父の遺言:戦争は人間を「狂気」にする
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発行 2016年6月20日
四六判上製 270頁
●内容紹介●
日中戦争の時は憲兵隊長として、
戦後は償いを生きた父
人間にとって戦争とは何かを問い続けた
娘の心の旅
七三一部隊に多くの中国抗日活動家を送った罪で特別軍事法廷で裁かれた父──上坪鉄一
日中戦争の戦犯たちの「認罪」の記録は今を生きる我々に何を物語っているのか
推薦の言葉 澤地久枝
44名の中国人を731細菌部隊に送ったと懺悔した父の人生を辿ることは
昭和史を血の通う生きたものとして見直すことであった—
若い人たちへの痛切なメッセージである。
●目次●
Ⅰ 1945年8月15日敗戦
Ⅱ 日本人戦犯たちの中国撫順での処遇と教育
Ⅲ 日本人戦犯たちの「認剤」
Ⅳ 中国から帰った戦犯たちのその後―「中帰連」の活動
Ⅴ 日本軍が「満州国」で行ったこと
Ⅵ 特高警察と憲兵の支配した「満州国」―関東憲兵隊
Ⅶ 七三一部隊
Ⅷ 「三光作戦」
Ⅸ 父の行った戦争犯罪
●著者紹介●
伊東秀子(いとう・ひでこ)
1943年満州(現中国東北地方)生まれ。1966年東京大学文学部卒業後、東京家庭裁判所調査官を経て、3人の子育てをしながら1979年司法試験合格。1981年弁護士登録。
1990~95年まで衆議院議員2期を務める。1995年に弁護士業を再開し、恵庭OL殺人事件や櫻井忠などの弁護を担当。また、医療過誤・行政・労災事件等多くの民事事件に取り組んでいる。
著書に、『めぐりくる季節』、『ひとりから、ひとりでも』(以上花伝社)、『佐川急便事件の真相』(岩波ブックレット)、『恵庭OL殺人事件:こうして「犯人」は作られた』(日本評論社)など。
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