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グローバル警察国家:人類的な危機と「21世紀型ファシズム」

¥2,750 税込

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ISBN978-4-7634-0980-5
C0036
発行:2021年10月15日
四六判並製  348頁


●内容紹介●
利潤追求システムに取り込まれる“排除された人間”
資本主義に飼い慣らされた国家はどこへ向かうのか

ポスト新自由主義への構想と人間性の回復に向けて──
多国籍資本による人類への構造的暴力を解き明かす

ウィリアム・I・ロビンソンによる日本語版序文「コロナウイルス・パンデミックとグローバル警察国家」収載


●目次●
日本語版序文 コロナウイルス・パンデミックとグローバル警察国家
序論 ジョージ・オーウェルは誤解していた
第1章 グローバル資本主義とその危機
第2章 野蛮な不平等──社会統制という至上命令
第3章 軍事的蓄積と抑圧による蓄積
第4章 未来をめぐる闘争
解題 ウィリアム・I・ロビンソン「理論」の発展とその精神
監訳者あとがき
注/索引


●著者紹介●
【著者】 ウィリアム・I・ロビンソン(William I. Robinson)
カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授。専門は社会学、グローバルスタディーズ、ラテンアメリカ研究。受賞歴のある著書に、A Theory of Global Capitalism (2004)、 Latin America and Global Capitalism (2008)、Global Capitalism and the Crisis of Humanity (2014)。2022年、Global Civil War:Capitalism Post-Pandemicを刊行予定。 本書The Global Police State(2020)が初の邦訳書となる。

【監訳】 松下冽(まつした・きよし)
立命館大学名誉教授。1947年生まれ。早稲田大学卒業。明治大学大学院政治経済学研究科、和歌山大学教育学部教授、立命館大学国際関係学部教授を歴任。博士(国際関係学)。
著書に、『現代メキシコの国家と政治:グローバル化と市民社会の交差から』(御茶の水書房、2010年)、『グローバル・サウスにおける重層的ガヴァナンス構築:参加・民主主義・社会運動』(ミネルヴァ書房、2012年)、『ラテンアメリカ研究入門:<抵抗するグローバル・サウス>のアジェンダ』(法律文化社、2019年)など。
訳書に、グレッグ・グランディン『アメリカ帝国のワークショップ:米国のラテンアメリカ・中東政策と新自由主義の深層』(監訳、明石書店、2008年)、ジェームズ・ミッテルマン『グローバル化シンドローム―変容と抵抗―』(共訳、法政大学出版局、2002年)など。

【訳者】 太田和宏(おおた・かずひろ)
神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授。1963年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は途上国研究、開発学、フィリピン地域研究。
著書に、『貧困の社会構造分析:なぜフィリピンは貧困を克服できないのか』(法律文化社、2018年)、『日本の国際協力 アジア編』(共編著、ミネルヴァ書房、2021年)、『地域研究へのアプローチ:グローバル・サウスから読み解く世界情勢』(共著、ミネルヴァ書房、2021年) など。

岩佐卓也(いわさ・たくや)
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授。1970年生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は労使関係論・社会政策。
著書に、『現代ドイツの労働協約』(法律文化社、2015年)、『新自由主義批判の再構築』(共著、法律文化社、2010年)など。

山根健至(やまね・たけし)
福岡女子大学国際文理学部准教授。1977年生まれ。立命館大学大学院国際関係研究科博士後期課程修了。博士(国際関係学)。専門は比較政治学、国際関係論、東南アジア研究。
著書に、『フィリピンの国軍と政治:民主化後の文民優位と政治介入』(法律文化社、2014年)、『セキュリティ・ガヴァナンス論の脱西欧化と再構築』(共著、ミネルヴァ書房、2018年)、など。


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