われ、大統領を撃てり:在日韓国人青年・文世光と朴正煕狙撃事件
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発行 2016年10月25日
四六判並製 288頁
●内容紹介●
「母よ、息子よ、騙された私が馬鹿だった」──
そう言い残して在日青年は、刑場の露と消えた
日本の警察から奪った拳銃で母国の大統領を狙撃し、日本と韓国、北朝鮮を揺るがした在日韓国人青年・文世光。
革命の英雄に酔いしれた在日青年は、絶望と慚愧の中で最期に何を訴えたのか──
朴槿恵・韓国大統領の父親、朴正煕は、1974年8月15日の光復節祝賀行事において、一人の在日韓国人青年に狙撃される──
在日社会のタブーとして顧みられることのなかった狙撃犯・文世光の人間像にスポットを当て、歴史の闇に呑み込まれようとする世紀の大事件の真相に迫った、本格ノンフィクション!
現代史のタブーに挑む
●目次●
第1章 事件発生
第2章 凶器としての拳銃
第3章 揺れる日韓関係
第4章 在日としての文世光
第5章 ソウル激震
第6章 異例ずくめの裁判
第7章 事件の真相
第8章 死刑、その後
第9章 狙撃事件とはなんで あったのか
終 章 終わりなき始まり
●著者紹介●
高祐二(コ・ウイ)
1966年生まれ。甲南大学経済学部卒。兵庫県在住。在日韓国学生同盟兵庫県本部副委員長、在日韓国青年同盟兵庫県本部委員長を歴任。兵庫朝鮮研究会会員。理学療法士、病院勤務。著作に、『韓流ブームの源流』(社会評論社)、『在日コリアンの戦後史』『大災害と在日コリアン』(明石書店)。共著に、『兵庫のなかの朝鮮』『近代の朝鮮と兵庫』『在日韓国・朝鮮人の歴史と現在』(明石書店)、『兵庫の大震災と在日韓国・朝鮮人』(社会評論社)がある。
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