新自由主義と日本政治の危機
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ISBN978-4-7634-2070-1
C0031
発行:2023年7月10日
四六判並製 416頁
●内容紹介●
新自由主義の本当の狙いは何か――
小選挙区制の導入から三〇年。「政治改革」を熱烈に支持した知識人たちの変節、左派論壇を牽引した渡辺治・後藤道夫氏らによる「開発主義」論の陥穽から、閉塞状況にある現代日本の病理まで。現在の政治的危機の全体像を歴史的に把握する、舌鋒鋭い論考群。
半永久化した自公政権が行き詰まるなか、なぜ政権交代は起こらないのか?
内外から変革を求められる日本共産党が、いま果たすべき役割とは?
●目次●
第1部 「政治改革」批判(一九九三~九八)
第一章 明確となった土俵の違い──小選挙区制をめぐる論争の中間的総括
第二章 「政治改革」と帝国主義的民主主義の政治学
第三章 自社連立政権とヘゲモニー・ブロック
第四章 現代日本の政治と社会──戦後統合構造の変遷と今日の課題
第2部 「ポリティーク」派批判(二〇〇一~〇八)
第五章 「ポリティーク」派に関する批判的覚書──年功賃金、福祉国家、開発主義
第六章 新しい政治的対抗関係と民主党の歴史的性格
第七章 渡辺理論の開発主義的「転回」とその批判──ハーヴェイ『新自由主義』における解説論文の問題点
第3部 現代と日本政治の危機(二〇二一~二三)
第八章 二〇二一年総選挙の結果と政治の危機
第九章 ニワトリがねぐらに帰るとき──安倍晋三銃撃事件の政治的意味
第一〇章 日本共産党の一〇〇年──三つの歴史的ポイントと今日の課題
●著者紹介●
森田 成也(もりた・せいや)
大学非常勤講師。1965年奈良県生まれ。専門はマルクス経済学。
主要著作:『資本主義と性差別』(青木書店)、『資本と剰余価値の理論』(作品社)、『家事労働とマルクス剰余価値論』(桜井書店)、『ヘゲモニーと永続革命』『新編マルクス経済学再入門』上下、『トロツキーと戦前の日本』(以上、社会評論社)、『「資本論」とロシア革命』『「共産党宣言」からパンデミックへ』(以上、柘植書房新社)、『マルクス主義、フェミニズム、セックスワーク論』(慶応大学出版)、他多数。
主要翻訳:デヴィッド・ハーヴェイ『新自由主義』『<資本論>入門』(以上、共訳、作品社)、キャサリン・マッキノン『女の生、男の法』上下(共訳、岩波書店)、エルネスト・マンデル『第二次世界大戦とは何だったのか』(共訳、柘植書房新社)、トロツキー『レーニン』『永続革命論』、マルクス『直接的生産過程の諸結果』、マルクス&エンゲルス『共産党宣言』(以上、光文社古典新訳文庫)、シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー』(共訳、慶応大学出版会)、他多数。
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