日本の嫌煙権運動45年史:「きれいな空気を吸う権利」を求めて
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ISBN 978-4-7634-2101-2
C0036
発行:2024年1月25日
四六判並製 268頁
●内容紹介●
この国からタバコが消えるまで──
“1日60本”の元ヘビースモーカーが立ち上がった! 学校、職場、病院、タクシー、電車……かつて当たり前だった「灰皿」は、いかにしてなくなったのか?
タバコをめぐる光景を一変させた嫌煙権運動、45年の軌跡。
推薦・作田 学氏(日本禁煙学会理事長)
受動喫煙を防止する運動は、まさに国民からわき起こった運動だった。それをまとめ上げ、国民運動まで持っていった功績者が渡辺文学さんである。
推薦・齋藤麗子氏(日本禁煙推進医師歯科医師連盟会長)
我が国のタバコ問題の歴史書。全国のタバコ関連のイベントには必ず文学さんの姿がありました。
●目次●
第1章 「嫌煙権運動」のはじまり
第2章 日本初の「嫌煙権訴訟」提訴
第3章 全国に広がる嫌煙権運動
第4章 世界とつながる「タバコ問題」
第5章 国と国鉄は対策を怠っていた
第6章 「タバコ問題」情報収集と啓発
第7章 タバコと公共
第8章 タバコと企業
第9章 タバコと法
●著者紹介●
渡辺文学(わたなべ・ふみさと)
通称、ぶんがく。1937年、旧満州ハルピン生まれ。禁煙ジャーナル編集長/日本禁煙学会理事/全国禁煙推進協議会副会長/受動喫煙撲滅機構理事/タバコ問題首都圏協議会前代表/嫌煙権確立をめざす人びとの会代表。
1956年都立千歳高校卒。1960年早稲田大学卒(在学中硬式野球部に在籍)。1970年「公害問題研究会」事務局長。1977年5月6日、1日60本のヘビースモーカーから禁煙(断煙)しゼロに。20年間の喫煙歴にピリオド。1979年「嫌煙権確立をめざす人びとの会」代表。1985年「たばこ問題情報センター」設立、事務局長。1988年WHOから禁煙運動賞受賞。1989年4月『禁煙ジャーナル』創刊(現在356号、2023年12月号時点)。2010年7月、一般社団法人タバコ問題情報センターに改称、代表理事に。2012年10月、『禁煙ジャーナル』が医学ジャーナリスト協会から特別賞受賞。
主な著書に、『タバコの害とたたかって』(大日本図書)、『たばこ病読本』(緑風出版)、『禁煙新時代』(虹出版社)、『煙が目にしみる』(実践社)、『タバコ病辞典』(監修、実践社)、『よみがえれ球音』(花伝社)ほか。
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