容紹介● 空間の「供給」から「マネジメント」へ―― 国民の生活を形づくるうえで大きな役割を果たしてきた都市計画。しかし、人口減少・非成長時代の到来に伴い、都市計画が果たすべき役割は変わりつつある。 増え続ける空き家や空き地への対処、高齢者の移動手段の確保、既存の公共施設ストックの維持管理や再編、頻発する大規模災害からの復興などに対応すべく、都市計画をいかに再生するべきか――。 都市計画・まちづくりの問題と課題を浮き彫りにし、人口減少・非成長時代におけるそのあり方を構想するための基礎研究 ●目次● 第1部 計画と「場所―空間」概念 第2部 日本の都市計画 第3部 アメリカの都市計画 第4部 都市計画争訟 第5部 まちづくり 第6部 復興 ●著者紹介● 川﨑興太(かわさき・こうた) 1971年 茨城県常陸太田市生まれ 1989年 茨城県立太田第一高等学校卒業 1993年 信州大学教育学部中学英語学科卒業 1995年 信州大学大学院教育研究科学校教育専攻修士課程修了 株式会社ゼネラルプランニングインターナショナル入社 1996年 株式会社住宅・都市問題研究所入社 2001年 株式会社UG都市建築入社 2008年 筑波大学大学院システム情報工学研究科博士号取得(工学博士) 2010年 株式会社東京建設コンサルタント入社 2010年 福島大学共生システム理工学類 准教授 2021年 福島大学共生システム理工学類 教授(現在に至る) 専門は、都市計画・まちづくり、福島の復興。 主な著書 『ローカルルールによる都市再生―東京都中央区のまちづくりの展開と諸相―』(鹿島出版会、2009)、『環境復興―東日本大震災・福島原発事故の被災地から―』(編、八朔社、2018)『福島の除染と復興』(丸善出版、2018)、『福島復興10年間の検証―原子力災害からの復興に向けた長期的な課題―』(編、丸善出版、2021)、『福島原発事故と避難自治体-原発避難12市町村長が語る復興の過去と未来-』(編集代表、東信堂、2022)、『福島復興の到達点-原子力災害からの復興に関する10年後の記録-』(東信堂、2022) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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幻像のアオサギが飛ぶよ:日本人・西欧人と鷺
¥1,650
ISBN978-4-7634-0767-2 C3045 発行:2026年2月25日 四六判並製 196頁 ●内容紹介● なぜアオサギは不気味になったのか? 「孤独、孤高、精悍なアオサギ」のヨーロッパ。 「火を吐く妖怪、不気味で憂鬱なアオサギ」の日本。 なぜアオサギのイメージは日本と西欧で全く異なるのか? サギの生態に魅せられたサギ博士が、古今東西の文学を渉猟して、サギ像分裂の背景を探り、人間と動物の関わりに思いを馳せる。 ●目次● 第Ⅰ部 分裂するアオサギ像 ──日本と西欧── 第Ⅱ部 妖怪アオサギ ──日本人にとってのサギ── 第Ⅲ部 羽根飾り問題とサギたち ●著者紹介● 佐原雄二(さわら・ゆうじ) 1949年兵庫県生まれ。1971年東京大学理学部生物学科動物学課程卒業。1978年東京大学大学院理学系研究科修了(理学博士)。弘前大学教養部、同農学生命科学部を経て2014年退職。現在、弘前大学名誉教授。専門は動物生態学。主な研究テーマは魚類と魚食性鳥類との種間関係。 主な著書『さかなの食事』岩波書店、1979年(毎日出版文化賞受賞)。『魚の採餌行動』東京大学出版会、1987年。『現代日本生物誌10 メダカとヨシ』(共著)岩波書店、2003年。 『フィールドワークは楽しい』(共著)岩波書店、2004年。『青森県のフィールドから——野外動物生態学への招待』(編著)弘前大学出版会、2007年。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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グローバル化するアパレル産業と都市:裏原宿・表参道の都市社会学
¥1,870
ISBN978-4-7634-2019-0 C3036 発行:2022年8月10日 四六判並製 224頁 ●内容紹介● 「神宮前」は、いかにして世界屈指のファッションストリートとなったのか? 1980年代以降、生産の場が途上国に移転し、デザイン機能のみが先進国に残ったアパレル産業。 グローバルな再編を通じて発展する衣料デザインの現場とそれを支える地元住民、文化としての発展に寄与した雑誌メディア、そして投資に舵を切った高級ブランド巨大資本……多様なプレイヤーたちがもたらした新たな都市の成長を、都市社会学の観点から追う。 衣料デザイン、まちづくり、そして不動産投資── せめぎ合う「グローバル」と「ローカル」、20年の軌跡 ●目次● 第1章 高級街区・表参道と都市細街路・裏原宿の変容過程 第2章 都市社会学の先行研究と本書の位置づけ 第3章 住宅街から高級衣料文化生産グローバル拠点への変容 第4章 地元住民を中心としたあたらしい地域集団の形成 第5章 衣料文化生産者から機関投資家主導の都市細街路成長へ 第6章 知識生産・文化生産・地域社会の結びつきによる都市の持続的成長 ●著者紹介● 三田知実(みた・ともみ) 1978年生まれ、神奈川県出身。2012年、立教大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了、博士(社会学)。立教大学社会学部助教を経て、現在、熊本県立大学総合管理学部准教授、立教大学グローバル都市研究所特任研究員。2014年、日本都市社会学会若手奨励賞(論文の部)受賞。著作に、「文化生産とまちづくり——渋谷区神宮前「裏原宿」」(松本康編著『都市社会学・入門』有斐閣、2014年)、「衣料文化生産主導から機関投資家主導の都市細街路成長へ——東京都渋谷区神宮前の文化生産街区における投資に着目した研究」(『日本都市社会学会年報』第36号、日本都市社会学会、2018年)、「高級衣料のグローバルな製造拠点——倉敷市児島における高級カジュアル衣料製造部門の事例研究」(『日本都市社会学会年報』第33号、2015年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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人をつなぐ街を創る:東京・世田谷の街づくり報告
¥1,980
ISBN978-4-7634-2015-2 C0052 発行:2022年7月10日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 街づくり先進都市・世田谷の現場で培われてきた制度、手法、そして「合意形成」のあり方 100万人に迫る人口を擁し、住宅地、商業地、そして都心の貴重な自然を有する東京都世田谷区。多彩な街づくりの現場で試行錯誤を重ねてきた区職員が思う、「人をつなぐ街」をつくるための要点とは。 行政主導から住民参加、そして行政参加へ──街づくりの軌跡と未来へのヒントを探る ●目次● Ⅰ部 街づくり先進都市・世田谷 第1章 世田谷区という街づくりの舞台 第2章 世田谷区における街づくりの発端 第3章 世田谷区街づくり条例の歩み 第4章 街づくりが抱える課題の解決 Ⅱ部 事例から見る街づくりへの新たな試み 第5章 密集市街地の防災街づくり──太子堂2・3丁目地区 第6章 小田急線上部利用の街づくり──下北沢駅周辺地区 第7章 京王線沿線の街づくり──明大前駅周辺地区・下高井戸駅周辺地区 第8章 都市計画道路沿道の街づくり──補助216号線・補助52号線・放射23号線 Ⅲ部 合意形成のために 第9章 住民参加の街づくりの歩みと未来 第10章 街づくりの推進に期待すること 第11章 信頼関係の構築と合意形成 第12章 誰も置き去りにしない街づくりの心得 ●著者紹介● 小柴直樹(こしば・なおき) 1961年東京都生まれ。世田谷区施設営繕担当部長。 1985年明治大学工学部建築学科卒業、1987年同大学大学院工学研究科建築学専攻博士前期課程修了・修士、1998年東京都立大学大学院都市科学研究科都市科学専攻博士前期課程修了・修士。 1987年世田谷区入所、都市計画課、営繕第一課、世田谷総合支所街づくり課、砧総合支所街づくり課、北沢総合支所街づくり課、都市デザイン課、防災街づくり担当部を経て現職。 一級建築士、建築主事、宅地建物取引士。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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国土のリ・デザイン:わたしたちはどのような国土をつくりあげ、どう使ってきたのか
¥2,200
ISBN978-4-7634-2008-4 C0050 発行:2022年5月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● 日本の国土の形成から、都市と生活のありかたを探る 技術の進歩とともに、島国の沖積平野に都市をつくり、快適な生活空間を追い求めてきた日本人。しかしその暮らしは、本当にこの国土に向き合ったものだったのか── 国土の形成に適合した自然との共生を佐賀平野での生活実践に見出し、文明論的観点から新たなこの国のグランドデザイン=リ・デザインを提起する。 災害の頻発から今こそ問い直す、この国の自然との向き合い方 ●目次● 第1章 わたしたちはどのような国土をつくってきたか 第2章 生活空間に何が起こっているか 第3章 生活空間をいかに獲得したか 第4章 わたしたちは国土にいかに住むか ●著者紹介● 中岡義介(なかおか・よしすけ) 地域都市計画家。1944年神戸市生まれ。京都大学工学部建築学科卒・同大学院修了。工学博士。福井工業大学、佐賀大学、兵庫教育大学教授を歴任。その間に京都大学人文科学研究所講師(非常勤)、中南工業大学客員教授、国立民族学博物館・国立歴史民俗博物館共同研究員、日本学術振興会サンパウロ研究連絡センター長などを兼任。兵庫教育大学名誉教授。 主な著書に『空間の原型』(共編著、筑摩書房)、『奥座敷は奥にない』(彰国社)、『水辺のデザイン』(森北出版)、『六人家族の中国ノート』(学芸出版社)、『日本人はどのように国土をつくったか』(共著、学芸出版社)、『路地研究』(共著、鹿島出版会)、『首都ブラジリア』(共著、鹿島出版会)、『バリ島巡礼』(共著、鹿島出版会)、『ブラジルの都市の歴史』(共著、明石書店)など。主な計画・設計に「嘉瀬川ダム周辺整備計画」(佐賀県)、「佐賀市都市景観計画」(佐賀市)、「志田焼の里博物館」(嬉野市塩田町)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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平成都市計画史:転換期の30年間が残したもの・受け継ぐもの
¥2,750
発行:2021年2月10日 四六判並製 368頁 ●受賞歴● 2021年度日本都市計画学会賞論文賞 2022年日本建築学会著作賞 第12回不動産協会賞 ●書評・紹介記事掲載情報● 「図書新聞」(2021年7月31日3506号) 「山陽新聞」(2021年6月20日) 「山陰中央新報」(2021年6月12日) 「神奈川新聞」「河北新報」(2021年5月30日) 「Wedge」(2021年7月号) 「月刊建築技術」(2021年6月号) 「大分合同新聞」(2021年5月9日) 「神戸新聞」(2021年5月8日) 「新潟日報」「上毛新聞」「愛媛新聞」「長崎新聞」「熊本日日新聞」(2021年5月2日) 「富山新聞」「下野新聞」(2021年4月25日) 「北國新聞」「福島民友」「沖縄タイムス」(2021年4月24日) 「日本経済新聞」(2021年4月10日) 「中日新聞」(2021年4月4日) 「東京新聞」(2021年4月3日) ●内容紹介● 「拡大」と「縮小」のはざまに、今をつくる鍵がある 「法」と「制度」のせめぎあいのなかで、「少しでも良い都市」を目指し展開してきた日本の都市計画。 スプロールからシュリンクに向かっていった平成期、想定外の災害に何度も直面しつつ、私たちはどのように都市をつくってきたのか? 規制緩和、コミュニティ、地方分権、復興などのキーワードを手掛かりに、“もっとも近い過去”の軌跡をたどり、現在と未来の行方を探る。 都市計画の新たな基礎文献、誕生 ●目次● 序 章 地の歴史を描く 第1章 都市にかけられた呪い 第2章 バブルの終わり 第3章 民主化の4つの仕掛け 第4章 都市計画の地方分権 第5章 コミュニティの発達と解体 第6章 図の規制緩和と地の規制緩和 第7章 市場とセーフティネット──住宅の都市計画 第8章 美しい都市はつくれるか──景観の都市計画 第9章 災害とストック社会──災害の都市計画 第10章 せめぎ合いの調停──土地利用の都市計画 終 章 都市計画の民主化 ●著者紹介● 饗庭 伸(あいば・しん) 1971年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学)。同大学助手等を経て、現在は東京都立大学都市環境学部都市政策科学科教授。専門は都市計画・まちづくり。 主な著書に『都市をたたむ』(2015年 花伝社)、『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』(共著 2014年 学芸出版社)、『東京の制度地層』(編著 2015年 公人社)、『津波のあいだ、生きられた村』(共著 2019年 鹿島出版会)、『素が出るワークショップ』(共著 2020年 学芸出版社)など。 ●関連書● 都市をたたむ https://kadensha.thebase.in/items/29683089 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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建築・まちづくり学のスケッチ:新しい建築・地域デザインの時代に
¥2,200
ISBN978-4-7634-0986-7 C0052 発行:2021年11月25日 四六判並製 180頁 ●内容紹介● 「見る」「感じる」「理解する」── スケッチを通じて、建築とまちに向き合おう まち歩きの合間に、気になった建築や景観をスケッチしてみる。 そこに表れた自分だけの「ながめ」が「共感」を呼び、やがて「まちづくり」となる。 気軽に楽しむ、建築・景観スケッチのすすめ ●目次● 第1章 建築・まちづくりに向き合うスケッチ 第2章 スケッチの履歴 第3章 まちづくり学 ●著者紹介● 志村 秀明(しむら・ひであき) 芝浦工業大学建築学部教授。1968 年東京都生まれ。専門は、まちづくり、地域デザイン、都市計画。北海道大学工学部土木工学科、及び熊本大学工学部建築学科卒業、安井建築設計事務所勤務を経て、早稲田大学大学院修士課程・博士課程修了、早稲田大学理工学部建築学科助手、芝浦工業大学工学部建築学科助教授・准教授・教授を経て、2017 年より現職。博士(工学)、一級建築士。日本建築学会奨励賞(2006年度)受賞。 主な著書に『まちづくりデザインゲーム』(共著、学芸出版社、2005)、『月島再発見学』(アニカ、2013)、『東京湾岸地域づくり学』(鹿島出版会、2018)、『ぐるっと湾岸 再発見』(花伝社、2020)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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横浜防火帯建築を読み解く:現代に語りかける未完の都市建築
¥2,420
発行:2020年3月25日 A5判並製 288頁 (カラー口絵8ページ+本文280ページ) ●書評・紹介記事掲載情報● 「神奈川新聞」(2020年10月18日、9月20日) 「建築技術」(2020年10月号) 「J-CASTニュース」(2020年5月29日) ●内容紹介● 焼け跡に都市を再興し、戦後横浜の原風景となった「防火帯建築」群 モダニズムの時代、市井の人々が取り組んだ“もうひとつの建築運動”を解き明かす 1952年、占領軍による接収解除のはじまりとともに白紙からスタートした戦後横浜のまちづくり。 混迷の時代、理想と現実のはざまでうまれた独自の都市建築は、特徴的な風貌と多様な用途の許容で、横浜のアーバンデザインの草分けとなった。 都市縮小とストック活用の時代にあらためて考える、防火帯建築の可能性とは―― ●目次● 第1章 横浜防火帯建築とは何か 藤岡泰寛 第2章 横浜の戦後復興――都市デザインの視点から 菅 孝能 コラム 歴史資産としてみた戦後建築――都橋商店街ビルを例に 桂 有生 第3章 横浜防火帯建築の空間を読む 中井邦夫 コラム 街並みに界隈性と懐の深さをもたらした防火帯建築 黒田和司 第4章 生活の舞台となった横浜防火帯建築 藤岡泰寛 コラム 不燃集合住宅を変えた防火帯建築――神奈川県住宅公社の市街地共同ビル 松井陽子 第5章 横浜防火帯建築を使い続ける知恵 林 一則 第6章 戦後建築遺産としての横浜防火帯建築群を引き継ぐ 笠井三義 第7章 戦後建築遺産としての横浜防火帯建築群にいま学ぶ意味 藤岡泰寛 ●著者紹介● 藤岡泰寛(ふじおか・やすひろ) 編者および第1章、第4章、第7章担当 1973年生。横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授、静岡大学非常勤講師。博士(工学)。京都大学大学院工学研究科博士前期課程修了を経て現職。専門は建築計画・都市計画(都市住宅・住宅地などの居住空間計画研究、住居系建築遺産の継承研究)。主な著書に『住むための建築計画』、『建築のサプリメント』、『現代集合住宅のリ・デザイン』(いずれも共著、彰国社)等。 菅 孝能(すげ・たかよし) 第2章担当 1942年生。㈱山手総合計画研究所会長/建築家・都市デザイナー。横浜市を中心に各地の都市デザイン、図書館等公共施設設計、歴史的建造物保全改修設計。横浜プランナーズネットワーク、湘南邸宅文化ネットワーク等の地域活動、藤沢市景観審議会会長等。主な著書に『湘南C-X物語』(共著、有隣新書)等。 桂 有生(かつら・ゆうき) 第2章コラム担当 1975年生。横浜市都市デザイン室都市デザイナー、関東学院大学非常勤講師。建築意匠・設計および都市工学専攻。代表作に横須賀美術館(山本理顕設計工場在籍時)、象の鼻パーク(現職)等。 中井邦夫(なかい・くにお) 第3章担当 1968年生。神奈川大学工学部建築学科教授。NODESIGN(小倉亮子と共同主宰)。博士(工学)、一級建築士、建築意匠・設計。主な著書に『建築構成学』(共著、実教出版)、『アジアのまち再生』(共著、鹿島出版会)他。 黒田和司(くろだ・かづし) 第3章コラム担当 1976年、武蔵野美術大学大学院修了。㈲NEU総合計画事務所代表取締役/建築家。横浜市都市計画審議会、港湾審議会、景観ビジョン検討会委員を歴任。 松井陽子(まつい・ようこ) 第4章コラム担当 1999年、神奈川県住宅供給公社入社。社史編纂、建替事業、団地再生事業等に携わる。 林 一則(はやし・かずのり) 第5章担当 1958年生。都市デザイナー・建築家として横浜を中心に活動。NPOアーバンデザイン研究体理事として『横浜関内関外地区・防火帯建築群の再生スタディブック』を編集。 笠井三義(かさい・みつよし) 第6章担当 1951年生。㈲カサイアーキテクチュラルデザイン代表取締役。一級建築士。公益社団法人日本建築家協会にて各種委員を歴任。共著書に『横浜近代建築──関内・関外の歴史的建造物』(日本建築家協会関東甲信越支部神奈川地域会)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ぐるっと湾岸 再発見:東京湾岸それぞれの物語
¥1,650
発行:2020年7月20日 四六判並製 208頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「神戸新聞」「下野新聞」(2020年9月20日) 「雑誌 東京人」(2020年9月号) 「J-CASTニュース」(2020年8月10日) 「河北新報」「佐賀新聞」(2020年8月9日) 「日本海新聞」「山形新聞」「山梨日日新聞」「南日本新聞」「愛媛新聞」(2020年8月2日) 「信濃毎日新聞」「福島民報」(2020年8月1日) 「秋田魁新報」(2020年7月26日) 「北國新聞」(2020年7月25日) ●内容紹介● 江戸・東京の発展を支え続けた湾岸地域 知られざる歴史と文化をひも解き、 その魅力に迫る 「何もない埋立地」「大規模開発の連続で人間味に欠ける」……そんな先入観を覆す、東京湾岸地域の豊かな歴史と文化。 月島・豊洲を拠点とする地域デザイン学者がつづる、とっておきの湾岸地域ストーリー。 昔も、今も、これからも、東京湾岸はおもしろい―― ●目次● 1章 東京湾岸地域を見つめる 2章 晴海 3章 豊洲 4章 東雲・辰巳 5章 有明 6章 青海・台場・東八潮 7章 夢の島・新木場 8章 東陽・塩浜・枝川・潮見 9章 芝浦 10章 品川・天王洲 11章 大森 12章 葛西・浦安 13章 身体的なスケールからデザインする地域 ●著者紹介● 志村秀明(しむら・ひであき) 芝浦工業大学建築学部教授。1968 年東京都生まれ。専門は、まちづくり、地域デザイン、都市計画。北海道大学工学部土木工学科、及び熊本大学工学部建築学科卒業、安井建築設計事務所勤務を経て、早稲田大学大学院修士課程・博士課程修了、早稲田大学理工学部建築学科助手、芝浦工業大学工学部建築学科助教授・准教授・教授を経て、2017 年より現職。博士(工学)、一級建築士。日本建築学会奨励賞(2006年度)受賞。 主な著書に『まちづくりデザインゲーム』(共著、学芸出版社、2005)、『月島再発見学』(アニカ、2013)、『東京湾岸地域づくり学』(鹿島出版会、2018)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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多発する人造地震:人間が引き起こす地震
¥1,650
発行:2019年5月21日 四六判 174ページ 並製 ●内容紹介● 「地震兵器」「HAARP」は地震学的にあり得ない。しかし…… 世界中で起きている人造地震に地球物理学者が警鐘を鳴らす! シェールオイル・シェールガスの採掘、ダム建設、地下核実験、地熱利用……。 エネルギー問題“期待の星”の現場で次々と起こる謎の地震。 CCS(二酸化炭素の回収貯蔵実験)は本当に地震発生と無関係なのか? 北朝鮮地下核実験によって、白頭山の地震・噴火を誘発する恐れはないのか? ●書評・紹介記事情報● 「北海道新聞」(2019年7月3日) ●著者紹介● 島村英紀(しまむら・ひでき) 武蔵野学院大学特任教授。1941年東京生。東大理学部卒。東大大学院終了。理学博士。東大助手、北海道大学教授、北海道大学地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長などを歴任。専門は地球物理学(地震学)。『完全解説 日本の火山噴火』、『火山入門――日本誕生から破局噴火まで』、『直下型地震-----どう備えるか』『地震と火山の基礎知識―生死を分ける60話』『日本人が知りたい巨大地震の疑問50』『新・地震をさぐる』など著書多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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水辺の賑わいをとりもどす:世界のウォーターフロントに見る水辺空間革命
¥3,080
発行:2018年9月25日 A5変型判 332ページ 並製 ●内容紹介● なぜ人びとは、ふたたび水辺に集うようになったのか? 近代都市計画のなかで生活街を失っていった世界中の河川、運河、港の周辺に、いまふたたび、人びとの賑わいが戻ってきている。 世界中の魅力的な親水空間を訪ね歩いた都市計画家が紹介する、都市と水辺と人びとの新しい関係。 本書で紹介する水辺都市 マドリッドのマンサナレス川、ビルバオのネルビオン川、マラガ港、バルセロナ港(スペイン)、リヨンのローヌ川、ボルドーのガロンヌ川、パリのサンマルタン運河、アヌシーのティウー運河、マルセイユの旧港(フランス)、ケルン・デュッセルドルフのライン川、ハンブルグのハーフェンシティ(ドイツ)、ポートランドのウィラメット川、シカゴのシカゴ川、サンアントニオのパセオ・デル・リオ、ボストン港、ボルチモア港(アメリカ)、ソウルの清渓川(韓国)、海商都市・リヴァプール(イギリス)、ゲントのレイエ川(ベルギー)、ユトレヒトのアウデグラフト、アムステルダム港(オランダ)、コペンハーゲンのニューハウン(デンマーク)、ハンザ都市・ベルゲン港(ノルウェー)、スプリト港(クロアチア)、ジェノヴァ旧港、魅力の地中海沿いの港町・集落――ポルトフィーノ、サンタ・マルゲリータ・リグレ、チンクエ・テッラの港町・モンテロッソ・アル・マーレ、ヴェルナッツア、マナローラ、リオマッジョーレ、ポルトヴェーネレ、アマルフィ(イタリア) ●著者紹介● 中野恒明(なかの・つねあき) 芝浦工業大学名誉教授/㈱アプル総合計画事務所・代表取締役。 1951年山口県生まれ。74年東京大学工学部都市工学科卒業、槇総合計画事務所を経て、84年アプル総合計画事務所設立、2005~17 年芝浦工業大学理工学部教授(環境システム学科)。専門は都市デザイン、都市計画から建築設計、景観設計まで幅広く実践活動を行う。代表的な作品・業務に、門司港レトロ地区まちづくり、皇居周辺道路景観整備、新潟駅駅舎・駅前広場整備、新宿モア街歩行者環境整備、葛飾柴又帝釈天参道周辺街並みデザイナー派遣、横浜みなとみらい21新港地区景観計画、横浜山下町地区KAAT・NHK街区施設建築物設計および都市デザイン調整など。 主な著書に『都市環境デザインのすすめ』(学芸出版社)、『まちの賑わいをとりもどす──ポスト近代都市計画としての「都市デザイン」』(花伝社)、共著に『建築・まちなみ景観の創造』(技報堂出版)、『まちづくりがわかる本──浦安のまちを読む』(彰国社)、『日本の都市環境デザイン(1/2/3)造景双書』(責任編集、建築資料研究社)、『都市をつくりかえるしくみ』(彰国社)、『別冊環ジェイン・ジェイコブズの世界1916-2006』(藤原書店)など。 その他、在京TV6局新タワー(東京スカイツリー)候補地選定委員会委員・幹事長、同ネーミング選定委員、都市環境デザイン会議・代表幹事、墨田区景観審議会会長を歴任。東京大学工学部・同まちづくり大学院、東京藝術大学、日本大学などの非常勤講師等も兼務。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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人生を豊かにするスマホとの付き合い方:シニアのための、いちばんやさしいスマホの本
¥1,320
SOLD OUT
発行:2018年7月18日 四六判並製190頁 ●内容紹介● 誰にも聞けなかった、本当に知りたかったスマホの基本が、これ一冊でわかる! 「スマホを買おうか迷っているんだけど……」 「操作がむずかしくてうまく使えない……」 「SNSって何? どうやって始めるの?」 「安心してスマホを使うための注意点とは?」 「……そもそもスマホって何?」 シニア世代ならではのスマホ活用法、教えます スマホ関連用語集つき ●内容紹介● 第1章 買う前に知っておきたいスマホの基礎知識 第2章 スマホを買うときの注意点 第3章 スマホを使うための基礎知識 第4章 高齢期を楽しくするスマホの使い方 第5章 SNSについて知る、SNSを使ってみる 第6章 「お金」と「信用」を失わないために 第7章 「もしも」に備えて安全に使う ●著者紹介● 石川結貴(いしかわ・ゆうき) ジャーナリスト。家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに、多数の話題作を発表。出版のみならず新聞連載、テレビ出演、講演会など幅広く活動する。 主な著書に『スマホ廃人』(文藝春秋社)、『ルポ 居所不明児童~消えた子どもたち』(筑摩書房)、『ルポ 子どもの無縁社会』(中央公論新社)、『子どもとスマホ~おとなの知らない子どもの現実』(花伝社)など。日本文藝家協会会員。 公式ホームページ https://ishikawa-yuki.com/ ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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まちの賑わいをとりもどす:ポスト近代都市計画としての「都市デザイン」
¥2,200
発行:2017年9月25日 A5判変形並製 284頁 ●内容紹介● 衰退する中心市街地は 「都市デザイン」でよみがえる 「まちへ戻ろう」のかけ声のもと、感性重視・人間中心の都市デザインで見事に再生した欧米の都市 豊富な事例と写真・図版が示す、再生への軌跡とめざすべき姿 現場での実践と国内外の事例収集を積み重ねてきた都市計画家が提起する、まち再生へのキーポイントとは 欧米の先進事例から学ぶ、これからの都市再生 ●目次● 序 編 三つの前置き話から 序章1 地方中心市街地の空洞化と「近代都市計画」の功罪 序章2 故郷に程近い港町の再生――門司港レトロの都市デザイン 序章3 「アーバンデザイン会議」から槇総合計画事務所「UDセクション」 第Ⅰ編 欧米諸都市の都市計画の転換 第1章 英国における都市回復運動 第2章 フランスにおける都市改造試論と「生活街」の保全 第3章 ドイツにおける複合型の中心市街再生 第4章 イタリアにおけるチェントロ・ストリコの再生 第5章 アメリカにおける都市デザインの展開 第Ⅱ編 歩行者空間整備とまち再生の台頭 第6章 アメリカ歩行者空間整備の光と影 第7章 歩行者空間先進都市・コペンハーゲンのストロイエ 第8章 ロッテルダムのラインバーンから各地の歩行者空間へ 第9章 ドイツ諸都市における歩行者区域――線から面へ 第10章 英国の歩行者空間の発展そしてシェアド・スペースへ 第11章 フランスの最先端シェアド・スペースと歩行者街路 補遺編 「まち再生」への期待 ●著者紹介● 中野恒明(なかの・つねあき) 芝浦工業大学名誉教授/(株)アプル総合計画事務所・代表取締役。 1951年山口県生まれ。74年東京大学工学部都市工学科卒業、槇総合計画事務所を経て、84年アプル総合計画事務所設立、2005~17 年芝浦工業大学理工学部教授(環境システム学科)。専門は都市デザイン、都市計画から建築設計、景観設計まで幅広く実践活動を行う。代表的な作品・業務に、門司港レトロ地区まちづくり、皇居周辺道路景観整備、新潟駅駅舎・駅前広場整備、新宿モア街歩行者環境整備、葛飾柴又帝釈天参道周辺街並みデザイナー派遣、横浜みなとみらい21新港地区景観計画、横浜山下町地区KAAT・NHK街区施設建築物設計および都市デザイン調整など。主な著書に『都市環境デザインのすすめ』(学芸出版社)、共著に『建築・まちなみ景観の創造』(技報堂出版)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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富士山大爆発のすべて:いつ噴火してもおかしくない
¥1,650
発行 2016年9月25日 四六判並製 208頁 ●内容紹介● 富士山はどんな火山なのか? 未曽有の危機に備える時間はあるか 火山灰が1ミリ積もるだけで、交通網はすべてマヒ、 失明、呼吸困難、コンピュータのショート…… いつどこで起きるか、現在の科学力ではわからない 第一線で活躍し続けてきた地球物理学者が警鐘を鳴らす! 箱根噴火は破局噴火の前兆なのか? ●目次● 第1章 不十分な富士山の監視 第2章 もし富士山が噴火したら 第3章 火山の成り立ち 第4章 日本人が見なかった富士山の過去 第5章 日本人が見た富士山の過去 第6章 富士山最後の大噴火は三〇〇年前の宝永噴火 第7章 噴火予知は難しい 第8章 破局噴火・そして原子力発電所を持つ「無謀」 ●著者紹介● 島村英紀(しまむら・ひでき) 1941 年東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学院修了。理学博士。東大助手、北大教授、CCSS(人工地震の国際学会)会長、北大海底地震観測施設長、北大浦河地震観測所長、北大えりも地殻変動観測所長、北大地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長を経て、武蔵野学院大学特任教授。ポーランド科学アカデミー外国人会員(終身)。
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気候の暴走:地球温暖化が招く過酷な未来
¥1,650
発行 2016年8月25日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● もう本当に後がない 「あと一押し」で地球環境は崩壊する! 膨大な温暖化難民と、食糧危機、都市水没だけではない、未曽有の事態… ●このまま温暖化が高じるとどんな未来になるのか? ●過去にはどんな気候変動があったのか? ●現在、どんな状態に置かれ、どうしたら危機を脱出できるのか? 温暖化懐疑論をしりぞける事実──パリ協定は人類の希望となるか!? 東京大学がスーパーコンピュータで導き出した、 温暖化とCO2の決定的な因果関係 ●目次● 第一章 気候が暴走する未来の社会 第二章 何が暴走の背景にあるのか 第三章 人類を何度も襲った急激な気候変動 第四章 温暖化で恐竜が栄え、全球凍結もあった 第五章 気候変動の主役たち 第六章 立ちはだかるさまざまな壁 第七章 やっとここまで、パリ協定 第八章 わずかな可能性を求めて ●著者紹介● 横山裕道(よこやま・ひろみち) 淑徳大学客員教授。1944年仙台市生まれ。東京大学理学部卒。同大学院理学系研究科修士課程修了。1969年毎日新聞社入社。科学環境部長兼論説委員などを歴任し、2003年淑徳大学国際コミュニケーション学部教授。2011年から現職。 現在、環境省「国内における毒ガス弾等に関する総合調査検討会」検討員。 著書に『いま地球に何が起こっているか――21世紀の地球・環境学』(ぴいぷる社)、『地球温暖化と気候変動』(七つ森書館)、『3・11学 地震と原発そして温暖化』(古今書院)、『いま地震予知を問う 迫る南海トラフ巨大地震』(化学同人)、『徹底検証!福島原発事故 何が問題だったのか』(化学同人、共著)などがある。地球・環境論専攻。
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幻像のアオサギが飛ぶよ:日本人・西欧人と鷺
¥1,650
発行 2016年2月25日 四六判並製 196頁(カラー口絵4頁) ●内容紹介● なぜアオサギは不気味になったのか? 「孤独、孤高、精悍なアオサギ」のヨーロッパ。 「火を吐く妖怪、不気味で憂鬱なアオサギ」の日本。 なぜアオサギのイメージは日本と西欧で全く異なるのか? サギの生態に魅せられたサギ博士が、古今東西の文学を渉猟して、サギ像分裂の背景を探り、人間と動物の関わりに思いを馳せる。 ●目次● 第Ⅰ部 分裂するアオサギ像 ──日本と西欧── 第Ⅱ部 妖怪アオサギ ──日本人にとってのサギ── 第Ⅲ部 羽根飾り問題とサギたち ●著者紹介● 佐原雄二(さわら・ゆうじ) 1949年兵庫県生まれ。1971年東京大学理学部生物学科動物学課程卒業。1978年東京大学大学院理学系研究科修了(理学博士)。弘前大学教養部、同農学生命科学部を経て2014年退職。現在、弘前大学名誉教授。専門は動物生態学。主な研究テーマは魚類と魚食性鳥類との種間関係。 主な著書『さかなの食事』岩波書店、1979年(毎日出版文化賞受賞)。『魚の採餌行動』東京大学出版会、1987年。『現代日本生物誌10 メダカとヨシ』(共著)岩波書店、2003年。 『フィールドワークは楽しい』(共著)岩波書店、2004年。『青森県のフィールドから——野外動物生態学への招待』(編著)弘前大学出版会、2007年。
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都市をたたむ:人口減少時代をデザインする都市計画
¥1,870
発行 2015年12月10日 四六判上製256頁 ●内容● 人口減少社会において都市空間はどう変化していくか── 縮小する時代のための都市計画を提起 フィールドワークでの実践を踏まえて縮小する都市の"ポジティブな未来"を考察 全編書き下ろし! 気鋭の都市計画研究者が問う 新時代の都市論 ●目次● 第1章 都市は何のためにあるのか 第2章 都市を動かす人口の波 第3章 縮小する都市空間の可能性 第4章 都市をたたむための技術 第5章 スポンジ化する都市をどうたたむか? 第6章 近代復興の転換 第7章 都市をたたむことの先にあるもの ●著者紹介● 饗庭 伸(あいば・しん) 1971年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学)。同大学助手等を経て、現在は首都大学東京 都市環境科学研究科 都市システム科学域 准教授。専門は都市計画・まちづくり。主な著書に『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』(共著 2014年 学芸出版社)、『東京の制度地層』(編著 2015年 公人社)など。
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地震と火山の基礎知識:生死を分ける60話
¥1,650
発行 2015年11月25日 四六判並製 208頁 ●内容● 巨大地震の後は、「巨大噴火」だ!! カルデラ噴火で人類絶滅……! 3・11以降、ひずみがたまり続けている日本列島の地殻 迫りくる大噴火への予兆、露呈する科学の限界…… 人類は生き残ることができるのか!? 第一線で活躍し続けてきた地球物理学者が、 地震と火山の地下事情を縦横無尽に切る! ●目次● 第1部 地震と火山 ・未来エネルギーが引き起こす「人為的地震」 ・日本海溝に迫る大地震予備軍「海山」 ・御嶽山の噴火予知が失敗したワケ ・ 「噴火の前兆」空振りのナゾ など 第2部 これだけは知っておこう地震・火山の恐怖 ・都会襲う「火災旋風」の恐怖 ・日本人全滅の可能性ある「カルデラ噴火」 ・地滑り地形だらけの日本列島 ・最前線の研究者も大地震の前には無力だった など 第3部 暮らしと震災 ・ 「地震の名前」めぐる政治的駆け引き ・世界の気候にも影響を及ぼす火山灰 など 第4部 地球物理学の豆知識 ・死亡事故多数、最も危険な火山学者 ・ジャンボ機のエンジン停止させる噴煙 ・ 現代社会を混乱させる磁気嵐 ・北海道でもオーロラ!! 大騒ぎ ・地球と酷似する金星にも火山活動 など ●著者紹介● 島村英紀(シマムラ ヒデキ) 1941 年東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学院修了。理学博士。東大助手、北大教授、CCSS(人工地震の国際学会)会長、北大海底地震観測施設長、北大浦河地震観測所長、北大えりも地殻変動観測所長、北大地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長を経て、武蔵野学院大学特任教授。ポーランド科学アカデミー外国人会員(終身)。
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地方都市を考える:消費社会の先端から
¥1,650
発行 2015年10月10日 四六判並製 228頁 ●内容紹介● 「地方消滅」「地方創世」の狂騒のなかで 地方都市はどうなる? 日本の人口の4割が暮らす地方都市。 ショッピングモール、空き家、ロードサイド、「まちづくり」…… 東北のある中都市を舞台に、この国の未来を先取りする地方都市の来し方行く末を考える。 地方都市では何を幸福として 何を目指して生活が営まれているのか── ●目次● 第1章 地方都市に住まう。 第2章 地方都市を移動する。 第3章 地方都市に招く、地方都市で従う。 第4章 地方都市で遊ぶ、地方都市で働く。 ●著者紹介● 貞包英之(さだかね・ひでゆき) 1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、山形大学准教授。専攻 社会学・消費社会論・歴史社会学。主要著作「戦後という時代の同一性:昭和天皇の像を巡って」(『ライブラリ相関社会学8〈身体〉は何を語るのか?』新世社、2003年)、「ジャパニーズ・カルチャーのレッスン」(『映画プロデュース研究』第4号、2009年)、「住居と感覚水準:超高層住宅論」(遠藤知巳編『フラット・カルチャー:現代日本の社会学』せりか書房、2010年)、「消費の誘惑:一八、一九世紀日本における消費の歴史社会学」(『思想』№1067、2013年)
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言語vs認知の脳内抗争史:西洋脳と東洋脳をめぐる新たな知の冒険
¥2,750
発行 2015年9月15日 A5判並製 292頁 ●内容紹介● 世界の認知論を一変させる ズームイン型(東洋脳)とズームアウト型(西洋脳)仮説の提唱! 欧米文化崇拝の迷信を打破し、忘れられた日本人研究者たちの独創的かつ画期的な研究成果を基盤にすえて、新たな「世界歴史言語学(比較歴史認知言語学)」を提唱。 東洋脳という深層構造と、西洋脳という表層構造との、近代日本人の脳内抗争史。 ●目次● 第1章 世界歴史言語学は「物証」によって世界史像を根底から覆す 第2章 ズーム型認知と統語語順の相互作用仮説を補強するさまざまな文献を読み味わう 第3章 ズーム型認知と統語語順の仮説から見た人類の言語の起源 ――歴史言語学抜きの「言語の起源」国際論争、会議は踊る 第4章 ズーム型認知仮説の視点から大正デモクラシーと昭和ファシズムを捉え直す 付録・引用文献 柴田勝征氏を偲ぶ ●著者紹介● 柴田勝征(しばた・かつゆき) 1943年、太平洋戦争末期の東京に産まれる。1968年、東京大学大学院理学研究科数学専攻修士課程を修了し、大阪大学に就職。後に埼玉大学に転勤。この間、代数的位相幾何学の研究に従事し、日本数学会、アメリカ数学会、フランス数学会などの学術雑誌に研究論文を発表。フランス、スイス、ポーランドなどで総計約8年間の在外研究。 著書に『算数教育と世界歴史言語学』、『フィンランド教育の批判的検討』(花伝社)。NPO法人「言語研究アソシエーション」理事、福岡大学理学部名誉教授、埼玉大学名誉教授。2014年急逝。
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里山の「人の気配」を追って:雑木林・湧水湿地・ため池の環境学
¥1,870
発行 2015年7月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● 里山をもう一歩深く知る 今も国土の4割を占める里地里山と、私たちはどのように付き合ってきたのか 里山の小宇宙・湧水湿地とため池の魅力とは 生き物の暮らし、場所の成り立ちと意味、変わりゆく姿と課題 フィールドワークから見えてきた里山のいま ●目次● 第一章 里山へようこそ 第二章 里山とはどんなところ? 第三章 里山の異空間・湧水湿地 第四章 様々な顔をもつため池 第五章 現代の私たちにとっての里山 ●著者紹介● 富田啓介(とみた・けいすけ) 1980年、愛知県生まれ。2009年、名古屋大学大学院環境学研究科修了。博士(地理学)。現在、法政大学文学部地理学科助教。専門は自然地理学、特に地生態学。主な研究テーマは、里地里山における人と自然の関わり、ため池や湧水湿地をはじめとする生物生息地の保全・活用。共著に、『古地図で楽しむなごや今昔』(風媒社)、『歴史と環境─歴史地理学の可能性を探る─』(花書院)、『私の小さな森づくり』(INAX出版)などがある。