-
うつせみの世 夜話三題:中高年の性・孤独・恋
¥1,650
発行:2018年6月19日 四六判並製210頁 ●内容紹介● 黄昏の事件簿 思いがけない恋、ストーカー、連れ合いの死…… 仕事も子育ても一段落、穏やかな日常に ある日突然「事件」が起きる── 現代の孤独を描く ●目次● 家族 お願い、一度だけ かあちゃん ●著者紹介● 安保邦彦(あぼ・くにひこ) 1936年、名古屋市生まれ 南山大学文学部独文学科研究課程修了 名古屋市立大学大学院経済学研究科修士課程修了 大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了 国際公共政策博士 元日刊工業新聞編集委員 元愛知東邦大学経営学部教授 元名古屋大学先端技術共同研究センター客員教授 愛知東邦大学地域創造研究所顧問 主な著書 『中部の産業──構造変化と起業家たち』(清文堂出版) 起業家物語『創業一代』『根性一代』(どちらもにっかん書房) 『二人の天馬──電力王桃介と女優貞奴』(花伝社)など多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
美容整形というコミュニケーション:社会規範と自己満足を超えて
¥1,760
発行:2018年6月19日 四六判並製256頁 ●内容紹介● 身近になった美容整形 美容整形を実践する「契機」とは? 美容整形が「普通の」女性たちに広がっているいま、彼女たちは何をきっかけに身体加工を行っているのか? 従来の社会規範や自己満足といった議論を超え、「日常的なコミュニケーションの位相」という新たなパースペクティブと多角的考察を通じて、私たちの身体観に迫る。 ●書評・紹介記事情報● 「日本経済新聞」(2018年9月22日) ●目次● 第Ⅰ部 メディアにみる社会規範──広告と美容雑誌 1章 美容の科学、自然との共犯──化粧品広告と美容雑誌の分析 2章 老いという病、肌本来という幻想──ミドルエイジ女性向け雑誌の分析 3章 女性の外見に対する社会規範──美魔女を事例に 第Ⅱ部 美容整形を受ける人々──動機・特徴・コミュニケーション 4章 自己満足の発見と二つの問い 5章 美容整形を望む人々の特徴──自分・他者・社会との関連から 6章 他者とは誰か──女性同士のネットワーク 第Ⅲ部 美容整形を施す人々の論理 7章 医師とクライアント 8章 医師と医師──専門分野間の壁 ●著者紹介● 谷本奈穂(たにもと・なほ) 大阪大学人間科学部卒業、同大学院修了。博士(人間科学)。現在、関西大学総合情報学部教授。 単著に『美容整形と化粧の社会学』(新曜社)、『恋愛の社会学』(青弓社)。 編著に『博覧の世紀』(福間良明・難波功士と共編)、『メディア文化を社会学する』(高井昌吏と共編)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
「共感報道」の時代:涙が変える新しいジャーナリズムの可能性
¥1,650
発行:2018年6月19日 四六判並製188頁 ●内容紹介● 「客観報道」「調査報道」に次ぐ“第3の報道” 時代が求めた新たな報道のパラダイム なぜ、報道人は号泣したのか 東日本大震災、御岳山噴火、熊本地震……そこには響き合う心があった 時代と報道の深層に迫った意欲作 ●目次● 第1章 報道人の号泣 第2章 現場でもがく 第3章 冷たい取材 第4章 熱い取材 第5章 熱くて冷たい取材 第6章 御嶽山噴火と報道人 第7章 遺族 第8章 涙の復権 第9章 大きな可能性 第10章 共感報道の特徴 ●著者紹介● 谷 俊宏(たに・としひろ) ジャーナリスト、マスメディア研究者。神奈川県出身。早稲田大学政治経済学部卒。1984年、共同通信社に入社。大阪社会部、岡山・盛岡・広島・ロサンゼルス各支局、本社文化・外信両部などを経て2015年退社。 論文に「報道記者が取材対象者に『共感』を覚える意味について」「『地方の王国』を清浄化するために」「日本軍に置き去りにされた“アジア人労務者”」など。大正大学大学院で仏教学、武蔵野大学大学院で臨床心理学を学ぶ。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
731部隊と戦後日本:隠蔽と覚醒の情報戦
¥1,870
発行:2018年5月17日 四六判並製232頁 ●内容紹介● ゾルゲ事件、731部隊、シベリア抑留―― すべてが絡み合う戦争の記憶 ソ連のスパイ、ゾルゲが握った細菌戦の情報。 プリンスと呼ばれた首相の息子・近衛文隆の、戦犯収容所での不審死。 『政界ジープ』、ミドリ十字、731部隊戦友会、日本イスラム教団教祖…… 残虐な人体実験の中心的医師、二木秀雄がたどる戦後の数奇な運命。 明るみに出た3607人の名簿 ●目次● はじめに 湯川博士はなぜ原爆開発に協力したのか Ⅰ 戦争の記憶――ゾルゲ事件、七三一部隊、シベリア抑留 Ⅱ 七三一部隊の隠蔽・免責・復権と二木秀雄 Ⅲ 戦後時局雑誌の興亡――『政界ジープ』対『真相』 ●著者紹介● 加藤哲郎(かとう てつろう) 1947年岩手県生まれ。東京大学法学部卒業、博士(法学)。現在、一橋大学名誉教授。英国エセックス大学、米国スタンフォード大学、ハーバード大学、ドイツ・ベルリン・フンボルト大学客員研究員、インド・デリー大学、メキシコ大学院大学、早稲田大学大学院客員教授等を歴任。専門は政治学・比較政治・現代史。インターネット上で「ネチズンカレッジ」主宰(http://netizen.html.xdomain.jp/home.html)。メール連絡先、katote@ff.iij4u.or.jp 著書に、『ジャパメリカの時代に』『東欧革命と社会主義』『ソ連崩壊と社会主義』『現代日本のリズムとストレス』『二〇世紀を超えて』『情報戦の時代』『情報戦と現代史』『「飽食した悪魔」の戦後――731部隊と二木秀雄『政界ジープ』』(花伝社)、『社会と国家』『ワイマール期ベルリンの日本人』『日本の社会主義』(岩波書店)、『国家論のルネサンス』『コミンテルンの世界像』『モスクワで粛清された日本人』(青木書店)、『国境を越えるユートピア』『象徴天皇制の起源』『ゾルゲ事件』(平凡社)、など多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
ポピュリズムと司法の役割:裁判員制度にみる司法の変質
¥1,650
発行:2018年5月3日 四六判並製224頁 ●内容紹介● ポピュリズムが蔓延する世界を 司法は抑止できるのか 法の支配を堅持し、権力の抑制と均衡を図る“人権の砦”である司法が、いま、おかしい。 裁判員制度が示す、グローバル化における国家の変容、政府の役割の変化、そして司法のポピュリズム化―― ●目次● 第1講 民主政治における司法の役割──権力の抑制と均衡 第2講 民主主義と自由主義──多数の支配か、法の支配か 第3講 ポピュリズム化する政治──司法は大丈夫か 第4講 司法の民営化──福祉国家から治安国家へ 第5講 司法の治安機構化──警察と司法の連動 第6講 裁判員の義務と思想・良心の自由──死刑は正当化できるか 第7講 プロフェッショナルとしての裁判官──改革すべきは司法官僚制 第8講 破綻する裁判員制度──廃止するしかない 第9講 ポピュリズムはファシズムか──司法と民主主義の危機 ●著者紹介● 斎藤文男(さいとう・ふみお) 1932年和歌山県生まれ。 1956年京都大学法学部卒業、58年大阪市立大学大学院法学部研究科修士課程修了。1961年九州大学教養部講師、助教授、教授をへて同法学部教授。1996年定年退官、名誉教授。 主な著書 『問われた報道の自由』(編著)法律文化社、1971年 『子どもたちは平和をつくれるか』(編著)現代書館、1994年 『指定管理者制度と情報公開』自治体研究社、2006年 『政治倫理条例のすべて』公人の友社、2016年 ほかに、訳書、H・I・シラー『世論操作』青木書店、1979年。コラム集『冷めた紅茶』『ちびた鉛筆』現代書館、1989、92年 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
小説 司法試験:合格にたどりついた日々
¥1,650
発行:2018年4月27日 四六判並製484頁 ●内容紹介● 合格への秘訣 司法試験を目指してから1年で最終合格に至った 集中した受験勉強の日々を描く 伊藤真(弁護士) 本書を推薦します 時代が変わっても、司法試験受験生の高い志と必要な心得は変わりません。 今の受験生にも大きな勇気と指針を与えてくれるものと確信します。 ●目次● 受験生活スタート 法学部の授業に出席 受験生活胸突き八丁 短答式試験に向けて 論文式試験に向けて 口述式試験に向けて 最終合格 司法試験合格の秘訣 ●著者紹介● 霧山 昴(きりやま すばる) 1948年 福岡県生まれ 1972年 東京大学法学部卒業 1974年 弁護士(横浜弁護士会登録) 現 在 福岡県弁護士会所属 著書『小説・司法修習生──それぞれの人生』(花伝社、2016年) 福岡県弁護士会のホームページの「弁護士会の読書」コーナーに毎日1冊の書評を10年以上アップしている。 ★関連書籍 「小説・司法修習生」 https://kadensha.thebase.in/items/29659157 「小説・弁護士のしごと」 https://kadensha.thebase.in/items/63288185 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
マンガの「超」リアリズム
¥1,650
発行:2018年4月19日 四六判並製224頁 ●内容紹介● 人は、なぜマンガを読むのか? 子どもは、なぜマンガに夢中になるのか? 人気マンガからシャカイが見えてくる! 描き込まれた「欲望や本音」との上手な付き合い方 ●目次● 1 大人と幼児が同時に楽しめるマンガはあるか? 2 いわさきちひろはどう批判されたか 3 「ダメ人間マンガ」はなぜ増えているのか? 4 「スポ根」マンガは死んだのか? 5 「ヤンキーマンガ」と「an・an」の接点は? 6 「気持ち悪い」「グロイ」という『はだしのゲン』の読み方の強さ 7 『ONE PIECE』はなぜつまらないのか 8 エロマンガは規制されるべきか? 9 少女マンガはエロマンガよりも「有害」か 10 なぜ女性向けエロマンガで強姦シーンがあるのか? 11 『このマンガがすごい! 2015 』第1位のマンガを読む 12 「マンガ家になりたい」という子どもを待ち受けているもの 13 戦争を楽しむマンガと戦争の悲惨さを描くマンガはどこが違うのか(上) 14 戦争を楽しむマンガと戦争の悲惨さを描くマンガはどこが違うのか(下) 15 鶴見俊輔は『サザエさん』をどう論じたか 16 その美少女の中身はおっさん、もしくはオタク男子である 17 『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』は「道徳教材」たるか 18 『この世界の片隅に』は「反戦マンガ」か 19 『この世界の片隅に』みたいに戦争を描かないとダメなのか? 20 東堂太郎のように一人でモノを言おう ●著者紹介● 紙屋高雪(かみや・こうせつ) 1970年愛知県生まれ。京都大学法学部卒。自らのブログ「紙屋研究所」でマンガ評論や育児論、社会時評をつづる。 著書に『オタクコミュニスト超絶マンガ評論』(築地書館)、『超訳マルクス──ブラック企業と闘った大先輩の言葉』(かもがわ出版)、『“町内会”は義務ですか?──コミュニティーと自由の実践』(小学館新書)、『どこまでやるか、町内会』(ポプラ新書)など。 「紙屋研究所」:http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/ ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
吉野ケ里遺跡にメガソーラーはいらない:世界遺産登録に向けて
¥1,100
発行:2018年4月11日 A5判ブックレット120頁 ●内容紹介● 歴史的景観を壊すメガソーラーはいらない! 古代国家の様子を現代に伝える稀有な遺跡群の中心部に、巨大なメガソーラーが建設された―― 移転を求めるたたかいの記録と、世界遺産登録に向けた運動のこれまでとこれから 吉野ケ里遺跡を世界遺産に ●目次● Ⅰ 吉野ヶ里遺跡は日本と世界の宝物 1 吉野ヶ里遺跡の重要性とその価値 2 吉野ヶ里遺跡と世界遺産 3 吉野ケ里は景観も宝──歴史文化の聖域 4 吉野ヶ里歴史公園隣接地にメガソーラー計画 ──吉野ヶ里に次々と押し寄せる開発の波、そしてメガソーラーが Ⅱ 裁判闘争 5 メガソーラー反対の監査請求・住民訴訟へ 6 佐賀地方裁判所へ提訴 7 福岡高等裁判所へ控訴 8 最高裁判所へ上告 Ⅲ 学者・識者の声と地域の人々の声 9 明日に向けて、吉野ヶ里遺跡に学ぶ 10 世界遺産登録の資格十分な吉野ヶ里遺跡群 11 吉野ヶ里遺跡と私 12 地域の人々の声 13 吉野ヶ里遺跡を世界遺産に──古川知事の思惑と住民運動 ●編者紹介● 「吉野ヶ里遺跡にメガソーラーはいらない」ブックレット編集委員会 ・吉野ケ里遺跡全面保存会 ・吉野ケ里メガソーラー発電所の移転を求める佐賀県住民訴訟原告団 ・吉野ケ里メガソーラー発電所の移転を求める佐賀県住民訴訟弁護団 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
長期法則とマルクス主義:右翼、左翼、マルクス主義
¥2,200
発行:2018年4月3日 A5判上製192頁 ●内容紹介● 君は右翼か、それとも左翼か? よみがえるマルクス主義 常識を問い直す、自由派マルクス主義の歴史観と現状分析 慶大経済の人気講義 新古典派経済学を基礎とするマルクス経済学、「マルクス派最適成長論」の挑戦 ●目次● 第Ⅰ部 長期法則としての自由主義とマルクス主義 第Ⅱ部 右翼、左翼とマルクス主義 第Ⅲ部 米中の覇権交代とグローバリゼーション 第Ⅳ部 新古典派経済学を基礎とするマルクス経済学 ●編者紹介● 大西 広(おおにし ひろし) 慶應義塾大学経済学部教授。 1985年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。経済学博士。立命館大学助教授、京都大学経済学部助教授、同教授を経て現職。京都大学名誉教授。World Association for Political Economy副会長、北東アジア学会前会長。 主な著書に、『資本主義以前の「社会主義」と資本主義後の社会主義』(大月書店、1992年)、『中国の少数民族問題と経済格差』(編著、京都大学学術出版会、2012年)、『成長国家から成熟社会へ』(共著、花伝社、2014年)、『マルクス経済学(第2版)』(慶應義塾大学出版会、2015年)、『中成長を模索する中国』(編著、慶應義塾大学出版会、2016年)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
自閉症と刷り込み:こうすれば自閉症は防げる
¥2,200
発行:2018年4月3日 四六判並製352頁 ●内容紹介● 自閉症は、遺伝子でも育て方の問題でもない 「刷り込み」の障害によって生じる―― 「出産直後からの母子同床という哺乳類としての自然の摂理に逆らって母子分離したことが、お母さんの刷り込みに障害が生まれた原因です。そして、赤ちゃんが自閉症になった原因です。」 自閉症はなぜ激増しているのか? これまでの自閉症原因論の盲点を突く! 自閉症予防の五カ条 一.分娩台を廃止する 二.分娩室を薄暗くする 三.出産後すみやかに薄着で母子同床にする 四.赤ちゃんに接する人はマスクをつけない 五.生後二日間は、眼薬の点眼とフラッシュを焚いての写真撮影は禁止する ●目次● 一章 自閉症と恐怖 二章 自閉症の遺伝子説 三章 自閉症の原因 四章 赤ちゃんの刷り込み 五章 自閉症の特徴 六章 母子同床と新生児室 七章 自閉症の予防 八章 折れ線型自閉症 九章 恐怖症の治療 ●著者紹介● 白石 勧(しらいし・すすむ) 1949 年、神奈川県藤沢市生まれ。長崎県立大村高等学校卒業。1971 年、国際基督教大学入学。翌年長女が生まれ、すぐに母親が乳腺炎で入院し1人で赤ん坊を育てた経験から育児論の研究を始める。同大学を中退後、パン職人や印刷工をしながら育児論の研究を進める。 1986 年、『精神構造論仮説と育児論』を自費出版、2001年、『精神構造論仮説と育児論』の改訂版を朗文堂より出版。2003年から自閉症の研究を始める。2008年より、小学校で特別教育支援員および学童保育所障害児加配。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
中国の夢:電脳社会主義の可能性
¥2,200
発行:2018年3月17日 A5判上製256頁 ●内容紹介● 中国の勃興と日本の危機 壮大な夢は実現できるか? IT革命からET革命へ シェアリングとスマホ決済の生活への浸透が、社会管理と人間関係に巨大な変化を及ぼし、そこで集積されたビッグデータが消費財の生産管理に活用され、さらには資源配分に及びつつある……。 中国は、オーウェルの危惧した超管理社会となるか、それとも人工知能(AI)の力を借りて「デジタル・リヴァイアサン」という怪物を飼い慣らし、官僚制を克服し人々の生活に奉仕させるもう一つの新しい可能性の実現に向かうのか? ●目次● はじめに──社会主義の初心を忘れず 第1章 中国を変え、世界を変えるEV車──新社会階層が誕生しET革命を爆進する中国 第2章 「移行期の中国経済」の高度成長 第3章 現実化するデジタル・レーニン主義──ビックデータとデジタル・リヴァイアサン 第4章 電脳社会主義の必然性──テクノファシズムをどう防ぐか 第5章 習近平思想──電脳社会主義の舵手 第6章 一帯一路が導く全方位外交 補論1 チャイナセブンをめぐる大誤報 補論2 喉の小骨と化した尖閣紛争 おわりに──中国の勃興と日本の危機 ●著者紹介● 矢吹 晋(やぶき すすむ) 1938年生まれ。東京大学経済学部卒。東洋経済新報社記者、アジア経済研究所研究員、横浜市立大学教授を経て、横浜市立大学名誉教授。㈶東洋文庫研究員、21世紀中国総研ディレクター、朝河貫一博士顕彰協会代表理事。 著書 『文化大革命』『毛沢東と周恩来』『「朱鎔基」中国市場経済の行方』『朝河貫一とその時代』『〈図説〉中国力(チャイナ・パワー)』『劉暁波と中国民主化のゆくえ』『チャイメリカ──米中結託と日本の進路』『尖閣問題の核心』『尖閣衝突は沖縄返還に始まる』『敗戦・沖縄・天皇──尖閣衝突の遠景』『対米従属の原点 ペリーの白旗』『南シナ海領土紛争と日本』『沖縄のナワを解く』『文化大革命──〈造反有理〉の現代的地平』他多数。 『習近平の夢──台頭する中国と米中露三角関係』で第5回「岡倉天心記念賞」最優秀賞を受賞。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
権力vs市民的自由:表現の自由とメディアを問う
¥2,750
発行:2018年3月17日 四六判並製288頁 ●内容紹介● 権力による市民的自由の圧迫 表現の自由はどうなる? メディアのあり方と人々の価値観がともに多様化するなか、ジャーナリズムに問われているものは何か。 表現・メディアの自由研究の第一人者、田島泰彦と、彼に薫陶を受けた研究者たちによる、メディア研究の最前線。 ●目次● 第Ⅰ部 表現規制立法とメディア 第1章 特定秘密保護法とメディア──取材・報道規定(22条)を中心に 田島泰彦 第Ⅱ部 表現の自由の現代的動向と諸相 第2章 反論権をめぐる国際的動向と日本の課題 韓永學 第3章 韓国におけるゲーム審議制度に関する一考察──2016年改正「ゲーム法」からみる自主審議制度の問題を中心に 千命載 第4章 表現の自由と「政治的中立性」 城野一憲 第5章 わいせつ規制と思考の自由──わいせつ物単純所持規制を題材に 森口千弘 第Ⅲ部 変質する権力とメディア 第6章 米大統領選とメディア──フェイクニュースとマスメディアの信頼性の考察を中心に 大塚一美 第7章 安倍政権下におけるNHKニュースに関する考察──「ニュース7」の加計学園問題報道を中心に 浮田 哲 第8章 地域の情報流通における県域ラジオの可能性をめぐる一考察 石井育子 ●編者紹介● 韓 永學(はん・よんはく) 1971年生。上智大学大学院新聞学専攻博士後期課程修了。博士(新聞学)。現在、北海学園大学法学部教授。専門はメディア倫理法制。著書に『報道被害と反論権』(明石書店、2005年)、『韓国の言論法』(日本評論社、2010年)など。 大塚一美(おおつか・かずみ) 1977年生。上智大学大学院新聞学専攻博士後期課程修了。博士(新聞学)。山梨学院大学等非常勤講師。専門は情報法、メディア倫理法制。『調査報道ジャーナリズムの挑戦』(花田達朗・別府三奈子と共著、旬報社、2016年)。 浮田 哲(うきた・てつ) 1959年生。上智大学大学院新聞学専攻博士後期課程単位取得退学。羽衣国際大学教授。専門は放送論、メディア論。共著本として『表現の自由とメディア』(日本評論社)、『市民が広げる議会公開』(現代人文社)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
保育を深めるための心理学
¥1,980
発行:2018年3月2日 A5判並製256頁 ●内容紹介● 新「保育所保育指針」(平成30年施行)に完全対応 保育士資格試験「保育の心理学」に対応した練習問題、 基礎理論、保育の現場、発達臨床や、キャリアデザインについて現場で役立つコラム・トピックスを豊富に収録! 保育者養成校のテキストとしても活用できる! ――保育にかかわるすべての人に ●目次● 第1章 子どもを育む 第2章 胎児期からはじまる育ち 第3章 子どもの発達を読み解く 第4章 環境をとらえる 第5章 生きる力を育む保育 第6章 自他の気づくとき 第7章 他者とのかかわり 第8章 思いやりの心を育む 第9章 ことばを育む 第10章 「数・量・形」を育む 第11章 保育の実際と発達援助 第12章 「子どもの姿」を記録する 第13章 障害のある子どもと向き合う 第14章 保育者のありかた 練習問題 ●著者紹介● ・鈴木 敏昭 四国大学 全学共通教育センター ・村上 涼 江戸川大学 メディアコミュニケーション学部 こどもコミュニケーション学科 ・松鹿 光 帝京科学大学 教育人間科学部 幼児保育学科 ・加藤 孝士 四国大学 生活科学部 児童学科 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
習近平政権と今後の日中関係:日本の対応が利用されている現実
¥1,650
発行:2018年2月17日 四六判並製176頁 ●内容紹介● 中国ビジネスに携わって40年 現場からの提言 なぜ日本の政府首脳の靖国参拝、尖閣問題の対応が問題となるのか? 日中関係の戦中・戦後史を学び直す ●目次● 序 章 はじめに 第一章 大東亜戦争の意義と責任者 第二章 日本とドイツの戦後処理の差と歴史認識 第三章 日露戦争と大東亜戦争の大きな違い 第四章 日本はなぜ終戦を早めることが出来なかったのか 第五章 日中関係悪化の元凶は江沢民の「愛国運動」 第六章 靖国神社の設立経緯と問題点 第七章 戦争責任者が不在という不思議 第八章 日本政府は沖縄に配慮する責任がある 第九章 習近平政権誕生に小泉首相が多大な貢献 第十章 習近平の第一期政権が狙った目標とその成果 第十一章 習近平第二期政権の成立とその目指す方向 第十二章 習近平政権の今後の対日方針と日本のなすべき対応 ●著者紹介● 久佐賀義光(くさか・よしみつ) 1932年生まれ。1955年、東京外国語大学中国語科卒業。 三井物産株式会社初代中国総代表、ハリマ化成株式会社取締役海外部長、LEC東京リーガルマインド大学総合キャリア学部教授、クイック・ロック・ジャパン株式会社顧問、高井伸夫法律事務所顧問を経て、現在、弁護士法人ブリッジルーツ中国担当顧問、NPO法人国際社会貢献センターで留学生の日本語教師を務める。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
吉本興業と韓流エンターテイメント:奇想天外、狂喜乱舞の戦前芸能絵巻
¥1,650
発行:2018年2月17日 四六判並製172頁 ●内容紹介● 「ウケればええねん」「もっと朝鮮の民族色を!」 吉本イズムとコリアン・アーティストが巻き起こした一大ケミストリーを追う 吉本興業の創始者・吉本せい、吉本を笑いの王国に育てた林兄弟、そして時代を先取りした敏腕プロデューサー李哲。笑いとエンタメに命を懸けた面々が見出した稀代のアーティスト集団・朝鮮楽劇団は、戦前の日本、朝鮮、そして満州を股にかけ、暗い世相を照らす陽光となって人々に笑いと勇気を届けた。 韓流ブームのはるか昔、個性あふれる顔ぶれと才能のきらめきに日本と朝鮮半島が民族を超えて熱狂した、知られざる真実。 ●目次● 第1章 コリアン・ミュージック、ムービーの誕生 第2章 吉本興業と日本在留コリアン 第3章 吉本の舞台に立ったコリアン・エンターテナーたち 第4章 朝鮮楽劇団の快進撃 第5章 朝鮮楽劇団と松竹興行 第6章 さらば、朝鮮楽劇団 第7章 韓流エンターテイメントの血脈 ●著者紹介● 高祐二(コ・ウイ) 1966年生まれ。甲南大学経済学部卒。兵庫県在住。 兵庫朝鮮関係研究会会員、(一社)神戸コリア教育文化センター理事。 理学療法士、病院勤務。 著作に、『韓流ブームの源流』(社会評論社)『在日コリアンの戦後史』『大災害と在日コリアン』(明石書店)『われ、大統領を撃てり』(花伝社)。共著に、『兵庫のなかの朝鮮』『近代の朝鮮と兵庫』『在日韓国・朝鮮人の歴史と現在』(明石書店)『兵庫の大震災と在日韓国・朝鮮人』(社会評論社)がある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
江戸時代の小食主義:水野南北『修身録』を読み解く
¥1,650
SOLD OUT
発行:2018年2月4日 四六判並製192頁 ●内容紹介● 貝原益軒『養生訓』と並び立つ指南書『修身録』 現代にも通ずる「小食主義」の神髄に迫る 壮年に至って一念発起し人相学を極め、大家として千人を超す門人を誇り、教訓の宝庫である著作を残した江戸時代の怪人・水野南北。 食を通じて見定めた健康、立身出世、開運、富……人生を左右する「小食主義」とは? ●書評・紹介記事情報● 集英社web連載 高橋源一郎「読むダイエット」第1回紹介(2020年1月29日) ●目次● Ⅰ部 水野南北の小食主義 第一章 いのちと摂食 第二章 摂食と立身出世の見定め 第三章 摂食と人間関係の綾 第四章 摂食とからだとこころ 第五章 福禄寿の思想 Ⅱ部 水野南北小伝──『修身録』の成立と南北その人 ●著者紹介● 若井朝彦(わかい・ともひこ) 1960年京都市生。上京在住。考證と執筆では近世近代の独墺音楽、また慶長以降 の上方文化がおもな守備範囲。書誌と造本は壽岳文章に私淑。百科書林同人として出版にも携わる。これに並行して、発掘調査、地図製作、観光業、手工藝ほか多様な職歴を有す。酒類を扱うことも多く、JSAの会員でありソムリエの呼称を持つ。2015年に京都を考える集い「上京の石たち」を立ち上げ。友人に兄事して「新日本延命学」を習うことは40年近く、水野南北研究も20年を越える。こころとからだのための「上京福寿館」代表。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
お母さんと子どもの愛の時間
¥1,320
発行:2018年1月20日 四六判並製184頁 ●内容紹介● 子育ては、いつか必ず終わる だから、二度とない今日が愛おしい 頼りないお母さんも、わがままばかりの子どもも、お互い育てあいながら少しずつ強くなっていく。 十篇の物語に込めた、かけがえのない愛のかたち ●目次● 第一部 大好きなお母さんへ 七夕 レインコート プレゼント 女子の関係 外のお母さん 第二部 愛しい子どもたちへ 心磨き ドンマイ はたらく喜び 涙をふいて 答え ●著者紹介● 石川結貴(いしかわ・ゆうき) ジャーナリスト。家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに、多数の話題作を発表。出版のみならず新聞連載、テレビ出演、講演会など幅広く活動する。 主な著書に『スマホ廃人』(文藝春秋)、『ルポ 居所不明児童~消えた子どもたち』(筑 摩書房)、『ルポ 子どもの無縁社会』(中央公論新社)、『子どもとスマホ~おとなの知 らない子どもの現実』(花伝社)など。日本文藝家協会会員。 公式ホームページ http://ishikawa-yuki.com/ ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
酢屋一族の日本史:加田主岐の系譜/時代の転換を支えた堺衆
¥2,420
発行:2018年1月20日 A5判並製320頁 ●内容紹介● 歴史の主人公たちを脇役として支え続けた稀有な一族「すや」 知られざる“もうひとつの日本史”に迫る 古代、蘇我氏別業の地・加田主岐に出自し、楠木正成と共に建武の新政を作り、南朝崩壊後は管領畠山氏の重臣となって応仁の乱を経験し、織田信長との石山戦争に関わり、徳川家康の逃避行を助け、江戸時代、堺衆として日本中を商圏とした酢屋一族。 そして幕末の動乱期、一族の幾人かが堺で桂小五郎を助け、謎の悲劇に見舞われる―― 一つの錫杯をきっかけに後裔が紐解いた、壮大なる歴史ノンフィクション ●目次● 第Ⅰ部 「すや」の発祥 第1章 橘系図に見る酢屋二郎兵衛の出自 第2章 「す」という言葉の意味 第3章 河内王権ができるまで 第4章 加田主岐と呼ばれた蘇我氏の別業の地 第5章 蘇何氏の領地防衛策とイスカ庄の兵衛 第Ⅱ部 武家の台頭と「すや」 第6章 河内の武士団の棟梁正成と元弘の乱 第7章 南北朝の乱と隅屋與市正高 第8章 管領畠山の家督争いと楠木党須屋孫次郎親子の死 第Ⅲ部 戦国の時代と「すや」 第9章 酢屋が堺に入るきっかけを作った応仁の乱 第10章 蓮如の河内布教と本願寺加賀米為替を担った堺の朱屋 第11章 信長と戦った石山本願寺の顚末と酢屋の町名 第12章 茶人酢屋了喜は家康の逃走ルートを企てたのか 第13章 徳川珠姫の嫁入りを指揮した酢屋権七 第Ⅳ部 経済・文化の発展と「すや」の興隆 第14章 江戸時代の商人、堺衆酢屋の発展 第15章 酢屋の全国ネットワーク 第Ⅴ部 幕末から明治維新の激動と「すや」の悲劇 第16章 禁門の変後に起きた堺の謎の事件 第17章 明治維新後の酢屋と錫の杯 ●著者紹介● 酢谷能政(すたに・よしまさ) 1949年、大阪府堺市生まれ。大阪府立大学工学部卒(船舶工学専攻)。 船舶エンジニアとして、民間企業でモーターボートや小型漁船の設計、商品企画開発等を行う。会社役員を経て、現在は堺衆酢屋の調査、研究に取り組む。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
食は、しあわせの種:少しだけ、ちゃんと料理しようと思いはじめたあなたへ
¥1,650
発行:2017年12月20日 四六判並製 204頁 ●内容紹介● 無理しない、でもあきらめない 楽しく料理をしませんか ごちそうでなくても、見映えがよくなくても、体がよろこぶ食事がいい 食をちゃんとすれば、子どもの生きていく力も伸びる 作る人も、食べる人も、みんながしあわせになる料理 いのちのつながりに感謝して あまり余分なことはせず 素材そのものの持ち味を 限りなく生かす 自分の五感をフル活用した あるがままの料理 だから調理の方法や考え方は 決めつけずこだわらず 時には手抜きをしながら 自分の心と体にとって喜びとなる料理 ●目次● 第1章 食はすべてをつなぐ 1 ゆいの家にようこそ 2 教員時代 3 人と人がつながる場として 4 食を囲みながら 5 食のもつ力を教えてくれたひとたち 6 食の道を選ぶ 7 料理をつらいと思う人へ 8 料理が作るのが大変な人ほど伝えたい 第2章 楽しく料理をしませんか 1 わたしの料理の基本の考え方 2 ぜひ伝えたい基本の重ね煮 3 基本の重ね煮 作り方 4 基本の重ね煮を使って 5 伝えていきたい自然料理 6 便利な乾物料理 7 砂糖を使わないおやつ 8 料理の味付け 9 道具について 10 料理を楽しくする工夫 第3章 食はしあわせの種 1 食はいのちをつなぐもの 2 無理をしない 3 それでもこれだけは気をつけて 4 「弁当の日」で気づいたこと 5 食がすべてのはじまり 6 子育てと食 7 食の奥深さ 第4章 食からしあわせの種まき 1 「食からの未病学」とは 2 「未病のための陰陽講座」について ●著者紹介● 高石知枝(たかいし・ともえ) 1960年、愛知県一宮市生まれ。一宮高校、愛知教育大学卒。愛知県にて小学校教諭を5年間した後、結婚を機に群馬県へ。その後、12年間中学校教諭をし2001年退職。最後の学校で、不登校生のための適応教室や知的ハンデをもつ生徒の学級を担当。退職後、心の病や障害をもった人や不登校・ひきこもりなどで悩む若者とその親などの出会いの場として「ゆいの家」を始める。学びの場として教育、福祉、医療、環境問題、企業セミナー等様々な分野の講演会を400回以上主催。2011年、活動拠点を自宅に移し、それまでの多くの出会いと学びから「食」を中心とした活動を展開。現在「食からの未病学」を提唱し、旬の野菜を中心とした自然(じねん)料理教室や未病のための陰陽講座、子ども向け食のワークショップ、講演活動などを行う。「弁当の日」ぐんま応援団代表。 著書『何があってもだいじょうぶ』(自費出版) ゆいの家 http://www.at-ml.jp/70023 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
世界のパワーシフトとアジア:新しい選択が迫られる日本外交
¥1,650
発行:2017年12月15日 四六判並製 192頁 ●内容紹介● 台頭する中国に危機感を煽るだけでよいのか──? 駐日大使や大学教授、ジャーナリストなどによる 最新の報告と提言。 日中国交正常化45周年から、日中平和友好条約40周年へ 新たな世界の潮流を見つめるために ●目次● 第Ⅰ部 新旧「世界秩序」の移行 第一章 大転換の時代──「南北逆転」「東西逆転」の進む世界と日本の課題 久保孝雄(アジアサイエンスパーク協会名誉会長・元神奈川県副知事) 第二章 新旧二つの世界の交代──日本が取るべきは「連欧連亜」の道 進藤榮一(筑波大学名誉教授、国際アジア共同学会会長) 第Ⅱ部 複合的目線で見るアジアの真実 第三章 中国の台頭、「大国化」をどう受け止めるのか 村田忠禧(横浜国立大学名誉教授) 第四章 ジャカルタから見た日本とアジア共同体 ユスロン・イーザ・マヘンドラ(インドネシア大使・当時) 第五章 南アジアから見たアジアの未来 モンテ・カセム(立命館アジア太平洋大学元学長、現立命館大学サステイナビリティ学研究センター教授) 第六章 日本を抜いた中国の科学技術 沖村憲樹(国立研究開発法人科学技術振興機構元理事長、現特別顧問) 第七章 日台関係の構造変化を探る 岡田充(共同通信客員論説委員) 第Ⅲ部 日本とアジアの未来 第八章 20世紀の日本、アジアの未来への示唆 福川伸次(元通産相事務次官、東洋大学理事長) 第九章 「アジアの共通意識」を喚起するには 朱建榮(東洋学園大学教授) ●著者紹介● 朱 建栄(しゅ・けんえい) 1957年、上海生まれ。中国・華東師範大学外国語学部卒、1992年、学習院大学で博士号(政治学)を取得。1986年に来日し、学習院大学・東京大学・早稲田大学などの非常勤講師を経て、1992年、東洋女子短期大学助教授、1996年より東洋学園大学教授となり現在に至る。著書に『毛沢東のベトナム戦争』(東京大学出版会 2001年)、『中国で尊敬される日本人たち』(中経出版 2010年)、『中国外交 苦難と超克の100年』(PHP出版 2012年)、訳書に『最後の「天朝」 毛沢東・金日成時代の中国と北朝鮮』(沈志華著、上下巻、岩波書店 2016年、2017年アジア・太平洋賞大賞)、呉士存『中国と南沙諸島紛争』(花伝社 2017年)など多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
アメリカにおける証拠開示制度・ ディスカバリーの実際
¥1,650
発行:2017年12月15日 四六判並製 192頁 ●内容紹介● 刑事裁判の重要課題である証拠開示制度 その制度設計と運用および問題点を、ディスカバリーから学ぶ 刑事訴訟法の改正にともない、日本でも導入の始まった証拠開示制度。 今後の発展の範となるアメリカのディスカバリー制度を、現地研究員として実務的観点から検証し、証拠開示のあるべき姿を提示する。 アメリカ法制度のエッセンスを紹介 ●目次● 第1章 日本の証拠開示制度 第2章 連邦国家における州法の独自性 第3章 ディスカバリーの定義と課題 第4章 ディスカバリーの連邦憲法における位置づけ 第5章 カリフォルニア州刑事ディスカバリー法 第6章 第三者からの証拠収集 第7章 連邦のディスカバリー制度 第8章 ディスカバリーの実務 資料編 合衆国憲法修正条項(権利章典)/カリフォルニア州刑事ディスカバリー法/アメリカ法曹協会ディスカバリー基準案/ノースカロライナ州証拠開示法/連邦刑事訴訟法規則16 など ●著者紹介● 樋口和彦(ひぐち・かずひこ) 1951年生まれ。1975年東北大学法律学部卒業。2008年IUPUIインディアナポリス校ロースクール修士号取得。2016年カリフォルニア大学デーヴィス校ロースクール客員研究員。会社員を経て、1982年司法試験合格。1985年弁護士登録。前橋合同法律事務所、樋口法律事務所、法律事務所コスモスを経て、2016年弁護士登録抹消・廃業。群馬県消費者苦情処理委員会、日本弁護士連合会消費者対策委員会、同情報問題対策委員会、同犯罪被害者支援委員会、同死刑制度問題対策連絡協議会等委員等を歴任。 著書・論文(いずれも共著)「霊感・霊視商法等に関する実態調査報告書」(東京都生活文化局)、『人権理論の新展開』(憲法理論研究会編、敬文堂)、『カラ出張を考える!』(市民オンブズマン群馬編著、LYU工房) 訳書『アメリカ・ロースクールの凋落』(共訳、花伝社) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
心さわぐ憲法9条:護憲派が問われている
¥1,650
発行:2017年12月10日 四六判並製 220頁 ●内容紹介● 護憲派の共同のために 市民の感受性が勝負を決める 安倍政権9条改憲をどう見るのか。どう抗っていけるのか。 9条は無傷ではない。護憲派は一枚岩ではない。 ──自衛隊員への共感力が勝敗の分岐点 憲法9条が風前の灯のいま、 あえて護憲派の盲点を護憲派が突く! ●目次● プロローグ 安倍首相の改憲構想にどう向き合うのか 第一章 一人ひとりの憲法と九条へのまなざしは異なっている 第二章 日本国憲法、何が盲点になっているか 第三章 多くの現場で、平和主義はきびしく問われている 第四章 九条改正論からも学べる点がある 第五章 九条を守る運動の特長とは何か 第六章 私たちの憲法物語は続いていく エピローグ 私たちは安倍政権と訣別できるか ●著者紹介● 大塚茂樹(おおつか・しげき) ノンフィクション作家。1957年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。専攻=日本現代史。主な職歴は、岩波書店に29年間勤務し、岩波現代文庫、単行本、『世界』などの編集活動に従事。憲法関連書や戦後日本論に関する書物も担当。2014年、定年の4年前に退職し現職。1976年に原水爆禁止運動で被爆者に出会って以降、反核運動や被爆者支援活動に参加。後に被爆体験の意味を若い世代に問う著作を執筆。 主著に『原爆にも部落差別にも負けなかった人びと――広島・小さな町の戦後史』(かもがわ出版、第22回平和・協同ジャーナリスト基金賞・奨励賞受賞)『まどうてくれ――藤居平一・被爆者と生きる』(旬報社)『ある歓喜の歌――小松雄一郎・嵐の時代にベートーヴェンを求めて』(同時代社)など ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
笑いの手品師:老人ホームが笑顔でつつまれた手品実践記
¥1,650
発行:2017年11月25日 四六判並製 160頁 ●内容紹介● 自分もやってみたいと認知症のおとしよりが笑った 本書の特徴 慣れればかんたん! 親しみやすい手品を紹介 ●お客と楽しむ「ウケる・スベる」トーク事例 ●小学生が手ごわい ●老人介護施設、町内会、婦人会、 小学校、保育園、結婚披露宴、政治後援会など多様な実践例 これで介護が楽しくなる あなたもやってみよう! ●目次● 第1章 笑いの手品師、誕生! 手品歴と対象/手品の認知症予防効果/笑顔になるための手品本を/出だしで気持ちをつかむ/公演を始めた頃のこと/台本をつくる/わかりやすい配列/演技の流れ(一)~介護施設で/認知症の方への態度とは/出だしの大事さ/基本は笑ってもらうこと/身内の話/〝ジミー〟のいわれ/質問への返し/手品へのお願い/助手のセンス/手品といえばトランプ/ワイングラスとコルク/トランプを使った手品/一日手品師/拍手への御礼/始めたきっかけ 第2章 訪れた転機 八・二〇災害/半信半疑/被災地訪問/被災者への披露/演技の流れ(二)~会話/思い込みの楽しさ/自慢できる場/テレビに出た/突然の要求/演技の流れ(三)~予定外の対応 第3章 笑顔のために 手ごわい小学生/割りばしの手品/モノマネ/子どもたちのかけあい/大人からの質問/保育園児と楽しむ/演技の流れ(四)~政治の話/会話で距離を縮める/不登校への対処/共謀罪と手品第4章 認知症の方のために認知症の人との接し方/演技の流れ(五)~元気な高齢者/乗りものあれこれ/お天気で会話を/ふるさとの話/英語をまぜて/お札を使って/透視と念力/四字熟語/知り合いになる/青年と演技/催眠術/体温とカード/寺社で/結婚披露宴 ●著者紹介● ジミー重岡(じみー・しげおか) 1947年生まれ。父親(法務省勤務)の転勤で北海道帯広市から鹿児島県奄美市(旧名瀬市)まで10回(幼児期3回、小学校4回、中学校3回)の引越。小学校5年時に6歳上の兄からもらった地図帳にのめり込み、学校か教科書出版社で地理学に関わりたいと思うようになる。中学3年時、英語担当の高槻先生に強い影響を受け教職をめざす。地元国立大学で地理学を専攻。中学・高校で39年間社会科を担当(主に地理・現代社会)。 保育園保護者会会長、小学校区学童保育(留守家庭子ども会)保護者会会長、病児保育室共済会会長、マンション管理組合理事長、教職員組合委員長、民間団体の事務局長・書記長などを歴任。広島市在住。 趣味は政令市・中核市めぐり、将棋、自転車修理、長距離歩き。 メールアドレスshunkun28@yahoo.co.jp ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
マッドジャーマンズ:ドイツ移民物語
¥1,980
発行:2017年10月25日 A5判変形並製 2色刷り 240頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「産経新聞web ビブリオエッセー欄」(2021年2月15日) ●内容紹介● 移民問題に揺れる欧州 ドイツに衝撃を与えた社会派コミック モザンビークからやってきた若者たちは、 欧州で何を見、何を感じたのか? 3人のストーリーが描く、移民問題の本質。 推薦 多和田葉子さん(作家) 「わたしはこれまで少なからず東ドイツなど社会主義圏を舞台にした物語を読んできた。 アフリカ文学やアメリカ黒人文学を読んで近しさを感じることも少なからずあった。 移民文学については、もう読み飽きたと思うことさえあった。 ところがこのグラフィックノベルはこれまで知らなかった入り口から、私の中にすっと入ってきた。 登場人物ひとりひとりにちゃんと体重があって、顔も身体も美化されていないのに目をひきつける。 社会主義の歴史は個人的な記憶のディテールでできているんだなと思う。 いつまでも同じページに留まりたくなるような愛おしい線の描く人間や事物。 誇張のない、シンプルで驚きに満ちたアイデアが至るところに満ちていて、ページをめくるのが楽しかった。」 ●目次● ジョゼ・アントニオ・ムガンデ バジリオ・フェルナンド・マトラ アナベラ・ムバンゼ・ライ ●著者紹介● ビルギット・ヴァイエ 1969年ミュンヘン生まれ。ウガンダとケニアで育つ。コンスタンツとハンブルクで文学と歴史のマギスター(旧修士号)を取得後、2009年にハンブルグ大学応用科学科デザイン学部卒業。本作でマックス&モーリッツ賞最優秀ドイツ語コミック賞、ならびにベルトルト・ライビンガー財団出版助成を獲得。未邦訳の作品に、Ich weiß (2008)やIm Himmel ist Jahrmarkt (2013)などがある。 ●訳者紹介● 山口侑紀 一橋大学社会学部在学中にハイデルベルク大学哲学部に派遣留学。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程修了。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net