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国民とは誰のことか:ドイツ近現代における国籍法の形成と展開

¥4,180 税込

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ISBN 978-4-7634-2089-3
C3036
発行:2023年11月25日
四六判上製  492頁


●内容紹介●
「ドイツ人」はいかにつくられたのか

国家成員が法制化され始めたナポレオン支配時代から、「民族的同質化」を極めたナチ時代、そして移民・難民の「統合」で紛糾する現代。常に「誰を国民とするか」で揺れ動いてきたドイツにおける国籍法の変遷を通史的、歴史社会学的に分析し、グローバル化の時代に国籍を問う意義を彫り起こす。

包摂と排除を隔てる「国籍」の歴史-社会-政治的展開を緻密に紐解く圧巻のモノグラフィー


●目次●
はじめに ドイツの国籍──社会学の観点からその歴史を問う
第1章 国籍とは何か
第2章 ドイツにおける国籍制度の始まり──諸邦における国籍の制定
第3章 ドイツの統一と国籍法──ドイツ最初のドイツの国籍法に向けて
第4章 ドイツ帝国と国籍法──「ドイツ国民」の国籍法へ
第5章 ヴァイマル期のドイツ国籍──国籍の「エスニック化」とその限界
第6章 ナチ体制下の国籍政策──国籍政策のエスノ人種的な転換
第7章 連邦共和国の成立と国籍法──「血統共同体」としてのドイツ国民
第8章 一九九九年の国籍法改定に向けて──ドイツ国籍の「脱エスニック化」 
第9章 「移民国」ドイツの国籍政策──ドイツ国民の新たな「ネーション・ビルディング」
終章
あとがき 


●著者紹介●
佐藤成基(さとう・しげき)
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中途退学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校大学院博士課程修了、Ph.D.(社会学)。法政大学社会学部教授。専門は国家とナショナリズムの比較研究、歴史社会学、社会学理論。
著書に『ナショナル・アイデンティティと領土──戦後ドイツの東方国境をめぐる論争』(新曜社)、『国家の 社会学』(青弓社)、編著書に『国際社会学』(共編、有斐閣)、『包摂・共生の政治か、排除の政治か──移民・難民と向き合うヨーロッパ』(共編、明石書店)など。


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