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ある戦時下の抵抗:哲学者・戸坂潤と「唯研」の仲間たち

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発行 2015年8月20日
四六判上製272頁


●内容紹介●
敗戦、そして戸坂潤の獄死から70年

1930年代、反戦運動が特高警察に根こそぎ弾圧されていくなかで、6年間にわたってしたたたかに抵抗を続けた、世界に例のない文化組織「唯物論研究会」。哲学者・戸坂潤をはじめ、この唯研につどう若き知識人たちは、ファシズムが吹き荒れる下でも、人生を楽しみ、仲間と交わり、好戦イデオロギーに抗い続け、のちに戦後の民主主義運動の芽となっていった。彼らの鮮烈な生き方が示すものは何か?


●目次●
第1章 若き京都学派 戸坂潤と三木清 一九二一年~二九年
第2章 唯研創設 一九二九年~三二年
第3章 唯研の奴ら 一九三二年~三四年
第4章 おけさほど 一九三五年~三六年
第5章 唯研解散 一九三七年~三九年
第6章 獄死 一九三九年~四五年
注記/参考文献
あとがき
[資料]関連年表/主な登場人物/唯物論研究会幹事一覧


●著者紹介●
岩倉 博(いわくら・ひろし)
1947年、宮城県角田市生まれ。1970年、福島大学経済学部卒業。鋼鉄業、印刷業の事業所に勤務し、労働組合の活動に従事。08年まで東京地方労働組合評議会(東京地評)書記。1988年から私家版冊子『でくのぺん』を執筆・刊行。山梨県北杜市在住。
著書『異評 司馬遼太郎』草の根出版会、2006年。『ある哲学者の軌跡──古在由重と仲間たち』花伝社、2012年。
編著『陽光きらめいて——民主経営労組40年のあゆみ』光陽出版社、1992年。『国際労働基準で日本を変える——ILO活用ガイドブック』大月書店、1998年。

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