南シナ海領土紛争と日本
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発行 2016年6月25日
四六判上製 264頁
●内容●
沖ノ鳥島は島か岩か?
中国「南シナ海岩礁埋め立て」がそっくり真似た日本の「沖ノ鳥島護岸工事」。
加えて、今日の南シナ海混乱の起源は、戦時中の日本軍の全域制圧にもあった──
南シナ海・南沙諸島紛争は、人類が経験した最も複雑な領有権争いである。その出発点に、日本の敗戦処理において、日本が戦時中に領有したこれらの島々を放棄しただけで、帰属先を決めていないことがあった。
決して他人事ではない南シナ海領土紛争。その解決には人類の英知が試され、日本の役割が問われている。
人類・地球の宝、母なる海を、領土・領海ナショナリズムから解き放て
●目次●
第1章 南シナ海南沙諸島紛争
第2章 沖ノ鳥島は「島」か「岩」か
第3章 東シナ海における大陸棚延伸問題
――大陸棚は沖縄トラフに迫る――
補 章 再論、尖閣「国有化騒動」批判
結び――「領海ナショナリズム」という妖怪
●著者紹介●
矢吹 晋(やぶき すすむ)
1938年生まれ。東京大学経済学部卒。東洋経済新報社記者、アジア経済研究所研究員、横浜市立大学教授を経て、横浜市立大学名誉教授。(財)東洋文庫研究員、21世紀中国総研ディレクター、朝河貫一博士顕彰協会代表理事。
著書:『文化大革命』、『毛沢東と周恩来』(以上、講談社現代新書)、『朝河貫一とその時代』、『日本の発見──朝河貫一と歴史学』、『劉暁波と中国民主化のゆくえ』、『チャイメリカ』、『尖閣問題の核心』『尖閣衝突は沖縄返還に始まる』『敗戦・沖縄・天皇』『対米従属の原点 ペリーの白旗』(以上、花伝社)他多数。
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