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未来のアラブ人4:中東の子ども時代(1987―1992)
¥3,080
未来のアラブ人4:中東の子ども時代(1987―1992) ISBN 978-4-7634-2132-6 C0098 発行:2024年9月10日 A5判並製 288頁 ●内容紹介● シリアの小学校でいじめに耐え、今度はフランスの中学校に通うことになった少年は、またしてもいじめの標的となり…… 「僕はこれから何人として生きていけばいいのだろうか?」 シリーズ累計売上300万部突破! 23ヶ国語で刊行された世界的ベストセラー 急展開!! 圧巻の第4巻 シリア人の父とフランス人の母、その間に生まれた3人の子供。 一家はシリアで暮らしていたが、父を残しフランスへ帰国する。 長男・リアドはフランスで中学校に入学するが、そこでもシリア同様いじめが待ち受けていた。 そんな中、両親の言い争いは増え、関係は冷え切ってゆく。 シリアでの生活を望んだ父は、ついにとんでもない行動に出る。 ──シリアとフランスで2つの文化を学び、自らのアイデンティティに悩む少年の記録。 ●著者紹介● リアド・サトゥフ(Riad Sattouf) コミック作家、映画監督。 1978年パリ生まれ。シリア人の父とフランス人の母の間に生まれ、幼年期をリビア、シリア、フランスで過ごす。主な作品に『Les Pauvres Aventures de Jérémie(ジェレミーの情けない冒険/未邦訳)』、『La Vie secrète des jeunes(若者たちの密かな生活/未邦訳)』、『Pascal Brutal(パスカル・ブリュタル/未邦訳)』など。 2010年『Pascal Brutal』でアングレーム国際漫画祭・年間最優秀作品賞を受賞、2015年にも『未来のアラブ人』で2度目の受賞を果たす。 『未来のアラブ人』邦訳版は、2020年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞。 週刊誌で連載した『Les Cahiers d’Esther(エステルの日記/未邦訳)』はテレビアニメ化。2023年アングレーム国際漫画祭で全業績を対象とするグランプリを受賞、欧州コミック界最高の栄誉を得た。 自ら監督・脚本を担当した映画に『Les Beaux Gosses(いかしたガキども)』(2010年セザール賞・初監督作品賞)、『Jacky au royaume des filles(ジャッキーと女たちの王国)』。 『未来のアラブ人』シリーズは作者初めての自伝的作品で、23ヶ国語に翻訳され300万部を超える世界的ベストセラー。2022年11月に第6巻が刊行され完結した。 鵜野孝紀(うの・たかのり) 1967年東京生まれ。 1995年から2013年までパリのマンガ書店・出版社スタッフを務めた後、フランス語翻訳・通訳。 また日仏双方向で漫画やバンド・デシネの出版企画に携わる。 主な訳書に『未来のアラブ人』シリーズ(花伝社)、ミロ・マナラ『ガリバリアーナ』(パイ・インターナショナル)、ユング『はちみつ色のユン』(DU BOOKS)など。 エルザ・ブランツ『フランス人の私が日本のアニメで育ったらこうなった。』(DU BOOKS)ではコラム&解説を担当。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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海賊たちの黄金時代:死の王の旗の下に
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2113-5 C0098 発行:2024年4月20日 A5判並製 144頁 ●内容紹介● 彼らはなぜ、「海賊」となったのか? 舞台は18世紀初頭、植民地支配と海上交易の全盛期。掠奪を繰り返し、死の王の旗(ジョリー・ロジャー)のシンボルで恐れられた海賊の多くは、最下層の労働者として酷使されることからの逃走を試みた、船乗りたちだった。権力者に抵抗すべく海賊となった彼らは、船上に自分たちのユートピアを創り上げていく。 歴史研究を元に「悪役たち」の新たな一面に迫る、渾身のグラフィックノベル。 ●著者紹介● [作/絵] デイヴィッド・レスター(David Lester) カナダのグラフィックデザイナー、イラストレーター。ロックユニットMecca Normalのギタリストとして、ミュージシャンの顔ももつ。 グラフィックノベル作家として、作画を担当した1919: A Graphic History of the Winnipeg General Strike (Toronto: Between the Lines Books, 2019)ではカナダ労働研究学会の図書賞を受賞。マーカス・レディカーとポール・ビュールとは、本書に先立ってProphet against Slavery: Benjamin Lay, a Graphic Novel (Boston: Beacon Press, 2021) を刊行。 [作] マーカス・レディカー(Marcus Rediker) ピッツバーグ大学歴史学科 大西洋史卓越教授。 近世大西洋世界の船乗りや海賊、奴隷の研究で知られる。虐げられた労働者の闘争に価値を見出す歴史研究を実践するとともに、市民運動家として現代の社会正義のための活動にも積極的。 著作は数多くの言語へと翻訳され、日本では、本書の原作である『海賊たちの黄金時代――アトランティック・ヒストリーの世界』(ミネルヴァ書房、2014年)のほか、『奴隷船の歴史』(みすず書房、2016年)も刊行されている。 [訳] 笠井俊和(かさい・としかず) 群馬県立女子大学文学部 准教授。 著書に、『船乗りがつなぐ大西洋世界――英領植民地ボストンの船員と貿易の社会史』(単著、晃洋書房、2017年)、『海のグローバル・サーキュレーション――海民がつなぐ近代世界』(共著、関西学院大学出版会、2023年)、『改革が作ったアメリカ――初期アメリカ研究の展開』(共著、小鳥遊書房、2023年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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北極で、なにがおきてるの?:気候変動をめぐるタラ号の科学探検
¥1,650
ISBN 978-4-7634-2112-8 C0098 発行:2024年4月25日 A5判変形並製 60頁 ●内容紹介● 「この暑さは北極では普通なの?」 「すべてが終わったわけじゃないよ 大人たちにも行動を起こしてもらおう!」 「私たちは世界を終わらせるつもりはないよ!」 「何もしなければ数十年以内には夏に海氷がほとんどなくなってしまう」 北極圏における地球温暖化の影響を調査したタラ号北極プロジェクトでの実際の探査を元に描かれた、気候変動の最前線がわかるバンド・デシネ。 地球をこれ以上破壊させてたまるもんか!――私たちに今、できることは? ●著者紹介● [作] ルーシー・ルモワン(Lucie Le Moine) 1990年代、本、バンド・デシネ、ビデオゲーム、森に囲まれて育つ。社会を席巻するアクティビズムに関心をもち創作活動を行うフェミニスト。著作に、Les Aventureurs(éditions Milan)。2020年、短編小説コンテストÉmergences!で優勝。 [絵] シルバン・ドランジュ(Sylvain Dorange) 1977 年生まれ。ストラスブールの装飾美術学校を卒業。主な作品に、友人のジャック・マティスの自伝を自由に脚色したPsychotique(La Boîte à bulles)、ナチス戦犯追及者の戦いを辿ったパスカル・ブレッソン原作のSerge et Béate Klarsfeld, un combat contre l'oublなど。 [訳] パトゥイエ・由美子(ぱとぅいえ・ゆみこ) 一般社団法人タラオセアンジャパン事務局長。 大学3年時にフランスへ留学。帰国後はフランス企業の日本支社数社で勤務。フランス大手化粧品会社の日本支社で約17年管理部門管理職、フランス中小企業の日本子会社代表を1年務めた後、社会課題、特に、地球温暖化問題の改善に少しでも貢献出来る仕事を志し、2019年3月より現職。 小澤 友紀(おざわ・ゆき) 一般社団法人タラオセアンジャパン広報。 幼少期から自然の中でアクティブに過ごす機会もあり、いつしか環境問題に関心を抱く。 アニエスベージャパン入社後はマーケティング部などで勤務する一方で、社内サステナビリティプロジェクトで包装資材の脱プラスチックに向けて取り組む。2022年11月より現職。海の大切さをみなさまにわかりやすくお届けしている。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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エチオピアの季節:チャイナフリカ、マキアート、内戦前夜の3年間
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2108-1 C0098 発行:2023年3月25日 A5判変型並製 208頁 ●内容紹介● 奇跡の経済発展を遂げたエチオピア、その光と影―― “地球最後のフロンティア”アフリカ。その模範的成長モデルと呼ばれたエチオピアで、何が起きていたのか? 「この国はすごいスピードで変わってる」「パパは、エチオピアがまた戦争になると思う?」 「彼らは、外国人はみな中国から来たと思ってるんだ」 「選挙なんて何の役にも立ちゃしません」 「それでも、この国は素晴らしい」 現地取材から見えてきた「アフリカの星」のリアルに迫る、ルポルタージュ・バンドデシネ。 ●著者紹介● [作者] ヴァンサン・ドゥフェ(Vincent Defait) 2011年から2016年まで「アフリカの角」で特派員をしていた。ジュネーブとコートジボワールに続いてのエチオピア滞在。著書に、Kazenchis se tait le dimenche (Cambourkis 2019)。現在ウガンダの国連支部で働いている。 カリム・ルブール(Karim Lebhour) フランス通信社の仕事で3年間エチオピアに滞在。著書のUne saison a l’ONU(Steinkis 2019)は、国連の特派員としてニューヨークで仕事をした経験譚。今はワシントンで暮らしている。 [絵] レオ・トリニダード(Léo Trinidad) コスタリカのアニメーター、イラストレーター。2018年、フランス・中米アライアンスが主催する若手マンガ家コンクールで優勝。著書(共著)に、Les fleurs de la guérilla(2022 Les Arenes)。 [訳] 石村恵子(いしむら・けいこ) 青山学院大学文学部卒。大学図書館勤務のかたわら、アテネフランセでフランス語を学ぶ。退職後、アフリカのフランス語絵本やマンガ本を翻訳し、日本のメディアに紹介している。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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避妊男子
¥1,980
ISBN 978-4-7634-2080-0 C0098 発行:2023年9月10日 A5判並製 オールカラー 176頁 ●内容紹介● ぼくたちの「避妊負担」、実践編。 男性主体の避妊方法を探し求めて取材の旅に出た、2人の男性ジャーナリスト・ギヨームとステファン。そこで出会ったのは、40年以上変わらない前時代的な避妊法、「手作り」で避妊を実践する“活動家”など、想像の斜め上をいく(⁉)避妊男子たちの挑戦だった―― パイプカット、男性用ピル、ヒートパンツ、ホルモン注射、避妊リング…男の「避妊負担」に最善の方法とは? 「家父長制とかの話になると、ものすごく思想的になるだろ。でもこれはもっと具体的」 ●著者紹介● ギヨーム・ドーダン(Guillaume Daudin) 34歳。AFP通信の法務部門。 #MeTooと近年の新たなフェミニズムに感化され、男女の格差がいまだに広がる社会における男性としての自身の立場を問い続ける。本書が初のバンド・デシネ出版である。 ステファン・ジョルダン(Stéphane Jourdain) 43歳。フランス・インター(France Inter)の電子部門編集長。社会変動を20年間追い続ける。本著以外にもジャック・シラク(Génération Chirac, génération volée, Denoël, 2002)やダフト・パンクについての著書(French Touch, une épopée électro, Le Castor Astral, 2015)がある。好きなものはイタロ・ディスコ、アレシンスキーとピニョ・ノワール。 [絵] キャロライン・リー(李・文婷)(Caroline Lee) 52歳。台湾にルーツを持つアメリカ人。元はアディダスやコンバースなど有名ブランドのシューズデザイナーであったが、2014年に転職、イラストレーションとバンド・デシネの道に入る。学位を取得した後に本書を出版、2022年4月には、グラフィックノベルIrvington(Ca et là)を出版。夫と2人の子どもとモンマルトルに住んでいる。 [訳] 中條千晴(ちゅうじょう・ちはる) 1985年生まれ。専門はポピュラー音楽、ジェンダー論。フランス・リヨン第三大学准教授。共著として『ガールズ・メディア・スタディーズ』(北樹出版、2021)など。訳書として『女性ジャズミュージシャンの社会学』(青土社、2023年)、『クリエイティブであれ』(共訳、2023年)、『私は男が大嫌い』(2023年)、『女奴隷たちの反乱』(2022年)、『博論日記』(2020年、すべて花伝社)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ロシア・ノート:アンナ・ポリトコフスカヤを追って
¥2,200
ISBN978-4-7634-2067-1 C0022 発行:2023年6月10日 A5判並製 オールカラー 186頁 ●内容紹介● 殺された記者が告発し続けた、 ジャーナリズムが崩壊しゆくロシアの現実。 ウクライナ侵攻の原型である、チェチェン紛争の 想像を絶する非人道的な暴力を描いたグラフィック・ノベル。 「ここでは、人の命には2コペイカの価値もない。」 2006年、モスクワの自宅アパートで殺害されたアンナ・ポリトコフスカヤ。彼女はロシア独立系新聞『ノーヴァヤ・ガゼータ』をリードするジャーナリストだった。 ロシア連邦軍と独立派武装勢力、そして現地に暮らす多くの市民たち──ポリトコフスカヤの生前の取材と、友人への聞き取り調査をもとに、「掃討作戦」という名の民間人虐殺、不正にまみれたロシア軍の実態など、無法地帯と化したチェチェンを描く。 ●著者紹介● [作]イゴルト(Igort) 1958年、イタリア・サルデーニャ生まれ。イタリアを代表する漫画家のひとり。日本での活動歴もあり、90年代には雑誌「モーニング」で連載を持っていた(単行本『Yuri』やまねみどり訳、講談社、1996年)。2015年、東京のイタリア文化会館にて、谷口ジローとの二人展「歩くひとたち」を開催。代表作『5は完璧な数字(Cinque è il numero perfetto)』の執筆に取り組んでいた90年代には東京に暮らしていた。2015年に第1巻が刊行された『日本ノート(Quaderni giapponesi)』という作品でも、複数の漫画賞を受賞している。2010-11年、ウクライナ、ロシアに2年間滞在した経験をもとに、『ウクライナ・ノート』、『ロシア・ノート』を刊行。2022年10月、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、『ウクライナ・ノート2──侵略の日誌』を発表。 [訳]栗原俊秀(くりはら・としひで) 翻訳家。1983年生まれ。訳書にイゴルト『ウクライナ・ノート』、ゼロカルカーレ『コバニ・コーリング』(花伝社)、アントニオ・スクラーティ『小説ムッソリーニ 世紀の落とし子』(河出書房新社)、ジョン・ファンテ『ロサンゼルスへの道』(未知谷)など。カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)の翻訳で、須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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女奴隷たちの反乱:知られざる抵抗の物語
¥1,980
ISBN978-4-7634-2038-1 C0098 発行:2022年11月25日 A5判変形並製 216頁 ●内容紹介● 歴史から抹消された、黒人女性たちの闘いがあった。 数々の記録が残る、黒人奴隷による反乱。その首謀者は、本当にすべて男性だったのか? 植民地時代のニューヨークや奴隷船を舞台に、女戦士たちの連帯の軌跡を辿る──BLM運動の時代に脚光を浴びる、隠されたシスターフッドの物語。 黒人歴史学者が“史実”に挑む、異例のグラフィックノベル! ●著者紹介● [作]レベッカ・ホール(Rebecca Hall) 学者、活動家、教育者。父方の祖父母は奴隷として生まれた。人種、ジェンダー、法、抵抗の歴史について執筆/出版するかたわら、公平な温暖化対策やインターセクショナル・フェミニズムの理論に関する論文も発表。 本書(原題『WAKE: The Hidden History of Women-Led Slave Revolts』)は数々の賞を受賞。全米国人地位向上協会(N.A.A.C.P)イメージ賞およびPen Americaオープンブック賞の最終候補に選出されたほか、NPR、ワシントンポスト、フォーブス、Ms.マガジンの2021年のベストブックに選出。2022-23年度ラドクリフ研究所特別研究員。 [絵]ヒューゴ・マルティネス(Hugo Martínez) ニューオリンズを拠点に活動。闘争、アイデンティティ、回復力に焦点をあてた作品を描く。 [訳]中條千晴(ちゅうじょう・ちはる) 博士号。フランス国立東洋言語文化学院(INALCO)特任講師。専門はポピュラー音楽とジェンダー、社会運動。翻訳に『博論日記』(2020 年、花伝社)。代表的論文に「ジェンダーの視点からポピュラー音楽を読み解く」(2021年、北樹出版『ガールズ・メディア・スタディーズ』)、「二一世紀のラブソング―現代日本のポップソングについての一考察―」(2021年、青土社『現代思想』2021年9月号)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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小さなベティと飛べないハクチョウ:ひとりぼっちのヤングケアラー
¥1,980
ISBN978-4-7634-2032-9 C0098 発行:2022年11月5日 A5判変形並製 144頁 ●内容紹介● 貧困、虐待、ネグレクト── 「家族」という運命から、少女は脱出できるのか? 美しい色彩で孤独な「幼き介護者=ヤングケアラー」の現実を描く、 オランダの名作グラフィックノベル。 ママの気持ちがよくわかる ──私だってきっと出て行ったわ ●著者紹介● [作]ディド・ドラフマン(Dido Drachman) 1992年生まれ。イラストレーター、グラフィックノベル作家。アムステルダム在住。2019年、ベルギーの美術大学院Luca-school of artsにおいて、グラフィック・ストーリーテリングの修士号を取得。2020年、本書『Zwanendrifters』でデビュー。 [訳]川野夏実(かわの・なつみ) 東京外国語大学外国語学部と京都大学大学院人間・環境学研究科在学中の二度にわたりライデン大学オランダ学科に留学。以後オランダに暮らす。訳書に、『ゴッホ――最後の3年』(2018年、花伝社)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ウクライナ・ノート:対立の起源
¥2,200
ISBN978-4-7634-2029-9 C0022 発行:2022年10月30日 A5判並製 オールカラー 176頁 ●内容紹介● ウクライナとロシアの対立の原点は? 大飢饉「ホロドモール」を生き抜いた人々の証言 グラフィック・ノベルで描くウクライナ近現代史 イタリアを代表する漫画家が、現地での聞き取りをもとに、 ウクライナの苛烈な歴史を背負う人びとの生き様を描く。 私はウクライナ人の物語に耳を傾け、本に描くことに決めた。 それはたんに、私にとっても、胸にしまっておくことが難しかったからだ。 ここに描かれているのは、道ばたで偶然に知り合った人びとの物語。 鉄のカーテンにきつく抱かれた状態で生まれ、生きる運命にあった 人びとの身に起きた現実の物語だ。(本文より) ●著者紹介● [作]イゴルト(Igort) 1958年、イタリア・サルデーニャ生まれ。イタリアを代表する漫画家のひとり。日本での活動歴もあり、90年代には雑誌「モーニング」で連載を持っていた(単行本『Yuri』やまねみどり訳、講談社、1996年)。2015年、東京のイタリア文化会館にて、谷口ジローとの二人展「歩くひとたち」を開催。代表作『5は完璧な数字(Cinque è il numero perfetto)』の執筆に取り組んでいた90年代には東京に暮らしていた。2015年に第1巻が刊行された『日本ノート(Quaderni giapponesi)』という作品でも、複数の漫画賞を受賞している。2010-11年、ウクライナ、ロシアに2年間滞在した経験をもとに、『ウクライナノート』、『ロシアノート』を刊行。現在、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、『ウクライナノート2──侵略の日誌』を制作中。 [訳]栗原俊秀(くりはら・としひで) 翻訳家。1983年生まれ。訳書にゼロカルカーレ『コバニ・コーリング』(花伝社)、アントニオ・スクラーティ『小説ムッソリーニ 世紀の落とし子』(河出書房新社)、ジョン・ファンテ『ロサンゼルスへの道』(未知谷)など。カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)の翻訳で、須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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欲望の鏡:つくられた「魅力」と「理想」
¥1,980
ISBN978-4-7634-2012-1 C0098 発行:2022年6月20日 A5判変形並製 178頁 ●内容紹介● 「なりたい自分」を求めてSNSを彷徨う現代人を描く! “多様”な人生が当たり前に映し出されるネット時代、 「美しさ」「魅力」「欲望」はどこからきて、これからどこへ向かうのか? スウェーデン発のグラフィックノベル 世界で最も読まれている作家の、「美しさ」をめぐる哲学的コミック! ●目次● 鏡の前の女の子 レアのブサイクな目 亡霊のような痕跡 白雪姫の母 暴君のような絵 参考文献 作者・訳者略歴 訳者解説 ●著者紹介● [作]リーヴ・ストロームクヴィスト Liv Strömquist 1978年生まれ。スウェーデンを代表する漫画家、文化人。ほかの著作に『禁断の果実──女性の身体と性のタブー』(相川千尋訳、花伝社、2018年)、『21世紀の恋愛──いちばん赤い薔薇が咲く』(よこのなな訳、花伝社、2021年)など。多くの作品が舞台化されている。 [訳]よこのなな Nana Yokono 1977年生まれ。90年代半ばと2000年代初めにスウェーデンの地方都市でスウェーデン語や社会科学を学ぶ。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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シベリアの俳句
¥2,200
ISBN978-4-7634-0996-6 C0098 発行:2022年2月20日 A5判変形並製 オールカラー 248頁 ●内容紹介● 1940年代、シベリアの強制収容所(ラゲ―リ)。 ソ連軍によって占領地から強制移送された少年は、 短く美しい日本の「詩」に出会う── 大冒険に憧れる13歳の少年アルギスが辿り着いたのは、極寒のシベリア。 それは、長く厳しい「はなればなれの旅」だった── 極寒の流刑地で、少年は何を見たか? 実話を元に描かれた、リトアニア発のグラフィックノベル ●著者紹介● 文:ユルガ・ヴィレ(Jurga Vilė) ヴィリニュス大学でフランス語学、ソルボンヌ大学で映画学を専攻。2017年、本作で作家デビュー、同作で国内外の賞を多数受賞した。 絵:リナ板垣(りな・いたがき) 国際基督教大学経済学部、および、ヴィリニュス芸術アカデミーにてグラフィック・アート学部にて学位を取得。イラストレーター、コミック・アーティスト。2017年、本作で作家デビュー。同作で国内外の賞を多数受賞した。 訳:木村文(きむら・あや) リトアニア政府奨学生としてリトアニア国立教育大学に留学。訳書に詩集『あさはやくに』(2020年)、絵本『ちいさな ちいさな』(2021年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ホームレス救急隊:フランス「115番通報」物語
¥1,870
ISBN978-4-7634-0994-2 C0098 発行:2022年1月25日 A5判変形並製 136頁 ●内容紹介● 「国境なき医師団」創設者がつくった路上生活者24時間支援組織、 サミュ・ソシアル(SAMU Social)の挑戦 盲目の移民、脚の腐った人、アルコール中毒者や精神病者…… なぜ彼らは、「何も求めない人々」を助けるのか? フランス発祥のホームレス緊急支援隊を描いたバンド・デシネ 企業や政府を巻き込み、医師やケースワーカーと連携。 世界中に広がり、30年以上続く支援システムの原点と最前線 ●著者紹介● 作者:オド・マッソ(Aude Massot) 1983年生まれ、バンド・デシネアーティスト。ベルギーの美術学校で学んだ後、パリでアニメーションの仕事に従事。2009年より、シナリオライターとの共同でバンド・デシネを出版するようになる。近年は社会問題や国際問題を取り上げたBDが多く、「性差別に反対する女性BDクリエーターの会」のメンバーでもある。 訳者:川野英二(かわの・えいじ) 大阪市立大学文学研究科教授。都市・社会政策の社会学。共訳書にセルジュ・ポーガム『貧困の基本形態──社会的紐帯の社会学』(新泉社、2016年)、『リッチな人々』(花伝社、2020年)など。 川野久美子(かわの・くみこ) フランス語通訳・翻訳。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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だれも知らないイスラエル:「究極の移民国家」を生きる
¥2,200
ISBN978-4-7634-0989-8 C0036 発行:2021年12月20日 A5判並製 240頁 ●内容紹介● イスラエル国内の分断・偏見・差別、 移民2世・3世が問われるアイデンティティ── 「ユダヤ人約束の地」が内側に抱えるジレンマと、温かく熾烈な日常 建国から73年。パレスチナとの確執を抱えながら、多くの移民・難民の移住先となってきたイスラエル。一枚岩に見える国内には、超正統派や宗教シオニストといった宗教者と、宗教とは距離をとる4割の世俗派、出身地域や移民時期、エスニシティなどによる複雑な分断が生まれている。伝統と多様性の交差点に暮らす、一人ひとりの物語。 「イスラエルを心から“祖国”だと思える日がくるのだろうか」 エッセイとグラフィックノベルで綴る、知られざるイスラエル ●目次● はじめに グラフィックノベルで架橋する社会 中東に飛び込む 戸澤典子 from バヴア 「二重の移民」を生きる 井川・アティアス・翔 from バヴア イスラエルってどんな国? エルサレム・ビーン ただいま 声たちが見える アーク イスラエルの日常を描く(イスラエル人アーティストへのインタビュー) ルトゥ・モダン アサフ・ハヌカ ギラッド・セリクター ヤルデン・ヴァッサ おわりに ●著者紹介● バヴア(Bavuah) 井川・アティアス・翔と戸澤典子が2017年にイスラエルで設立したグラフィックノベル制作ユニット。井川はイースタン・メノナイト大学で紛争解決の修士課程修了、戸澤は東京大学大学院総合文化研究科博士課程後期に在籍。それぞれ社会学の知識を生かしながら、イスラエル・パレスチナの様々な人びとのストーリーに耳を傾け、マンガ作りに励む。今後は活動の場を日本へ広げ、日本の人々の多様性を描いていきたい。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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KUSAMA:愛、芸術、そして強迫観念
¥1,980
ISBN978-4-7634-0982-9 C0098 発行:2021年10月25日 A5判並製 144頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「artsandphil.jp」(2021年12月17日) 「月刊美術」(2021年1月号) 「週刊読書人」(2021年10月22日 第3412号) ●内容紹介● 比類なき成功を収めた「女性芸術家」、その光と影── 前衛の女王・草間彌生の「闘い」を鮮やかに描いたイタリア発のグラフィック・ノベル 「芸術は男が支配している。白人男性が、アメリカ人が。私は何者?」 母親との確執ののち、旧態依然の芸術観に囚われた1950年代の日本を飛び出し、単身アメリカに渡った草間彌生。幻覚や心の病と闘いながらも、芸術によって社会的因習を打ちこわし、世界的アーティストへと上りつめるまで。 女性、そしてアジア人でありながらも世界中を魅了してきた彼女の挑戦の軌跡を辿る。 解説 竹田恵子 ●著者紹介● 作者:エリーザ・マチェッラーリ(Elisa Macellari) 漫画家、イラストレーター。タイ人の母親とイタリア人の父親のもとに生まれる。2018年、タイ人の大伯父ソムポーンの生涯を題材にしたグラフィックノベルPapaya Salad(パパイヤサラダ)で、漫画家としてデビュー。絵本の挿絵、書籍のカバー、女性向けの医療系啓発ポスターなど、さまざまな媒体にイラストを提供している。本書『KUSAMA』は、すでに英・仏・独語の翻訳が刊行されているほか、スペイン、中国、韓国でも版権が取得されている。 訳者:栗原俊秀(くりはら・としひで) 翻訳家。1983年生まれ。訳書にゼロカルカーレ『コバニ・コーリング』(花伝社)、アントニオ・スクラーティ『小説ムッソリーニ 世紀の落とし子』(河出書房新社)、ジョン・ファンテ『ロサンゼルスへの道』(未知谷)など。カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)の翻訳で、須賀敦子翻訳賞、イタリア文化財文化活動省翻訳賞を受賞。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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2枚のコイン:アフリカで暮らした3か月
¥1,980
発行:2021年7月5日 A5判変形並製 136頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「まいにちスペイン語」(2021年10月号) ●内容紹介● “泥棒”はいつも、「金」目当て── 大国による搾取が蝕む、美しい世界 17歳、片時もスマホを手放せない“今どきの若者”マル。ボランティア支援リーダーの母親に連れられて、スペインからセネガル北部、ウォロフ族の村にやってくる。そこは、マルの知らない自由で彩られていた。 「みんなで所有すれば、貧しさで死ぬ人なんかいない」 本当の豊かさとは、支援とは。 SDGsを考えるヒントが詰まった、スペイン発グラフィックノベル ●著者紹介● 作者 ヌリア・タマリット(Núria Tamarit) スペインのイラストレーター・グラフィックノベル作家。1993年バレンシア・ビジャレアル生まれ。バレンシア工科大学美術学部在学中から多数の同人誌に参加、各地で展覧会を開き、2016年『村よ眠れ Duerme Pueblo』(シュリア・ビセンテ共著)で作家デビュー。同年『アベリーのブルース Avery’s Blues』(アングックス共著)でカルロス・ヒメネス賞最優秀新人賞および最優秀表紙デザイン賞受賞。本書でバレンシアグラフィックノベル大賞を受賞した。子供向け書籍のイラストも多数手がける。最新作は『ヒガンタ〜自由を求めて世界を巡った巨人の物語 Giganta, Historia De Aquella Que Recorrió El Mundo En Busca De Libertad』(ジャン=クリストフ・デヴィニー共著)。バルセロナ在住。 訳者 吉田恵(よしだ・めぐみ) 1967年神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部史学科東洋史専攻でイスラーム・スペインを研究。卒業後スペインへ留学、マドリード・コンプルテンセ大学外国人コース等修了後、バルセロナで日本企業駐在勤務。帰国後、編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。現在は翻訳やスペイン語書籍関係の仕事に関わる。 共訳書に『ビジュアル版 スペイン王家の歴史』(原書房、2016年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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「女医」カリン・ラコンブ:感染症専門医のコロナ奮闘記
¥1,980
発行:2021年4月20日 A5判変形並製 160頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「北海道新聞」(2021年8月15日) ●内容紹介● 大混乱のパリの医療現場を追ったバンド・デシネ 未知の感染症と旧態依然の男社会、彼女の闘いは続く 「女性が発言を求められたら、かならず応じて、その権利を手放さないことね」 フランスで今一番有名な女性医師 人口あたり感染者数が世界最多クラスのフランスで、医師のカリンは「識者」として突如時の人に! 日々SNSに寄せられる“クソリプ”の嵐、陰謀論を信じ込む友人、そして専門家会議の男社会──うんざりする日々の中、未知の脅威と向き合った記録。 ●著者紹介● 原作 カリン・ラコンブ(Karine Lacombe) 感染症の専門家で教授、サンタントワーヌ病院(パリ)の部門長。Covid-19生存者からの血漿を利用した治療の研究を率いる 作画 フィアマ・ルザーティ(Fiamma Luzzati) シチリア出身のイラストレーター兼脚本家。これまでに2つのグラフィックノベルを発表。 訳者 大西愛子(おおにし・あいこ) 1953年、東京生まれ。フランス語翻訳・通訳。父親の仕事の都合でフランス及びフランス語圏で育つ。バンド・デシネの翻訳多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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21世紀の恋愛:いちばん赤い薔薇が咲く
¥1,980
発行:2021年2月10日 A5判変形並製 192頁 ●書評・紹介記事情報● 「文學界」(2021年11月号) 「週刊文春」(2021年8月26日号) 「読売新聞」(2021年6月6日) 「京都新聞」(2021年4月16日) 「高知新聞」(2021年4月15日) 「山陰中央新報(2021年4月14日) 「南日本新聞」(2021年4月13日) 「熊本日日新聞(2021年4月8日) 「秋田魁新報」「茨城新聞」(2021年4月7日) ●内容紹介● なぜ《恋に落ちる》のがこれほど難しくなったのか 大ベストセラー『禁断の果実』の作者 最新作! 星の王子さまやヘーゲル、フロム、キルケゴール、ジジェク、 プラトンにギリシャ/ヒンドゥー神話にディカプリオ(!)など 古今東西の言説から現代における「恋愛」を読み解く。 スウェーデン発 さらに勢いを増した 最新フェミニズムギャグコミック! 推薦: 野中モモさん(『野中モモの「ZINE」』著者) それはまるで読むスタンダップ・コメディ。 おもしろくてためになる大人の学習まんがです。 相川千尋さん(『キングコング・セオリー』訳者) 身体や性のタブーは破られた。次は「愛」の番。 ●目次● 僕は感じない あんたのかわりはすぐに見つかる テセウスの顔 訳者解説 ●著者紹介● 作者 リーヴ・ストロームクヴィスト(Liv Strömquist) 1978年生まれ。スウェーデンの漫画家。 2006にデビュー作『脂肪分100%(Hundra procent fett)』が大ヒット、『チャールズ皇太子の気持ち(Prins Charles känsla)』(2010年)、『栄華と凋落(Uppgång och fall)』(2016年)などの作品で、スウェーデンを代表する漫画家、文化人としての地位を確立。『禁断の果実(Kunskapens frukt)』(2014年)は27言語に翻訳されスウェーデン国内のみならずドイツやフランスなどでもベストセラーとなり、2018年に花伝社より日本語訳が刊行された(相川千尋訳)。多くの作品が翻訳されているほか、スウェーデン王立ドラマ劇場をはじめスウェーデン国内各地の劇場やドイツ・ハノーヴァー州立劇場などで舞台化もされている。 2016年、漫画家養成コースを持つマルメ高等専門学校から名誉博士号を授与される。ダーゲンス・ニーヘーテル文化賞、カール・イェルハルド振興賞、レーナ・ニーマン賞など受賞多数。 訳者 よこのなな 1977年生まれ。90年代半ばと2000年代初めにスウェーデンの地方都市でスウェーデン語や社会科学を学ぶ。本書がはじめての訳書となる。2021年に訳書『ゴリランとわたし(仮題)』(フリーダ・ニルソン作、岩波書店)刊行予定。 ●関連書● 禁断の果実 https://kadensha.thebase.in/items/29486362 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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未来のアラブ人3:中東の子ども時代 (1985―1987)
¥1,980
発行:2020年11月10日 A5判並製 156頁 ●内容紹介● 快進撃を続ける世界的ベストセラー、衝撃の第3巻! 文化庁メディア芸術祭優秀賞続刊 瀧波ユカリさん(漫画家)推薦) これは異文化の話ではない。痛みを葬って大人になるしかなかった私たちの話だ。 ラマダン、ワイロ、割礼、クリスマス…… フランス人の母を持つシリアの小学生はイスラム世界に何を見たのか イスラム教信仰に回帰するシリア人の父、帰国したいフランス人の母。 シリアの信仰深い親族に囲まれ、小学2年生になったリアドは、シュワルツェネッガーに憧れる。 ――ハーフィズ・アル=アサド独裁下のシリアで、一家はどこへ向かうのか? フランス全書籍中売り上げNo.1(2018年・4巻) 現代最高の漫画家!(ル・モンド) 必読!(ニューヨークタイムズ) 「希有な体験の貴重な記録」(川原和子さん・文化庁メディア芸術祭贈賞理由) 吾妻ひでお『失踪日記』、水木しげる『総員玉砕せよ!』に影響を受けて描かれた、 ある家族の哀しくも抱腹絶倒の物語。(実話) ●著者紹介● リアド・サトゥフ(Riad Sattouf) コミック作家、映画監督。1978年パリ生まれ。シリア人の父とフランス人の母の間に生まれ、幼年期をリビア、シリア、フランスで過ごす。 2010年『Pascal Brutal(パスカル・ブリュタル)』第3巻でアングレーム国際漫画祭・年間最優秀作品賞を受賞、2015年にも2度目の受賞を果たす。『未来のアラブ人』1巻(花伝社)で第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。 鵜野孝紀(うの・たかのり) 1967年東京生まれ。1995年から2013年までパリの日本漫画出版社スタッフを務めた後、フランス語翻訳・通訳。 また日仏双方向で漫画やバンド・デシネの出版企画に携わる。 主な訳書に『未来のアラブ人』シリーズ(花伝社)、ミロ・マナラ『ガリバリアーナ』(パイ・インターナショナル)、ユング『はちみつ色のユン』、レスリー・プレ『ねこのミシェル』(DU BOOKS)など。 ★関連書籍 「未来のアラブ人」 https://kadensha.thebase.in/items/29410864 「未来のアラブ人2」 https://kadensha.thebase.in/items/29369258 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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コバニ・コーリング
¥1,980
発行:2020年9月5日 A5判並製 288頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「季刊・読書のいずみ」(165号2020年冬号) ●内容紹介● 推薦:安田純平氏(ジャーナリスト) 「漫画だから表現できる世界の真理がある。文章や映像、写真だけでは戦争は描ききれない。戦場の現実をここで追体験してほしい。」 日本オタクのイタリア人漫画家は、対イスラム国(IS)防御の砦となった シリア北部・クルドの町で何を見たのか。 イタリア人気No.1漫画家 12万部超えのルポルタージュコミック、ついに日本上陸! 「心に自由と人間らしさを持っているなら、 男だろうが女だろうが、コバニに駆けつけるべきなんだよ。」 2013年、シリア内戦のさなか、「国なき民」クルド人たちはシリア北部に「ロジャヴァ」と呼ばれる自治区を確立した。そこでは男女平等、エコロジーを掲げる憲法のもと、民主的連邦制が敷かれたが、ISが侵攻し住民が大量虐殺される。2015年、世界中からロジャヴァのコバニに集まった志願兵の手で都市は防衛され、ISにとって最初の敗北となったが……。 混迷が続く中東の地で、イタリア人漫画家が目にしたものとは? 「日本ではコバニの取材を検討しただけでジャーナリストが旅券を奪われた。しかし現地には多様な人々が集っていた。普段の日常はあらゆる表現方法で描かれ、それでも描ききれていないはずなのに、日常の全てを破壊する戦争をごく少数の記者だけで描ききれるわけがない。あらゆる人々が現場に行って多様な視点で見て表現してこそ、戦争の本当の姿に迫れるはずなのだ。」【安田純平氏推薦文】 ●著者紹介● 作者 ゼロカルカーレ(Zerocalcare) 漫画家。1983年、イタリアのアレッツォに生まれる。幼少期から現在まで、ローマ北東の街区レビッビアに在住。2011年、『アルマジロの予言』を発表し、商業漫画家としてデビュー。2014年、5冊目の単行本となる『わたしの名前は忘れて』を発表。同作は翌年、イタリアでもっとも影響力のある文学賞「ストレーガ賞」のセミファイナリストにノミネートされる。2016年、シリア-トルコ国境地帯への旅を描いたルポルタージュ作品『コバニ・コーリング』(本書)を発表。同作はこれまでに8言語に翻訳され、2020年には、増補改訂版に当たる『コバニ・コーリング:それから』が刊行されている。 訳者 栗原俊秀(くりはら・としひで) 翻訳家。1983年生まれ。訳書にジョン・ファンテ『犬と負け犬』、カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(以上、未知谷)、ピエトロ・アレティーノ『コルティジャーナ』(水声社)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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リッチな人々
¥1,980
発行:2020年8月10日 A5判並製 152頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「週刊文春」(2021年2月4日号) 「熊本日日新聞 竹内洋が読む欄」(2020年10月11日) 「山梨日日新聞」(2020年10月4日) 「北海道新聞」(2020年10月3日) 「信濃毎日新聞」(2020年9月12日) 「京都新聞」(2020年9月6日) 「南日本新聞」(2020年8月23日 ●内容紹介● 岸政彦氏(社会学者)推薦! 「社会学者が解き明かす、このくそったれな世の中の仕組み。 どうすれば金持ちになれるの? って考えてるあなたは、金持ちになれない!」 あっちは金持ちこっちは貧乏、なんで? フランスの社会学者夫妻による、ブルデュー社会学バンドデシネ ●著者紹介● (原案) ミシェル・パンソン、モニク・パンソン=シャルロ(Michel Pinçon/Monique Pinçon-Charlot) 元フランス国立科学研究センター研究部長(パリ第8大学)。著書に『パリの万華鏡──多彩な街の履歴書』(原書房、2006年)など。 (作者) マリオン・モンテーニュ(Marion Montaigne) 1980年、レユニオン島サン=ドニ生まれ。BD作家。科学マンガに定評があり、仏独テレビ局arteでアニメ化されている。 (訳者) 川野英二(かわの・えいじ) 大阪市立大学文学研究科教授。都市・社会政策の社会学。共訳書にセルジュ・ポーガム『貧困の基本形態──社会的紐帯の社会学』(新泉社、2016年)など。 川野久美子(かわの・くみこ) フランス語通訳・翻訳。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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わたしはフリーダ・カーロ:絵でたどるその人生
¥1,980
発行:2020年6月25日 A5判並製 160頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「情報誌VISA」(2020年11月号) 「読売新聞」(2020年9月20日) 「まいにちスペイン語」(2020年9月号) 「毎日新聞」(2020年7月25日) 「中日新聞」「北陸中日新聞」(2020年7月12日) 「東京新聞」(2020年7月11日) ●内容紹介● 「絵の中にこそ、真のフリーダがいる。」 フリーダ・カーロの魅力と魔力 渡辺直美、ビヨンセ、マドンナらを魅了する、永遠のフェミニスト。 トロツキー、イサム・ノグチとの出会いも描く 作品と日記をもとに、20世紀を代表する画家に迫った スペイン発グラフィックノベルのベストセラー ●目次● はじめに フリーダ・カーロ ひとりで遊ぶ 思春期と最初の事故 痛みと絵筆 象と鳩 アメリカ合衆国 2度目の事故 レフ・トロツキー シュルレアリスム わたしを忘れないで 傷ついた鹿 夢 この本に登場するフリーダ・カーロ作品 この本でアレンジしたフリーダ・カーロ作品 謝辞・参考文献 訳者解説 ●著者紹介● 作者 マリア・ヘッセ(María Hesse) 1982年生まれ、セビーリャ育ち。本書のほか、ジェーン・オースティン『高慢と偏見』の挿絵(Alfaguara社)、『David Bowie, una biografía』(デヴィッド・ボウイ伝記。Franz Ruiz文、Lumen社)などの書籍を手がける。 訳者 宇野和美(うの・かずみ) 東京外国語大学卒業。出版社勤務の後、翻訳に携わる。スペイン語圏の作品を精力的に紹介、翻訳している。スペイン語の子どもの本専門ネット書店「ミランフ洋書店」www.miranfu.comも営む。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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博論日記
¥1,980
発行:2020年4月25日 A5判並製 192頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「フィルカルVol. 5 No. 3」(2020年12月号) 「an・an」(2020年7月22日号 No.2209) 「朝日新聞デジタル 小原篤のアニマゲ丼欄」(2020年7月13日) 「毎日新聞」(2020年6月13日) 「朝日新聞」(2020年6月10日) ●内容紹介● 推薦・高橋源一郎 「カフカの「博士論文」を書くことを通じて、学問の秘密、大学の秘密、社会の秘密を探りあてる、若き女性学徒ジャンヌ。「博論」というライトセーバーで不条理な世界を叩っ切れ!」 「その研究、何の役に立つの?」 「で、まだ博論書いてるの?」 世界中の若手研究者たちから共感の嵐! 高学歴ワーキングプアまっしぐら⁉な文系院生が送る、笑って泣ける院生の日常を描いたバンド・デシネ フランスでベストセラー! 英米、ドイツ、イタリア、スペイン、アラビア語圏、中国など各国で翻訳出版された話題図書! ●著者紹介● [作者] ティファンヌ・リヴィエール(Tiphaine Riviere) 博士課程にてアルバート・コーエンの『選ばれた女』における「愚かさ」の表象について研究。その間、パリ・ソルボンヌの大学で事務員として働く。のちにブログ「ソルボンヌ事務所14」を開設。バンド・デシネ作家としての活動を始め、博士課程は中退している。 2015 年に自身の博士課程における経験を元にした、自伝ともいえる本書『Carnet de thèse』 を出版。2019 年、自身の博士論文において定義した12 の「愚行」を描いた『Invasion des imbéciles』の第一巻を出版。 [訳者] 中條千晴(ちゅうじょう・ちはる) 1985年生まれ、フランス・リヨン在住。博士号。 ポピュラー音楽・ジェンダー研究。翻訳家でもある。 著訳に「ポスト・フォーディズムのジェンダー」(アンジェラ・マクロビー、和訳)、その他 『Orange』(高野苺)や『Perfect World』(有賀リエ)含む日本の漫画の仏訳多数。2018 年 小西財団日本漫画翻訳賞ノミネート。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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未来のアラブ人2:中東の子ども時代 (1984―1985)
¥1,980
発行:2020年4月5日 A5判並製 160頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「朝日新聞」(2020年6月10日) 「毎日新聞」(2020年4月22日) 「ダ・ヴィンチニュース」(2020年4月21日) ●内容紹介● 推薦:ヤマザキマリさん 「この巻を読んだ後であれば、 どんな星の宇宙人と遭遇しても私は決して驚かない。 そう感じるほど衝撃的だった。」 シリアの小学校に入学した金髪の6歳を待ち受けるものは…… 文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作、待望の第2巻! シリア人とフランス人の両親のもとで育ったリアド6歳。父の故郷、シリアの小学校に入学し、アラビア語とコーランを学び、体罰とイジメに耐え、貧富の差を知り、イスラム世界の厳しさに気づいていく。 ――ハーフィズ・アル=アサド独裁下のシリアで生きる小学1年生の記録 ●著者紹介● リアド・サトゥフ(Riad Sattouf) コミック作家、映画監督。1978年パリ生まれ。シリア人の父とフランス人の母の間に生まれ、幼年期をリビア、シリア、フランスで過ごす。 2010年『Pascal Brutal(パスカル・ブリュタル)』第3巻でアングレーム国際漫画祭・年間最優秀作品賞を受賞、2015年にも2度目の受賞を果たす。『未来のアラブ人』1巻(花伝社)で第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。 鵜野孝紀(うの・たかのり) 1967年東京生まれ。1995年から2013年までパリの日本漫画出版社スタッフを務めた後、フランス語翻訳・通訳。 また日仏双方向で漫画やバンド・デシネの出版企画に携わる。 主な訳書に『未来のアラブ人』1巻(花伝社)、ミロ・マナラ『ガリバリアーナ』(パイ・インターナショナル)、ユング『はちみつ色のユン』、レスリー・プレ『ねこのミシェル』(DU BOOKS)など。 ★関連書籍 「未来のアラブ人」 https://kadensha.thebase.in/items/29410864 「未来のアラブ人3」 https://kadensha.thebase.in/items/35116542 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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アメリカン・ボーン・チャイニーズ:アメリカ生まれの中国人
¥2,200
発行:2020年2月10日 A5判並製 240頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「京都新聞」(2020年4月12日) ●内容紹介● アメリカに生まれても、白人に憧れても…… やっぱり僕は、中国人として生きていく 中国人移民2世としてアメリカに生まれ、白人になりたいと憧れるジン・ワン、 台湾出身の親友ウェイチェン、白人高校生ダニー、その「従弟」チンキー……彼らがアメリカのハイスクールを舞台に『西遊記』と織りなす奇想天外な物語。 アメリカ社会の「ステレオタイプな中国人」を確信犯的に描き、中国人のアイデンティティを問うた話題作。 中国人の両親を持ち、白人になりたいと願う男の子に、『西遊記』や「論語」、トランスフォーマー(!?)が絡まり合う。移民のアイデンティティ確立を描き、全米図書賞最終候補に選出、アメリカの教育現場でも使われている超ド級のベストセラーがついに日本語に! 中華系の移民2世が、自身の文化と向き合いつつ自分が誰かを探していくストーリーは、移民に関心のある方だけでなく、ついつい自分の属性を否定してしまう、自分以外の誰かになりたい、私たちの中の多くの方々に是非お読みいただきたい内容です。 ●書評・紹介記事情報● 「京都新聞」(2020年4月12日) ●著者紹介● ジーン・ルエン・ヤン(Gene Luen Yang) 1973年、アメリカ生まれの移民2世。両親は台湾出身でアメリカの大学院で学んでいた時に知り合う。カリフォルニア大学バークレー校コンピューター・サイエンス学部卒業後、高校で教鞭をとりながら自費出版したマンガが認められ、マンガ家に。2006年発表の本作は、全米図書館賞の最終候補になるなど絶賛され、アイズナー賞など多くの賞を受賞した。現在は家族とサンフランシスコに暮らす。 椎名 ゆかり(しいな・ゆかり) 海外コミック翻訳者、東京藝術大学非常勤講師。アメリカ・オハイオ州ボーリンググリーン州立大学院ポピュラーカルチャー専攻修士課程修了。平成23~25年度文化庁芸術文化課マンガ研究補佐員。海外マンガや論文の翻訳及び海外におけるマンガ状況について執筆を行う。主な訳書は『ファン・ホーム ある家族の悲喜劇』(第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞)、『ブラックホール』、『サーガ』、『ザ・ボーイズ』、『モンストレス』他。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net