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わたしの鵞鳥・墳墓
¥1,650
発行:2019年12月5日 四六判並製 244頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「しんぶん赤旗日曜版」(2020年5月17日) ●内容紹介● 人々の細やかな心の動きから描く、現代のリアル 畜産農家の苦悩を描く表題作「墳墓」。 10年ぶりに会った学生時代の友人に奇妙な依頼をされ、巻き込まれてゆく「わたしの鵞鳥」。 夕張新鉱のガス災害現場で出会った人々との心の交流を描く「家」。 揺れる時代を人間から描いた7篇の傑作短篇集。 ●書評・紹介記事情報● 「しんぶん赤旗日曜版」(2020年5月17日) ●目次● わたしの鵞鳥 雪の夜の夕張 家 メコンのほとり メコンの蛍 ある謝罪 墳墓 ●著者紹介● 稲沢潤子(いなざわ・じゅんこ) 1940年生。名古屋大学文学部哲学科卒。 主な著書・小説『紀子の場合』『冬草の萌え』『風に匂う野』。『早春の家』(大月書店) 『地熱』『星の降る谷間』『早春の庭』(新日本出版社)など。『地熱』で多喜二・百合子賞。日本文芸家協会会員。日本民主主義文学会会員。1999年より2012年まで、『民主文学』編集長、会長などを務める。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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歴史が眠る多磨霊園
¥1,980
発行:2019年11月25日 A5判並製 256頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「新潟日報」(2020年3月1日) 「神奈川新聞」(2020年2月16日) 「南日本新聞」(2020年2月2日) 「大分合同新聞」「河北新報」「佐賀新聞」「信濃毎日新聞」「上毛新聞」「徳島新聞」(2020年1月19日) 「福島民報」「北國新聞」(2020年1月11日) ●内容紹介● あの人も、この人も、こんな人まで―― 近現代史の宝庫「多磨霊園」で歴史散策 日本初の公園墓地であり、東京ドーム27個分の広大な面積に40万の御霊が眠る多磨霊園。 文学者、政治家、芸術家、学者・文人、実業家、芸能人、軍人から反戦平和に生きた人まで、明治~平成期に活躍した著名人の墓所を厳選して紹介し、その生涯と生きた時代に迫る。 [多磨霊園に眠る、本書で取り上げた主な著名人] 有島武郎、三島由紀夫、長谷川町子、高橋是清、岡田啓介、大平正芳、美濃部達吉、新渡戸稲造、内村鑑三、井深大、ヴィクトル・スタルヒン、岸田今日子、岡本太郎、向田邦子、ラス・ビハリ・ボース、東郷平八郎、山本五十六、樺美智子、浅沼稲次郎、徳田球一 老舗人気サイト待望の書籍化! ●書評・紹介記事情報● 「新潟日報」(2020年3月1日) 「神奈川新聞」(2020年2月16日) 「南日本新聞」(2020年2月2日) 「大分合同新聞」「河北新報」「佐賀新聞」「信濃毎日新聞」「上毛新聞」「徳島新聞」(2020年1月19日) 「福島民報」「北國新聞」(2020年1月11日) ●目次● 第1章 作家・小説家たちが眠る多磨霊園 第2章 文人・政治家が眠る多磨霊園 第3章 夢を追い続けた人が眠る多磨霊園 第4章 多磨霊園に眠るアスリートとオリンピック 第5章 多磨霊園に眠る芸能人たち 第6章 芸術家・音楽家が眠る多磨霊園 第7章 "事件"の人が眠る多磨霊園 第8章 日本最大のクーデタ事件「二・二六事件」と多磨霊園 第9章 軍人が眠る多磨霊園 第10章 戦争に反対した人、これを弾圧した人が眠る多磨霊園 終 章 多磨霊園について ●著者紹介● 小村大樹(おむら・だいじゅ) 掃苔家・多磨霊園著名人研究家。1976年生まれ。1997年、大学生の時に多磨霊園の横にある石材屋でバイトをしたことをきっかけに多磨霊園に眠る著名人墓地の散策を始める。1998年、「歴史が眠る多磨霊園」のホームページを制作。足で一基一基お墓を調査し、毎週更新を20年間休まず実施(現在も継続中)。掲載している人物は3000名を超える。サイトを通じて多くのご遺族と親交し、歴史学者や郷土史家、出版社らへの情報提供も行う。『有名人の墓巡礼』(扶桑社ムック)では一部執筆を担当。中学社会科・高校地理歴史の免許を取得し、通信制高校で教壇にも立つ。 本業はキャリアアドバイザー、メンタルコーチ、心の整え屋、未来コーディネーター。NPO法人スポーツ業界おしごとラボ理事長、一般社団法人ファンダシオン理事、小村スポーツ職業紹介所所長。一般社団法人日本トップリーグ連携機構で2020年東京オリンピックに向けてホッケー普及活動等の仕事に従事後、三菱総合研究所の選手のセカンドキャリア事業プロジェクトメンバー、デュアルキャリア推進など多方面で活躍している 「歴史が眠る多磨霊園」サイト http://www6.plala.or.jp/guti/cemetery/ ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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「日本文化論」を越えて:加藤周一「土着世界観」論とその行く先
¥1,870
発行:2019年11月10日 四六判並製 256頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「教育」(旬報社、No892 2020年5月号) ●内容紹介● 「土着世界観」の洗練に見出す〈日本的なもの〉 粗雑で主観的な「日本の個性・アイデンティティ」が社会に流布する一方で、考察対象のあまりの広範さから学問としての成立が困難な「日本文化論」。 “こじつけ”や“フィクション”ではない学問としての日本文化論の確立を、加藤周一の「土着世界観」論を手掛かりに試みる意欲的論考。 「日本らしさ」をめぐる数多の論説を吟味し、人類史的視点から新しい日本文化論を目指す―― ●書評・紹介記事情報● 「教育」(旬報社、No892 2020年5月号) ●目次● 第一章 加藤周一「雑種文化論」の問題 第二章 加藤周一における「土着世界観」の追求 第三章 加藤周一における「土着世界観」論の確立 第四章 加藤周一における「土着世界観」論の展開 第五章 〈日本的なもの〉とは何か 第六章 従来の「日本文化論」をどう理解するか ●著者紹介● 干場辰夫(ほしば・たつお) 1952年 石川県羽咋市生れ 1975年 京都大学法学部卒業 1983年 同志社大学大学院法学研究科(政治学専攻)博士課程満期退学 著書 『現代政治』(共著、法律文化社) 『日本社会のグランドデザイン』(日新報道) 『東京23区 区立博物館"辛口"批評』(花伝社) 現在の所属学会 日本民俗学会、日本文化政策学会 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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天皇と神道の政治利用:明治以降の天皇制の根源的問題
¥1,870
発行:2019年10月5日 四六判並製 252頁 ●内容紹介● 明治維新から現在までの問題状況と象徴天皇制のもとでの新たな政治利用の現実 天皇家の危惧をよそに、明治憲法下への回帰を目論む政治勢力によって進められる天皇と神道の政治利用。 その起点から現在の「代替わり」まで、批判的見地から「制度としての政治利用」を追った実証的研究。 日本国憲法を浸食する復古志向の問題構造を究明する ●書評・紹介記事情報● 「図書新聞」(2019年11月23日) ●目次● 序説 「日本固有」という問題 第一部 現在の問題状況 第1章 政治利用の起点への回帰に対する天皇家の危惧 第2章 天皇「代替わり」の儀式──政治利用の集中的表出 第二部 明治維新以降の政治利用:国家神道の創設 第1章 「祭政一致」原則下の神社「国教」化の政策 第2章 行政上の神社政策──国家神道の原型 第3章 明治憲法と国家神道 第4章 神社の「超宗教」化──天皇と神道の政治利用の頂点 第三部 政治利用への回帰:日本国憲法の浸食 第1章 国家神道の崩壊 第2章 神社の特別視への回帰 第3章 日本国憲法下における神社の特別視の論拠 第4章 典型としての靖国神社問題 第四部 判例の分析 第1章 靖国神社公式参拝関係の判例 第2章 即位の礼・大嘗祭、皇室祭祀関係の判例 第3章 神社関係の訴訟の最高裁大法廷判決 ●著者紹介● 思索者21 〔著者代表〕 土屋英雄(つちや・ひでお) 神戸大学大学院教授を経て筑波大学大学院教授。現在は、筑波大学名誉教授。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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東大闘争から五〇年:歴史の証言
¥2,750
発行:2019年10月5日 A5判並製 356頁 ●内容紹介● 東大の全学部で無期限ストライキ…… 東大闘争とは何だったのか? それぞれの人生に計り知れない影響を与えた1968年の学生運動。 半世紀をへて、いま明かされる証言の数々。学生たちはその後をどう生きたか。 寄稿者のほとんどは、共通の願いをこめて東大闘争に関わっていた人びとである。すなわち、学問・研究の自由の保障たる大学の自治を求め、学生処分撤回をふくむ全構成員の自治を求めて奔走し、一〇項目確認書を締結させ、それにもとづく研究・教育活動の再開と改革をめざした者たちである。確認書に結実した東大闘争の成果は、大学解体論にまで行き着いてしまった全共闘路線と対決する中でたどりついたものであった。とはいえ、気持ちをこめて書かれた各論考は、多様かつ論争的である(本書「はしがき」より)。 ●目次● 第1部 一・一〇集会報告 第2部 〈寄稿篇〉東大闘争五〇年に寄せて Ⅰ 東大闘争という経験と人生 Ⅱ 確認書と大学・社会 Ⅲ 東大闘争の再検証 Ⅳ 現代史の中の一九六八年 付録 一・一〇討論集会の記録 あとがき ●著者紹介● 東大闘争・確認書五〇年編集委員会 編 2019年1月10日、東京大学山上会館において、「〈討論集会〉東大闘争・確認書50年――社会と大学のあり方を問う――」が開催された。席上、今後の議論・検討を広め、深めるべく、東大闘争・確認書50年にかかわる証言集発行が提起され、新たに本書編集委員会を組織。34名からの寄稿を得て、本書刊行にいたった(本書「はしがき」より) ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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私のおっぱい戦争:29歳・フランス女子の乳がん日記
¥1,980
発行:2019年10月5日 A5判変型並製 232頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「サイゾーウーマン」 著者インタビュー(2020年2月5日) 「月刊ウィラーン」(2020年5月号) 「静岡新聞」(2020年1月19日) 「河北新報」(2019年11月24日) ●内容紹介● “カミングアウト”ブログ開設から 半年でコミック化、またたくまにベストセラーとなった 「カワイすぎる乳がんコミック」、日本上陸 おっぱい取ったあと、どんなタトゥーいれよう?? わたしの体、わたしの人生! おっぱいをめぐる、リリ流のイケてる“戦争“を描いたカラフル闘病記 ●書評・紹介記事情報● 「月刊ウィラーン」(2020年5月号) 「サイゾーウーマン」(2020年2月5日) 「静岡新聞」(2020年1月19日) 「河北新報」(2019年11月24日) ●著者紹介● 原作:リリ・ソン Lili SOHN 1984年8月29日ストラスブール生まれのフランスのコミック作家。本名オーレリー・ソン。ストラスブール第二大学で応用美術とヴィジュアル・アートを学ぶ。 乳がん発覚をきっかけに、自らの日常と病気についてユーモアを交えて語るオールカラーの漫画ブログを開設。のちに、ミシェル・ラフォン社からコミックとして出版されたのが本書である。2015年、治療終了にともないフランスに帰国。現在はマルセイユに住み、コミックとイラストの制作を行っている。 訳者:相川千尋(Chihiro AIKAWA) 1982年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。仏和辞典編集,フランス大使館勤務を経てフランス語翻訳者に。訳書にリーヴ・ストロームクヴィスト『禁断の果実──女性の身体と性のタブー』(2018年、花伝社)。共訳にトマ・ピケティ『格差と再分配──20世紀フランスの資本』(2016年、早川書房)、ジュリア・カジェ『なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか』(2015年、徳間書店)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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納豆が好き:フランス人、ジュリの東京生活
¥1,980
発行:2019年9月25日 A5判変形並製 160頁 ●内容紹介● 住んで、体験して、知った日本 やっぱりここでの暮らしが好き。 着いた途端に失職!? フランス人イラストレーターが見た、それからの日本での6年間。 電車、食べ物、お風呂、下町、地震、ホームセンター、そして、愛。 フランスでベストセラーとなったコミックエッセイ ●著者紹介● ジュリ・ブランシャン・フジタ 1979年、フランス西部サント市に生まれる。弟と妹が生まれた後、1992年ペルピニャン近郊の小さな村に移り住む。その後、ニーム高等学校、トゥールーズ大学へ進学。2004年にストラスブール・アートスクールを卒業。2005年からイラストレーターとして活動を始める。財団から援助を受け、ドキュメンタリーイラストレーターとして、 アマゾンの熱帯雨林を中心にポリネシア、オーストラリアなどを訪ね、出版物やイラストの仕事の傍ら現地の日常生活を描く。2008年、取材活動の一環として東京に短期滞在する。日本文化に感動し、翌年から日本で生活を始める。2017年、日本の日常生活を綴った『J’aime le nattô(納豆が好き)』を、Hikari Éditions(フランス リール)から出版しベストセラーに。2018年、子ども用ミニ絵本シリーズ『mon imagier japonais』[動物編、もの編、食べ物編など]を、Hikari Éditionsから出版及びコーディネート。結婚し一児の母として東京近郊で暮らしながら作品制作を行う。現在はHikari ÉditionsとKana出版社で出版予定の書籍を制作中。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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日本近世の都市・社会・身分:身分的周縁をめぐって
¥2,420
発行:2019年9月25日 A5判 並製 314頁 ●内容紹介● 日本近世の重層的社会像に迫る! 「士農工商」から諸社会集団の「重層と複合」へ 多様な身分集団を統一的に把握する、 <集団><関係><場>をキーワードとする方法的模索 すべての歴史学徒へ贈る、歴史の読み方・とらえ方 ●内容紹介● Ⅰ 日本近世の都市社会と身分 第1章 近世身分制研究の展開 第2章 日本近世の都市社会史をめぐって 第3章 都市における貧困と救済──アジア・ヨーロッパの近世身分社会の〈比較類型史〉から 第4章 日本近世の社会的結合 Ⅱ 身分的周縁論の模索 第1章 身分的周縁と歴史社会の構造 第2章 「近世の身分的周縁」によせて 第3章 近世大坂の身分的周縁 Ⅲ 先学に学ぶ──山口啓二・鈴木良・永原慶二氏の人と学問 第1章 山口啓二氏を偲ぶ 第2章 『東松山市の歴史』と『鎖国と開国』 第3章 新しい地域史の創造 第4章 時代に向き合って生きる──『山口啓二著作集』の刊行によせて 第5章 鈴木良氏の近代史研究に学ぶ──地域史研究の立場から 第6章 鈴木良氏の近代史研究の展開 第7章 歴史学の方法をめぐって──永原慶二『世紀日本の歴史学』に触発されて 補論 私の歴史学入門 ●著者紹介● 塚田孝(つかだ・たかし) 1954年生まれ。東京大学史料編纂所助手を経て、1988年4月より大阪市立大学文学部に 移り、現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授。専攻は日本近世史。 著書に、『近世日本身分制の研究』(兵庫部落問題研究所、1987年)『近世身分制と周縁社会』(東京大学出版会、1997年)、『近世身分社会の捉え方―山川出版社高校日本史教科書を通して―』(部落問題研究所、2010年)、『都市社会史の視点と構想―法・社会・文化―』(清文堂出版、2015年)、『大坂 民衆の近世史―老いと病・生業・下層社会―』(ちくま新書、2017年)などがある。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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ムンサラット・ロッチとカタルーニャ文学
¥3,300
発行:2019年9月25日 A5判上製 340頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「図書新聞」3434号(2020年2月8日) ●内容紹介● 激動のカタルーニャ現代史の中で、いま蘇る、ムンサラット・ロッチの文学と思想 戦後世代のフェミニストとして スペイン内戦、フランコ独裁期前後に変遷する カタルーニャの、そして、女たちのアイデンティティを問い続けた作家、 ムンサラット・ロッチの文学と思想を紹介 スペインで再び台頭するカタルーニャ主義…… 5つの長編から明らかになる、「女としてカタルーニャ人として」の強いアイデンティティ 『さらばラモーナ』(1972)、『さくらんぼの実るころ』(1976)、『すみれ色の時刻』(1980)、『日常オペラ』(1982)、『妙なる調べ』(1987) ●書評・紹介記事情報● 「図書新聞」3434号(2020年2月8日) ●目次● 序章 カタルーニャの歴史と言語 第一章 カタルーニャの女の「内‐歴史」――伝統に生きる女たち 第二章 自由獲得の戦い――ムンサラット・ロッチにおける内戦の位置付け 第三章 後退――敗戦後のカタルーニャ 第四章 抵抗・挫折・解放――ムンサラット・ロッチ世代のカタルーニャ ●著者紹介● 保崎典子(ほざき のりこ) 津田塾大学学芸学部英文学科卒業。フリーランスで英語の翻訳を手掛ける。 1996~7年、渡西。マドリード・コンプルテンセ大学でディプロマ取得。2007年、東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程地域文化専攻修了(学術博士)。 専門は、カタルーニャ語文学を含む、スペイン現代女性文学。 現在、法政大学ほか非常勤講師。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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政治のリアリズム:安倍政権の行方
¥1,650
発行:2019年9月25日 四六判 並製 256頁 ●内容紹介● 「インサイド情報」から見えてくる 安倍政権のこれまでとこれから 一強長期政権は、この国をどこへ、どう導くのか 豊富な人脈と圧倒的な取材力で他の追随を許さない質と量の情報を発信し続けるジャーナリスト・歳川隆雄がとらえた、永田町と霞が関のリアル。 超長期政権となった安倍一強体制の死角を突く! ●書評・紹介記事情報● 「週刊文春」(2019年10月31日号) ●目次● 第1章 アベノミクスの行方 第2章 トランプと安倍政権――日米関係のリアリズム 第3章 米中衝突の現実 第4章 米朝関係はどうなる 第5章 日露関係は展望を開けたか 第6章 「外交の安倍」の虚実 第7章 官邸支配――「安倍一強」の源泉 第8章 安倍政権は「この国のかたち」をどのように描いたか 終 章 政局を読む ●著者紹介● 歳川隆雄(としかわ たけお) 1947年、東京に生まれる。上智大学文学部英文学科中退。週刊誌記者を経て81年からフリージャーナリストに。現在は情報誌「インサイドライン」編集長。ニューヨークで発行する「The Oriental Economist Report」の東京支局長も務めている。日本外国特派員協会(FCCJ)、日本記者クラブ、日本ペンクラブ、外国特派員協会(OPC、ニューヨーク)正会員。国際関係では日米問題やアジア問題、また国内政治問題や国際金融問題などについても多くの論文、著作がある。事件の核心に迫り、問題提起を絶やさない、真摯な取材・執筆姿勢には定評がある。「現代ビジネス」(毎週土曜日)、「夕刊フジ」(毎週月曜日)で連載中。 著書に『大蔵省 権力の秘密』(小学館)、『日本の危機管理』(共同通信社)、『官僚疑惑』(東洋経済新報社)、『機密費』(集英社新書)、『外務省の権力構造』(講談社)、『宗男の言い分』(飛鳥新社)、『永田町動乱』(実業之日本社)、『自民と民主がなくなる日』(幻冬舎新書)、『安倍政権365日の激闘』(東洋経済新報社)、『完全取材主義――永田町の現在史を読み解け』(敬文舎)、『財務省の黒い霧』(宝島社新書)など多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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華南と華中の万人坑:中国人強制連行・強制労働を知る旅
¥1,870
発行:2019年8月10日 A5判 並製 248頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「歴史地理教育」2020年3月号(No.906) ●内容紹介● 万人坑=人捨て場を知る旅を通じて確認する 侵略と加害の実態 自ら引き起こした侵略戦争において日本が中国本土に残した傷跡、万人坑。 中国人強制連行・強制労働の膨大な犠牲者が埋められた現場と、 当時を知る人たちの証言を前に、私たちの歴史認識がいま問われている―― ●書評・紹介記事情報● 「歴史地理教育」(2020年3月号 No.906) 「しんぶん赤旗日曜版」(2019年10月22日) ●目次● 第一部 海南島の万人坑を訪ねる 第一章 海南島 第二章 八所港万人坑 第三章 石碌鉄鉱万人坑 第四章 「朝鮮村」・南丁千人坑 第五章 田独鉱山万人坑 第六章 陵水后石村万人坑 第七章 月塘村三月二一日惨案 第八章 北岸郷六月一日惨案 終 章 海南島は惨劇の島だった 第二部 長江流域の万人坑を訪ねる 第一章 長江 第二章 重慶 第三章 常徳 第四章 厰窖 第五章 武漢 第六章 淮南 第七章 南京 終 章 中国人強制連行・強制労働と万人坑 ●著者紹介● 青木茂(あおき しげる) 平和を考え行動する会・会員 撫順の奇蹟を受け継ぐ会・会員 日本中国友好協会・会員 長良川河口堰建設に反対する会・会員 アイヌとシサムのウコチャランケを実現させる会・会員 NPO法人ナショナルトラスト=チコロナイ・会員 著書 『日本軍兵士・近藤一――忘れえぬ戦争を生きる』風媒社、2006年 『二一世紀の中国の旅――偽満州国に日本侵略の跡を訪ねる』日本僑報社、2007年 『万人坑を訪ねる――満州国の万人坑と中国人強制連行』緑風出版、2013年 『日本の中国侵略の現場を歩く――撫順・南京・ソ満国境の旅』花伝社、2015年 『華北の万人坑と中国人強制連行――日本の侵略加害の現場を訪ねる』花伝社、2017年 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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米中貿易戦争と日本経済の突破口:「米中トゥキディデスの罠」と「一帯一路」
¥1,650
発行:2019年8月10日 四六判 並製 210頁 ●内容紹介● 「一帯一路」構想はアジアに何をもたらすか ――経済から見る、アジア共同体への新しいアプローチ 米中貿易戦争勃発や、グローバルサプライチェーンなどの「地殻変動」、 臨界点を超えた科学技術、第4次産業革命の進展、 世界が「データ」に飲み込まれる時代…… 日本経済の活路はどこにあるのか――? 実業界、経済学者が提案する新たな経済のかたち ●目次● 第1章 激変する世界と日本の針路(島田晴雄・首都大学東京理事長) 第2章 中国経済と米中貿易戦争の行方(津上俊哉・日本国際問題研究所客員研究員) 第3章 世界経済のなかで存在感を高める中国(丸川知雄・東京大学教授) 第4章 拡大する中国のニューエコノミー:イノベーションの力が台頭(金堅敏・富士通総研主席研究員) 第5章 「一帯一路」構想は何を目指すか(朱炎・拓殖大学教授) 第6章 戦後日本の歩んできた道と「一帯一路」への示唆(李彦銘・東京大学教養学部特任講師) 第7章 中国の新イノベーション都市・深圳――ハイテクベンチャーや社会実験がすごい(牧野義司・メディアオフィス「時代刺激人」代表) 第8章 歴史の大変動にも生き残った長寿企業の経験(野田泰三・株式会社セラリカNODA代表取締役社長) 第9章 日本経済のサバイバルに向けて――発想の転換が必要(叶芳和・評論家) 第10章 未来からの問いかけ(朱建榮・東洋学園大学教授) ●著者紹介● 編著者 朱 建榮(しゅ・けんえい) 1957年、上海生まれ。中国・華東師範大学外国語学部卒、1992年、学習院大学で博士号(政治学)を取得。1986年に来日し、学習院大学・東京大学・早稲田大学などの非常勤講師を経て、1992年、東洋女子短期大学助教授、1996年より東洋学園大学教授となり現在に至る。その間、2002年、米国ジョージ・ワシントン大学(GWU)客員研究員、2007年、英国ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)客員研究員。著書に『毛沢東の朝鮮戦争』(岩波書店 1991年)、『中国2020年への道』(日本放送出版協会 1998年)、『毛沢東のベトナム戦争』(東京大学出版会 2001年)、『中国で尊敬される日本人たち』(中経出版 2010年)、『中国外交 苦難と超克の100年』(PHP出版 2012年)、訳書に、沈志華『最後の「天朝」 毛沢東・金日成時代の中国と北朝鮮』(上下巻、岩波書店 2016年)、呉士存『中国と南沙諸島紛争 問題の起源、経緯と「仲裁裁定」後の展望』(花伝社 2017年)、編著に『世界のパワーシフトとアジア』(花伝社 2017年)など多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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現代社会と倫理 :倫理学から見た高度テクノロジーと現代医療
¥2,750
発行:2019年8月10日 A5判 上製 312頁 ●内容紹介● 人間の幸福追求と科学技術の進歩は、 医療の現場でどう折り合うのか 治療、看護、リハビリ、介護、介助……医療現場における技術の進歩に、社会の制度設計は、何より私たちの倫理観は、どこまで追いついているのか。 哲学・倫理学の叡智は、刻々と変化する現代社会と医療の現場にどう応用できるのか。 倫理と現代社会の出会う場所で、人間の尊厳を考える ●目次● 第1章 現代社会と倫理的諸問題 第2章 医療と倫理 第3章 看護と倫理 第4章 人間とは何か、倫理とは何か ●著者紹介● 五十嵐靖彦(いがらし やすひこ) 1941年東京生まれ。66年東京大学文学部(倫理学科)卒業。69年同大学院人文科学研究科修士課程修了。73年同大学院博士課程単位取得退学。74年東京大学文学部助手。75年弘前大学人文学部講師。助教授、教授を経て2007年定年退職、名誉教授の称号授与。専門は現代倫理学。以下弘前大学特任教授、非常勤講師等を経て、2016年秋田看護福祉大学教授に就任、現在に至る。著書に『愛と知の哲学――マックス・シェーラー研究論集』(花伝社、1999年)、『生命倫理学』(中国西北大学出版社、2001年)がある。所属学会は日本倫理学会、日本医学哲学倫理学会。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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未来のアラブ人:中東の子ども時代(1978―1984)
¥1,980
発行:2019年7月30日 A5判 並製 168頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「朝日新聞デジタル 小原篤のアニマゲ丼欄」(2020年7月13日) 「京都新聞」(2021年1月20日) 「愛媛新聞」「神奈川新聞」「埼玉新聞」(2021年1月19日) 「伊勢新聞」「山陽新聞」(2021年1月14日)「高知新聞」(2021年1月13日) 「日本経済新聞」半歩遅れの読書術欄( 2020年9月26日) 「女のしんぶん」(2020年2月10日) 「ふらんす」(白水社、2020年2月号) 「公明新聞」(2020年1月17日) 「毎日新聞」夕刊 著者紹介記事 (2019年11月12日、2019年10月18日) 『未来のアラブ人』第23回メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞 「読売新聞」(2019年8月25日) 「週刊文春」(2019年8月29日号) ●内容紹介● 第23回メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞 フランス発200万部の超ベストセラー 23か国語で刊行 シリア人の大学教員の父、フランス人の母のあいだに生まれた作家の自伝的コミック。 激動のリビア、シリア、そしてフランスで目にした、現在につながる混乱の根源とは――? 第42回アングレーム国際漫画祭・年間最優秀作品賞 池澤夏樹氏(作家)推薦 ●著者紹介● リアド・サトゥフ(Riad Sattouf) コミック作家、映画監督。 1978年パリ生まれ。シリア人の父とフランス人の母の間に生まれ、幼年期をリビア、シリア、フランスで過ごす。2010年『Pascal Brutal(パスカル・ブリュタル)』第3巻でアングレーム国際漫画祭・年間最優秀作品賞を受賞、2015年にも本作で2度目の受賞を果たす。週刊誌で連載中の『Les Cahiers d'Esther(エステルの日記)』はテレビアニメ化されている。 鵜野孝紀(うの・たかのり) 1967年東京生まれ。1995年から2013年までパリの日本漫画出版社スタッフを務めた後、フランス語翻訳・通訳。また日仏双方向で漫画やバンド・デシネの出版企画に携わる。 主な訳書にミロ・マナラ『ガリバリアーナ』(パイ・インターナショナル)、ユング『はちみつ色のユン』、レスリー・プレ『ねこのミシェル』(DU BOOKS)など。 ★関連書籍 「未来のアラブ人2」 https://kadensha.thebase.in/items/29369258 「未来のアラブ人3」 https://kadensha.thebase.in/items/35116542 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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バブル世代教師が語る平成経済30年史
¥1,650
発行:2019年7月20日 四六判 並製 208頁 ●内容紹介● バブルから「失われた20年」、そしてアベノミクスまで―― あの「狂乱」とその後の「停滞」を、 私たちはどう記憶し、伝えていけばいいのか 昭和の終わりに発生し、日本人の価値観を一変させたバブル経済。 その後始末に追われ、長期間の不況に見舞われた「失われた20年」。 ようやく歴史の一幕として平成社会を語れるようになったいま、 令和時代を生きる若者に伝える「自分につながる現代史」。 ●書評・紹介記事情報● 「大阪日日新聞」(2019年9月17日) ●目次● 第1章 昭和、そして平成の開幕 第2章 「平成最初」の若者vs「平成最後」の若者 第3章 バブルがはじけ、長い不況が始まった 第4章 戦後最長の不況のあとに ●著者紹介● 西村克仁(にしむら かつひと) 1969年生まれ。関西大学大学院博士課程前期課程修了。 大阪にある同志社香里中学・高等学校の社会科教諭。中学社会科および高校地歴公民科の担当として25年にわたり教鞭をとる。著書に『日本は中国でどう教えられているのか』(平凡社新書、2007年)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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朝鮮学校を歩く:1100キロ/156万歩の旅
¥1,980
発行:2019年7月28日 B5判 並製144ページ ●内容紹介● 70歳の著者は、「高校無償化」適用を訴える旗を手に、日本各地にある67の朝鮮学校を訪ね歩いた。 その距離1100キロ。 初めてのタブレットで撮った写真と、道中で出会った人びととの交流と発見の記録。 ●書評・紹介記事情報● 「東京新聞」(2019年10月27日) 「北海道新聞」(2019年10月13日) 「朝日新聞」(2019年8月31日) ●目次● 一歩踏み出すまで 長谷川さんの歩いた1100キロ/156万歩 朝鮮学校67マップ アルバム 朝鮮学校67/訪問学校一覧 韓国からの連帯メッセージ:クォン・ヘヒョ(モンダンヨンピル代表) Ⅰ 朝鮮学校を歩く 第1歩●無償化の旗の威力を知る(九州〜中国〜四国〜近畿) 第2歩●これまた感動のオモニ会(中部〜関東) 第3歩●日本の司法が死んだ日(近畿〜中部〜関東) 第4歩●在日一世の顔が浮かぶ(中部〜関東) 第5歩●流した汗は半端ない(関東〜北海道〜東北〜関東) コラム:「高校無償化」裁判について Ⅱ 支援する人びと 日本各地で展開されている朝鮮学校支援の運動 最前線に立ち続けるオモニ会 東京朝鮮第九初級学校「サランの会」 韓国のモンダンヨンピルとの出会い あとがき ●著者紹介● 長谷川和男(はせがわ かずお) 1947年1月22日生まれ。三鷹四小、三鷹三中、都立富士高等学校、東京学芸大学A類理科卒業。調布市立杉森小学校(7年)、調布市立国領小学校(10年)、杉並区立堀之内小学校(13年)、杉並区立踏掛小学校(5年)、杉並区立「さざんか教室」(5年)。「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会共同代表。阿佐谷朝鮮学校「サランの会」代表。 朝鮮学校を歩く刊行委員会 ●金容星(キム・ヨンソン) 建築設計事務所代表。阿佐谷朝鮮学校「サランの会」メンバー。刊行委員会世話人。 ●申嘉美(シン・カミ) 「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会メンバー。 ●岡本有佳(おかもと・ゆか) 編集者。 ●岡本羽衣(おかもと・はごろも) 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程在籍。 データ管理:申嘉美、地図作成:尹志守、グッズ撮影:岡本羽衣、カット:岡本羽和 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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歴史と文学:歴史家が描く日本近代文化論
¥4,950
発行:2019年7月25日 A5判 上製 496頁 ●内容紹介● 日本近代と対峙した 作家・芸術 家たちの苦悩と格闘 交錯する「文学的意識」と「歴史意識」 島崎藤村、谷口善太郎、原田琴子、藤田嗣治、石川達三、難波英夫、相馬愛蔵、相馬黒光……。文学者・芸術家らの作品や生き方から、同時代を縦横に考える── ●書評・紹介記事情報● 「しんぶん赤旗日曜版」(2019年9月22日) ●目次● 第1章 島崎藤村の『破戒』をめぐって 第2章 谷口善太郎『綿』の普遍性と科学性 第3章 原田琴子の反戦思想と家族制度批判 第4章 石川達三『生きてゐる兵隊』考 第5章 美術展覧会を歩く 第6章 社会運動家難波英夫とその人道主義的源流 第7章 相馬愛蔵と相馬黒光 人名索引 ●著者紹介● 成澤榮壽(なるさわ えいじゅ) 1934年 東京市生まれ 現 在 部落問題研究所会員・日本ペンクラブ会員・日本民主主義文学会会員 1962年 早稲田大学大学院文学研究科(史学専攻)修了 日本近代史 同 年 東京立正高等学校教諭(~81年) 1990年 長野県短期大学教授(~96年) 1996年 長野県短期大学長(~2000年) その間98年から全国公立短期大学副会長を務め、2000年からは顧問として『公立短期大学50年誌』を編纂。 1960年 部落問題研究所研究員を委嘱され、以後、評議員(66~75年)、理事(75~2018年)を務め、2年間の理事長代行を経て、2002年 理事長(~2018年) 1975年 国民融合をめざす部落問題全国会議の発起人の1人となり、事務局長(75~96年)、代表幹事(89~2016年) 著書 『日本歴史と部落問題』(1981年、部落問題研究所。日本図書館協会選定図書)、『人権と歴史と教育と』(1995年、花伝社)『部落の歴史と解放運動 近代篇』(1995年、部落問題研究所)、『歴史と教育 部落問題の周辺』(2000年、文理閣)、『島崎藤村「破戒」を歩く』上・下(2008年・2009年、部落問題研究所)『美術家の横顔 自由と人権、革新と平和の視点より』(2011年、花伝社)、『伊藤博文を激怒させた硬骨の外交官加藤拓川』(2012年、高文研)ほか ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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日中国交正常化期の尖閣諸島・釣魚島問題:衝突を回避した領土問題処理の構造
¥3,300
発行:2019年6月4日 A5判上製 314頁 ●書評・紹介記事掲載情報● 「中国研究月報」(2020年8月号) ●内容紹介● 歴史的難題に、先人たちはどう向き合ったのか? 1970年代、領土問題が浮上しながらも、国交回復、日中平和友好条約が締結され、対立を回避できたのはなぜか――。 多様な史料を駆使して、日中米の3国中心の分析視角から、台湾当局と、日中接近を懸念し北方領土問題を利用するソ連とを加えて分析。中国人若手研究者による独創的研究。 「小康状態」をもたらした構造を読み解く ●目次● 序章 問題提起と研究動向 第1章 日中国交回復前夜の釣魚島問題をめぐる変動 第2章 日中国交正常化過程における釣魚島問題 第3章 日中平和友好条約交渉の再開と釣魚島問題の再燃 第4章 日中平和友好条約後の釣魚島問題と共同開発の試み 終章 1970年代における釣魚島問題処理の構造 あとがき 参考文献 ●著者紹介● 房 迪(ファン・ディ) 1986年、中国黒龍江省ハルビン市生まれ。グローバル・エネルギー・インターコネクション発展協力機構(GEIDCO)研究員。新潟市立笹口小学校、東新潟中学校を卒業後、中国に帰国。北京第二外国語学院日本語学部同時通訳専攻、清華大学大学院人文社会科学学院国際関係専攻修士課程を経て早稲田大学大学院政治学研究科政治学専攻博士後期課程を修了。政治学博士。元全日本中国留学人員友好聯誼会副会長、早稲田大学中国留学生会会長。本書のもとになった博士論文「日中関係における領土問題処理の構造――1970年代の釣魚島問題を中心に」(2017年)の他に、『東北亜論壇』、『太平洋学報』などで領土問題に関する論文を多数発表。また、中国国家社会科学基金プロジェクト、中国教育部人文社会科学プロジェクト、省級の研究プロジェクト、東、南中国海争議諸島関連問題研究プロジェクトなど国家級、省級ならびに専門研究プロジェクトに多数参加。日中要人の通訳も務める。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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「老年哲学」のすすめ:生き直し・学び直しのための哲学入門
¥1,870
発行:2019年6月4日 四六判 274ページ 並製 ●内容紹介● 老いた人間は「哲学する」ことを介し、 朗らかな放念のなか、 自己開展する存在者へと向上を遂げ、 次世代の若者たちに対し 人生の生き方と未来を開く力を示す義務がある。 ここに誕生した新しい“終活”論‼ ●目次● Ⅰ 現代日本の高齢者問題 1 日本の高齢者事情 2 老後と死について 3 女性的な死生観 Ⅱ 戦後日本「企業社会」がもたらしたもの 1 戦後の日本社会 2 会社人間の不幸と悲劇 3 社会奉仕としての死と生 Ⅲ 動物身体・植物生命 1 西洋近代の〈毒〉と〈闇〉 2 動物と植物 3 三木成夫〈植物生命論〉 Ⅳ 「まず哲学せよ、それから死ね」──生き直し・学び直しの人間学── 1 老いて「教える」──熊沢蕃山に見る老年哲学 2 〈近代〉と老年哲学 3 老いて「哲学する」 【付論】 生と死、天地往還としての芭蕉の「旅」 ●著者紹介● 大橋健二(おおはし・けんじ) 1952年、福島県福島市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。 新聞記者を経て名古屋商科大学、鈴鹿医療科学大学非常勤講師。日本東アジア実学研究会副会長。著書に『日本陽明学 奇蹟の系譜』(叢文社、1995年)『救国「武士道」案内』(小学館文庫、1998年)『良心と至誠の精神史──日本陽明学の近現代』(勉誠出版、1999年)『中江藤樹・異形の聖人──ある陽明学者の苦悩と回生』(現代書館、2000年)『反近代の精神 熊沢蕃山』(2002年)『神話の壊滅 大塩平八郎と天道思想』(2005年)『偉人は未来を語る──近代批判としての偉人論』(2006年)『気の文明と気の哲学──蒼龍窟河井継之助の世界』(2009年)『新生の気学──団藤重光と「主体性理論」の探求』(2012年、以上勉誠出版)第7回湯浅泰雄賞。分担執筆に小島康敬編『東アジア世界の「知」と学問──伝統の継承と未来への展望』アジア遊学176(2014年)小川晴久編『日中韓思想家ハンドブック』(2015年、以上勉誠出版)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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多発する人造地震:人間が引き起こす地震
¥1,650
発行:2019年5月21日 四六判 174ページ 並製 ●内容紹介● 「地震兵器」「HAARP」は地震学的にあり得ない。しかし…… 世界中で起きている人造地震に地球物理学者が警鐘を鳴らす! シェールオイル・シェールガスの採掘、ダム建設、地下核実験、地熱利用……。 エネルギー問題“期待の星”の現場で次々と起こる謎の地震。 CCS(二酸化炭素の回収貯蔵実験)は本当に地震発生と無関係なのか? 北朝鮮地下核実験によって、白頭山の地震・噴火を誘発する恐れはないのか? ●書評・紹介記事情報● 「北海道新聞」(2019年7月3日) ●著者紹介● 島村英紀(しまむら・ひでき) 武蔵野学院大学特任教授。1941年東京生。東大理学部卒。東大大学院終了。理学博士。東大助手、北海道大学教授、北海道大学地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長などを歴任。専門は地球物理学(地震学)。『完全解説 日本の火山噴火』、『火山入門――日本誕生から破局噴火まで』、『直下型地震-----どう備えるか』『地震と火山の基礎知識―生死を分ける60話』『日本人が知りたい巨大地震の疑問50』『新・地震をさぐる』など著書多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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満腹の情景:“日本の食”の現在
¥1,870
発行:2019年5月25日 A5判並製 232頁 ●内容紹介● われわれは今、「食べる」という営みのためにどんな景観を作り出しているのか。腹を満たそうとする欲望は、世界にどんな景色を生み出しているのか。そこで人々は何を食べ、どう食べ、また食べていないのか。 (まえがきより) この国の新しい“食の情景” 放射線を浴びる食物、技能実習生たちが耕す畑、手袋で握られる寿司、そして日々大量に生み出される食品ロス。 原発事故やTPPなどに翻弄され変貌する伝統の現場から、天候に左右されることのない最新の植物工場まで。生産~食卓の情景を見つめたフォトエッセイ。 ●書評・紹介記事情報● 「日本農業新聞」(2019年8月18日) 「北海道新聞」(2019年6月13日) 共同通信配信 ●著者紹介● 木村聡(きむら・さとる) 1965年生まれ。フォトジャーナリスト。新聞社勤務を経て94年よりフリーランス。国内外のドキュメンタリー取材を中心に活動。著作に『ベトナムの食えない面々』(めこん)、『さしすせその仕事』(金曜日)、『千年の旅の民 〈ジプシー〉のゆくえ』(新泉社)、『メコンデルタの旅芸人』(コモンズ)など。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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亀裂:欧州国境と難民
¥2,200
発行:2019年5月25日 A5判並製 174ページ ●著者紹介● ヨーロッパに押し寄せる移民・難民たち 地中海、国境地帯で、何が起こっているのか? サブサハラからアフリカのスペイン領を目指す人々、地中海での難民救助作戦、 酷暑のバルカン・ルートや極寒のロシアを通り抜けてやってくる難民たち……。 総合的視点でヨーロッパ難民問題をとらえた、スパニッシュ・コミック 難民を保護する一方で排除する、ヨーロッパに広がる〈亀裂〉を描く 755コマ全てが写真から構成された「フォト」グラフィックノベル 『ニューヨークタイムズ』『ル・モンド』『リベラシオン』など世界中で絶賛! 世界報道写真コンテスト入賞 「亀裂を食い止めなければ、骨組みごと崩壊する。」 70年間続くヨーロッパの平和をゆるがす、大量の難民流入。 現場では何が起こっているのか? ――地中海から北極圏までヨーロッパの輪郭をめぐることで明らかにする、渾身のルポルタージュ。 ●目次● プロローグ――欧州連合の誕生 メリリャ(スペイン) トルコ国境 地中海 レスケ(ハンガリー)、 トヴァルニク(クロアチア) リトアニア領、NATO軍演習 カリーニングラード(ロシア) 北極圏 訳者解説 ●著者紹介● 写真:カルロス・スポットルノ(Carlos Spottorno) 1971年ハンガリー・ブダペシュト生まれ。イタリア国立ローマ美術学校を卒業し、広告代理店のクリエイティブ・ディレクターとなる。2001年にドキュメンタリー写真家として独立。とりわけ社会、経済、政治分野に関する写真を、『週刊エル・パイス』をはじめとするスペイン内外のメディアに提供している。また、これまでに6冊の写真集を出版している。2003年と2015年の世界報道写真賞ほか、写真・写真集での受賞多数。 文:ギジェルモ・アブリル(Guillermo Abril) 1981年スペイン・マドリード生まれ。法学と経済学を専攻し、マドリード自治大学でジャーナリズムの修士号を取得。2007年より『週刊エル・パイス』の評論記事、人物紹介記事、ルポルタージュなどを担当。短編ドキュメンタリー映画『欧州の入口で(A las puertas de Europa)』の制作協力で2015年の世界報道写真賞を受賞。アメリカ合衆国の死刑囚についてのドキュメンタリー映画『復活クラブ(The Resurrection Club)』の副監督。 訳:上野貴彦(うえの・たかひこ) 1990年生まれ。現在、一橋大学大学院社会学研究科・博士後期課程在学中。スペイン・バルセロナ自治大学東アジア研究所客員研究員。一橋大学社会学部在学中にイタリア・トレント大学社会学部に派遣留学。専攻は国際社会学・国際移民研究(スペインにおける移民の社会統合と地域)。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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君も政治家になろう
¥1,650
発行:2019年5月15日 四六判並製 250頁 ●内容紹介● 10人はなぜ政治家になったのか? 政治を変えるのは、今度は君の番かも!? いたって普通の人だった10人は、どのような理由で、どのような経緯で政治家となり、日々仕事に向き合っているのか。 等身大でリアルな国会議員たちの姿から、民主主義の未来が見えてくる―― 政治が信用できない、政治家ってなんかうさんくさい…… だったら、あなたが政治家になろうよ! 立憲民主党の現役国会議員が等身大の言葉で政治家の仕事を語り、あなたの政治参加を呼びかける、まったく新しい感覚で政治を考える本 ●目次● いい意味で、普通を貫きたい――堀越啓仁 まわりの人を信じて身をゆだねることの大切さ――亀井亜紀子 「ジバン・カンバン・カバン」は自分でゼロからつくるもの――落合貴之 自分の人生すべてが私を政治に向かわせた――池田真紀 政治は私たちの「暮らし」を決めるもの――櫻井 周 何度も「なんで俺なんだろう」と思いながら――神谷 裕 熱量をもって政治に取り組むための「肌感覚」――松田 功 どんなことでも当事者になれるし、それは政治につながっている――岡本あき子 自分が有権者だったら、自分に投票できるかどうか――山崎 誠 市民派議員が今こそ目指す民主主義――大河原雅子 ●著者紹介● 堀越啓仁 亀井亜紀子 落合貴之 池田真紀 櫻井 周 神谷 裕 松田 功 岡本あき子 山崎 誠 大河原雅子 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
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沖縄から問う東アジア共同体:「軍事のかなめ」から「平和のかなめ」へ
¥2,750
発行:2019年4月20日 A5判並製 296頁 ●内容紹介● 沖縄の可能性 東アジアの平和と共生のカギは、沖縄にある! 自己決定権を求める声がますます強まる沖縄 その歴史と文化と豊かな自然から、沖縄は東アジア地域における平和創造の拠点となる可能性を秘めている── 18名の識者による心に響く呼びかけ! 沖縄の民意を無視し、強行される辺野古新基地建設。 切迫する朝鮮半島情勢と台頭する中国。 構造的差別を抱え、自己決定権を求める声がますます高まる沖縄──。 沖縄を東アジアの「軍事のかなめ」から「平和のかなめ」に転換し、 東アジア不戦共同体の構築を──。 ●目次● はじめに 木村 朗(鹿児島大学、平和学) 1章 トランプ以後の世界はどこに行くのか 進藤榮一(筑波大学名誉教授、国際アジア共同体学会代表) 2章 東アジア共同体と韓国──「ミドルパワー外交」の視点から 李鍾元(早稲田大学教授)3章 沖縄アイデンティティの形成と変遷 林泉忠(武漢大学教授) 4章 東アジア文化の世界的地位──日中韓における共通点の一考察 康上賢淑(鹿児島国際大学教授) 5章 国家と戦争:近代日本の戦争と中国の位置──アジア共同体論構築と歴史認識の乖離を埋めるために 纐纈 厚(明治大学特任教授) 6章 沖縄戦の教訓と東アジアの平和 石原昌家(沖縄国際大学名誉教授) 7章 沖縄の自己決定権と東アジア共同体 新垣 毅(琉球新報記者) 8章 日本の植民地主義と沖縄差別──アジアの平和のために、日本人への提言 乗松聡子(ピース・フィロソフィー・センター代表) 9章 属国論 マーク2 ガバン・マコーマック(オーストラリア国立大学教授) 10章 東アジア共同体と沖縄の視座──沖縄から日本と東アジアの人権・平和を問う 木村 朗(鹿児島大学教授) 11章 東アジア平和の課題 金哲(安徽三聯学院教授) 12章 歴史認識における差異と和解への道 李若愚(四川大学歴史学部准教授)/張博(河南大学日本語学科准教授) 13章 琉球独立と東アジア共同体への展望 松島泰勝(龍谷大学教授) 14章 啐啄同時の朝鮮半島と新しい東アジア 韓洪九(聖公会大学教授・ 反憲法行為者列伝編纂委員会)/翻訳:李昤京(立教大学非常勤講師) 【特別講義】 東アジア共同体と沖縄問題の行方をめぐって 特別講義1 日本人のための平和論──いまだ占領下にある日本 ヨハン・ガルトゥング(社会学者、紛争調停人)/通訳:西村文子 特別講義2 脱 大日本主義 鳩山友紀夫(元内閣総理大臣、東アジア共同体研究所理事長) ●編著者紹介● 木村 朗(きむら あきら) 1954年生まれ。鹿児島大学法文学部教授。日本平和学会理事、東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会共同代表、東亜歴史文化学会副会長、国際アジア共同体学会常務理事。単著『危機の時代の平和学』(法律文化社)、共編著『沖縄自立と東アジア共同体』(花伝社)、共著『沖縄謀叛』(かもがわ出版)、『「昭和・平成」戦後日本の謀略史』(詩想社)、『誰がこの国を動かしているのか』、『株式会社化する日本』(詩想社新書)、など著書多数。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net