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南シナ海領土紛争と日本
¥2,200
発行 2016年6月25日 四六判上製 264頁 ●内容● 沖ノ鳥島は島か岩か? 中国「南シナ海岩礁埋め立て」がそっくり真似た日本の「沖ノ鳥島護岸工事」。 加えて、今日の南シナ海混乱の起源は、戦時中の日本軍の全域制圧にもあった── 南シナ海・南沙諸島紛争は、人類が経験した最も複雑な領有権争いである。その出発点に、日本の敗戦処理において、日本が戦時中に領有したこれらの島々を放棄しただけで、帰属先を決めていないことがあった。 決して他人事ではない南シナ海領土紛争。その解決には人類の英知が試され、日本の役割が問われている。 人類・地球の宝、母なる海を、領土・領海ナショナリズムから解き放て ●目次● 第1章 南シナ海南沙諸島紛争 第2章 沖ノ鳥島は「島」か「岩」か 第3章 東シナ海における大陸棚延伸問題 ――大陸棚は沖縄トラフに迫る―― 補 章 再論、尖閣「国有化騒動」批判 結び――「領海ナショナリズム」という妖怪 ●著者紹介● 矢吹 晋(やぶき すすむ) 1938年生まれ。東京大学経済学部卒。東洋経済新報社記者、アジア経済研究所研究員、横浜市立大学教授を経て、横浜市立大学名誉教授。(財)東洋文庫研究員、21世紀中国総研ディレクター、朝河貫一博士顕彰協会代表理事。 著書:『文化大革命』、『毛沢東と周恩来』(以上、講談社現代新書)、『朝河貫一とその時代』、『日本の発見──朝河貫一と歴史学』、『劉暁波と中国民主化のゆくえ』、『チャイメリカ』、『尖閣問題の核心』『尖閣衝突は沖縄返還に始まる』『敗戦・沖縄・天皇』『対米従属の原点 ペリーの白旗』(以上、花伝社)他多数。
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日本会議の全貌:知られざる巨大組織の実態
¥1,320
発行 2016年6月20日 A5判ブックレット 144頁 ●内容紹介● 安倍政権を支える極右組織 彼らは何者なのか 何をやってきたのか 何を目指しているのか── かねてより警鐘を打ち鳴らしてきた 日本会議研究の第一人者による詳細な報告 日本会議系議員名簿、 役員名簿、活動年表も掲載! ●目次● 第1章 日本会議設立までの歴史 第2章 日本会議と日本会議国会議員懇談会の結成 第3章 教育の国家統制を推進する「教育改革」 第4章 草の根保守運動 第5章 日本会議が取り組む改憲以外の「重点課題」 第6章 安倍政権を支える右翼議員連盟と右翼組織 資料編(議員名簿、役員名簿、年表など) ●著者紹介● 俵 義文(たわら・よしふみ) 1941年福岡県生まれ。中央大学法学部卒。教科書検定訴訟を支援する全国連絡会常任委員などを経て、子どもと教科書全国ネット21事務局長、立正大学心理学部非常勤講師。 主な著書(共著を含む) 『小学校教科書を読む』『中学教科書はどう変えられたか』『高校教科書検定と今日の教科書問題の焦点』『ドキュメント「慰安婦」問題と教科書攻撃』『いまなぜ戦争責任を問題にするのか』『徹底検証 あぶない教科書』『あぶない教科書NO!』『教育基本法「改正」のここが問題』『安倍晋三の本性』』ほか
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父の遺言:戦争は人間を「狂気」にする
¥1,870
発行 2016年6月20日 四六判上製 270頁 ●内容紹介● 日中戦争の時は憲兵隊長として、 戦後は償いを生きた父 人間にとって戦争とは何かを問い続けた 娘の心の旅 七三一部隊に多くの中国抗日活動家を送った罪で特別軍事法廷で裁かれた父──上坪鉄一 日中戦争の戦犯たちの「認罪」の記録は今を生きる我々に何を物語っているのか 推薦の言葉 澤地久枝 44名の中国人を731細菌部隊に送ったと懺悔した父の人生を辿ることは 昭和史を血の通う生きたものとして見直すことであった— 若い人たちへの痛切なメッセージである。 ●目次● Ⅰ 1945年8月15日敗戦 Ⅱ 日本人戦犯たちの中国撫順での処遇と教育 Ⅲ 日本人戦犯たちの「認剤」 Ⅳ 中国から帰った戦犯たちのその後―「中帰連」の活動 Ⅴ 日本軍が「満州国」で行ったこと Ⅵ 特高警察と憲兵の支配した「満州国」―関東憲兵隊 Ⅶ 七三一部隊 Ⅷ 「三光作戦」 Ⅸ 父の行った戦争犯罪 ●著者紹介● 伊東秀子(いとう・ひでこ) 1943年満州(現中国東北地方)生まれ。1966年東京大学文学部卒業後、東京家庭裁判所調査官を経て、3人の子育てをしながら1979年司法試験合格。1981年弁護士登録。 1990~95年まで衆議院議員2期を務める。1995年に弁護士業を再開し、恵庭OL殺人事件や櫻井忠などの弁護を担当。また、医療過誤・行政・労災事件等多くの民事事件に取り組んでいる。 著書に、『めぐりくる季節』、『ひとりから、ひとりでも』(以上花伝社)、『佐川急便事件の真相』(岩波ブックレット)、『恵庭OL殺人事件:こうして「犯人」は作られた』(日本評論社)など。
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沖縄自立と東アジア共同体
¥2,200
発行 2016年6月10日 A5判並製 304頁 ●内容紹介● "沖縄"に光をあてる! 琉球・沖縄からの視座 鳩山民主党政権以後に高まった、沖縄の自立・独立を求める動きーー「自発的従属」を本質とする現在の日米関係の根本的見直しにもつながる、東アジア共同体構想。その中心地となる「沖縄」を主軸に、様々な視点から21世紀の東アジアにおける国際秩序のあり方を問う いまこの人たちが沖縄を語る──超豪華執筆陣! 進藤榮一、木村朗、鳩山友紀夫、高野 孟、大田昌秀、前泊博盛、島袋 純、松島泰勝、新垣 毅、前田 朗、藤村一郎、稲嶺 進、伊波洋一、糸数慶子、川内博史、仲地 博、石原昌家、岩下明裕、金平茂紀、白井 聡、ガバン・マコーマック、ピーター・カズニック、野平晋作、乗松聡子、元山仁士郎、玉城 愛、猿田佐世、倪 志敏、阿部浩己、目取真俊 ●著者紹介● 進藤榮一(しんどう・えいいち) 筑波大学名誉教授、国際アジア共同体学会会長、東アジア共同体評議会副議長、国連NGO/DEVNET東京・理事。著書に、『アジア力の世紀』(岩波新書)等多数 木村 朗(きむら・あきら) 鹿児島大学法文学部教授。日本平和学会理事、国際アジア共同体学会常務理事。著書に、『危機の時代の平和学』(法律文化社)等多数
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歩きはじめた沖縄:沖縄の自然と歴史、そして辺野古
¥1,650
発行 2016年5月25日 四六判並製 240頁 ●内容紹介● 世界遺産、琉球文化、沖縄戦の爪痕、遺骨収集、そして辺野古 本土では分からない沖縄のリアル 辺野古に揺れる沖縄 近代以降の矛盾が噴出するなかで見直される琉球独自のポジションと文化 東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長が綴った沖縄の現在。 ●目次● はじめに 序章――やんばるからの平和メッセージ 第1章 琉球・沖縄の自然 第2章 琉球・沖縄の歴史 第3章 沖縄戦――最後の激戦地を歩く 第4章 辺野古はいま 第5章 沖縄の道標 あとがき ●著者紹介● 緒方 修(おがた・おさむ) 1946年生。中央大学卒、文化放送放送記者・プロデューサーを経て青山学院大学、法政大学講師。1999年より沖縄大学教授。早稲田大学オープン教育センター講師など。 現在、東アジア共同体研究所 琉球・沖縄センター長、NPOアジアクラブ理事長ほか。 著書に『シルクロードの未知国――トルクメニスタン最新事情』(芙蓉書房出版)――日本地方新聞協会・特別賞、『客家見聞録』(現代書館)、『沖縄野菜健康法』(実業の日本社)、『燦々オキナワ』(現代書館)など。
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究極の日本酒:マリアージュで楽しむ 純米無濾過原酒16本
¥1,650
発行 2016年5月25日 A5判並製 168頁 ●内容● 純米大吟醸、無濾過生原酒…… いくつもの日本酒ブームを仕掛けた名物居酒屋店主"杉田衛保"が語る"日本酒の今" 開運、宗玄、諏訪泉、秋鹿、悦凱陣、風の森、神亀、竹鶴、奥播磨、るみ子の酒、鶴齢、不老泉、+旭日、旭若松、酔右衛門、長珍 手ごろな価格から飲める究極の16蔵 マリアージュ=飲み物と料理の組み合わせの良いことの意 和食のみならず、チーズやグラタンなど、意外にも最適な組み合わせを掲載! ●目次● 第一章 酒造りの神髄――純米無濾過生原酒 第二章 日本酒の不思議 第三章 日本酒の燗と熟成の世界 第四章 日本酒と料理のマリアージュ 第五章 純米無濾過生原酒のおいしい蔵 第六章 日本酒とともに歩んだ人生 第七章 日本酒の未来 ●著者紹介● 杉田衛保(すぎた・もりやす) 真菜板店主。1942年愛知県名古屋市生まれ。 日本酒居酒屋の店主として、35年以上日本酒にかかわりつづける。 1982年に開店した東京・池袋の味里は地酒居酒屋のさきがけとなる。 1998年に東京・高田馬場に純米無濾過生原酒と料理とのマリアージュにこだわった日本酒居酒屋、真菜板を開店。以後、さまざまなメディアで取りあげられる有名店となる。
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八法亭みややっこの日本を変える憲法噺
¥880
発行 2016年5月3日 A5判 並製 ●内容紹介● アベ君、暴走が過ぎますよ。 国民が笑える政治にしなくっちゃ。 前作「八法亭みややっこの憲法噺」が6刷までいった、弁護士であり噺家の"八法亭みややっこ"こと飯田美弥子の最新刊!改憲反対はもちろん、女性の権利、秘密保護法、日の丸/君が代問題にまで、今の日本の問題の物申す!痛快の1冊 アベ首相は、2016年、いよいよ明文改憲をする、と言っています。それは許さない。国民をなめるな。今年こそ政治を国民の手に取り戻す年にしましょう!(本文より) ●目次● 第一章 個別の人権への攻撃 第二章 人権を守るための制度への攻撃 第三章 国民の不断の努力で 第四章 アベ政治は許さない ●著者紹介● 飯田 美弥子(いいだ みやこ) 弁護士。水戸一高落研出身。 八王子合同法律事務所所属のため、「八法亭みややっこ」と名乗る。 著書に、『八法亭みややっこの憲法噺』(花伝社)。
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小説・司法修習生:それぞれの人生
¥1,980
発行 2016年4月25日 四六判並製 448頁 ●内容● 司法修習の驚くべき実態! 司法修習生たちはどのような生活を送っていたか 青法協対策はどのように行われていたか 裁判官、検察官の確保はどのように行われていたか 1972年、東京・湯島の司法研修所を舞台に司法修習生たちの日常を描き、彼・彼女らの苦悩、葛藤、希望を活写した群像劇 法曹養成の原点 誰も書けなかった、司法修習のリアル ●目次● 開始式/前期修習/要件事実教育/身元調査/起案講評/クラス委員会/反法連/日本の弁護士/女性修習生/起案ラッシュ/刑務所見学/カリサシ/「転向」/人事ファイル/教官宅訪問/「漠然とした不安」/判例絶対主義/「差別される恐れ」/創立総会/脱会工作/労組訪問/取調修習/分散総会 /前期修習終了式/それから、そして現在 など ●著者紹介● 霧山 昴(きりやま・すばる) 1948年 福岡県生まれ 1972年 東京大学法学部卒業 1974年 弁護士登録(横浜弁護士会登録) 現 在 福岡県弁護士会所属 福岡県弁護士会のホームページの「弁護士会の読書」コーナーに毎日1冊の書評を10年以上アップしている。 ★関連書籍 「小説・司法試験」 https://kadensha.thebase.in/items/29509698 「小説・弁護士のしごと」 https://kadensha.thebase.in/items/63288185 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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べ平連と市民運動の現在:吉川勇一が遺したもの
¥1,100
発行 2016年4月25日 A5判 120頁 並製 ●内容● べ平連時代の遺産を いま、どう活用するか 60年代後半から動き出した市民反戦運動「ベトナムに平和を!市民団体運動」通称"べ平連"。事務局長の吉川勇一氏を中心に彼らの足跡と思想を追う。 運動の組織の在り方から見る"民主主義"のゆくえ。 ●目次● はじめに 第一部〔講義〕 第1章 吉川勇一と市民運動 第2章 べ平連、市民運動を振り返る 第3章 新しい運動の時代感覚と思想 第4章 トランス・サイエンス時代の市民の役割 第二部〔討議〕 Ⅰ 市民運動の遺産 Ⅱ 今後の市民運動へ ・吉川勇一略年譜 ●著者紹介● 高草木 光一(たかくさぎこういち) 1956年群馬県生まれ。慶應義塾大学経済学部教授。社会思想史専攻。主な著書に、『岡村昭彦と死の思想』(岩波書店)、『思想としての「医学概論」』、『一九六〇年代 未来へつづく思想』(以上、編著、岩波書店)、『社会主義と経済学』(共著、日本経済評論社)。 高橋 武智(たかはし たけとも) 1935年東京生まれ。わだつみ会会長。フランス文学者。東京大学文学部仏文科卒。主な著訳書に、『私たちは、脱走アメリカ兵を越境させた・・・』(作品社)、A・ゴルツ『エコロジスト宣言』(技術と人間/緑風出版)、クロード・ランズマン『SHOAH』)(作品社)。 吉岡 忍(よしおか しのぶ) 1948年長野県生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学政経学部在学中からベ平連に参加。主な著書に、『M/世界の、憂鬱な先端』(文藝春秋)、『墜落の夏』(新潮社、第9回講談社ノンフィクション賞受賞)、『フォークゲリラとは何者か』(編著、自由国民社)。 山口 幸夫(やまぐち ゆきお) 1937年新潟県生まれ。原子力資料情報室共同代表。東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。工学博士。物性物理学専攻。主な著書に、『原発事故と放射能』(岩波ジュニア新書)、『なして、原発?!』(共著、現代書館)、『エントロピ―と地球環境』(七つ森書館)。
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社会を変えた情報公開:ドキュメント・市民オンブズマン
¥1,980
発行 2016年4月25日 A5判 256頁 並製 ●内容紹介● 野々村議員号泣事件は、 市民オンブズマンの情報公開請求がきっかけだった 原発放射能汚染、いじめ自殺事件、産業廃棄物の不法投棄、カラ出張と談合、特定秘密保護法との闘い……。 数々の隠された情報を暴き出し、社会を大きく動かしてきた市民オンブズマンと市民たち。 誰にでもできる情報公開の力を紹介し、成果をまとめた迫真のドキュメント! 隠された情報を暴け! ●目次● 序章 情報公開制度の活用 第1章 市民オンブズマンの発足――官官接待と政務活動費 第2章 原発情報を追え 第3章 いじめ自殺事件と教育情報 第4章 不法投棄事件の暗部を照射する 第5章 市庁舎建て替えは必要か 第6章 談合の根を断て 第7章 安保法制とリサイクル 第8章 情報は誰のものか――特定秘密保護法の壁を打ち破れ 第9章 扉を開く ●著者紹介● 杉本 裕明(すぎもと ひろあき) 1954年生まれ。早稲田大学商学部卒。1980年より2014年まで、朝日新聞記者。 廃棄物、自然保護、公害、地球温暖化、ダム・道路問題など環境問題全般を取材。環境省、国土交通省、自治体の動向にも詳しい。また、記者時代に、情報公開制度を利用した「官官接待キャンペーン」「公共事業改革」「環境事件の掘り起こし」など、新しい調査報道のスタイルを作った。現在はフリージャーナリスト。NPO法人未来舎の代表理事。 著書に『ルポ にっぽんのごみ』(岩波書店)、『環境省の大罪』(PHP研究所)、『赤い土 フェロシルト――なぜ企業犯罪は繰り返されたのか』、『環境犯罪――7つの事件簿から』(以上、風媒社)、共著に『廃棄物列島・日本』(世界思想社)、『ゴミ分別の異常な世界』(幻冬舎)、『ドキュメント官官接待――「公費天国」と「情報公開制度」を問う』(風媒社)など多数。
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自閉症スペクトラムの謎を解く:高機能アスペルガー障害は、話ことば獲得障害
¥1,870
発行 2016年4月25日 四六判 216頁 上製 ●内容紹介● 最新の学問的成果と手記・症例をもとに 自閉症を解明する! 高機能アスペルガー患者が、困難な人生を送らざるを得ないのは、話ができても他者とコミュニケートできない、いわゆる話ことばを獲得できなかった、そして情動をともなった身体運動感覚を獲得できなかったことによる。 巨匠サルトルが遺したフローベルの膨大な評伝『家の馬鹿息子』その意図と自閉症との密接的な関係とは!? ●目次● Ⅰ章 話ことば獲得障害 Ⅱ章 サルトルが遺したフローベール評伝 Ⅲ章 口承世界を経ずに識字世界に入ってきた少年―カスパー・ハウザーの物語 Ⅳ章 高機能アスペルガー―ドナ・ウィリアムズの物語 Ⅴ章 高機能アスペルガーは話ことば獲得障害で起こる Ⅵ章 総論―高機能アスペルガーは、話ことば獲得障害で発症 ●著者紹介● 別府 真琴(べっぷ まこと) 1939 年 大阪府豊中市生まれ。神戸大学医学部卒業後、神戸大学第二外科を経て 兵庫県立西宮病院外科部長。専門は消化器外科、特に肝臓胆道膵臓外科。1995 年退官。外科医時代から関心があった、西洋医学を基盤にしながらもその欠陥を補完する医療の研究に従事。現在、別府内科クリニック院長。 著書に『なぜ自閉症になるのか』(花伝社)、『意識呼吸のすすめ』、『自分らしさの「タイプB」』(朝日ソノラマ)
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揺れる北朝鮮:金正恩のゆくえ
¥2,200
発行 2016年3月25日 A5判並製 280頁 ●内容紹介● 金正恩は「ラストエンペラー」となるか? 知られざる北朝鮮権力の中枢=組織指導部の実体を詳細な最新情報にもとづき分析 ●なぜ「核」に頼るのか? ●粛清の歴史を塗り替えた金正恩 ●恐怖政治のスパイラル。軍人事の日替わりメニュー ●金正恩を支えるパワーエリートの台頭 ●私経済の拡大、「金主(トンジュ)」=金持ち階層の出現 ●金正恩のアキレス腱=進まぬ経済改革。慢性的電力不足 ●金正恩の素顔 ●目次● 第1章 金正恩体制が抱える宿命的弱点 第2章 張成沢・金慶喜に支えられた初期金正恩体制 第3章 後見人体制の破壊と金正恩親政 第4章 金正恩首領独裁を支える組織指導部 第5章 先軍政治の継承と否定 第6章 金正恩のアキレス腱 経済再生 第7章 暴力崇拝で一貫する金正恩の統治スタイル ●著者紹介● 朴斗鎮(パク・トゥジン) 1941年大阪市生まれ。朝鮮大学校政治経済学部卒業後、朝鮮問題研究所所員として2年間在籍。朝鮮大学校政治経済学部教員等を経て2006年からコリア国際研究所所長(北朝鮮・韓国問題、在日同胞問題を研究)。デイリーNK顧問。 著書『北朝鮮 その世襲的個人崇拝思想―キム・イルソンチュチェ思想の歴史と真実―』(社会批評社)、『朝鮮総連―その虚像と実像―』(中公新書ラクレ)、『友愛ブックレット 韓国・北朝鮮とどう向き合うか』(共著、花伝社)
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さようなら! 福沢諭吉:日本の「近代」と「戦後民主主義」の問い直し
¥1,100
発行 2016年3月25日 A5判ブックレット 120頁 ●内容紹介● 福沢諭吉を見直す! 帝国主義者・福沢の1万円札からの引退を 「戦争ができる国」になろうとしている今、日本近代化の原点に立つ福沢諭吉は民主主義者か侵略主義者か? 戦後民主主義を担った知識人による世紀の誤読を正す! 日本人の"福沢諭吉観"を根底から覆す1冊 『美味しんぼ』作者・雁屋哲の マンガ『2年C組 特別勉強会 福沢諭吉』 一部を特別収録! ●目次● 第1章 いま、なぜ福沢諭吉なのか 第2章 福沢諭吉の見直し入門 ──「明るくない明治」から「暗い昭和」への歩み 第3章 高まる福沢再学習の必要性 ──読まれていない福沢の論説 第4章 福沢諭吉──帝国主義の思想家 ●著者紹介● 安川寿之輔(やすかわ・じゅのすけ) 1935年、兵庫県生まれ。名古屋大学名誉教授。「不戦兵士・市民の会」副代表理事。 雁屋 哲(かりや・てつ) 本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。『美味しんぼ』原作者。 杉田 聡(すぎた・さとし) 1953年、埼玉県生まれ。帯広畜産大学教授(哲学・思想史)。
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幻像のアオサギが飛ぶよ:日本人・西欧人と鷺
¥1,650
発行 2016年2月25日 四六判並製 196頁(カラー口絵4頁) ●内容紹介● なぜアオサギは不気味になったのか? 「孤独、孤高、精悍なアオサギ」のヨーロッパ。 「火を吐く妖怪、不気味で憂鬱なアオサギ」の日本。 なぜアオサギのイメージは日本と西欧で全く異なるのか? サギの生態に魅せられたサギ博士が、古今東西の文学を渉猟して、サギ像分裂の背景を探り、人間と動物の関わりに思いを馳せる。 ●目次● 第Ⅰ部 分裂するアオサギ像 ──日本と西欧── 第Ⅱ部 妖怪アオサギ ──日本人にとってのサギ── 第Ⅲ部 羽根飾り問題とサギたち ●著者紹介● 佐原雄二(さわら・ゆうじ) 1949年兵庫県生まれ。1971年東京大学理学部生物学科動物学課程卒業。1978年東京大学大学院理学系研究科修了(理学博士)。弘前大学教養部、同農学生命科学部を経て2014年退職。現在、弘前大学名誉教授。専門は動物生態学。主な研究テーマは魚類と魚食性鳥類との種間関係。 主な著書『さかなの食事』岩波書店、1979年(毎日出版文化賞受賞)。『魚の採餌行動』東京大学出版会、1987年。『現代日本生物誌10 メダカとヨシ』(共著)岩波書店、2003年。 『フィールドワークは楽しい』(共著)岩波書店、2004年。『青森県のフィールドから——野外動物生態学への招待』(編著)弘前大学出版会、2007年。
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阿蘇ジオパークに 立野ダムはいらない:ダムが阿蘇・白川・有明海に与える影響
¥880
発行 2016年2月20日 A5判ブックレット88頁 ●内容● 世界の阿蘇に立野ダムはいらないPART3 国交省が開示したデータは語る 「穴あきダム」とはどのようなものなのか? ダムによらない地域づくりを! 世界有数のカルデラを守るために── ●目次● 第1章 阿蘇火山と立野峡谷の生い立ち 第2章 穴あきダムの背景 第3章 立野ダム問題の概要 第4章 国交省が開示したデータは語る 第5章 日本全国「穴あきダム」めぐり 第6章 ダムによらない地域づくり
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ふたつの憲法を生きる:教育学者が次世代と語る戦後
¥1,650
発行 2016年2月5日 四六判並製 224頁 ●内容紹介● 民主教育理論を牽引した著者が初めて語る 知られざる戦後史と教育のゆくえ 再来年には兵隊にいくのかと思っていた。 灯火管制がなくなり「こんなに明るかったか」と驚いた敗戦の日。 その後にやってきたのは、手のひらを返した大人たちへの不信感だった。 ●目次● 第一章 敗戦前後の私 —— 戦争責任への考察 第二章 戦争と知識人 第三章 新しい憲法の下で —— 学ぶことと働くことの統合 第四章 教育とは儚い方がいい 〈解 題〉 牧柾名——人と学問 世取山 洋介 ●著者紹介● 牧 柾名(まき まさな) 1929 年東京都生まれ。東京大学教育学部卒業。教育行政学。静岡大学教授、東京大学教授を経て、元東京大学教授。子どもの人権埼玉ネット代表委員、川崎市子ども権利条例検討連絡会議副座長などを歴任。単著に『教育権』(新日本出版社)、『教師の教育権』(青木書店)、『国民の教育権』(青木書店)、『学校と子どもの人権』(新日本出版社)、『教育権と教育の自由』(新日本出版社)、『かがやけ子どもの権利』(新日本出版社)、『牧柾名教育学著作集(全10巻)』(エムティ出版)、『自分を生きる』(新日本出版社)ほか編著書多数。
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日韓魂:日本と韓国に生き、 世界を見つめる
¥1,650
発行 2016年1月25日 四六判並製 192頁 ●内容紹介● そろそろ仲良くしない? 日本と韓国、それぞれのいいところ・ダメなところを見てきた白真勲が、〝日韓魂〟から両国にはっきりとモノ申す! 切っても切れない関係の隣国同士は、グローバル時代をどう生きるのか── 対談:真田幸光「世界のなかのアジアと日本」 ●目次● Ⅰ なんでこんなことになった!? 日韓関係の現在地 第1章 「日韓関係は最悪」は本当か 第2章 日本と韓国、それぞれの社会と政治 第3章 日本のホンネ、韓国のホンネ Ⅱ どうなる日本、これで大丈夫? 第4章 日本はここを見直そう 第5章 安全保障を考えるⅢ 明日の日韓関係 第6章 「アジアの時代」の日本のあり方 第7章 こうすれば日韓は歩み寄れる 第8章 私の役割・私の仕事 対談 真田幸光×白眞勲 「世界のなかのアジアと日本」 ●著者紹介● 白眞勲(はく・しんくん) 1958年、日本人の母と韓国人の父の間に東京都新宿区で生まれる。日本大学大学院生産工学研究科博士前期課程建築工学専攻修了。韓国延世大学校言語研究教育院卒業。1985年、朝鮮日報日本支社入社。1994年、朝鮮日報日本支社支社長就任。2003年、日本国籍を取得。朝鮮日報日本支社支社長退任後の2004年7月、参議院議員選挙比例区にて初当選。北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会委員長、内閣府副大臣等を歴任。
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アンニョン お隣さん:韓国暮らし27年のつぶやき
¥1,650
発行 2015年12月25日 四六判 256頁 並製 ●内容紹介● まだまだ知らない隣国の文化や自然。興味の尽きない韓国社会に根付く独特の韓医学。 サムスンの日本語トレーナー、韓国大学入試の日本語科目問題作成など、日本語教師の第一人者として名を馳せる著者が素直に綴る、韓国の日常風景。 韓国って意外と悪くない。 ●目次● 一 来し方 二 ことばと文化 三 韓国の医学 四 自然と地理 ●著者紹介● 木口 政樹(キグチ マサキ) イザベラ・バードがアルカディア(理想郷)と呼んだ山形県米沢市出身。 1988年渡韓し慶州の女性と結婚。三星人力開発院日本語科教授を経て、 白石大学校教授(2002年~現在) 趣味はサッカーボールのリフティング、山行(サンヘン)、クラシックギターなど。 『おしょうしな韓国ほのぼの韓流100話』(かんよう出版)など著書、論文多数。文学博士
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翼よ、よみがえれ!:中国空軍創設に協力した日本人兵士の物語
¥2,750
発行 2015年12月25日 A5判並製 370頁 ●内容紹介● 中国空軍を創ったのは日本兵だった 日本皇軍兵士と共産軍兵士が立場を越えて協力し、中国空軍を作った。 国を越えた挑戦は、やがて深い友情をもたらした。 日本に帰ってきた彼らのその後の運命とは……? 知られざる日中友好の原点を記録した事実にもとづく歴史読み物 ●著者紹介● 土屋龍司(つちや・りゅうじ) 1951年静岡県裾野市生まれ。1975年防衛庁入庁。在英大使館参事官、防衛庁国際企画課長、防衛庁人事第一課長、大阪防衛施設局長、札幌防衛施設局長等を歴任し、2006年防衛庁退職。現在は会社勤務。 著書『雪の曙―幕末に散った松前藩士たち』(2009年、柏艪舎) 訳書『国防の変容と軍隊の管理』デイビッド・チューター著 2003年、朝雲新聞社)
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『あまちゃん』の人間像:3・11/「逆回転」/"自分"探し
¥2,200
発行 2015年12月20日 四六判上製310頁 ●内容● ドラマ『あまちゃん』から読み解く"自分"探しのゆくえ。 ●目次● PART I 第1章 〈変化〉の中での〈自分〉探し 第2章 北三陸─東京、海女・アイドルであることと自分であること PART II 第3章 3・11、そして復興へ 第4章 「逆回転」:「空即是色」におけるその位置づけ 第5章 「逆回転」の意味 PART III 第6章 「貢献人」という人間像 PART IV 第7章 神観念 第8章 音楽 PART V 第9章 〈自分〉探しのゆくえ ●著者紹介● 幸津國生(こうづ くにお) 1943年 東京生まれ 、東京大学文学部卒業 同大学院人文科学研究科博士課程単位取得 都留文科大学勤務をへて、ドイツ・ボーフム大学ヘーゲル・アルヒーフ留学(Dr.phil.取得) 日本女子大学勤務、同定年退職後「晴"歩"雨読」 日本女子大学名誉教授
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都市をたたむ:人口減少時代をデザインする都市計画
¥1,870
発行 2015年12月10日 四六判上製256頁 ●内容● 人口減少社会において都市空間はどう変化していくか── 縮小する時代のための都市計画を提起 フィールドワークでの実践を踏まえて縮小する都市の"ポジティブな未来"を考察 全編書き下ろし! 気鋭の都市計画研究者が問う 新時代の都市論 ●目次● 第1章 都市は何のためにあるのか 第2章 都市を動かす人口の波 第3章 縮小する都市空間の可能性 第4章 都市をたたむための技術 第5章 スポンジ化する都市をどうたたむか? 第6章 近代復興の転換 第7章 都市をたたむことの先にあるもの ●著者紹介● 饗庭 伸(あいば・しん) 1971年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学)。同大学助手等を経て、現在は首都大学東京 都市環境科学研究科 都市システム科学域 准教授。専門は都市計画・まちづくり。主な著書に『白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか』(共著 2014年 学芸出版社)、『東京の制度地層』(編著 2015年 公人社)など。
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地震と火山の基礎知識:生死を分ける60話
¥1,650
発行 2015年11月25日 四六判並製 208頁 ●内容● 巨大地震の後は、「巨大噴火」だ!! カルデラ噴火で人類絶滅……! 3・11以降、ひずみがたまり続けている日本列島の地殻 迫りくる大噴火への予兆、露呈する科学の限界…… 人類は生き残ることができるのか!? 第一線で活躍し続けてきた地球物理学者が、 地震と火山の地下事情を縦横無尽に切る! ●目次● 第1部 地震と火山 ・未来エネルギーが引き起こす「人為的地震」 ・日本海溝に迫る大地震予備軍「海山」 ・御嶽山の噴火予知が失敗したワケ ・ 「噴火の前兆」空振りのナゾ など 第2部 これだけは知っておこう地震・火山の恐怖 ・都会襲う「火災旋風」の恐怖 ・日本人全滅の可能性ある「カルデラ噴火」 ・地滑り地形だらけの日本列島 ・最前線の研究者も大地震の前には無力だった など 第3部 暮らしと震災 ・ 「地震の名前」めぐる政治的駆け引き ・世界の気候にも影響を及ぼす火山灰 など 第4部 地球物理学の豆知識 ・死亡事故多数、最も危険な火山学者 ・ジャンボ機のエンジン停止させる噴煙 ・ 現代社会を混乱させる磁気嵐 ・北海道でもオーロラ!! 大騒ぎ ・地球と酷似する金星にも火山活動 など ●著者紹介● 島村英紀(シマムラ ヒデキ) 1941 年東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学院修了。理学博士。東大助手、北大教授、CCSS(人工地震の国際学会)会長、北大海底地震観測施設長、北大浦河地震観測所長、北大えりも地殻変動観測所長、北大地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長を経て、武蔵野学院大学特任教授。ポーランド科学アカデミー外国人会員(終身)。
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家族のための高齢者住宅・老人ホーム 基礎講座:失敗しない選び方
¥1,870
発行 2015年11月25日 四六判並製 272頁 ●内容紹介● 人生最後の住まいの選択 「安心・快適」ではなく 商品内容を徹底比較 ■介護の不安を抱える家族に必要な基礎知識を整理 ■美辞麗句ではなく、リスクやトラブルを理解する ■「介護付」「サ高住」など、制度の選択は意味がない ■情報収集から、見学・契約・入居後までの実務の流れ ■商品力・経営資質を見るための重要チェックポイント ●目次● 第一部 基礎知識編 第一章 高齢者住宅の基礎を理解する 第二章 介護保険制度の基礎を理解する 第二部 高齢者住宅選び 実務編 第三章 高齢者住宅選びの基本 第四章 入居者・家族の状況を把握する 第五章 高齢者住宅の中身を比較・検討・チェックする 第六章 高齢者住宅を見学しよう 第七章 入居準備と契約 ●著者紹介● 濱田孝一(ハマダ コウイチ) 1967年生まれ。経営コンサルタント。90年立命館大学経済学部卒業、旧第一勧業銀行入行。その後、介護職員、社会福祉法人マネジャーを経て、2002年に住宅コンサルティング会社を設立。現在は、高齢者住宅の開設、運営サイト「高住経ネット」の主幹として高齢者住宅のコンサルティングを行っている。社会福祉士、介護支援専門員、建物設備取引主任者、ファイナンシャルプランナー。
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スポーツに恋して:感傷的ウオッチャーの雑食観戦記
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発行 2015年11月20日 四六判 224頁 並製 ●内容紹介● 野球、サッカー、ラグビー、テニス、ゴルフ、大相撲、プロレス…… ずっと、スポーツは変わらず私のそばにあった スポーツを通して見える感情や風景、動いた心、そのときどきの私の気持ちで見えたものシンガーソングライターとして、母として、ひとりのスポーツファンとして綴る、恋文のようなエッセイ 表紙、挿画ともに本人による描き下ろし! ●目次● Ⅰ 雑食観戦の日々 Ⅱ 母は今日も観る Ⅲ ひとり、ということ Ⅳ 憧れと、悔しさと ●著者紹介● 篠原 美也子(シノハラ ミヤコ) 1966 年東京生まれのシンガーソングライター。 17 歳から曲作りとピアノ弾き語りによるライブ活動開始。93 年メジャーデビュー。 15 年までにセルフカバーを含む20 枚のアルバムを発表。 時にやさしく時に鋭い歌詞と繊細なメロディは、世代を選ばず多くの共感を呼び、ライブパフォーマンスに於いても力強い歌声でオーディエンスを魅了し続けている。 02 年結婚・出産。一男の母。