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ノスタルジー:我が家にいるとはどういうことか? オデュッセウス、アエネアス、アーレント

¥1,980 税込

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発行:2020年12月25日
四六判並製  200頁


●書評・紹介記事掲載情報●
「週刊読書人」(2021年3月12日号)
「読売新聞」(2021年2月21日)


●内容紹介●
推薦:鵜飼哲(フランス文学・思想) 

移民・難民・避難民、コロナ禍による世界喪失の世紀に、
古代と20世紀の経験から光を当てる
「ノスタルジー」と「故郷」の哲学

帰郷の後すぐ再び旅に出たギリシアの英雄オデュッセウス、ギリシア語を捨ててラテン語を話しローマの元になる都市を建立したアエネアス、
アメリカ亡命後も母語ドイツ語に拘り続けたユダヤ人哲学者アーレント。
自分の故郷を離れ、自分の言葉を忘れざるを得なかった人々の抱く「ノスタルジー」とは。

人はいつ、「我が家」にいると感じるのか?
アカデミー・フランセーズ新会員、現代フランスを代表する女性哲学者の傑作、待望の日本語訳!


●目次●
コルシカ的歓待について
オデュッセウスと帰郷の日
アエネアス──ノスタルジーから落ち延びへ
アーレント 祖国としての言語

訳者解説
バルバラ・カッサン 著作リスト
訳者あとがき


●著者紹介●
著者
バルバラ・カッサン(Barbara Cassin)
1947年パリ生まれ。哲学者、文献学者。フランス国立科学研究センター研究員を経て現在同センター名誉ディレクター。2019年よりアカデミー・フランセーズ会員。2017年より非営利団体「知恵の館 翻訳」を運営し、翻訳に関わる多様な活動を展開している。また、デリダらが創設した国際哲学コレージュ議長や、ソルボンヌ大のレオン・ロバン古代哲学研究所所長も務め、フランス国内外の複数の高等教育機関で教鞭を取った。フランスにおけるソフィスト研究の記念碑的著作 『ソフィスト的効果』(1995年)を始めとして著書多数。

訳者
馬場智一(ばばともかず)
1977年長野県生まれ。哲学、倫理学、思想史、哲学プラクティス。博士(学術、一橋大学)、博士(哲学、ソルボンヌ・パリ第四大学)。長野県立大学グローバルマネジメント学部准教授。権堂哲学カフェ共同主宰。著書に『倫理の他者――レヴィナスにおける異教概念』(勁草書房)ほか。


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