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台湾ホモナショナリズム:「誇らしい」同性婚と「よいクィア」をめぐる22人の語り

¥1,980 税込

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ISBN 978-4-7634-2096-1
C3036
発行:2023年12月25日
四六判並製  256頁


●内容紹介●
台湾は本当に「LGBTユートピア」なのか?

22人のマイノリティの語りに向き合い読み解かれる、
揺れ動く台湾の実相と、いくつもの〈性/生〉の「現在地」

「台湾のホモナショナリズムとは、共同体としての異性愛規範は維持しつつ、台湾をアジアにおいて例外的に「同性愛に寛容」な場とし、(…)国家・文化的な優位性を特徴付ける形で、同性愛者を国家に内包する言説」であると同時に「「台湾という存在自体」を維持することに寄与している」――(本書「おわりに」より)


●目次●
序章 「台湾=LGBTユートピア」像の広がり   
第1章 ホモナショナリズムはどのように語られてきたか
第2章 反婚視座をめぐるアンビバレンス
第3章 ナショナルプライドをめぐるアンビバレンス 
第4章 「われわれ台湾」vs「かれら中国」で見えなくなること 
第5章 国際同性婚における「一國四制」と理想的移民像  
終章 名もなき運動や声と共に
あとがき 


●著者紹介●
松田英亮(まつだ・えいすけ)
1996年香港生まれ。日・米・台で育つ。中文名:胡英亮。国際基督教大学卒業後、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。カリフォルニア大学アーバイン校、國立台灣大学院留学。専攻はジェンダー・セクシュアリティ、クィア、社会学、人種・エスニシティ論など。『ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた: あなたがあなたらしくいられるための29問』(明石書店)出版に携わる。現在、独立行政法人国際交流基金に勤務。劇団バナナ劇団員。


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