テロと産廃:御嵩町騒動の顛末とその波紋
¥2,200 税込
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発行:2021年2月20日
四六判並製 352頁
●内容紹介●
産廃処理場計画をめぐり県と対立、町長襲撃事件から町を二分する住民投票へ──
前代未聞の騒動から四半世紀を経て見えてきた深層と真相
何も決められないまま野ざらしにされ、密林と化したかつての炭鉱町・岐阜県御嵩町小和沢。
この町を舞台に繰り広げられた、強烈な個性たちによる群像劇、そして分断と暴力……。
多くの謎を残したまま風化していく一連の騒動に、新たな事実と視点からメスを入れ、現在に続く問題の構造と真実を解き明かす──
“魑魅魍魎”の正体に迫る、本格ノンフィクション
推薦 崔洋一(映画監督)
「深層崩壊にも似て、この現実はドラマを超えている」
●目次●
プロローグ
第一章 柳川と梶原
第二章 県を手玉にとった町
第三章 新町長の反撃
第四章 血と骨の世界
第五章 襲撃事件と盗聴事件
第六章 住民投票
第七章 もう一つの住民投票
第八章 豊島と御嵩の交錯
第九章 産廃処分場は悪か
第一〇章 名誉ある撤退
エピローグ
●著者紹介●
杉本裕明(すぎもと・ひろあき)
1954年生まれ。早稲田大学商学部卒。1980年より2014年まで、朝日新聞記者。
廃棄物、自然保護、公害、地球温暖化、ダム・道路問題など環境問題全般を取材。環境省、国土交通省、自治体の動向にも詳しい。また、記者時代に、情報公開制度を利用した「官官接待キャンペーン」「公共事業改革」「環境事件の掘り起こし」など、新しい調査報道のスタイルを作った。現在はフリージャーナリスト。
著書に『産廃編年史50年──廃棄物処理から資源循環へ』(環境新聞社)、『ルポ にっぽんのごみ』(岩波書店)、『社会を変えた情報公開──ドキュメント・市民オンブズマン』(花伝社)、『環境省の大罪』(PHP研究所)、『赤い土 フェロシルト──なぜ企業犯罪は繰り返されたのか』、『環境犯罪──7つの事件簿から』(以上、風媒社)、共著に『廃棄物列島・日本』(世界思想社)、『ゴミ分別の異常な世界』(幻冬舎)、『ドキュメント官官接待──「公費天国」と「情報公開制度」を問う』(風媒社) など多数。
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