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人新世の環境社会学:「複製技術の時代」から「生成技術の時代」へ

¥3,080 税込

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ISBN 978-4-7634-2093-0
C3036
発行:2023年12月25日
四六判並製  384頁


●内容紹介●
「自然」と「人工」を分け隔てるものは何か?

人類が引き起こした環境変化により、自然独自のシステムが変容してきたとされる時代=「人新世」において、そもそも何が「自然」で、何が「技術」だったのか。
アクターネットワーク理論をはじめ、地球環境をめぐる諸理論を越境的に拡張しつつ、「人間」と「人間ではないもの」の境界、そして曖昧化する人と自然の関係性をつかみ直す。

ドメスティケーションからパンデミックまで──


●目次●
序章 自然と技術の関係論──自然と技術はどう混交してきたか
第1章 複製技術時代の自然──オリジナルとコピーの後に
第2章 〈均質化〉と〈差異化〉──遺伝資源は誰のものか
第3章 〈氾濫〉する自然と技術──ただで収奪できる自然が資本主義を支えてきたのか
第4章 曖昧なドメスティケーション──在来であるとはどういうことか
第5章 多種と人間のニッチ構築──高病原性鳥インフルエンザは養鶏場の産物なのか
第6章 生成技術時代の〈自然〉──あるいは生成自然時代の〈技術〉
あとがき 


●著者紹介●
大塚善樹(おおつか・よしき)
1960年生まれ。東京大学農学部農芸化学科卒業、化学メーカー勤務を経て、筑波大学大学院博士課程修了。東京都市大学名誉教授。専攻分野は環境社会学、科学技術社会学。
著書に『なぜ遺伝子組換え作物は開発されたか: バイオテクノロジーの社会学』(明石書店 1999)、「ハイブリッドの社会学」上野直樹・土橋臣吾編『科学技術実践のフィールドワーク: ハイブリッドのデザイン』(せりか書房 2006)、「近代科学技術」桝潟俊子・谷口吉光・立川雅司編『食と農の社会学: 生命と地域の視点から』(ミネルヴァ書房 2014)等。


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