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ナタンと呼んで:少女の身体で生まれた少年
¥1,980
発行:2019年4月20日 A5判並製 160頁 ●内容紹介● リラ・モリナ14歳。 サッカーが好き、ヒラヒラの服は嫌い。でもその日、生理がきたー―。 フランスで話題沸騰! 身体への戸惑い、自分を愛せない苦しみ、リストカット、恋人・友人関係、家族の葛藤……。 実話をもとにフランスのトランスジェンダー高校生を描く希望のバンド・デシネ 思春期になったリラは、自分の体が女性として成長していくことに違和感を覚えていた。髪を短くして、ボーイッシュな格好をしても違和感は消えない。リラは悩み、自傷行為に走る――。自分はトランスジェンダーだと気づいたリラが、ナタン(フランスの男性名)として生きていくことを宣言するまでの物語。 ●書評・紹介記事情報● 「朝日新聞デジタル」(2019年11月13日) 「信濃毎日新聞」(2019年7月14日) 「共同通信配信」 ●著者紹介● 原作:カトリーヌ・カストロ(Catherine Castro) パリ・ソルボンヌ大学で歴史学を学んだのち、フランスの女性誌『マリ・クレール』の記者 に。ジェンダーの問題に興味を持ち、世界中を取材して回っている。共著に女性をテーマに した小説アンソロジー『11 人の女性たち── 11 の未発表小説(11 Femmes:11 Nouvelles inédites)』。 本書『ナタンと呼んで』は実話をもとにした物語だが、主人公のモデルとなっ た人物の母親と古くから友人で、その人物を幼い頃から知っていたこともあり、本書の原作を担当することになった。 作画:カンタン・ズゥティオン(Quentin Zuttion) ディジョンの国立高等美術学校を卒業後、イラストレーター、バンド・デシネ作家に。2014 年、オンラインマガジン「madmoiZelle.com」でデビュー。Mr.Q(ムッシュー・キュ)名 義で絵と文章を織り交ぜた記事を定期的に発表した。作画を担当したバンド・デシネとし て、Mr.Q 名義では2016 年『ベッドの下で(Sous le lit)』、2018 年『色視(Chromatopsies)』。 同年、カンタン・ズゥティオン名義で本書を刊行。 訳者:原正人(Masato Hara) 1974 年静岡県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修 了。フランス語圏のマンガ“バンド・デシネ”を精力的に紹介するフランス語翻訳者。ジュ リー・ダシェ&マドモワゼル・カロリーヌ『見えない違い──私はアスペルガー』(花伝社、 2018 年)、バスティアン・ヴィヴェス『年上のひと』(リイド社、2019 年)を始め訳書多数。 監修に『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』(玄光社、2013 年)がある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ニュースが報じない神社の闇:神社本庁・神社をめぐる政治と権力、そして金
¥1,650
発行:2019年4月5日 四六判並製 176頁 ●著者紹介● 靖国神社宮司による前代未聞の天皇批判、神社本庁の不正土地取引疑惑、そして惨劇となった富岡八幡宮の跡目争い…… 神社界がいま、おかしい 次々と噴出する神職たちの不穏な動きの背景には何があるのか? タブーに挑み続ける記者チームが深層に迫る! いま「神社」に何が起きているのか!? 新聞やテレビが報じない神社本庁・神社の「闇」に切り込みます。 ●目次● 第1章 靖国神社の不穏な動き 第2章 神社本庁とカネ 第3章 神社本庁の強権支配 第4章 神社本庁、日本会議と改憲運動 第5章 神社本庁と戦前回帰、そしてヘイト ●著者紹介● 「リテラ」神社問題取材班 2014年7月にオープンしたニュースサイト「LITERA(リテラ)」(https://lite-ra.com)にて、日本の右傾化や歴史修正主義の動向を検証するチーム。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか:日本ポピュラー音楽の洋楽受容史
¥2,200
発行:2019年3月20日 四六判並製 310頁 ●内容紹介● 戦前から現在まで、洋楽と邦楽の関係性をポピュラー音楽研究の第一線で活躍する最強著者陣が分析。日本音楽史の重要文献登場! 日本のポピュラー音楽は、ついに「洋楽コンプレックス」から解放されたのか? ジャズ、ポップス、フォーク、ロック、そしてヒップホップ……あらゆるジャンルで「本場」に追いつき・追い越すことを目指してきた日本のポピュラー音楽。 世界有数の音楽消費大国となった現代に至るまで、私たちは洋楽からどのように影響を受け、自分たちの音を追い求めてきたのか? 近年進む「ドメスティック化」は、洋邦の差異が克服されたことを意味するのか? 史学、文学、社会学、カルチュラルスタディーズ等の多様な視点から、これまでにない日本人とポピュラー音楽の関係を提示 ●書評・紹介記事情報● 「日本経済新聞」(2019年4月20日) ●目次● 序章 洋楽コンプレックス 南田勝也 第1章 ジャズの貫戦的熱伝導――ジーン・クルーパ・トリオ来日公演にみる熱狂的実演文化の原風景 髙橋聡太 第2章 ビートルズが教えてくれなかったこと 南田勝也 第3章 日本のロック黎明期における「作品の空間」と「生産の空間」 南田勝也 第4章 「洋楽の音」の追求と都市型音楽(シティ・ポップス)――牧村憲一氏インタビュー 大和田俊之 第5章 ファーザーズサン――加藤典洋と浜田省吾 木島由晶 第6章 東京のストリート・ジェネレーション 安田昌弘 第7章 フジロック、洋邦の対峙 永井純一 第8章 Jポップを輸出する――「音楽メディア」としてのアニソン 日高良祐 第9章 ウェブ的音楽生活における洋楽の位置 土橋臣吾 ●著者紹介● 南田 勝也 (みなみだ かつや) 武蔵大学社会学部教授。博士(社会学)。専門は音楽社会学、現代社会論。主著に『ロックミュージックの社会学』(青弓社、2001年)『オルタナティブロックの社会学』(花伝社、2014年)他多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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奴隷労働:ベトナム人技能実習生の実態
¥2,200
発行:2019年3月20日 A5判並製 272頁 ●内容紹介● 「労働力」の前に「人間」だ! 急増するベトナム人技能実習生が見た、もう一つの〈日本〉 詳細な聞き取りで明らかになる驚くべき実態 仲介ビジネスの横行で、多額の渡航前費用を借金し来日するベトナム人実習生たち。 低賃金、長時間労働、暴力、パワハラ、セクハラ、劣悪な住居環境、家賃天引きの二重の搾取、除染などの危険な業務、「逃げる」ことを選ぶ実習生、多くの死者……。 広がる実習生支援の市民の輪、動き出す労働組合。 日本社会の対応はこれでいいのか? 外国人労働者受け入れ拡大の矛盾から、目をそらしていいのか? 大反響Yahoo!ニュース連載を大幅に加筆し書籍化。中国人に代わり増加しているベトナム人技能実習生について140人もの聞き取り調査から綴った濃厚なルポルタージュ。 ●書評・紹介記事情報● 「日本経済新聞」(2019年7月27日) 「朝日新聞」(2019年5月18日) 「共同通信配信」 「しんぶん赤旗日曜版」(2019年5月19日、6月16日) ●内容紹介● 1章 実態を調査したベトナム留学生 2章 隆盛を極める〝実習生ビジネス〟 3章 厳しい就労実態──孤立する技能実習生 4章 実習生が「逃げる」ということ 5章 「助けてください」──技能実習生が〝手紙〟で日本の国会に訴え 6章 労働組合が動き出す 7章 広がる実習生支援 8章 草の根の支援活動――ボランティア日本語教室 9章 ベトナム難民だった神父が、台湾で行う支援活動 ●著者紹介● 巣内尚子(すない・なおこ) 1981 年生まれ。フリージャーナリスト。現在はカナダ・ケベック州のラバル大学博士課程に在籍。研究分野は国際社会学と移住現象のジェンダー分析。東京学芸大学卒業後、日本で就労。その後、フランス滞在を経てインドネシア、フィリピン、ベトナム、日本で記者、ライターとして働く。2015~2016 年、ベトナム社会科学院・家族ジェンダー研究所(IFGS)客員研究員、2017 年、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)。修士論文「移行経済下の国際移住労働と女性の経験── 2000 年代におけるベトナム人女性移住家事労働者の体験から」 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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人間に光あれ:差別なき社会をめざして
¥2,200
発行:2019年3月10日 A5判並製 284頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「毎日新聞」(2020年8月30日) ●内容紹介● 痛みがわかるから、差別が許せない──奇跡の弁護士・中山武敏自伝 被差別部落に生まれ育ち、夜間高校・夜間大学で苦学して司法試験を突破し、狭山事件、東京大空襲訴訟など歴史的事件を手掛け、畏敬の眼差しを送られる弁護士──中山武敏。 差別とたたかうその生き方と、歩んできた軌跡。 序文・小林節(慶應義塾大学名誉教授)、解説・宇都宮健児(元日弁連会長) 「実に清々しい見事な人生である。」(本書「序文」より) ●書評・紹介記事情報● 「朝日新聞」(2019年6月7日) 「西日本新聞」(2019年6月1日) ●目次● 第Ⅰ部 私の生き方 1 私の生い立ち 2 司法修習23期での出会い 3 弁護士としての原点 4 部落解放運動と私――部落解放・人間解放を求めて 5 父のこと 6 母のこと 7 早乙女勝元さんとの出会い 8 コスタリカ「平和の旅」 9 「韓国併合」100年の痕跡確認の旅 10 小林節先生との出会い 11 部落差別と天皇制 第Ⅱ部 私の取り組んできた事件 第1章 東京大空襲訴訟 第2章 重慶大爆撃訴訟 第3章 植村訴訟弁護団団長を引き受ける 第4章 狭山事件 第5章 狭山事件の第3次再審を求めて――再審事件報告 ●著者紹介● 中山武敏(なかやま・たけとし) 1944年福岡県直方市で出生。1963年福岡県立明善高等学校定時制卒業。上京し働きながら中央大学法学部法律学科二部(夜間部)に入学、1968年卒業、同年司法試験合格(司法研修所23期)。1971年弁護士開業(第二東京弁護士会)、狭山事件の2審が東京高裁でおこなわれていた1972年10月から狭山弁護団に加入。弁護団事務局長をへて、2003年12月から狭山再審事件主任弁護人。そのほか日弁連立法対策センター委員、東京大空襲訴訟弁護団団長、全国空襲被害者連絡協議会共同代表、重慶大爆撃訴訟弁護団、植村裁判東京訴訟弁護団団長、「軍隊を捨てた国・コスタリカに学び平和をつくる会」共同代表、「韓国併合」100年市民ネットワ-ク共同代表代表などをつとめる。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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現代イギリス教育改革と学校評価の研究:新自由主義国家における行政統制の分析
¥3,300
発行:2019年2月20日 A5判並製 304頁 ●内容紹介● ドラスティックに変容するイギリスの教育 教育改革はどのような結果を及ぼしているか。 新自由主義的統治の新たな司令塔として、 イギリス教育水準局の四半世紀を批判的に分析した初めての書。 サッチャー以後、キャメロン連立政権に至るまで、全経過と結果を詳細に分析。 アカデミー化やフリースクール化という展開に至る公教育の劇的変化、 露呈しつつある「行政責任のジレンマ」……。イギリス教育改革から何を読み取るか? ●目次● 序章 本書の課題と検討の視覚 第一章 新自由主義による行政統制の改革 第二章 保守党政権期(1980-90年代)における教育改革と学校評価 第三章 1990年台における教育水準局査察の実態と教育の統制の転換 第四章 労働党政権期(1997-2010年)における教育改革と学校評価 第五章 保守・自民連立政権期(2010-15年)における教育改革と学校評価 終章 イギリスにおける新自由主義教育改革と教育水準局査察 ●著者紹介● 久保木匡介(くぼききょうすけ) 長野大学環境ツーリズム学部教授。1972年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。東洋大学非常勤講師、長野大学産業社会学部専任講師を経て、2015年より現職。専攻は行政学、地方自治論。 ・主な業績 『国別行政改革事情』(共著、早稲田大学出版部、1998年) 『地方自治構造改革とニュー・パブリック・マネジメント』(共著、東京自治問題研究所、2004年) 『コレーク行政学』(共著、成文堂、2007年) 『新自由主義教育改革 その理論・実態と対抗軸』(共著、大月書店、2009年) 『東京から問う地域主権改革』(共著、東京自治問題研究所、2012年) 『ダイバーシティ時代の行政学 多様化社会における政策・制度研究』(共著、早稲田大学出版部、2016年) 「英国の学校評価システム NPM型行政統制の構造と陥穽」日本行政学会編『年報行政研究51』(ぎょうせい、2016年) 『学校が消える? 公共施設の縮小に立ち向かう』(共著、旬報社、2018年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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わたしが「軽さ」を取り戻すまで:“シャルリ・エブド”を生き残って
¥1,980
発行:2019年2月5日 A5変型判 144ページ 並製 ●内容紹介● あの日を境に、私は「軽さ」を失った―― シャルリ・エブド襲撃事件生存者、喪失と回復の記録 2015年1月7日、パリで発生したテロ事件により12人の同僚を失うなか、 ほんのわずかな偶然によって生き残ったカトリーヌ。 深い喪失感に苛まれながらも、美に触れることによって、 彼女は自分を、その軽やかさを少しずつ取り戻す。 序文:フィリップ・ランソン(2018年フェミナ賞受賞) ウォリンスキー賞(ル・ポワン誌主催)、ジュネーヴ・テプフェール賞受賞 アングレーム国際マンガフェスティバル作品賞候補最終ノミネート シャルリ・エブド襲撃で、「軽さ」を失ったカトリーヌ。「人生の補佐役」たるプルーストゆかりの地をめぐるも、なにも感じない。事件で犠牲になった仲間の言葉も思い出せない。1月11日、フランス全土で400万人がテロに抗議する「共和国の行進」。暴力のツナミの後にきたのは支援のツナミ――。 そんな「1月7日症候群」を相殺するため、スタンダールが経験したように「美に埋もれ、溺れたい」と願い、彼女はイタリアへと飛び立つ。 美と文学で悲しみ(トラウマ)を乗り越える1年間の記録 ●書評・紹介記事情報● 「週刊ポスト」(2019年6月7日号) 「毎日新聞」(2019年4月7日) ●著者紹介● カトリーヌ・ムリス 1980年生まれ。25歳のときに風刺画家のリュスとシャルブに誘われ『シャルリ・エブド』に加わり、報道マンガの世界に入る。主な作品に、『Mes Hommes de lettres(わたしの愛する文学者たち)』(2008年)、『Moderne Olympia(現代のオランピア)』(2014年)など。 大西 愛子(おおにし・あいこ) 1953年、東京生まれ。フランス語翻訳・通訳。父親の仕事の都合でフランス及びフランス語圏で育つ。バンド・デシネの翻訳多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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変容するNHK:「忖度」とモラル崩壊の現場
¥1,650
発行:2019年2月5日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● 田原総一朗氏 推薦! 『NHKの問題点をこれほど詳しくそして鮮明に描き出した作品は他に無い。 非常に読みごたえがある』 どうした! ?NHK 不可解な会長人事、相次ぐ職員人事、「クロ現」人気キャスターの降板…… 政権に翻弄される公共放送の裏側 NHKを追い続ける現場記者がとらえた「巨大放送局」の実像 ●書評・紹介記事情報● 「朝日新聞」(2019年4月6日) ●目次● まえがき 1章:NHKのニュースはどう見られているか 2章:毀誉褒貶が激しい島桂次NHK元会長が残した「遺産」 3章:政治家を傷つけない中立的ニュース 4章:“お騒がせ”籾井NHK前会長の暴走の果て 5章:上層部に葬り去られた国谷キャスターとNHK不祥事の深層 あとがき ●著者紹介● 川本裕司(かわもと ひろし) 1959年、大阪府生まれ。1981年、京都大教育学部卒。同年、朝日新聞社入社。企画報道部次長、総合研究本部メディア研究担当部長、編集委員(メディア担当)などを経て、現在、東京本社社会部記者。著書に「ニューメディア『誤算』の構造」(リベルタ出版)。共著に「テレビジャーナリズムの現在」(現代書館)、「被告席のメディア」(朝日新聞社)、「新聞をひらく」(樹花舎)、「原発とメディア2」(朝日新聞出版)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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シベリア出兵:「住民虐殺戦争」の真相
¥1,650
発行:2019年1月25日 四六判並製 160頁 ●内容紹介● 知られざるシベリア出兵の謎 1918年、ロシア革命への干渉戦争として行われたシベリア出兵。 実際に起こったのは、極限状態の日本軍兵士によるロシアの村落焼き討ちと、 赤軍パルチザンによる日本の居留民への虐殺だった―― シベリア抑留生存者が出会った〈戦争〉の実態 重複する加害と被害 ●書評・紹介記事情報● 「中日新聞」(2019年3月6日) ●目次● 第一章 イワノフカ事件──加害のロシア人集落焼き討ち 第二章 田中大隊の全滅──復讐心をあおった軍国美談 第三章 「拡大派兵」の強行──傀儡政権の樹立を策動 第四章 日本兵の懊悩(おうのう)──本当の敵は誰なのか 第五章 尼港事件──被害の日本人集落焼き討ち おわりに 主な引用文献 ●著者紹介● 広岩 近広 (ひろいわ ちかひろ) 1950年大分県生まれ。1975年に毎日新聞社に入社、大阪本社編集局次長を経て2007年から専門編集委員に就任し原爆や戦争を取材・執筆。第22回坂田記念ジャーナリズム賞を受賞。2016年から客員編集委員 主な著作 「被爆アオギリと生きる―語り部・沼田鈴子の伝言」(岩波ジュニア新書、2013年) インタビュー集「わたしの<平和と戦争>」(集英社、2016年) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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禁断の果実:女性の身体と性のタブー
¥1,980
発行:2018年12月15日 A5判変型並製 152ページ ●内容紹介● スウェーデンで激しい議論を巻き起こした問題作。 女性の身体をめぐる支配のメカニズム、性のタブーに正面から挑み、 笑いを武器に社会に斬り込むフェミニズム・ギャグ・コミック! 読めば必ず話したくなる! 「NASAが宇宙人に送った人間の絵には、女性器がなかった!」 「魔女裁判の証拠とされたのは、『奇妙な乳首』?」 「『眠れる森の美女』は生理の話?」 生理・女性器・クリトリス・女性のオーガズムについて 多くの学術研究を引用しながら知られざる事実を紹介 ●書評・紹介記事情報● 「静岡新聞」(2019年7月7日) 「ふぇみん」(2019年4月15日号) 「週刊金曜日」(2019年2月8日号) 「エル・ジャポン」(2019年2月号) ●目次● 女性器に興味を持ちすぎた男たち 女性器のタブー 女性のオーガズム イブたちの声 生理のタブー ●著者紹介● 作:リーヴ・ストロームクヴィスト(Liv Strömquist) 1978 年生まれ。スウェーデンの女性漫画家。コミック雑誌『Galgo』等で連載を持つ。 子どものころから漫画を描き、大学で政治学を学んだ後に、イラストと研究、ポップカルチャーをミックスした作品を制作し始める。ライオット・ガール・ムーヴメントのDIY 精神に影響をうけ、2004 年頃から友人たちとジン(自主制作の出版物)を作り始めて人気を博す。 他の作品に、恋愛関係における男女の非対称性を分析した『チャールズ皇太子の気持ち(Prins Charles Känsla)』(2010 年)、経済的不平等をとりあげた『栄華と凋落(Uppgång & Fall)』(2016 年)、ダメな夫や恋人を持つ有名人女性を分析する『アイム・エブリ・ウーマン※スウェーデン語タイトル=アインシュタインの新妻(Einsteins nya fru)』(2018年)などがある。 2012 年、スウェーデンでもっとも優れた漫画家に与えられる「アダムソン賞」、2013 年には新聞雑誌のイラストレーターに与えられるスウェーデンの賞「EWK 賞」を受賞。 訳者:相川千尋(Chihiro Aikawa) 1982年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。仏和辞典編集を経てフランス語翻訳者に。共訳にトマ・ピケティ『格差と再分配──20世紀フランスの資本』(2016年、早川書房)、ジュリア・カジェ『なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか』(2015年、徳間書店)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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幕末維新像の新展開:明治維新とは何であったか
¥2,200
発行:2018年12月10日 A5判並製 352ページ ●書評・紹介記事掲載情報● 「歴史評論」2020年2月号(No.838) ●内容紹介● 徹底した史料の解析から浮かび上がる新たな幕末維新像 欧米列強による日本の植民地化を阻止した明治維新 地域や、サムライ階級でない“周辺”からも湧き上がった変革のうねり 維新の精神から、いま何を引き継ぐか? 維新史研究の第一人者が通説・通念を書き換える、 ペリー来航から自由民権運動までの“巨大な過渡期”としての明治維新論! ●書評・紹介記事情報● 「歴史評論」(2020年2月号 No.838) 「しんぶん赤旗」(2019年3月31日) ●目次● 第1章 明治維新をどうとらえるか 一 明治維新とは何であったか 二 明治維新の論じ方 三 歴史をどう学ぶか――幕末の大阪 四 服部之總の維新史論――松尾章一『歴史家服部之總』刊行に寄せて 第2章 地域からの明治維新 一 東濃と『夜明け前』の人々 二 松尾多勢子と平田国学 三 下野の幕末維新 四 色川三中をめぐる江戸と地域の文化人 第3章 全国に拡がっていった幕末の情報 一 風説留『筑波颪』に見る水戸浪士通過と中津川 二 幕末の鹿児島藩と情報収集 第4章 幕末維新から自由民権へ 一 勝海舟と幕末維新 二 田中正造と維新の精神 三 幕末維新から自由民権を考える 第5章 歴史とは何か 一 歴史の恐ろしさ、面白さ――日本の近代化を例として 二 明治一桁代が面白い おわりに 初出一覧 ●著者紹介● 宮地正人(みやち・まさと) 1944年生まれ。東京大学史料編纂所教授、同所所長、国立歴史民俗博物館館長を経て、現在、東京大学名誉教授。専攻は日本近現代史。 著書に、『日露戦後政治史の研究』(東京大学出版会、1973年)、『幕末維新風雲通信』(編、東京大学出版会、1978年)、『天皇制の政治史的研究』(校倉書房、1981年)、『幕末維新期の社会的政治史研究』(岩波書店、1999年)、『歴史のなかの新選組』(岩波書店、2004年)、『通史の方法』(名著刊行会、2010年)、『国民国家と天皇制』(有志舎、2012年)、『幕末維新変革史(上)(下)』(岩波書店、2012年)などがある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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情報公開讃歌:知る権利ネットワーク関西30年史
¥1,870
発行:2018年12月10日 四六判並製 256ページ ●内容紹介● 「知る権利」はこうして実現された! 市民自らの体験を語る 「情報公開請求ツアー」で国や自治体の「壁」に挑んだ30年の記録 情報公開の主役は、政治家でも官僚でもマスコミでもなく、市民自身! ●目次● はじめに 序章 第1章 コピー裁判 第2章 見えてきたこの国の統治の姿 第3章 守口・情報公開を学ぶ会が闘った3つの訴訟 第4章 労働運動ほか 第5章 医療情報 第6章 個人情報 第7章 情報公開ツアー 第8章 追憶 終章 新聞記事でたどる「知る権利ネットワーク関西」の30年 おわりに ●著者紹介● 知る権利ネットワーク関西 1988年9月に医療、教育、政治倫理、旧国鉄用地の売却、労働問題などに取り組む市民運動グループ、情報公開制度の研究者、ジャーナリストらが参加して発足。以来、毎月のように情報交換のための運営委員会を開き、会報「知る権利ネットワークNEWS」を発行している。メンバーが提起し最高裁まで争った情報公開行政訴訟は「大阪府知事交際費」「安威川ダム地質調査報告書」「政治資金収支報告書のコピー」などがあり、国や自治体の情報公開審査会への不服申立てなどを通じて、情報公開制度の歴史に大きな足跡を残している。 活動ぶりは「情報公開請求ツアー」に象徴される。市民が集団で自治体や国に対し一斉に公開請求を行い、情報公開制度の利用促進を市民へアピールするとともに、行政機関等に対し制度の改善要望を行い、公務員の意識改革を促すことを目的にしている。1988年9月17日の大阪府から2018年2月の大阪府吹田市までその回数は数えきれないほどである。情報公開法制定前でも、「行政情報公開基準」などを糸口に、中央官庁に「霞が関ツアー」、在大阪の国の出先機関に「谷町ツアー」、裁判所に「裁判所ツアー」を実施してきた。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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慰安婦報道「捏造」の真実:検証・植村裁判
¥1,100
発行:2018年12月5日 A5判 ブックレット 120ページ ●内容紹介● 誰が、何を、「捏造」したのか 法廷で明かされた“保守派論客”の杜撰な言論 櫻井よしこ・西岡力が事実を歪曲し、世論をミスリードした慰安婦問題 「事実」をめぐる論戦はまだ続く ●目次● 1 問われる「慰安婦報道」とジャーナリズム 2 個人攻撃の標的にされた「小さなスクープ」 3 櫻井よしこが世界に広げた「虚構」は崩れた 4 西岡力は自身の証拠改変と「捏造」を認めた 5 櫻井と西岡の主張を突き崩した尋問場面 6 「真実」は不問にされ、「事実」は置き去りにされた 7 植村裁判札幌訴訟判決 判決要旨(2018年11月9日) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ゴッホ:最後の3年
¥2,200
発行:2018年11月25日 A5判並製 144ページ ●内容紹介● アムステルダム・ゴッホ美術館監修 新たな視点からゴッホの晩年を描き出す 「星月夜」「ひまわり」「夜のカフェテラス」など傑作の生まれた3年間。 その果てに彼が見出したものとは――? 弟テオとの書簡や絵画を用いて制作され、 オランダで最も読まれているグラフィックノベル 世界20カ国以上で刊行 ●書評・紹介記事情報● 「朝日新聞」(2019年1月12日) 共同通信配信 ●著者紹介● 作者 バーバラ・ストック(Barbara Stok) 1970年フローニンゲン生まれ。デン・ハーグの写真学校で短期間学んだのち、ジャーナリストとして働くが、最終的には漫画家としての道を選ぶ。子供番組や新聞向けのイラストレーターとして活躍。2009年にはオランダの優れた漫画家に贈られるStripschapprijsを受賞。フォルクス・クラント紙によってオランダの5大漫画家の一人に選ばれる。他の作品にToch een geluk (Nijgh & Van Ditmar, 2016)やLang zal ze leven (Nijgh & Van Ditmar, 2013)などがある。 訳者 川野夏実(かわの・なつみ) 東京外国語大学外国語学部と京都大学大学院人間・環境学研究科在学中の二度にわたりライデン大学オランダ学科に留学。以後オランダに暮らす。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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対米自立
¥1,650
発行:2018年11月25日 四六判並製 224ページ ●内容紹介● これでも日本は主権国家なのか? 「行動するナショナリスト」からの直言 ・ なぜトランプは横田基地から日本に入ったのか? ・ 日本の航空機が自国の空を自由に飛べない理不尽な現実 ・ 支払われなかったアメリカ大使館の借地料 ・ 在日米軍幹部に与えられてきた263個もの勲章 愛国民族派が提言する、 日米地位協定破棄から対米自立へのロードマップ 対談・孫崎享「対米従属を脱し、自主独立を果たすために」 ●目次● 第1章 横田から見えてくる日本の現実 第2章 “属国”日本と“宗主国”アメリカ 第3章 日米地位協定という不平等条約 第4章 裁かれていないアメリカの戦争犯罪 第5章 対米従属の行く末 第6章 対米自立・「生涯一ナショナリスト」の決意 対談 孫崎享×木村三浩 対米従属を脱し、自主独立を果たすために ●著者紹介● 木村三浩(きむら・みつひろ) 1956年東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。統一戦線義勇軍議長、一水会書記長を経て、2000年より一水会代表。月刊『レコンキスタ』発行人。一般社団法人世界愛国者交流協会代表理事。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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水辺の賑わいをとりもどす:世界のウォーターフロントに見る水辺空間革命
¥3,080
発行:2018年9月25日 A5変型判 332ページ 並製 ●内容紹介● なぜ人びとは、ふたたび水辺に集うようになったのか? 近代都市計画のなかで生活街を失っていった世界中の河川、運河、港の周辺に、いまふたたび、人びとの賑わいが戻ってきている。 世界中の魅力的な親水空間を訪ね歩いた都市計画家が紹介する、都市と水辺と人びとの新しい関係。 本書で紹介する水辺都市 マドリッドのマンサナレス川、ビルバオのネルビオン川、マラガ港、バルセロナ港(スペイン)、リヨンのローヌ川、ボルドーのガロンヌ川、パリのサンマルタン運河、アヌシーのティウー運河、マルセイユの旧港(フランス)、ケルン・デュッセルドルフのライン川、ハンブルグのハーフェンシティ(ドイツ)、ポートランドのウィラメット川、シカゴのシカゴ川、サンアントニオのパセオ・デル・リオ、ボストン港、ボルチモア港(アメリカ)、ソウルの清渓川(韓国)、海商都市・リヴァプール(イギリス)、ゲントのレイエ川(ベルギー)、ユトレヒトのアウデグラフト、アムステルダム港(オランダ)、コペンハーゲンのニューハウン(デンマーク)、ハンザ都市・ベルゲン港(ノルウェー)、スプリト港(クロアチア)、ジェノヴァ旧港、魅力の地中海沿いの港町・集落――ポルトフィーノ、サンタ・マルゲリータ・リグレ、チンクエ・テッラの港町・モンテロッソ・アル・マーレ、ヴェルナッツア、マナローラ、リオマッジョーレ、ポルトヴェーネレ、アマルフィ(イタリア) ●著者紹介● 中野恒明(なかの・つねあき) 芝浦工業大学名誉教授/㈱アプル総合計画事務所・代表取締役。 1951年山口県生まれ。74年東京大学工学部都市工学科卒業、槇総合計画事務所を経て、84年アプル総合計画事務所設立、2005~17 年芝浦工業大学理工学部教授(環境システム学科)。専門は都市デザイン、都市計画から建築設計、景観設計まで幅広く実践活動を行う。代表的な作品・業務に、門司港レトロ地区まちづくり、皇居周辺道路景観整備、新潟駅駅舎・駅前広場整備、新宿モア街歩行者環境整備、葛飾柴又帝釈天参道周辺街並みデザイナー派遣、横浜みなとみらい21新港地区景観計画、横浜山下町地区KAAT・NHK街区施設建築物設計および都市デザイン調整など。 主な著書に『都市環境デザインのすすめ』(学芸出版社)、『まちの賑わいをとりもどす──ポスト近代都市計画としての「都市デザイン」』(花伝社)、共著に『建築・まちなみ景観の創造』(技報堂出版)、『まちづくりがわかる本──浦安のまちを読む』(彰国社)、『日本の都市環境デザイン(1/2/3)造景双書』(責任編集、建築資料研究社)、『都市をつくりかえるしくみ』(彰国社)、『別冊環ジェイン・ジェイコブズの世界1916-2006』(藤原書店)など。 その他、在京TV6局新タワー(東京スカイツリー)候補地選定委員会委員・幹事長、同ネーミング選定委員、都市環境デザイン会議・代表幹事、墨田区景観審議会会長を歴任。東京大学工学部・同まちづくり大学院、東京藝術大学、日本大学などの非常勤講師等も兼務。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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見えない違い:私はアスペルガー
¥2,420
発行:2018年8月25日 A5変型判並製200頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「四国新聞」(2020年4月3日) ●内容紹介● 第22回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞 マルグリット、27歳。 本当の自分を知ることで、私の世界は色付きはじめた。 アスペルガー女子の日常を描く、フランスでベストセラーになったアスペルガー当事者による原作をマンガ化! 「アスピー」たちの体験談と、医師による日常生活へのアドバイスも収録。 大好評『マッドジャーマンズ』に続く、欧州発社会派コミック第2弾! 専門家による解説(キャロル・タルディフ、ブリュノ・ジェプネ) 巻末解説「自閉症って何?」「アスペルガー症候群って、何だろう?」 ・自閉症の歴史を少し… ・自閉症への理解が遅れているフランス ・フランスにおける現状 ・アスペルガー症候群とは ・「アスピー」であるということ ・強いこだわり ・社会的インタラクション(相互作用)の困難 ・感覚過敏 ・その他の特性(自閉症の人たちの性的特性) ・適応するための戦略 ・アスピーの強み ●書評・紹介記事情報● 「四国新聞」(2020年4月3日) 「朝日新聞」(2018年9月22日) ●著者紹介● 原作:ジュリー・ダシェ(Julie Dachez) ナント在住の社会心理学博士。27歳のときにアスペルガー症候群と診断された。自身が運営するブログとYouTubeチャンネルは、累計で150万ビュー以上を誇る。現在、さまざまなメディアに出演し、講演活動を行なっている。他の著書に、『あなたの殻の中で──自閉症者の言葉に耳を傾けよう!(Dans ta bulle: Les autistes ont la parole: écoutons-les !)』がある。 作画:マドモワゼル・カロリーヌ(Mademoiselle Caroline) パリ生まれ、現在オート=サヴォワ県在住のイラストレーター、バンド・デシネ作家。 他の作品に、自伝的作品『パリを離れる(Quitter Paris)』、『私は月曜日に反ダイエットを始める(Je commence lundi, le régime anti-régime)』、三度にわたる鬱の体験を描いた『自由落下──深淵日記(Chute libre, carnets du gouffre)』、『妊娠って大変!(Enceinte ! C’est pas une mince affair)』や『BDで読むバカでもわかる結婚(Le Mariage pour les Nuls en BD)』、『ツーリスト(Touriste)』(作画、ジュリアン・ブラン=グラ原作)などがある。 訳者:原 正人(Masato Hara) 1974年静岡県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。フランス語圏のマンガ“バンド・デシネ”を精力的に紹介するフランス語翻訳者。フレデリック・ペータース『青い薬』(青土社、2013年)、ジャン・レニョ&エミール・ブラヴォ『ぼくのママはアメリカにいるんだ』(本の雑誌社、2018年)、アレックス・アリス『星々の城⑴1869年:宇宙の征服』(双葉社、2018年)など訳書多数。監修に『はじめての人のためのバンド・デシネ徹底ガイド』(玄光社、2013年)がある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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監視社会と公文書管理:森友問題とスノーデン・ショックを超えて
¥1,870
発行:2018年8月17日 四六判並製400頁 ●内容紹介● 公文書管理はなぜ破綻したのか? 情報公開法、公文書管理法、個人情報保護法―― すべての立法と解釈運用に関わってきた第一人者による省察と指摘 ●スノーデン氏の内部告発によって明らかにされた国家ぐるみの大量情報監視の実態 ●市民に公開されるべき「公的情報」は公開されず、保護されるべき「私的情報」は警察や情報機関が自由に収集し利用されている実態 ●森友問題に見られる公文書の大幅な削除・改ざん 監視社会化に抗して、高度情報通信社会のあり方を考える ●目次● 第1章 監視社会と個人情報の管理・情報非公開 第2章 プライバシーの保護と改正個人情報保護法 第3章 民主主義の通貨としての情報公開と基盤としての公文書管理 第4章 プライバシー権と知る権利の保障の要となる情報自由基本法 ●著者紹介● 三宅弘(みやけ・ひろし) 弁護士・獨協大学特任教授(2017年~)・関東弁護士会連合会理事長(2018年度)。 1953年福井県小浜市生まれ。1978年東京大学法学部卒業。1983年弁護士登録(第二東京弁護士会)。1993年筑波大学修士課程経営・政策科学研究科修了(修士(法学))。愛媛大学法文学部非常勤講師、獨協大学法科大学院特任教授(2004年~2017年)、情報公開法を求める市民運動運営委員、米国アーカンソー大学客員研究員、BPO放送人権委員会委員(2006年4月~2015年3月。2012年4月~2015年3月、委員長)、日本弁護士連合会情報問題対策委員会委員長、内閣府・高度情報通信社会推進本部個人情報保護検討部会委員、総務省・行政機関等個人情報保護法制研究会委員、内閣府・国民生活審議会委員、内閣府・公文書等の適切な管理、保存及び利用に関する懇談会委員、独立行政法人国立公文書館有識者会議委員、内閣府・消費者委員会個人情報保護専門調査会委員、情報公開クリアリングハウス理事、公益社団法人自由人権協会代表理事、内閣府・行政透明化検討チーム座長代理、内閣府・消費者委員会個人情報保護専門調査会委員、日本弁護士連合会副会長、第二東京弁護士会会長、日弁連第60回人権擁護大会シンポジウム第2分科会「情報は誰のもの?~監視社会と情報公開を考える~」実行委員会委員長、日弁連秘密保護法・共謀罪法対策本部本部長代行、内閣府・公文書管理委員会委員長代理・特定歴史公文書等不服審査分科会会長などを歴任。 共著に『情報公開』(学陽書房)、『MEMOがとれない──最高裁に挑んだ男たち』(有斐閣)、『情報公開法──立法の論点と知る権利』(三省堂)、『情報公開制度 運用と実務』(新日本法規出版)、『情報公開法解説 第2版』(三省堂)、『個人情報保護法 逐条分析と展望』(青林書院)、『個人情報保護 管理・運用の実務』(新日本法規出版)、『Q&A個人情報保護法 第2版』(三省堂)、『情報公開を進めるための公文書管理法解説』(日本評論社)、『新基本法コンメンタール 情報公開法・個人情報保護法・公文書管理法──情報関連7法』(日本評論社)、『逐条解説 特定秘密保護法』(日本評論社)、『BPOと放送の自由』(日本評論社)、『個人情報保護法の法律相談』(青林書院)など(あとがき引用書を除く)。論文として、“How the Freedom of Information Act Became Law in Japan” ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ちょっと待った!その言葉
¥1,650
発行:2018年8月17日 四六判並製256頁 ●内容紹介● めまぐるしく“常識”が変わる時代 あなたのその言葉、本当に大丈夫? 多文化・多言語社会、高齢社会、男性支配社会…… 政治家の失言から使い慣れたあの言葉 言語学者がやさしく描く、言葉が映しだす現代日本 言葉から日本が見えてくる ●目次● はじめに 第Ⅰ部 多文化社会 日本人と外国人/人種による分類/料理に見る多文化 第Ⅱ部 多言語社会 日本語と異言語の共存/日本語の多様性 第Ⅲ部 高齢社会 老いの捉え方/弱者としての高齢者 第Ⅳ部 男性支配社会 女性は例外/女は容姿・男は内面/女の役割・男の役割/漢字とジェンダー/家族とジェンダー/結婚観の変化 おわりに ●著者紹介● 安井二美子(やすい・ふみこ) 1950年生まれ。立教大学社会学部卒。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。専門は中国語学、日中対照言語学。立教大学、東京大学、法政大学などで約20年間非常勤講師を務める。現在、日中対照言語学会理事。著書『彦根ことばとその周辺』(サンライズ出版)、『中国語類義語のニュアンス』『どうちがう?中国語類義語のニュアンス』(共著、東方書店)、『中日辞典第一版』(本文執筆・校閲、小学館)他。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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人生を豊かにするスマホとの付き合い方:シニアのための、いちばんやさしいスマホの本
¥1,320
SOLD OUT
発行:2018年7月18日 四六判並製190頁 ●内容紹介● 誰にも聞けなかった、本当に知りたかったスマホの基本が、これ一冊でわかる! 「スマホを買おうか迷っているんだけど……」 「操作がむずかしくてうまく使えない……」 「SNSって何? どうやって始めるの?」 「安心してスマホを使うための注意点とは?」 「……そもそもスマホって何?」 シニア世代ならではのスマホ活用法、教えます スマホ関連用語集つき ●内容紹介● 第1章 買う前に知っておきたいスマホの基礎知識 第2章 スマホを買うときの注意点 第3章 スマホを使うための基礎知識 第4章 高齢期を楽しくするスマホの使い方 第5章 SNSについて知る、SNSを使ってみる 第6章 「お金」と「信用」を失わないために 第7章 「もしも」に備えて安全に使う ●著者紹介● 石川結貴(いしかわ・ゆうき) ジャーナリスト。家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに、多数の話題作を発表。出版のみならず新聞連載、テレビ出演、講演会など幅広く活動する。 主な著書に『スマホ廃人』(文藝春秋社)、『ルポ 居所不明児童~消えた子どもたち』(筑摩書房)、『ルポ 子どもの無縁社会』(中央公論新社)、『子どもとスマホ~おとなの知らない子どもの現実』(花伝社)など。日本文藝家協会会員。 公式ホームページ https://ishikawa-yuki.com/ ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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日本会議の野望:極右組織が目論む「この国のかたち」
¥1,320
発行:2018年7月18日 A5判ブックレット158頁 ●内容紹介● 憲法改正に突っ走る日本会議 白日の下にさらされた巨大組織の実態 彼らがいだく「9つの野望とは」 森友・加計問題の背後に暗躍する日本会議 『日本会議の全貌』に続く渾身の第二弾 ●内容紹介● 第1章 改憲に突っ走る安倍政権 第2章 改憲運動を加速する日本会議 第3章 日本会議とは何か 第4章 日本会議9つの野望 第5章 日本会議の教育政策 第6章 日本会議と森友・加計学園問題 第7章 日本会議の広告塔・櫻井よしことは何者か ●著者紹介● 俵 義文(たわら・よしふみ) 1941年福岡県生まれ。中央大学法学部卒。新興出版社啓林館・東京支社に勤務。その間、出版労連教科書対策部長、同事務局長、教科書検定訴訟を支援する全国連絡会常任委員など。 現在、子どもと教科書全国ネット21事務局長、立正大学心理学部非常勤講師。 主な著書(共著を含む) 『小学校教科書を読む』『中学教科書はどう変えられたか』『検証・15年戦争と中・高歴史教科書』『高校教科書検定と今日の教科書問題 の焦点』『教科書から消せない戦争の真実』『教科書攻撃の深層』『ドキュメント「慰安婦」問題と教科書攻撃』『いまなぜ戦争責任を問題にするのか』『南京事件をどうみるか』『徹底検証 あぶない教科書』『ちょっと待ったぁ──教育基本法「改正」』『歴史教科書何が問題か』『教科書から消される「戦争」』『あぶない教科書NO!』『とめよう!戦争への教育──教育基本法「改正」と教科書問題』『教育基本法「改正」のここが問題』『安倍晋三の本性』『「改正」教育法で教育は「再生」できるか』『検定に違法あり!──家永教科書裁判最高裁判決』『徹底批判「国民の歴史」』『徹底批判「最新日本史」』『教科書から消される「戦争」』『家永三郎が残したもの引き継ぐもの』『日中韓共同編集 ・未来をひらく歴史──東アジア3国の近現代史』『ここが問題「つくる会」教科書』『〈つくる会〉分裂と歴史偽造の深層』『最良の「教科書」を求めて──「教科書制度」への新しい提言』『竹島/独島問題の平和的解決をめざして』『東アジアの歴史認識と平和をつくる力』『文明と野蛮を超えて──わたしたちの東アジア歴史・人権・平和宣言』『育鵬社教科書をどう読むか』『「村山・河野談話」見直しの錯誤──歴史認識と「慰安婦」問題をめぐって』『教科書の国定化か!? 安倍流「教育再生」を問う』『「慰安婦」バッシングを超えて』『家永三郎生誕100年──憲法・歴史学・教科書裁判』『徹底批判!!「私たちの道徳」道徳の教科化でゆがめられる子どもたち』『軍事立国への野望』『日本会議の全貌──知られざる巨大組織の実態』ほか ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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核実験地に住む:カザフスタン・セミパラチンスクの現在
¥2,200
発行:2018年7月18日 A5判並製カラー口絵4頁+224頁 ●内容紹介● 「わき上がってくるキノコ雲とまぶしい光を見た」 冷戦下ソ連で秘密裏に行なわれた456回の核実験。意図的に被ばくさせられた人々の叫び、国をあげた反対運動、現在もおよそ120万人が苦しむ健康被害――。セミパラチンスク出身の著者が、閉鎖後の現在も近郊に住民が住む世界唯一の核実験場を見つめたフィールドワーク研究。 1949年の核実験の開始から、「ネバダ・セミパラチンスク」国際的反核運動と当時のカザフ政府により核実験場が閉鎖された1991年まで、「正史」は何を語るのか。生まれ続ける奇形児、多発する癌、密かに繰り返される中絶や、性的不能を苦にした男性の自殺が横行する現地で、語りえないことは何なのか。セミパラチンスク市で生まれ育ち、広島の高校に通った著者が、「災害の観光者」とならないように聞き記した言葉の数々。 ●目次● プロローグ──カザフスタンという国を知っていますか? 第1部 セミパラチンスクでのフィールドワークから 第1章 セミパラチンスクにおけるソ連の核実験(1949 ~ 89 年) 第2章 「正史」が語ること、隠すこと 第3章 住民の証言の中の被ばく 第4章 「実験台」としての住民、治療なしの診察・入院 第5章 インタビューを振り返って 第2部 「正史」としてのセミパラチンスク核実験場 第6章 セミパラチンスク核実験場の建設 第7章 実験場閉鎖期およびカザフスタンの独立 第8章 「ネバダ・セミパラチンスク」国際的反核運動 エピローグ──「ザマナイ~時代よ!~」 付録:先行研究について ●著者紹介● アケルケ・スルタノヴァ(Akerke SULTANOVA) 1983年、カザフスタン共和国セミパラチンスク市(現セメイ市)生まれ。2000年から1年間、「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」の支援により、山陽女学園高校(広島県廿日市市)に留学。カイナル大学国際関係学科(カザフスタン・アルマティ市)卒業。2013年、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。同博士課程退学。在カザフスタン共和国日本大使館、在日カザフスタン大使館での秘書通訳としての勤務経験のほか、NHKスペシャル「核は大地に刻まれていた~“死の灰”消えぬ脅威~」「ノーモア・ヒバクシャ~核兵器のない世界を目指して~」(2009年8月放送)のカザフスタン取材の通訳を務める。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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九条の会:新しいネットワークの形成と蘇生する社会運動
¥1,650
発行:2018年7月3日 四六判並製232頁 ●内容紹介● 予想を超える広がりはなぜもたらされたのか? 全国、海外に7500を超えるまでに急速に広がった「九条の会」の運動 長い沈黙と潜行の時を経て、新しい可能性はいかに切り開かれたのか 党派の分裂と対立はいかに乗り越えられたのか……。 「九条の会」の秘密を解く! 解説 小森陽一 ●目次● まえがき 序章 第1章 日本の社会運動における政治的過程と一九六〇年代政治世代 第2章 「九条の会」:運動とネットワークの出現と展開 第3章 クリアリング・ハウスチャプター 第4章 最初の「九条の会」――「呼びかけ人」と「事務局」という組織体制とその役割 第5章 初めの分水嶺、そして新たな脅威 第6章 新しい世代の中の「九条の会」 終章 結論 解説(小森陽一) あとがき ●著者紹介● 飯田洋子(いいだ・ようこ) 1978年神奈川県生まれ。社会学博士。専門は政治社会学、社会運動論。 日本女子大学人間社会学部卒業、同研究科・博士前期課程修了。ハワイ大学マノア校アジア研究科・修士課程、同社会学部・博士課程修了。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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うつせみの世 夜話三題:中高年の性・孤独・恋
¥1,650
発行:2018年6月19日 四六判並製210頁 ●内容紹介● 黄昏の事件簿 思いがけない恋、ストーカー、連れ合いの死…… 仕事も子育ても一段落、穏やかな日常に ある日突然「事件」が起きる── 現代の孤独を描く ●目次● 家族 お願い、一度だけ かあちゃん ●著者紹介● 安保邦彦(あぼ・くにひこ) 1936年、名古屋市生まれ 南山大学文学部独文学科研究課程修了 名古屋市立大学大学院経済学研究科修士課程修了 大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了 国際公共政策博士 元日刊工業新聞編集委員 元愛知東邦大学経営学部教授 元名古屋大学先端技術共同研究センター客員教授 愛知東邦大学地域創造研究所顧問 主な著書 『中部の産業──構造変化と起業家たち』(清文堂出版) 起業家物語『創業一代』『根性一代』(どちらもにっかん書房) 『二人の天馬──電力王桃介と女優貞奴』(花伝社)など多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net