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グローバル化するアパレル産業と都市:裏原宿・表参道の都市社会学

¥1,870 税込

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ISBN978-4-7634-2019-0
C3036
発行:2022年8月10日
四六判並製  224頁


●内容紹介●
「神宮前」は、いかにして世界屈指のファッションストリートとなったのか?

1980年代以降、生産の場が途上国に移転し、デザイン機能のみが先進国に残ったアパレル産業。
グローバルな再編を通じて発展する衣料デザインの現場とそれを支える地元住民、文化としての発展に寄与した雑誌メディア、そして投資に舵を切った高級ブランド巨大資本……多様なプレイヤーたちがもたらした新たな都市の成長を、都市社会学の観点から追う。

衣料デザイン、まちづくり、そして不動産投資──
せめぎ合う「グローバル」と「ローカル」、20年の軌跡


●目次●
第1章 高級街区・表参道と都市細街路・裏原宿の変容過程
第2章 都市社会学の先行研究と本書の位置づけ
第3章 住宅街から高級衣料文化生産グローバル拠点への変容
第4章 地元住民を中心としたあたらしい地域集団の形成
第5章 衣料文化生産者から機関投資家主導の都市細街路成長へ
第6章 知識生産・文化生産・地域社会の結びつきによる都市の持続的成長


●著者紹介●
三田知実(みた・ともみ)
1978年生まれ、神奈川県出身。2012年、立教大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了、博士(社会学)。立教大学社会学部助教を経て、現在、熊本県立大学総合管理学部准教授、立教大学グローバル都市研究所特任研究員。2014年、日本都市社会学会若手奨励賞(論文の部)受賞。著作に、「文化生産とまちづくり——渋谷区神宮前「裏原宿」」(松本康編著『都市社会学・入門』有斐閣、2014年)、「衣料文化生産主導から機関投資家主導の都市細街路成長へ——東京都渋谷区神宮前の文化生産街区における投資に着目した研究」(『日本都市社会学会年報』第36号、日本都市社会学会、2018年)、「高級衣料のグローバルな製造拠点——倉敷市児島における高級カジュアル衣料製造部門の事例研究」(『日本都市社会学会年報』第33号、2015年)など。


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