-
中国と南沙諸島紛争:問題の起源、経緯と「仲裁裁定」後の展望
¥3,850
発行 2017年4月25日 A5判上製 368頁 ●内容紹介● 中国の南シナ海問題の第一人者による 中国の立場・見解の全容の解明 平和的解決の道はあるか? ──南シナ海を沿岸国の「共通の庭」と提言した著者の真意は? ●目次● 第1章 紛争の起源 第2章 中国の主権:歴史的根拠 第3章 中国の主権:国際法的研究 第4章 中国とベトナムとの紛争 第5章 中国とフィリピンとの紛争 第6章 マレーシア・ブルネイとの紛争 第7章 21世紀の南沙紛争、波高し 第8章 「仲裁裁定」後の南シナ海問題の行方あとがき――解説に代えて(朱建栄) ●著者紹介● 呉士存(Wu Shicun) 1957年、中国江蘇省生まれ。2004年より中国南海研究院院長となり現在に至る。南京大学中国南海研究協同創新センター副主任、アジアフォーラム研究院副院長、中国外交部外交政策諮問委員会委員を兼任。歴史学博士。専門は、南海、海洋法律、地域安全保障問題。 ※発送完了のメールが届きましたら、数量変更及びキャンセルは原則お断りさせていただいております。 ご質問等ございましたらお気軽にお尋ねください。 info@kadensha.net
-
反転授業 世界史リーディングス:歴史の流れをつかむ12章
¥1,650
発行 2017年4月25日 A5判並製 192頁 ●内容紹介● まずは流れと基本を押さえる ──限られた時間で効果的に学びを深める「反転授業」へようこそ 時代の空気を感じ、出来事の因果関係を学ぶ ──覚えるだけの世界史を卒業して、この一冊で壮大な歴史の扉を開こう! ・ もう一度世界史を勉強し直したい社会人 ・ 世界史の教員/教員志望の学生 ・ 世界史の苦手意識を克服したい受験生 *「世界史B」に対応 ●目次● 第1章 古代文明の形成 第2章 中国の古代 第3章 中国の中世・近世 第4章 インド・東南アジア・イスラム世界 第5章 中世のヨーロッパ 第6章 欧州の近世 第7章 市民革命と産業革命 第8章 19世紀の欧州と世界 第9章 帝国主義と被植民地 第10章 第一次世界大戦 第11章 全体主義と植民地の民族運動 第12章 第二次世界大戦後の世界 ●著者紹介● 上野昌之(うえの・まさゆき) 東京都生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科、早稲田大学大学院教育学研究科、日本大学大学院総合社会情報研究科修了。博士(総合社会文化)。 東京都立高等学校にて社会科・地理歴史・公民科教諭を務め、現在、首都大学東京、日本大学、日本女子大学、早稲田大学などで講師を務める。 専門は歴史教育、多文化共生教育、教職教育。
-
ブラック化する職場:コミュニティユニオンの日々
¥1,650
発行 2017年3月25日 四六判並製 192頁 ●内容紹介● 人びとが働く職場は今どうなりつつあるか? 救済を求める人びと 救済に奔走する合同労組の活動家たち 吹きすさぶ労働現場と個人加盟の労働組合で日夜奮闘する活動家たちの日常を描く── これは、2000年代初頭から2016年の日本における労働現場と、その現実に立ち向かった者たちによる歴史の1頁である。 ●目次● 第1章 社員食堂 第2章 柵 第3章 不同意 第4章 過労死 第5章 明日へ ●著者紹介● 竹ノ内宏悠(たけのうち・こうゆう) 退職後、神奈川県の労働組合連合で労働相談を担当。月刊『民主文学』等で小説家としても活躍中。
-
さようなら!福沢諭吉 Part2:なぜ、いま福沢が問題なのか?
¥1,100
発行 2017年3月15日 A5判 120頁 ブックレット ●内容紹介● 「福沢諭吉神話」の徹底検証 「極右」の政治家たちは、なぜ福沢をもてはやすのか? 「福沢諭吉が、日本を1945年の破滅に導いた」 丸山眞男らが称賛した福沢の実像は、アジア侵略、人種差別、人権蔑視の帝国主義イデオローグだった── やっぱり、1万円札からの引退を! ●目次● 第1章 いま福沢諭吉を語るふたつの理由 雁屋哲 第2章 「福沢諭吉神話」とはなにか 安川寿之輔 第3章 福沢諭吉の帝国主義イデオロギーと自民党改憲案 杉田聡 第4章 福沢諭吉が、日本を一九四五年の破滅に導いた 雁屋哲 終章 光と陰──今後の課題── ●著者紹介● 安川寿之輔(やすかわ・じゅのすけ) 1935年、兵庫県生まれ。名古屋大学名誉教授。「不戦兵士・市民の会」副代表理事。 雁屋 哲(かりや・てつ) 本名、戸塚哲也。1941年、中国・北京生まれ。『美味しんぼ』原作者。 杉田 聡(すぎた・さとし) 1953年、埼玉県生まれ。帯広畜産大学教授(哲学・思想史)。
-
暮らしと世界のリデザイン:成長の限界とその先の未来
¥1,870
発行 2017年4月1日 四六判 256頁 並製 ●内容紹介● 縮小社会をどう生きる 大転換の時代の先を、私たちはどう前向きにデザインし直すか イギリスのEU脱退、現実味を増す地域独立運動、収束の見えない中東情勢、そしてトランプ現象……民主主義の機能不全ともいうべき数々の現象は、化石燃料をエネルギーに経済成長を宿命づけられたEdition3時代の「終わりのはじまり」にすぎない。 その先に広がるEdition4の時代を生き抜くために、本当に必要な技術、知、そして身体性とは── 気鋭の論客が鮮やかに時代を射抜く、「実践的」文明論 ●目次● 序章 時代を見通す新たな視点 第1章 ポスト・イージーオイル時代の到来と国際社会 第2章 グローバル化の進展と逆流 第3章 逆風に晒される国家と民主主義の将来 第4章 都市の未来 第5章 デジタルとアナログの間 第6章 Edition4時代を私たちはどう生きるか ●著者紹介● 山本達也(やまもと・たつや) 清泉女子大学文学部地球市民学科准教授。一般社団法人Edition4 Studies代表理事。NPO法人もったいない学会理事。 1975年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。シリア国立アレッポ大学学術交流日本センター主幹・客員研究員などを経て現職。専攻は、国際関係論、公共政策論、情報社会論。 著書に、『革命と騒乱のエジプト』(慶應義塾大学出版会、2014年)、『ネットの高い壁――新たな国境紛争と文化衝突』(共著、NTT出版、2009年)など多数。
-
二人の天馬:電力王桃介と女優貞奴
¥1,650
発行 2017年1月25日 四六判並製 236頁 ●内容紹介● 電力王と女優の始祖──近代を駆け抜けた初恋の二人は、数奇な運命を経て再会し、ふたたび恋に落ちた 同志・川上音二郎と新派を創設し、日本初の女優として世界に愛された貞奴。 福沢諭吉の娘婿で、電源開発を通じて近代産業の礎を築いた桃介。 かつてすれ違った二人の明治人は、その後半生、お互いを最良の伴侶として生きた── ●目次● 第一章 出会いと別れ 第二章 自由童子 川上音二郎 第三章 シスコで女優貞奴誕生 第四章 桃介、電力事業へ 第五章 再会 よき伴侶に 終章 別れ ●著者紹介● 安保邦彦(あぼ・くにひこ) 1936年、名古屋市生まれ 南山大学文学部独文学科研究課程修了 名古屋市立大学大学院経済学研究科修士課程修了 大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了 国際公共政策博士 元日刊工業新聞編集委員 元愛知東邦大学経営学部教授 元名古屋大学先端技術共同研究センター客員教授 愛知東邦大学地域創造研究所顧問
-
モザンビークの誕生:サハラ以南のアフリカの実験
¥2,200
発行 2017年1月25日 四六判上製 248頁 ●内容紹介● 21世紀のフロンティア、 アフリカの現実 数百年におよぶ列強の植民地支配を経て1975年に独立するも、長期にわたる内戦に苦しんだ、アフリカの典型国家ともいえるモザンビーク。 石炭・天然ガスの発見・開発を足がかりに経済発展を始めたいま、「平和定着のモデル国」として先陣を切ったモザンビークの現実と希望を描く。 モザンビーク大使が見た、真の自立への挑戦 ●目次● 第一部 植民地主義にさらされたアフリカ 第1章 大航海時代と南東部アフリカ 第2章 欧州列強のアフリカ植民地化 第3章 南部アフリカをめぐる攻防 第4章 モザンビーク植民地とその周辺 第二部 モザンビーク独立への道 第5章 民族自決の流れと反作用 第6章 内戦の二〇年 第7章 内戦終結と平和構築 終章 光と陰──今後の課題── ●著者紹介● 水谷章(みずたに・あきら) 1957年、愛知県生まれ。 1980年、一橋大学法学部卒業、外務省入省。 在ドイツ大使館一等書記官、外務省領事移住部邦人保護課長、内閣参事官、在ドイツ、在パキスタン公使、在ミュンヘン総領事等を経て、2014年より在モザンビーク大使。2009年~2011年、一橋大学大学院法学研究科教授。
-
『あさが来た』の人間像:ある女性実業家の「学問」と 女子高等教育
¥2,200
発行 2016年12月25日 四六判上製 256頁 ●内容紹介● 「学問いうのは、特別なもんやあらしません」 少女の頃、"おなごには必要なし"と学問を禁じられた実業家の白岡あさは、家業の両替屋を新しい時代に合わせてつくりかえ、炭坑業、銀行、生命保険会社をたちあげ、日本初の女子大学設立に奮闘、大きな貢献をする── ドラマ『あさが来た』から学ぶ── 「学問」によって一人ひとりが「人」であること、自分が自分であること ●目次● 1 少女あさとそろばん 2 「お家を守る」ことと「学問」 3 「学問」と実業活動 4 社会的な場面での「学問」の欲求 5 炭坑業 6 商売と「学問」 7 銀行業 8 あさと「学問」の欲求 9 「人」の規定 10 あさと女子高等教育 11あさと女子大学校設立運動 12 ファーストピングイン 13 はつの歩み 14 生命保険業 15 あさと女子学生 16 「お家を守る」という使命の達成についての自己評価 17 あさのその後の歩み──勉強会 ●著者紹介● 幸津國生(こうづ・くにお) 1943年 東京生まれ 、東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得 都留文科大学勤務をへて、ドイツ・ボーフム大学ヘーゲル・アルヒーフ留学(Dr.phil.取得) 日本女子大学勤務、同定年退職後、日本女子大学名誉教授。
-
ずっと働ける会社:マタハラなんて起きない 先進企業はここがちがう!
¥1,650
発行 2016年11月25日 四六判並製 208頁 ●内容紹介● 社員の幸せが、会社を強くする これがポストマタハラ時代の働き方です! IT業界を始め、食品、販売、人材派遣、サービス、建築、医療まで幅広く取材 あなたの職場でも役にたつ働き方のヒントが満載 経営者・人事必読 ●目次● 1章 ホシザキ東北株式会社 ブラック企業からの華麗なる変身 2章 カルビー株式会社 ダイバーシティは"魔法"の言葉 3章 サイボウズ株式会社 100人100通りの働き方 4章 株式会社旅館総合研究所 主婦大歓迎の成長戦略 5章 ソウ・エクスペリエンス株式会社 子どもがそばにいる職場 6章 有限会社モーハウス お母さんたちを応援 7章 株式会社喜久屋 従業員の都合に合わせることが会社を強くする 8章 株式会社ビースタイル 主婦専門の人材派遣 9章 株式会社日本レーザー 徹底して人を見る、人を育てる 10章 有限会社原田左官工業所 建築現場の女性活躍 11章 医療法人寿芳会芳野病院 医療業界でただ1つ!? ワーク・ライフ・バランス革命に成功! 12章 Google ダイバーシティの力 ●著者紹介● 小酒部さやか(おさかべ・さやか) 1977年生まれ。「NPO法人マタハラNet」代表理事。自身の受けたマタニティハラスメント被害の経験をもとにマタハラNetを設立。マタハラという言葉を2014年の流行語になるまで普及させ、女性の全面的な職場参加を支援している。2015年、アメリカ国務省が主催する『世界の勇気ある女性賞』を日本人初受賞。著作に『マタハラ問題』(筑摩書房)。
-
あなたの仕事、 感情労働ですよね?
¥1,650
SOLD OUT
発行 2016年11月15日 四六判並製 212頁 ●内容紹介● 肉体労働、頭脳労働に次ぐ "第三の労働"感情労働 その傾向と対策を心理学者が大公開 対人サービス業だけじゃない! 現代社会における最大のストレッサー「感情労働」。最新の心理学研究成果から感情労働のメカニズムを知り、組織で・個人でできる感情労働対策をわかりやすく紹介。 ●目次● 第1章 感情労働って何? 第2章 「感情」の心理学入門 第3章 私たちが感情労働の中でしていること 第4章 感情労働のさまざまな影響 第5章 感情労働のラインケア 第6章 感情労働のセルフケア 第7章 感情労働のこれから ●著者紹介● 関谷大輝(せきや・だいき) 1977年、埼玉県生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、横浜市役所(社会福祉職)に入庁し、福祉事務所および児童相談所において、対人支援に関わる最前線のケースワーカーとして勤務。公務員としての仕事の傍ら、社会人大学院である筑波大学大学院修士課程教育研究科カウンセリング専攻(、同大学院人間総合科学研究科生涯発達科学専攻博士後期課程を修了。博士(カウンセリング科学)。2013年より、東京成徳大学応用心理学部准教授。社会福祉士、精神保健福祉士。専門は、臨床社会心理学、感情心理学。
-
われ、大統領を撃てり:在日韓国人青年・文世光と朴正煕狙撃事件
¥1,870
発行 2016年10月25日 四六判並製 288頁 ●内容紹介● 「母よ、息子よ、騙された私が馬鹿だった」── そう言い残して在日青年は、刑場の露と消えた 日本の警察から奪った拳銃で母国の大統領を狙撃し、日本と韓国、北朝鮮を揺るがした在日韓国人青年・文世光。 革命の英雄に酔いしれた在日青年は、絶望と慚愧の中で最期に何を訴えたのか── 朴槿恵・韓国大統領の父親、朴正煕は、1974年8月15日の光復節祝賀行事において、一人の在日韓国人青年に狙撃される── 在日社会のタブーとして顧みられることのなかった狙撃犯・文世光の人間像にスポットを当て、歴史の闇に呑み込まれようとする世紀の大事件の真相に迫った、本格ノンフィクション! 現代史のタブーに挑む ●目次● 第1章 事件発生 第2章 凶器としての拳銃 第3章 揺れる日韓関係 第4章 在日としての文世光 第5章 ソウル激震 第6章 異例ずくめの裁判 第7章 事件の真相 第8章 死刑、その後 第9章 狙撃事件とはなんで あったのか 終 章 終わりなき始まり ●著者紹介● 高祐二(コ・ウイ) 1966年生まれ。甲南大学経済学部卒。兵庫県在住。在日韓国学生同盟兵庫県本部副委員長、在日韓国青年同盟兵庫県本部委員長を歴任。兵庫朝鮮研究会会員。理学療法士、病院勤務。著作に、『韓流ブームの源流』(社会評論社)、『在日コリアンの戦後史』『大災害と在日コリアン』(明石書店)。共著に、『兵庫のなかの朝鮮』『近代の朝鮮と兵庫』『在日韓国・朝鮮人の歴史と現在』(明石書店)、『兵庫の大震災と在日韓国・朝鮮人』(社会評論社)がある。
-
食料自給は国境を超えて:食料安全保障と東アジア共同体
¥2,750
発行 2016年10月25日 四六判上製 296頁 ●内容紹介● 食料自給率39%で日本の〈食〉は大丈夫か? 緊急米の共同備蓄を軸に、東南アジア諸国と日本・韓国・中国の13ヵ国で進められてきた東アジア地域協力。本書は、稲作文化を共有するアジア諸国による国際食料協力に光をあて、孤立国家の食料自給論から脱皮し、東アジア地域の包括的食料安全保障へと歩みだす道を提起する。 グローバル食料危機の時代の新たな食料安全保障 地域協力にこそ活きる日本農業の知恵と技 ●目次● 第一部 東アジア地域食料協力の柱 第1章 東アジア緊急米備蓄の創設 第2章 東アジア緊急米備蓄の本格化へ 第3章 食料安全保障情報システム 第4章 食品安全の地域協力 第二部 食料と国際秩序 第5章 食料が足りない時代へ 第6章 世界貿易機関と地域経済連携 第7章 TPPか、地域包括的経済 連携か 補論 台頭する中国と東アジア 第8章 日本産食料の輸出戦略 第9章 アジア共通食料政策の展望 ●著者紹介● 豊田 隆(とよだ たかし) 1947年生まれ。東京大学農学部卒。農学博士。農業総合研究所、弘前大学助教授、コーネル大学客員研究員、筑波大学教授、東京農工大学大学院教授・国際環境農学専攻長を経て、東京農工大学名誉教授。 日本農業経済学会賞、NIRA政策研究・東畑記念賞受賞、農業問題研究会代表幹事、食料農業農村政策審議会委員・果樹部会長等を歴任。 著書に『りんご生産と地域農業』『食料輸入大国への警鐘』『アグリビジネスの国際開発』『農業政策』(〈国際公共政策叢書第10巻〉)『世界のフードシステム』『農が拓く東アジア共同体』、他多数。
-
君なお生きて我らの中に:永田廣志の生涯
¥1,650
発行 2016年9月30日 四六判上製 160頁 ●著者紹介● 戦争の時代を生きた哲学者の生涯 不屈の精神のルーツに迫る 信州松本が生んだ稀代の哲学者 病に蝕まれ投獄されながらも、日本における唯物論哲学の先駆者として数々の著作を生み出した永田廣志。 戸坂潤らとともに唯物論研究会を結成した永田廣志は、戦中・戦後をどう生き抜いたのか ●目次● 序章 永田廣志を探しに 第一章 少年時代 第二章 『古城中学』時代の永田廣志 第三章 十八歳の決意 第四章 専門職を求めて海外へ 第五章 父の言葉と旅立ちの決意 第六章 哲学者の道を 第七章 栄光と苦悩の研究者生活 第八章 戦争と哲学 終章 永田廣志と現代 あとがき/参考文献/永田廣志略年譜 ●著者紹介● 永田廣志研究会 2008年発足。隔月で学習活動を続けている。 永田廣志(1904〜1947年) 主な著書に『日本唯物論史』(1936年、白揚社)、『日本封建制イデオロギー』(1938年、白揚社)、『日本哲学思想史』(1938年、三笠書房) 翻訳に、デボーリン『弁証法的唯物論の哲学』(川内唯彦と共訳、1927年、叢文閣)、レーニン『唯物論と経験批判論』(1937年、白揚社)
-
古代の謎を解く「縄文の言葉」:地名・山名が描く日本の原風景
¥2,750
発行 2016年9月25日 A5判並製 340頁 ●内容紹介● 言葉のタイムカプセルが、いま開かれる 縄文人の末裔ともされるアイヌ人、その言葉アイヌ語は、縄文の言葉を受け継いでいる──アイヌ語を手掛かりに日本の地名・山名を読み解き、私たちの原点を探る 言葉から読み解く日本人の源流 ●目次● 1章 はじめに 2章 尾瀬ヶ原に縄文の声がこだまする 3章 毛野」は如何にして建国されたか 4章 甘楽の里(群馬県)にあった縄文大集落の食を支えた 5章 甘楽の里のシンボル「天空の翼」 6章 「軽井沢」とは「神がいるところ」 7章 富士山の神はなぜ「あさま」か? なぜ「木花開耶姫」と同一神か? 8章 横浜にもある「浅間」と「軽井沢」 9章「浅間山の神」が頭を出す 10章「鳥居峠」は縄文往還道の交差点 11章 日本武尊が「あづまはや」と嘆いた本当の理由 12章 奥鬼怒にある「オソロシの滝」の正体 13章 「金比羅」「日高」「日高見」は兄弟 14章 安曇野・穂高・涸沢に潜む縄文の未知 15章 「さわ〈沢〉」は縄文の方言、その意味は? 16章 地形も地名も縄文に遡る「上高地」 17章 安曇野・上高地に残る縄文地名を散策 18章 現在に受継がれている縄文の神 19章 国宝の土偶「仮面の女神」と諏訪大社「御柱祭」は同根 20章 使われた縄文の言葉の特徴と表現対象を分類 ●著者紹介● 大木紀通(おおき・のりみち) 1943年埼玉県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院修了。㈱竹中工務店に建築基礎の研究職として定年まで勤務。退職後、母校早稲田大学建築学科の卒業生と学生を中心とする同窓会の事務局長として現在に至る。 日本の古代史に興味を持っていたが、「縄文の言葉」に関心が移り10数年。本書はこの間の成果のまとめである。建築基礎分野における研究論文の発表や共同執筆による著書の出版はあるが、他の分野での著述は今回が最初。
-
子どもとスマホ:おとなの知らない子どもの現実
¥1,320
発行 2016年9月25日 四六判並製 204頁 ●内容紹介● スマホゲーム、SNS、自撮り、お小遣いサイト──子どもを取り巻くスマホの世界を、あなたは本当に知っていますか? 「わかったつもり」がいちばん危ない ・ネットやスマホの問題をわかりやすく説明 ・現代の子どもたちが置かれている環境や現状を報告 ・家庭や学校でできる指導、教育について具体的に解説 ・ネットやスマホのトラブルを防ぐためにどうすればいいか、身近に利用できるもの、簡単に実践できる方法を紹介 ・ネットやスマホの「怖さ」だけでなく、利便性や効果的な使い方についての提案 ●目次● 第1章 スマホが変える子どもの世界 第2章 子どもとインターネット 第3章 深刻化するネットトラブル 第4章 今日から役立つ知識と対策 第5章 ネット社会の未来と子どもたちのこれから ●著者紹介● 石川結貴(いしかわ・ゆうき) 1961年静岡県生まれ。ジャーナリスト。家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに取材。豊富な取材実績と現場感覚をもとに、出版のみならず新聞連載、テレビ出演、講演会など幅広く活動する。 著書に『ルポ 居所不明児童~消えた子どもたち』(ちくま新書)、『ルポ 子どもの無縁社会』(中公新書ラクレ)、『心の強い子どもを育てる――ネット時代の親子関係』(花伝社)など多数。 好評既刊「心の強い子どもを育てる」
-
富士山大爆発のすべて:いつ噴火してもおかしくない
¥1,650
発行 2016年9月25日 四六判並製 208頁 ●内容紹介● 富士山はどんな火山なのか? 未曽有の危機に備える時間はあるか 火山灰が1ミリ積もるだけで、交通網はすべてマヒ、 失明、呼吸困難、コンピュータのショート…… いつどこで起きるか、現在の科学力ではわからない 第一線で活躍し続けてきた地球物理学者が警鐘を鳴らす! 箱根噴火は破局噴火の前兆なのか? ●目次● 第1章 不十分な富士山の監視 第2章 もし富士山が噴火したら 第3章 火山の成り立ち 第4章 日本人が見なかった富士山の過去 第5章 日本人が見た富士山の過去 第6章 富士山最後の大噴火は三〇〇年前の宝永噴火 第7章 噴火予知は難しい 第8章 破局噴火・そして原子力発電所を持つ「無謀」 ●著者紹介● 島村英紀(しまむら・ひでき) 1941 年東京生まれ。東京大学理学部卒。同大学院修了。理学博士。東大助手、北大教授、CCSS(人工地震の国際学会)会長、北大海底地震観測施設長、北大浦河地震観測所長、北大えりも地殻変動観測所長、北大地震火山研究観測センター長、国立極地研究所長を経て、武蔵野学院大学特任教授。ポーランド科学アカデミー外国人会員(終身)。
-
気候の暴走:地球温暖化が招く過酷な未来
¥1,650
発行 2016年8月25日 四六判並製 256頁 ●内容紹介● もう本当に後がない 「あと一押し」で地球環境は崩壊する! 膨大な温暖化難民と、食糧危機、都市水没だけではない、未曽有の事態… ●このまま温暖化が高じるとどんな未来になるのか? ●過去にはどんな気候変動があったのか? ●現在、どんな状態に置かれ、どうしたら危機を脱出できるのか? 温暖化懐疑論をしりぞける事実──パリ協定は人類の希望となるか!? 東京大学がスーパーコンピュータで導き出した、 温暖化とCO2の決定的な因果関係 ●目次● 第一章 気候が暴走する未来の社会 第二章 何が暴走の背景にあるのか 第三章 人類を何度も襲った急激な気候変動 第四章 温暖化で恐竜が栄え、全球凍結もあった 第五章 気候変動の主役たち 第六章 立ちはだかるさまざまな壁 第七章 やっとここまで、パリ協定 第八章 わずかな可能性を求めて ●著者紹介● 横山裕道(よこやま・ひろみち) 淑徳大学客員教授。1944年仙台市生まれ。東京大学理学部卒。同大学院理学系研究科修士課程修了。1969年毎日新聞社入社。科学環境部長兼論説委員などを歴任し、2003年淑徳大学国際コミュニケーション学部教授。2011年から現職。 現在、環境省「国内における毒ガス弾等に関する総合調査検討会」検討員。 著書に『いま地球に何が起こっているか――21世紀の地球・環境学』(ぴいぷる社)、『地球温暖化と気候変動』(七つ森書館)、『3・11学 地震と原発そして温暖化』(古今書院)、『いま地震予知を問う 迫る南海トラフ巨大地震』(化学同人)、『徹底検証!福島原発事故 何が問題だったのか』(化学同人、共著)などがある。地球・環境論専攻。
-
法科大学院:実務教育と債権法改正 情報法制の研究
¥3,300
発行 2016年8月25日 A5判上製 248頁 ●内容● 法科大学院教育に携わった実体験をもとに 法科大学院教育の在り方を考える 法曹養成理念と司法試験とのギャップ 法科大学院再編で矛盾は解決できるのか? ●目次● 序論 教育現場から見た司法改革 第Ⅰ部 法曹実務教育論 第1章 米国アーカンソー州にて法科大学院教育を想う 第2章 実務家による公法演習・民事演習の教授法 第Ⅱ部 理論と実務を架橋する研究 第1章 請負契約の報酬請求権と債権法改正 第2章 損害軽減義務を認めた最高裁判決と債権法改正 第3章 個人情報保護法旧法案の修正提案と弁護士 第4章 個人情報保護法の本人情報開示請求権 第5章 情報公開法・公文書管理法と特定秘密 ●著者紹介● 三宅弘(みやけ・ひろし) 弁護士・獨協大学法科大学院特任教授・内閣府公文書管理委員会委員。 1953年福井県小浜市生まれ。1978年東京大学法学部卒業。1983年弁護士登録(第二東京弁護士会)。1993年筑波大学修士課程経営・政策科学研究科修了(修士(法学))。 BPO放送人権委員会委員(2006年4月~2015年3月。2012年4月~2015年3月、委員長)、日本弁護士連合会情報問題対策委員会委員長、総務省・行政機関等個人情報保護法制研究会委員、内閣府・公文書の適切な管理、保存及び利用に関する懇談会委員、独立行政法人国立公文書館有識者会議委員、情報公開クリアリングハウス理事、公益社団法人自由人権協会代表理事、内閣府・行政透明化検討チーム座長代理、日本弁護士連合会副会長、第二東京弁護士会会長などを歴任。
-
裁判員制度はなぜ続く:その違憲性と不合理性
¥1,760
発行 2016年8月25日 四六判並製 224頁 ●内容紹介● 裁判員辞退が65%、無断欠席が40%! 民主的司法を装う裁判員制度の欺瞞を突く── やはりこの制度は廃止すべきだ! もはや国民は、司法への参加についての自覚を持とうとはせず協力もしないと腹を決め、裁判員制度を見限ったと言って良いのではないだろうか。 法律を動かす人間は別として、法律自体は完全に音を上げ、勘弁してくれ、もう店仕舞いの時期だと叫んでいるに違いない。(本文より) ●目次● 第一章 裁判員制度に存在価値はあるか 第二章 裁判員の心を蝕む制度 第三章 最高裁判決の欺瞞 第四章 裁判員制度と検察審査会制度をどうする ●著者紹介● 織田信夫(おだ・のぶお) 1933年、仙台市にて出生。1956年、東北大学法学部卒。 1963年、判事補。1970年、弁護士登録(仙台弁護士会) 1988年 仙台弁護士会会長。1989年、日本弁護士連合会副会長 1999年 東北弁護士会連合会会長
-
学校を取り戻せ:シカゴ、足立、貧困と教育改革の中の子どもたち
¥1,100
発行 2016年8月15日 A5判ブックレット 100頁 ●内容紹介● 学校統廃合、学力テスト体制など上からの 教育改革に抗して、保護者・市民と共闘し 現場の発言力を高める大きな成果を収めたシカゴ教員組合サラ・チェンバース氏の講演をもとに、 教育を地域の手に取り戻す実践的な方法を学ぶ 崩壊寸前教育の最前線に立つ教育者が見据える 行く末と在り方 ●目次● 第Ⅰ部 サラ・チェンバース先生講演 第Ⅱ部 足立区では今、子どもたちは 第Ⅲ部 サラ先生の講演を受けて教師、市民は ●著者紹介● 堀尾輝久(ほりお・てるひさ) 東京大学名誉教授。著書に『教育入門』(岩波新書) 横湯園子(よこゆ・そのこ) 元中央大学教授。足立区いじめ調査委員会委員長 山本由美(やまもと・ゆみ) 和光大学教授。著書に『ベストスクール』(花伝社)
-
未来を切り拓く世界史教育の探求
¥2,420
発行 2016年8月20日 A5判並製 304頁 ●内容紹介● グローバル化と多民族・多文化共生のいま、必要な世界史とは? 知識詰め込み型の授業から脱却し、生徒が主体的に発信・行動できる能力を習得するために。 2022年度の新科目「歴史総合」の導入を前に、世界史と日本史を結びつけ、東アジアの歴史を重視し生徒自身が能動的に学ぶ世界史の授業例を多数掲載 経験から導き出した、生徒が主体的に学ぶための 道筋となる必携の教育メソッド ●目次● 第Ⅰ部 学び合う世界史の授業ß 第Ⅱ部 東アジア関係史の構築をめざして 第Ⅲ部 世界史認識を問い直す ●著者紹介● 米山宏史(よねやま・ひろふみ) 1960年、新潟県生まれ。専修大学文学部人文学科史学コース卒業、横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程社会科教育専攻史学専修修了。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程史学専攻単位取得退学。現在、法政大学中学高等学校教諭、歴史教育者協議会本部常任委員、歴史学研究会会員。 著書『世界史から見た日本の歴史38話』(共著、歴史教育者協議会編、2000年、文英堂)、『東アジア世界と日本』(共著、歴史教育者協議会編、2004年、青木書店)、『図説 激闘ローマ戦記』(共著、学研、2007年)他多数
-
習近平体制の真相に迫る
¥1,100
発行 2016年7月25日 A5判ブックレット120頁 ●内容紹介● 汚職撲滅、経済の軟着陸(リコノミクス)、南シナ海尖閣領土問題の真意── いま中国で何が起こっているのか 習近平は何を目指しているのか ●目次● 第1章 習近平「腐敗撲滅」大作戦の壮絶な闘い 徐静波+鳩山友紀夫+高野孟 第2章 悪いことはすべて「中国のせい」にしていいのか? 徐静波+鳩山友紀夫+ 高野孟 第3章 「南シナ海をめぐる米中確執の深層」 岡田充+高野孟 第4章 日中領土問題の起源/公文書が語る不都合な真実 村田忠禧+鳩山友紀夫 第5章 米中関係の進展に乗り遅れる?安倍政権 村田忠禧+鳩山友紀夫 ●著者紹介● 鳩山友紀夫(由紀夫)(はとやま・ゆきお)第93代内閣総理大臣 徐 静波(じょ・せいは)政治・経済ジャーナリスト。アジア通信社社長、『中国経済新聞』編集長 岡田充(おかだ・たかし)共同通信客員論説委員。桜美林大非常勤講師、拓殖大客員教授等 村田忠禧(むらた・ただよし)横浜国立大学名誉教授 高野孟(たかの・はじめ)ジャーナリスト
-
ルポ アフリカに進出する日本の新宗教
¥1,650
初版発行 2016年7月15日 2刷発行 2023年9月30日 四六判並製 224頁 ●内容● なぜアフリカで、これほど日本の新宗教が受け入れられるのか? 幸福の科学、統一教会、真如苑、崇教真光、ラエリアン・ムーヴメント、そして創価学会 これら新宗教を受け入れ、信仰するアフリカの人々の姿に迫る 遠い異国のアフリカ人が 一体どうして日本の新宗教を真理として受け入れ 純粋に信仰するのか 誰も書かなかった・誰も書けなかったアフリカ新宗教ルポ ●目次● 第1章 ラエリアン・ムーブメント 第2章 幸福の科学 第3章 真如苑 第4章 崇教真光 第5章 統一教会 第6章 創価学会 ●著者紹介● 上野庸平(うえの・ようへい) 1984年福岡県生まれ、ルポライター。明治大学文学部卒業(西洋史専攻)。 大学卒業後、海上自衛隊に勤める。退官後、フランス次いでセネガルに留学。帰国後はアテネ・フランセフランス語科サンテティック研究室助手を経て、2011年より在外公館派遣員として在ブルキナファソ日本国大使館にて勤務。2016年からは日本政府の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の業務委嘱契約によりガボン共和国に居住。 著書に、セネガル在住中に現地社会事情をまとめた『僕が見たアフリカの国──セネガル見聞録』(花伝社)がある。
-
法科大学院はどうなる:若手弁護士の声
¥1,100
発行 2016年6月25日 A5ブックレット 144頁 ●内容紹介● 法科大学院を経て法曹となった若手弁護士は、いま、どのように考えているか? 法科大学院でどのように学んだか 多額の借金を背負いながら法律家として今後どのように生きるか 新たな法曹養成制度の実体験と貴重な手記を多数収録 ●目次● 第一章 給費制をなくさないで! ──法科大学院世代が体験したこと 第二章 若手弁護士の声 第三章 司法制度「改革」と法科大学院「改革」 ──法科大学院教育の現場から 第四章 法曹養成制度の再「改革」に向けて ●著者紹介● 渡部容子(わたなべ・ようこ) 1982年横浜に生まれる。中央大学法学部卒業後、2008年、中央大学法科大学院修了、同年、司法試験合格、東京修習。2009年、弁護士登録。2010年、ビギナーズ・ネット設立。日弁連司法修習費用給費制存続緊急対策本部事務局員。2013年、司法修習生の給費制廃止違憲訴訟を全国各地で提起、共同弁護団長を務める。 永山茂樹(ながやま・しげき) 東海大学法科大学院教授。一橋大学法学部、同大学院博士後期課程修了 立松 彰(たてまつ・あきら) 1977年、早稲田大学法学部卒業。1984年、司法研修所入所(38期)。1986年、千葉県弁護士会登録。現在、千葉県弁護士会所属。酒井正利法律事務所所属。弁護士会では裁判員制度対策委員会副委員長、法曹人口・法曹養成制度検討委員会副委員長、日本司法支援センター対策委員会委員長をつとめ、裁判傍聴活動を行う市民団体「裁判ウオッチング千葉」の幹事をつとめる。