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火を噴く山が憶えていること

¥1,980 税込

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ISBN978-4-7634-2023-7
C0093
発行:2022年9月10日
四六判上製  228頁


●内容紹介●
「わたしの心の代わりにマグマが空を赤く焼き、海が咆哮してくれた……」
島に生きる運命と覚悟をしなやかに受け入れた、ひとりの女性の人生。
彼女の「本当の母」を求めて、義理の娘は旅立った──

伊豆大島の火の山と青い海は、わたしを靭[つよ]くした。


●著者紹介●
殿谷 みな子(とのがい・みなこ)
1951年、徳島県生まれ。武蔵大卒。
大学在学中に書いた小説が、檀一雄、林富士馬らの同人誌『ポリタイア』に掲載され、1977年に最初の小説集『求婚者の夜』をれんが書房新社より上梓。1979年、同書が早川書房で文庫化されたのを機に『SFマガジン』を舞台に多くの短編を発表。

著書 『求婚者の夜』(1977、れんが書房新社。1979、早川書房)、『新お伽噺』(1982、早川書房)、『春はタイムマシンに乗って』(1986、早川書房)、『アローン・トゥギャザー』(1989、集英社文庫)、『飯喰わぬ女』(1990、れんが書房新社)、『鬼の腕』(1999、れんが書房新社)、『着地点』(2003、れんが書房新社)、『私の祖父の息子』(2009、れんが書房新社)ほか。


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