権力vs市民的自由:表現の自由とメディアを問う
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発行:2018年3月17日
四六判並製288頁
●内容紹介●
権力による市民的自由の圧迫
表現の自由はどうなる?
メディアのあり方と人々の価値観がともに多様化するなか、ジャーナリズムに問われているものは何か。
表現・メディアの自由研究の第一人者、田島泰彦と、彼に薫陶を受けた研究者たちによる、メディア研究の最前線。
●目次●
第Ⅰ部 表現規制立法とメディア
第1章 特定秘密保護法とメディア──取材・報道規定(22条)を中心に 田島泰彦
第Ⅱ部 表現の自由の現代的動向と諸相
第2章 反論権をめぐる国際的動向と日本の課題 韓永學
第3章 韓国におけるゲーム審議制度に関する一考察──2016年改正「ゲーム法」からみる自主審議制度の問題を中心に 千命載
第4章 表現の自由と「政治的中立性」 城野一憲
第5章 わいせつ規制と思考の自由──わいせつ物単純所持規制を題材に 森口千弘
第Ⅲ部 変質する権力とメディア
第6章 米大統領選とメディア──フェイクニュースとマスメディアの信頼性の考察を中心に 大塚一美
第7章 安倍政権下におけるNHKニュースに関する考察──「ニュース7」の加計学園問題報道を中心に 浮田 哲
第8章 地域の情報流通における県域ラジオの可能性をめぐる一考察 石井育子
●編者紹介●
韓 永學(はん・よんはく)
1971年生。上智大学大学院新聞学専攻博士後期課程修了。博士(新聞学)。現在、北海学園大学法学部教授。専門はメディア倫理法制。著書に『報道被害と反論権』(明石書店、2005年)、『韓国の言論法』(日本評論社、2010年)など。
大塚一美(おおつか・かずみ)
1977年生。上智大学大学院新聞学専攻博士後期課程修了。博士(新聞学)。山梨学院大学等非常勤講師。専門は情報法、メディア倫理法制。『調査報道ジャーナリズムの挑戦』(花田達朗・別府三奈子と共著、旬報社、2016年)。
浮田 哲(うきた・てつ)
1959年生。上智大学大学院新聞学専攻博士後期課程単位取得退学。羽衣国際大学教授。専門は放送論、メディア論。共著本として『表現の自由とメディア』(日本評論社)、『市民が広げる議会公開』(現代人文社)。
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