ドライサーを読み返せ:甦るアメリカ文学の巨人
¥3,080 税込
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ISBN978-4-7634-2028-2
C3098
発行:2022年9月25日
四六判並製 320頁
●内容紹介●
なぜ今、ドライサーなのか。
アメリカ都市小説の開拓者が、現代に問いかけるもの──
傑作『アメリカの悲劇』『シスター・キャリー』で、隆盛を迎えるアメリカ資本主義を克明に描きあげたセオドア・ドライサー。急成長する大都市をいかに眼差し、その系譜はどのように受け継がれたのか。
その文章表現、哲学淵源、後進作家たちへの影響を、
ドライサー研究の第一人者がまったく新しい視点から読み解く
●目次●
第Ⅰ部 『シスター・キャリー』論の再構築へ
第一篇 『シスター・キャリー』にあらわれる群衆
第二篇 『シスター・キャリー』と語りの文体
第三篇 『シスター・キャリー』本文批評
第Ⅱ部 ドライサーとアメリカ社会
第四篇 謎と驚異と恐怖にみちた大都会
第五篇 「アメリカの悲劇」はリンチから
第Ⅲ部 ドライサーの系譜
第六篇 ポー、ドストエフスキー、ドライサー
第七篇 ドライサーとブレヒト
第八篇 ドライサーと大戦後文学
●著者紹介●
村山淳彦(むらやま・きよひこ)
東京都立大学名誉教授。1944年、北海道生まれ。北海道大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。國學院大學、一橋大学、東京都立大学、東洋大学で専任講師、助教授、教授を歴任。フルブライト・プログラム、米国学術団体評議会(ACLS)からフェローシップを得てペンシルヴェニア大学、コロンビア大学で客員研究員。日米友好基金アメリカ研究図書賞受賞(1988年)。
おもな著訳書に『セオドア・ドライサー論――アメリカと悲劇』(南雲堂、1987年)、『エドガー・アラン・ポーの復讐』(未來社、2004年)、ドライサー『シスター・キャリー』(岩波書店、1997年)、キース・ニューリン編『セオドア・ドライサー事典』(雄松堂出版、2007年)、I・A・リチャーズ『レトリックの哲学』(未來社、2021年)など。
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