小中一貫教育の実証的検証:心理学による子ども意識調査と教育学による一貫校分析

発行:2021年3月25日
A5判並製  200頁


●内容紹介●
小中一貫教育は、子どもたちにどんな影響をおよぼしたのか?

新自由主義的教育改革の目玉政策として導入され、全国に広がった小中一貫校制度。
一貫校と非一貫校の調査研究結果の比較、心理学と教育学の科学的観点から導き出された、学校環境と子どもたちの発達の関係とは──

小中一貫教育20年の「成果」を検証した画期的研究、その集大成


●目次●
第Ⅰ部 調査研究グループの研究成果のまとめ
第1章 小中一貫教育科研の調査研究は何を明らかにしたのか 都筑 学
第2章 第1期(2013~14 年度)における調査結果 都筑 学
第3章 第2期(2015~17 年度)における調査結果 岡田有司
第4章 第3期(2018~19年度)における調査結果 金子泰之
第5章 X市における一貫校と非一貫校との比較 髙坂康雅
第6章 児童生徒を対象とした大規模調査が明らかにしたこと 岡田有司
第7章 発達心理学は調査結果から何が言えるのか 都筑 学
第8章 子どもの発達段階の節目を保障できる小中一貫教育とは 金子泰之
第9章 本研究の意義と今後の課題 髙坂康雅
第Ⅱ部 教育学からみた小中一貫教育
第1章 小中一貫校の20 年──「平成の学制大改革」から「地方創生」へ 山本由美
第2章 東京・品川区の施設一体型小中一貫校(義務教育学校)の教育の批判的検証 佐貫 浩
第3章 呉市小中一貫教育がもたらしたもの──「栄光」の陰に貫く上位下達の学校管理 梅原利夫
第4章 小中一貫教育の問題点、矛盾、現実── 〈座談会〉研究から見えてきたもの 梅原利夫、金馬国晴、佐貫 浩、富樫千紘、山本由美


●著者紹介●
【編著者】
梅原利夫(うめはら・としお)
和光大学名誉教授、民主教育研究所代表。専攻は教育課程論。最近著は、『新学習指導要領を主体的につかむ』(新日本出版社、2018)、『続 人間を探す旅』(自費出版、2018)。

都筑 学(つづき・まなぶ)
中央大学文学部教授。博士(教育学)。専門は発達心理学。単著に『小学校から中学校への学校移行と時間的展望──縦断的調査にもとづく検討』(ナカニシヤ出版、2008)、『希望の心理学』(ミネルヴァ書房、2004)、『今を生きる若者の人間的成長』(中央大学出版部、2011)など。

山本由美(やまもと・ゆみ)
和光大学現代人間学部教授。専門は教育行政学。著書に『学力テスト体制とは何か』(単著、2009)『教育改革はアメリカの失敗を追いかける』(単著、2014、ともに花伝社)、『小中一貫・学校統廃合を止める──市民が学校を守った』(共編著、新日本出版社、2019)など。

【著者】
岡田有司(おかだ・ゆうじ)
東京都立大学大学教育センター准教授。専門は教育心理学、発達心理学。著書に『中学生の学校適応─適応の支えの理解』(単著、ナカニシヤ出版、2015)、『共生社会へ――大学における障害学生支援を考える』(共編著、東北大学出版会、2020)など。

金子泰之(かねこ・やすゆき)
静岡大学教職センター講師。博士(心理学)。専門は教育心理学、発達心理学。主な著書に、『中学生の学校適応と生徒指導に関する研究』(ナカニシヤ出版)がある。

髙坂康雅(こうさか・やすまさ)
和光大学現代人間学部教授。博士(心理学)。専門は青年心理学。著書に『ノードとしての青年期』(編著、ナカニシヤ出版)、『恋愛心理学特論』(単著、福村出版)、『レクチャー青年心理学 学んでほしい・教えてほしい15のテーマ』(編著、風間書房)など。

佐貫 浩(さぬき・ひろし)
法政大学名誉教授。教育行政学、道徳教育論、教育課程論等専攻。著書に『現代をどうとらえどう生きるか』(新科学出版、2016)、『学力・人格と教育実践』(大月書店、2019)、『「知識基盤社会」論批判』(花伝社、2020)他。

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