食料自給は国境を超えて:食料安全保障と東アジア共同体
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発行 2016年10月25日
四六判上製 296頁
●内容紹介●
食料自給率39%で日本の〈食〉は大丈夫か?
緊急米の共同備蓄を軸に、東南アジア諸国と日本・韓国・中国の13ヵ国で進められてきた東アジア地域協力。本書は、稲作文化を共有するアジア諸国による国際食料協力に光をあて、孤立国家の食料自給論から脱皮し、東アジア地域の包括的食料安全保障へと歩みだす道を提起する。
グローバル食料危機の時代の新たな食料安全保障
地域協力にこそ活きる日本農業の知恵と技
●目次●
第一部 東アジア地域食料協力の柱
第1章 東アジア緊急米備蓄の創設
第2章 東アジア緊急米備蓄の本格化へ
第3章 食料安全保障情報システム
第4章 食品安全の地域協力
第二部 食料と国際秩序
第5章 食料が足りない時代へ
第6章 世界貿易機関と地域経済連携
第7章 TPPか、地域包括的経済
連携か
補論 台頭する中国と東アジア
第8章 日本産食料の輸出戦略
第9章 アジア共通食料政策の展望
●著者紹介●
豊田 隆(とよだ たかし)
1947年生まれ。東京大学農学部卒。農学博士。農業総合研究所、弘前大学助教授、コーネル大学客員研究員、筑波大学教授、東京農工大学大学院教授・国際環境農学専攻長を経て、東京農工大学名誉教授。
日本農業経済学会賞、NIRA政策研究・東畑記念賞受賞、農業問題研究会代表幹事、食料農業農村政策審議会委員・果樹部会長等を歴任。
著書に『りんご生産と地域農業』『食料輸入大国への警鐘』『アグリビジネスの国際開発』『農業政策』(〈国際公共政策叢書第10巻〉)『世界のフードシステム』『農が拓く東アジア共同体』、他多数。
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