科学は無謬か:「コトバをもつヒト」をめぐる根源的な問い
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ISBN 978-4-7634-2078-7
C0010
発行:2023年8月25日
四六判並製 224頁
●内容紹介●
エゴイズムという本性を免れない人間は、科学・技術といかに対峙すべきか
「ホモ・ロクエンス=コトバをもつヒト」としての人間は、科学というコトバを駆使し、神に成り代わるようにして自然を我がものとしてきた。しかし、そうした科学主義が生み出したのは核兵器と地球温暖化という取り返しのつかない矛盾の数々であった――
DNAの暴力的な支配に抗する〈利他〉の精神は、人類にとって一縷の希望となりえるか?
コトバと科学をめぐる壮大な哲学探究の旅
●目次●
はじめに 世界と人間にまつわる、5つの根源的な真実
1 人間は、老化すれば乗り捨てられる利己的遺伝子の乗り物である
2 自然は、神のはからいと人間の科学とで二重に創造されている
3 コトバが事物を存在させる、コトバがなければ世界は存在しない
4 科学=数理的思考法には、原理的な欠陥がある
5 地球外生命が到来しないのは、高度文明は滅亡するから
エピローグ 科学は無謬か。そして、利他主義について
●著者紹介●
宇田川眞人(うだがわ・まさと)
1944年東京生まれ。早大政経卒。1969年講談社に入社、学術書・全集・辞典の編集に従事。退職後、編集者・文筆業。著書に『日本に碩学がいたころ――丈高く柄の大きな学問のために』(三恵社)、『風と雲のことば辞典』(共編著)、『花のことば辞典』(以上2冊は講談社学術文庫)、『雪月花のことば辞典』(編著 角川ソフィア文庫)。編集書に『雨のことば辞典』(講談社学術文庫)。
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