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アドルノ美学解読:崇高概念から現代音楽・アートまで

¥3,300 税込

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発行:2019年12月20日
A5判並製  252頁


●内容紹介●
没後50年、多角的な読解を通して析出するアドルノ美学の全体像
〈崇高〉〈自然美〉〈神学・形而上学〉〈倫理・感性学〉
〈表現と構成〉〈モンタージュ〉〈ソーシャリー・エンゲイジド・アート〉
〈不定形音楽〉〈トータル・セリエリズム以降の音楽〉


●目次●
第1章 アドルノにおけるÄsthetik/Ethik 藤野 寛
第2章 〈我ガ望ミ空シカラマジ〉(ノーン・コーンフンダル)──アドルノの美学における消失点としての形而上学 杉内有介 
第3章 表現から構成への移行──一九五八/五九年「美学講義」に見るモデルネ芸術のアポリア 伊藤雅俊
第4章 自由のイメージとしての不定形音楽 守 博紀 
第5章 アドルノの音楽的経験と前衛音楽の音楽思考について──「部分全体」概念を手がかりに 西村紗知
第6章 〈モンタージュ〉論から見るアドルノ美学──モデルネ芸術と死の原理 鈴木賢子
第7章 アドルノの美学とソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)の接続可能性 長 チノリ
第8章 二重化する「風景」とその行方──ヨアヒム・リッターとの比較を通じて 府川純一郎
第9章 アドルノと崇高──カントと対照しつつ 西村 誠


●著者紹介●
藤野 寛(ふじの・ひろし) 國學院大学文学部教員。哲学(倫理学)、ドイツ現代思想研究。フランクフルト大学哲学博士。キェルケゴール協会、日本島嶼学会会員。鶴見俊輔、ナータン・ビルンバウム、トーマス・ネーゲルとじっくり取り組みたいと念じながら、果たせずにいる。既発表論文に、「「言葉の力」をめぐる考察――第二次世界大戦直後の言語表現/言語批判」(『思想』2009年5号)、「「チェルノヴィッツ」考」(『思想』2013年3号)など。

西村 誠(にしむら・まこと) 元長野県短期大学准教授。哲学・倫理学。1949年京都市生まれ。1983年京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。著書、『実践哲学の現在』(共著、世界思想社、1992年)。論文、「道徳の現場としての怒り」(『倫理学研究』2013年)。訳書、徐俊植『全獄中書簡』(柏書房、1992年)、『自生への情熱――韓国の政治囚から人権運動家へ』(影書房、1995年)。


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