概説 グルントヴィ:近代デンマークの礎を築いた「国父」、その思想と生涯
¥2,420 税込
この商品は送料無料です。
ISBN 978-4-7634-2133-3
C0037
発行:2024年9月10日
A5判並製 248頁
●内容紹介●
今あらためて脚光を浴びる北欧の教育思想家、N. F. S. グルントヴィ
19世紀、対独戦での敗北によりデンマークは独立国家としての危機を迎えていた。グルントヴィは国民の大多数を占める農民を、「デンマーク人」としての意識や政治参加する市民として覚醒させるための民衆教育を構想する──母語の獲得、神話や歴史の学習、詩や歌といった民衆文化の尊重、立場を越えた対話、政治的主体化の教育などを通じて現代まで続く豊かな民主主義の土壌を作り上げたグルントヴィの足跡と、その現代的意味を概説。
参加型・対話型民主主義が深く根差すデンマーク
その精神的支柱、グルントヴィとは何者か?
●目次●
序 グルントヴィの生涯
第1章 ロマン主義者
第2章 神話論者
第3章 牧師
第4章 歴史家
第5章 教育者
第6章 讃美歌作家
第7章 政治家
第8章 デンマーク人
第9章 デンマークにおけるグルントヴィの遺産
第10章 世界のなかのグルントヴィ
●著者紹介●
アナス・ホルム(Anders Holm)
1973年生まれ。コペンハーゲン大学神学部准教授。2007年にN. F. S. グルントヴィとS.キルケゴールに関する論考でオーフス大学より博士学位を取得。2011年より学術誌『グルントヴィ研究』の編集委員を務める。2016年にはアメリカのアラバマ州バーミンガムにあるサムフォード大学客員教授。教育や講演、作家活動を通じて、デンマーク国内外でグルントヴィの著作や遺産の研究と普及に貢献している。主著に、『歴史と反響――N. F. S. グルントヴィの「デーンの防塁」誌研究』(Historie og Efterklang, En Studie i N. F. S. Grundtvigs Tidskrift Dannne-Virke, Odense Universtetsforlag, 2001)、『キルケゴールとグルントヴィ――同時代思想家の相互批判』(To Samtidige: Kierkegaards og Grundtvigs Kritik af hinanden, Copenhagen, Anis, 2009)、『グルントヴィ案内とテクスト』(Grundtvig, En Introduktion og tekster, Systime, 2012)などがある。
※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。
ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。
info@kadensha.net
-
レビュー
(7)
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥2,420 税込
送料無料