2020/08/07 14:11

花伝社営業部でございます。

今後、不定期ではありますが、オススメの一冊として、弊社の自信作を紹介してまいります。
今回の一冊は

2015年12月に刊行。都市計画・まちづくりをテーマに、人口減少社会において都市空間はどう変化していくか──縮小する時代のための都市計画を提起した、今やスタンダードとなった、名著です。

タイトルの「都市をたたむ」という言葉の意味を以下本文より抜粋。
「『都市をたたむ』の英訳は『shut down』ではなく、『fold up』である。つまり、この言葉にはいずれ『開く』かもしれないというニュアンスを込めている。 日本全体で見ると人口は減少するが、空間的には一律に減少せず、特定の住み心地のいい都市に人口が集中する可能性もあるし、都市の内部でも人口の過疎と集中が発生する可能性がある。さまざまな力やさまざまな意志にあわせてたたんだり開いたりする、いわば、都市と、都市ではないものの波打ち際のような空間がこれから出てくるのではないだろうか。(本文より)」

都市計画、建築、行政関係者等、様々な方々からご好評、さらには読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞、中日新聞など各紙に書評を掲載され、この度、遂に10刷出来いたしました。※都市計画関連書籍においては類を見ない実績です。

著者は山形県鶴岡市、国立市谷保、世田谷区明大前駅前地区などの都市計画・まちづくりに携わっている首都大学東京教授・饗庭伸先生です。

キーワードとなってくる「スポンジ化」「レイヤーモデル」「空き家」そして「たたむ」とはどういうことなのか。
まちに住まう一人として、”ポジティブな未来”を考えていきたい、そんな一冊です。