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「液状化」はまた起こる:3.11東京湾岸液状化・被災建築士の復旧記録

¥1,870 税込

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ISBN 978-4-7634-2106-7
C0051
発行:2024年3月11日
四六判並製  232頁


●内容紹介●
少しでも被害を軽減するために、いま私たちができることは何か──

液状化被害=家屋傾斜、インフラ途絶、敷地境界移動……2011年3月11日の東日本大震災で、大規模な液状化に見舞われた東京湾岸エリア。ここに自宅を構え、自らも被災者となった建築士が記録した液状化被害の実際と、この国に蓄積されてきた伝統的建物復旧=水平化技術から先端的工法、それらの複合手法など、復旧にいたる術を解説。地盤との関係を紐解きつつ、次なる液状化への備えと課題を探る。

建築士必読! 意外と知らない「建物と液状化の関係」


●目次●
第1章 地盤液状化とその被災状況
第2章 被災直後の緊急調査で判明したこと
第3章 沈下修正を経験して悟ったこと
第4章 建物ジャッキアップのよもやま話
第5章 液状化層の意外な緩衝効果
第6章 沈下修正──各工法の特徴と課題
第7章 復旧を支えたコミュニティの力と情報ネットワーク
第8章 平成25年2月東京高等裁判所提出「鑑定書」から
第9章 さまざまな軋轢からの解放へ 


●著者紹介●
中野恒明(なかの・つねあき)
芝浦工業大学名誉教授/㈱アプル総合計画事務所・代表取締役、東京建築士会中央支部・支部長。
1951年山口県生まれ。74年東京大学工学部都市工学科卒業、槇総合計画事務所を経て、84年アプル総合計画事務所設立、2005~17年芝浦工業大学理工学部教授(環境システム学科)。専門は都市デザイン、都市計画から建築設計、景観設計まで幅広く実践活動を行う。代表的な作品・業務に、門司港レトロ地区まちづくり、皇居周辺道路景観整備、新宿モア街歩行者環境整備、葛飾柴又帝釈天参道周辺街並みデザイナー派遣、横浜みなとみらい21新港地区景観計画、横浜山下町地区KAAT・NHK街区施設建築物設計および都市デザイン調整など。

主な著書に『都市環境デザインのすすめ』(学芸出版社)、『まちの賑わいをとりもどす──ポスト近代都市計画としての「都市デザイン」』『水辺の賑わいをとりもどす──世界のウォーターフロントに見る水辺空間革命』(花伝社)、共著に『建築・まちなみ景観の創造』(技報堂出版)、『まちづくりがわかる本──浦安のまちを読む』(彰国社)、『日本の都市環境デザイン(1/2/3)造景双書』(責任編集、建築資料研究社)、『都市をつくりかえるしくみ』(彰国社)、『別冊環ジェイン・ジェイコブズの世界1916-2006』(藤原書店)など。
その他、過去に在京TV6局新タワー(東京スカイツリー)候補地選定委員会委員・幹事長、同ネーミング選定委員、都市環境デザイン会議・代表幹事、墨田区景観審議会会長を歴任。東京大学工学部・同まちづくり大学院、東京藝術大学、日本大学、九州工業大学などの非常勤講師等。


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